驚いた驚いた。
何の気なしに言ったドラクエVごっこ。
軽く流してくれるかと思ったら、意外にも食いついてきちゃって私超ビックリ☆
別段特別なことをした訳ではないんですけど、
とりあえず、あの時の事を話していきましょうかね。
事の経緯は、真夜中をほろ酔い気分で歩いていた時の事。
時刻は午前4時ぐらい。
何処へ向かっているのか、
また何をする為に歩いていたのかなんてこの際どうでもいい。
そんな理由は皆無だからである。
居酒屋で冗談半分で言った
月島まで歩こう!と言う提案が、
まさか既に実行に移されていたとはこの時誰が気づいていたであろうか。
こんなアホみたいな行為を好き好んで真夜中にやろうとする奴はよほどのクレイジーか、
超泥酔していた奴以外にはいないだろう。
つまり、つるべー以外は乗り気ではなかったと言う事だ。
「おいつるべー、もう疲れた。本当に月島行くん?」と私。
「はぁ!?俺達が向かってんのはレーベだろ!」突然私にキレるつるべー。
ちなみに
レーベと言う単語に私の思考能力がすぐに追い付かなかったのは
そもそも仕方の無いことである。
だから私が何かを言う前に、
つるべーによからぬ事を言う時間を与えてしまったのがそもそもの始まりであった。
「月島に行くと思うから嫌な気持ちになるんだよ。
俺達はこれからバラモスを倒しに行くんだろ?」と。
ここでいつもなら私も何だかんだと食い下がるのであるが、
この時の私は冷静さを欠いていた。
つるべーのこのマヤカシにまんまと騙されてしまったのである。
「そうか。そうだったな!俺達には使命があったんだったな」
「そうですよ。勇者様」
「えっ……、俺が勇者?俺は魔法使いがいいんだけど」
「魔法使いはテリーがやります。な?」
「はい」
「まぁ仕方がないな。これも血の宿命か。じゃぁドゥは……、賢者?」
「まぁ、妥当なところですな」
「俺遊び人がいいんだけど……」
「じゃぁ、遊び人の方向で。つか、つるべーは何?」
「俺は僧侶っぽくね?」と、そんな感じで我らパーティーの職業が決まり、
意気揚々とバラモス退治に向かうのだった。
これから長く険しい旅が始まる……。
だがしかし、目的地は距離的に換算してもあくまでレーベである。
そう思えば月島までの道のりも全然辛く感じないから不思議。
ネクロゴンドに向かうのに比べて何と優しい事かと。
そう気づいた時にはテンションも高くなっていたのだった。
さて、ここからがこのごっこ遊びの詳細となります。
まぁ、詳細って言ってもたいした事はありません。
このごっこ遊びではとにかキャラになりきってレーベまでの道のりを歩いていきます。
勿論途中素に戻ることは愚の骨頂。
それが大前提。
ここはドラクエVの世界だと思わなければなりません。
と言う訳で、月島までの道のりをフィールドと見立ててひたすら進みます。
ちなみに私はBGM役も兼ねてますので、
道中は
ドラクエソングを口ずさみながらと言う厳しいものがありました。
とりあえずそれぞれの能力と設定をご紹介します。
勇者 ジョウキス Lv.30
仲間に恵まれず、勇者としての地位もただの飾り。
勇者といえば聞こえはいいものの、トドのつまりは進行役。
1人でBGM、イベント発生のフラグ、経験値の換算等をこなす。
まぁつまりはメンドクサイ役回り。
僧侶 ツルベニス Lv.1
ニフラムしか使えない新参者。
ただしMPは無駄にMAX500。
ホイミは何かイヤラシイからと言う理由で覚える気無し。
この冒険で金をもうけて新興宗教を開くのが目的。
魔法使い テリーン Lv.40
新興宗教に騙された経歴を持ち、それが理由でツルベニスを目の敵としている。
いつか死ねばいいのにと思っている。
使える魔法は豊富。
遊び人 ドゥン Lv.50
レベルが高いので早く賢者になればいいのにならないみたい。
遊び人の癖にパーティーで一番冷静沈着。
その上雑学も豊富。このごっこでは自分が如何に
ドラクエキャラになりきれるかが目的なので、
話をする時もそれらしくしないといけない。
まことにカオスである。
特に勇者の立場上、
パーティーメンバーから色々と相談を持ちかけられる。
この場合の相談と言うのはまぁ、激しくネタオンリーなのだが、
ここで素に戻るとどんな罰ゲームが待っているのか分からないので、
私の受け答えも極めて真面目。
ツルベニスがアリアハンに置いてきたルリと言う妹の事で相談を持ちかけた時には、
親身になって聞いてみたり、テリーンがレイと言う妹の事で私に相談を持ちかけた時には、
親身になって聞いた。
またドゥンがアリアハンに置いてきたミクルと言う妹の事で私に相談を持ちかけてきた時も
その都度親身になって聞いたのである。
ちなみに私もマナと言う妹の事で相談したら、
「空想も大概にしろよ!」と、ツルベニスに一喝された。
これって理不尽じゃね?
てな具合に会話は勿論、行動もドラクエに準じたものでなければならないのだ。
ちなみに私が唱えた
トヘロス効果もあってか、大ガラスはおろかスライムさえも現れない。
辺りは静かなものである。
ツルベニスは自分がかけた
ニフラムによる効力だと信じて疑わなかったが、
それはきっと勘違いだよと、勇者らしく優しく黙らせた。
あと、テリーンは
ルーラが使えるけど、
使ってしまうとLv.1のツルベニスが着地の衝撃で死ぬからそれは無しの方向で旅を続ける。
敵が現れないのも、ルーラが使えないのもキチンと理に適っていたので、
まるで本当にドラクエ世界にいるような感じではないか。
そんな感じで、私達はこのいつ終わるとも知れない旅を満喫していた。
そしてついにレーベへとたどり着いたのである。
時間にして約2時間。
気づけば小鳥のさえずりさえも聞こえるぐらいに空は明るかった。
で、レーベにたどり着いたは良かった。
問題はここで何をするかなのである。
まさか本当にバラモス退治をする訳でも無いし、
そもそも私のテンションはもう地面スレスレなぐらいに低いから、そんな元気も無い。
するとツルベニスが、
「勇者様。このレーベには何もないようなので、
築地……、いえ、ネクロゴンドまで行きましょう。腹も減ったし」私に追い討ちを掛ける一言を吐いたのである。
この上まだ歩くと言うのかね……。
そんな訳で、レーベを後にした我々はさらに歩く事になった。
ネクロゴンドで朝食を迎える為に。
そして、ネクロゴンドで朝食を迎えた我々は、そこで解散したのでありました。
うむ。
何だか訳の分からない感じになりましたが、まぁそんな感じです。
その場のノリってやつは怖いです。
とにかく、試したい方は夜人里はなれた場所で行う事を推奨いたしますよ。