はい!
早速レビューのスタートです!
てな訳で、記念すべき第一発目のレビューは、
あのエポック社が発売したカセットビジョンの、きこりの与作について書きたいと思います。
いきなりファミコンから大きくズレましたが、まぁいいよね。
最初だから、初めてやったゲームについて書こうと思います。
つか、カセットビジョンって、知っている人って少ない!?
小学1年生になったか、ならなかったかぐらいのある時期に、
私はその当時大親友だったA君の家へと遊びに行ったのであります。
「今日こそは、僕がレッドだぜ!」と言う固い意志の下、この日もいつも通り戦隊ヒーローごっこをして1日を費やす筈でした。
しかし、A君が怪人役になり、私がレッド役(つまりヒーロー側)になると、A君は、
「今日は日が悪いから」と、まるで子供みたいな言い訳をして頑なに拒否をしてきたのです。
(まぁ、実際子供な訳ですがね)
いつもいつも怪人役でやられ役をやっていた私は、
もちろん念願のレッド役をそう簡単に手放すはずもなく、一つの妥協案を出しました。
A君も私もヒーローで一緒に共闘だ!みたいな感じの案。
「ゲームしよう!ゲーム!面白いのがあるんだ」しかし、幼かった私の溢れんばかりの優しい言葉にもかかわらず、A君はこれを軽く流したのです。
とは言え、私の心も既にA君のゲームと言う言葉に引かれていたので、
さしたる抵抗も見せずに、それに乗った訳なのですが。
その当時の私にとってゲームとは、
ゲームウォッチか人生ゲームと言った物しか思い描くことができず、
A君が言ったゲームと言うのはこの人生ゲームを指すんだなと幼いながらにも感じ取っていました。
しかし、いざA君の家へと入り、
テレビに繋がれたその物体を前にして私は焦りの色が隠せませんでした。
「これが、噂のテレビゲームと言うやつか!!」そう。
A君が言ったゲームとは、人生ゲームでもなければ、ゲームウォッチでもなく、
私がこれまで耳にした事はあっても、
実際に見るのは初めてであったテレビゲームなのでした。
そしてこれこそが、あのエポック社が出したカセットビジョンな訳です。
あの任天堂がだしたファミリーコンピューターよりも前に出たやつなんですよね。
A君がゴソゴソと遊ぶカセットを選んでいる最中も、
私の胸はドキドキのワクワクで弾みそうになるぐらいに、非常に興奮したものです。
ゲームソフトを選んでいるA君が、
戦隊物のヒーロー以上にかっこよく見えたのも無理もありません。
―まさしく、今日のヒーロはA君にこそ相応しい。……と思った幼い私でした。
「よし。きこりやろう!!」そしてA君が考えに考え込んで選び抜いたゲームは、
『きこりの与作』なる物でした。
最初はA君がプレイします。
テッケテッケテッケ
テッケテッケテッケ
今では考えられないぐらいな雑なグラフィックで、
操作するキャラクターも表情がないどころか、やっと人間に見えるような感じ。
例えるならば、丑の刻詣りで使うわら人形みたいなキャラで、
そいつがカクカクと動き、木を切っていくと言うシンプルなゲーム内容。
でも、初めて見るテレビゲームを前にそんな事はどうでも良かったのです。
敵にはイノシシとかがいたりして、まさしく山男って感じだし、
上からは、ハトだか何だかが、糞を落としてくるのも超新鮮でした。
ドットは荒かったけど、
でも、これが当時の私にはえらい面白く見えたのです。
A君の番が終わり、いよいよ私の番がまわってきました。
初めての体験に既に緊張が高鳴りつつありますが、
それでもきこりの気持ちになっていざスタートです!!
テッケテッケテッケ
テッケテッケテッケ
しかし、思うように操作ができず、あえなくゲームオーバーだったんですよね。
それを見ていたA君の満面の笑みが今でも忘れられません。
私のハートはズタズタになり、この日はA君の家に迷惑覚悟で、
きこりの与作をプレイし続けるのでありました。
ちなみに、あまりにも長くプレイしていたものだから、
A君のお母さんに怒られたのも今ではいい思い出ですね。
しかし、これにもこりず、しばらくはA君の家で与作をプレイし続ける私なのでした。
『きこりの与作』評価:☆☆☆
発売:エポック社
ジャンル:アクション
発売日:1981年07月30日
定価:4,980