2011年12月10日

ハテゲー特集 No.9『スペースブリザード』


インスパイア計画。
それは、破産の危機に追い込まれていた二条建設が
起死回生を図るべく策定した計画である。
他メーカーが過去に製作したゲームからヒントを貰う事で
ヒット商品を生み出し、破産の危機から脱しようとしたのである。

そして、そのインスパイア計画のもと完成した『あみだ』
著作権問題などの障害もあったが
最終的にはこのあみだの売り上げによって
破産の危機から脱する事に成功したのであった。

そして、その成果に満足した二条建設は
あみだの発売から時置かずして、一本のソフトを世に送り出したのである。

それが今日紹介する『スペースブリザード』である。

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解説:
『スペースブリザード』
1989年の作品。
1980年に任天堂から発売されたアーケードゲーム『スペースファイアバード』
元ネタであると思われる固定画面シューティングゲーム。
ただし二条建設によるとギャラクシアンを手本としたとされている。
ファンの間では、ギャラクシアンとしたのは
任天堂からの著作権問題を回避する為……、
と言うのが定説となっているが真相は定かではない。
なお、裏設定とされるこのゲームのストーリーなどは、完全オリジナルであるが
これも任天堂のチェックを回避するために考え出された手段の一つであったとされる。

説明書より:
【ストーリー】
第三次恒星間戦争と呼ばれる地球連邦軍と異次元生命体との戦いは
四半世紀にもわたって行われていたが
戦局は日々人類側の劣勢に追い込まれていた。

西暦2789年の第五次ナガモンティ会戦で大敗北を喫した事により
地球連邦軍が定める絶対防衛ラインの一端が崩壊し
当初ここまでは攻められない安全圏として制定されていたメーデルボクッコ星系にまで
敵の魔手が伸びてきていたのである。
メーデルボクッコ星系が敵の手に落ちれば
宇宙空間歪曲航法が可能となり、太陽系への侵入も許す事となる。
これだけは何としても避けなければならなかった。

西暦2790年。
地球連邦軍は、異次元生命体のオリジナル素体と目される
異次元女王生命体H-277、通称スペースブリザード
異次元超空間と呼ばれる特殊空間にその存在を確認した。
メーデルボクッコ星系方面軍司令部は
総司令部からの指令に基づきこのH-277の調査を開始。

しかし、敵の妨害に阻まれ調査は難航する。

西暦2791年1月7日。
メーデルボクッコ星系方面軍司令部は
起死回生の一大作戦『レッヒェルン デス ユンゲン』を発動。
メーデルボクッコ星系方面軍のおよそ8割に当たる戦力を投入し
敵異次元生命体に総力戦を挑んだのである。
これは、難航していたH-277の調査を確実に行う為に
方面軍のほぼ全てを陽動に回したまさに決死の作戦であったのだ。
調査はヤンデル少佐が指揮する第268航宙戦隊が担当し
可能であれば、H-277の完全殲滅も行うものとした。

1月12日、ヤンデル少佐指揮する第268航宙戦隊は異次元超空間に到達。
女王生命体H-277の調査を開始する。
しかし、調査開始後、隊員達は次々に謎の死を遂げた。
異次元超空間の特殊空間が人類には適応しきれなかった為である。

ヤンデル少佐は調査を中断し、異次元超空間より脱出を図るも
すでに脱出は困難な状況であった。
その為、僅かに生き残った隊員達と共に
この特殊空間内部に潜む女王生命体H-277の完全殲滅に目標を絞るのである。

タイムリミットは僅か。
それは彼らにとって想像を絶する過酷な戦いの始まりでもあった。

【用語・解説】
九〇式制宙戦闘機 コスモバビロン
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地球連邦宇宙軍の新型戦闘機。
第三次恒星間戦争の切り札としてメーデルボクッコ星系方面軍に少数が配備された。
ヤンデル少佐が指揮する第268航宙戦隊に配備されたものは
これに超空間探査・測定器を搭載した改良型の二二型であったが戦闘性能は変わらない。

メーデルボクッコ星系方面軍
バルシャーク上級大将を司令官として
太陽系防衛の一翼を担う三大方面軍の一つ。
五個連合艦隊、五十個艦隊の総数十万隻を有する。
方面軍としては最大規模の戦力を誇り
惑星型防衛要塞、「パンティーラ」を指揮下に置く。

異次元生命体
西暦2609年にその存在が確認されたが今日に至るまでその概要は一切不明だった。
近年になり、異次元超空間から飛来してくる特殊生命体である事が分かり
彼らを生み出している女王生命体の存在がある事を知る。
地球連邦軍は、この女王生命体を駆逐する事で
全ての異次元生命体の活動が停止すると推測している。
なお、地球連邦軍DDLE対策研究調査局によると
西暦2791年現在、異次元生命体は1日10億体が生み出されていると推測もしている。

第三次恒星間戦争
西暦2759年、これまでその活動目的が謎とされてきた異次元生命体が
パイ・モミア星系第五惑星「シマンパ」の宇宙研究基地を突如として強襲した。
またこれを発端として、地球連邦宇宙軍の管轄する主要惑星に次々と攻撃を加えた。
地球連邦政府は、異次元生命体が人類に敵対する第一級危険生命体であると認定し
ここに、人類史上初の外宇宙生命体との全面戦争が始まったのである。

デレ・デデレレ・ヤンデル
西暦2760年9月7日誕生。
地球連邦宇宙軍士官学校卒業後、冥王星基地「フェオーラ」に配属。
なおこの頃、父である宇宙軍総司令官モンデル元帥が前線視察中に戦死している。
冥王星基地勤務後は、モーエルメガネッコ星系方面軍第150衛星軌道艦隊勤務となる。
第三次ナガモンティ会戦、ニャントワンワンオ宙域遭遇戦、
ペロロ・ペロリンソデノシタ宙域会戦などを潜り抜け戦果を収めている。
その後、本人の希望で連邦宇宙軍航空戦闘科を受験。
航空戦闘士官として転科を果たし、モーエルメガネッコ星系方面軍、
スケブラ星基地の防空戦闘機隊の第25地区隊長となる。
西暦2786年のスケブラ星基地防衛戦において
航空戦闘兵としては初陣を飾り多大なる戦果を収めた。
西暦2788年に連邦宇宙軍大学校専科入校を命じられ地球に帰還。
卒業後、統合航空本部部員として数ヶ月間勤務後、
メーデルボクッコ星系方面軍の第268航宙戦隊長として再び前線へ。
そして、運命の西暦2791年1月7日を迎えるのであった。

内容:
二条建設によるとギャラクシアンを手本としたとされるが
そのゲーム性はむしろ『スペースファイアバード』に似ている。

ギャラクシアンのように画面いっぱいに敵が出現するのではなく
常に決まった数(2〜5機程度)の編隊が次々と現れるのを倒していく。
現れる敵を一定数倒すと面クリアする仕組みだ。
敵は常に動いている状態なので難易度は高い。

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また大型タイプの敵には耐久力があり
1発のショットでは倒す事ができない。
特にボスクラスになると10発当てなければ倒せないなど
裏設定の絶望感が何気に体感できる仕様になっている。

なお、スペースファイアバードではバリアの概念があったのだが
このゲームにもその概念は存在する。
1機につき1回しか使う事ができないが
バリアを張ると自機が画面うえへと上昇する。
敵に体当たりを敢行するとなぎ倒す事ができるのだ。

このゲームはファミコンとMSXで発売されたが
ファミコン版は全30面なのに対しMSX版だと全20面となっている。
また、ファミコン版だけにオープニングが存在した。

MSX版タイトル画面
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MSX版はシンプルなタイトル画面となっている。

MSX版ゲーム画面
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全体的にファミコン版よりグラフィックがショボイが
BGMに関してはファミコン版より美しい音を奏でていた。

ファミコン版オープニング画面
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ファミコン版のみにあったオープニング。
この戦いの背景が解るオープニングであった。

ファミコン版エンディング画面
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何気に続編の匂いを漂わせていたが
この時点では何も考えていなかったらしい。

感想:
私が知る限り、任天堂はスペースファイアバードを家庭用ゲーム機に移植していないので
現在その雰囲気が楽しめるのは皮肉にもこの二条建設の作品のみとなっている。

全体的に亜流の域を出ないが
スペースファイアバードの移植作品としては非常に良く出来ている。
味を占めたのか知らないが、設定や世界観を引き継いだ完全オリジナルの続編や
スピンオフ作品が作られた事から見ても一応の成功はしたのであろう。
ただ、それらの評価が極端に低い事は言うまでも無い。

そして、二条建設はさらなるインスパイア計画を実行していくのである。


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2011年02月09日

ハテゲー特集 No.8『あみだ』


二条建設が結成したチーム『ニジョット』
旧建設チームのおよそ半分を製作業務に参入させ
知識と人材を外部からも集めた本格的なゲーム開発部門であった。

しかし、完成したゲームの評価は惨憺たるもので
せっかく立て直した経営も再び破産の危機に追い込まれた。

何としてもここでビッグな成功を収めたいニ条建設は
背に腹はかえられないとして、過去のゲームからヒントを貰う事で
この難局を打開する方針を打ち立てるのであった。

それが二条建設言う所の“インスパイア計画”である。

インスパイア計画とは、他メーカーが過去に作ったゲームからヒントを貰い
二条建設が新たに手直しを加えて世に出そうとした計画だ。

そして、この計画の下、一本のゲームが完成した。
それが今日紹介する『あみだ』である。

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解説:
『あみだ』
1989年の作品。
1982年にコナミから発売されたアーケードゲーム『アミダー』を彷彿とさせる
ドットイートタイプのアクションゲーム。
あみだの名が示す通り、あみだくじの要素を取り入れている。

発売前に、コナミ側から著作権侵害にあたるとして発売の自粛が求められたが
後にコナミ側はそれを撤回し、パロディ作品である旨を認めた。
これには、両社の間で何らかの提携が結ばれたと推測されるが定かではない。

説明書より:
あの懐かしのゲームが我が二条建設の手により復活した!
キミは、主人公であるリーゼントくんを操作して
アミダくじにある全てのゴミを拾わなければならない!
途中、宇宙人の抵抗が予想されるが、ツッパリ魂で敵を蹴散らすのだ!

内容:
奇数面と偶数面でゲームシステムが異なるアミダーと比べ
こちらは、ボーナス面を除き、一貫して同じゲームシステムを用いている。
網目状のフィールドの線に配置されているドットを
自機を操作して全て消せば面クリアとなる。
なお、フィールド上の枠になっている四辺のドットが消えると枠内の色が変わる。
基本的に、アミダーの奇数面と変わらない内容だ。

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ちなみに、あみだくじの要素である部分は
敵キャラの行動パターンに関係している。
あみだくじと同じで、敵は線の流れに沿って行動している。
その為、プレイヤーは敵の動きを予測しながら
フィールド上にあるドットを消していくと言う戦略を立てる事ができるのだ。
本家本元である“アミダー”では、外周を回る敵はその法則に縛られていなかったが
“あみだ”では、全ての敵があみだくじの法則にしたがって動いている。
これは、あくまでも“あみだ”であり
“アミダー”とは別ゲーであると言う事を示したかった為だ。
なお、他にも敵に挟まれた際にジャンプして避ける事ができない
四隅を塗りつぶした際の一定時間無敵が無いなど、アミダーとは異なる部分がある。

ちなみに、アミダーで偶数面の後にあったボーナス面は
あみだでは3面置きに出現する。
こちらもあみだくじのルールが採用されており
あみだくじの上段で高速で動く自機をタイミング良く止めて最下段の果物へ導くとボーナスだ。
アミダーではボーナス点が入るだけだったが、こちらは果物を取ると自機が1機増えた。

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なお、このゲームにはディスクシステム版も存在している。
ディスクシステム版だと2P対戦モードが追加されていた。

感想:
ユーザーからしてみれば
“あみだ”は“アミダー”をパクッたものである事は明白であったし
色々ハショッた分だけ劣化移植の印象が付いてしまったようだ。
しかし、私個人的に言えば、結構楽しめた作品だった。
これまでの二条建設の作品は、お世辞にも面白いとは言えなかったが
このあみだで、その認識を改めたほどである。
やはり元ネタがしっかりしているだけはあると……。

そして、二条建設は、このインスパイア計画に味を占め
第2第3のリスペクト作品を世に送り出していくのである。
そしてそれは、神(任○○)をも恐れぬ行為に発展するのだが
それはまた別のお話。

情報:
ディスクシステム版には致命的なバグがあり
2P対戦を行うとフリーズする為、実質対戦で遊べない。
後に改善されたバージョンでは2P対戦が無かった事になっていた。


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posted by 二条ジョウ at 01:09 | Comment(9) | TrackBack(0) | ハテゲー特集 | 更新情報をチェックする
2010年07月21日

ハテゲー特集 No.7『生き残れ!応仁の乱〜お武家様に物申すだぁ〜』


この記事は、先に以下の記事を読んでおくとより楽しめるかと思います。
・ハテゲー特集 No.5『ファミコン リトルリーグ』
・ハテゲー特集 No.6『リトルリーグ プロデューサー田中鶴米氏インタビュー』


ゲーム産業に殴り込みをかけた二条建設であったが
『ファミコン リトルリーグ』の評価は惨憺たるものであった。
売り上げはそこそこではあったが、二条建設が生き残る為には
もっと面白いゲームを作ってお金を稼がなくてはならない。
その様に感じていた社員も少なからずいたのである。

しかし、二条建設でゲームを作る事ができるのは
先にあげた『ファミコン リトルリーグ』を制作した田中鶴米だけであった。

ゲームの評価はどうあれ
二条建設を立て直した立役者である事には変わりなく
田中の二条建設内での発言力はあまりにも大きかった。
彼自身はリトルリーグの続編に開発費を回す必要があると説き
別ジャンルを模索する社長グループとの間に意見の食い違いが生じたほどであった。

二条建設社長は、最終的に話が平行線に辿らないことから
リトルリーグの続編にGOサインを出す一方で
赤字で収益が見込めなくなった旧建設チームの
およそ半分をゲームソフトの製作業務に参入させた。
それが田中とは開発を別としたチーム『ニジョット』である。

ニジョットは、ゼロからのスタートではあったが
ゲームを制作する為の知識と人材を外部からも集め
約2ヵ月後には一本のゲームを完成させるに至った。

それが今日紹介するアドベンチャーゲーム。
『生き残れ!応仁の乱〜お武家様に物申すだぁ〜』である。

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解説:
『生き残れ!応仁の乱〜お武家様に物申すだぁ〜』
1989年の作品。
ファミコン用ソフト。
二条建設ゲーム開発部門の一つであるニジョット制作のアドベンチャーゲーム第一弾。
アドベンチャーではあるもののシミュレーション要素も兼ね備えている。

今までの歴史ゲームでは
歴史に名を残した偉人などにスポットを当てたものが多かったが
このゲームでは、ごんさくと言う農民を主人公として物語が進んでいく。

応仁の乱時に存在した守護大名や将軍家などが登場し
実際の歴史を追体験しながら、応仁の乱を生き残るのがゲームの目的である。

説明書より:
時は1467年。
管領職を罷免された畠山政長
管領畠山家の家督を狙う畠山義就との間に起こった御霊の森の戦い
畠山家の家督争いと言う意味合いだけでは終わらなかった。
政長が頼りにする山名宗全、義就を支援する細川勝元の対立も激化し
各地の守護大名同士の対立と家督争いも相まって
日本を分断した応仁の乱が勃発するに至るのである。

あなたは、そんな戦乱の時代を生きる1人の農民(ごんさく)になって
この応仁の乱を見事生き残らなければなりません。
各地では守護大名同士の争いが激化し
ただ生きていくだけでも相当の苦労が付きまとうことでしょう。
勿論、この戦乱に参加することも可能です。
あなた自身で考え、そしてこの戦乱に終止符をうってください。
それが、あなたに課せられた使命なのですから。

内容:

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応仁の乱という壮大な戦乱をテーマにした今作ではあるが
主人公が操作できるのは、百姓のごんさくのみ。
部隊を率いる事もできなければ、国を統治するなんて事もできない。
では、プレイヤーは何ができるのか?
答えは至極簡単で、合戦が起こっている地域や
飢饉などの災害が起こっている地域からただひたすら逃げるのである。

このゲームには、地域安全度と言う概念があって
危険レベルに達している地域に留まっていると
合戦や災害に巻き込まれて痛い目を見るので、それを回避していく必要がある。

ただ、ひたすら逃げるとは言っても
地域によっては通行の許可を貰わないといけなかったりするので
一筋縄ではいかないのもまた事実。
その地域を収める武家のご機嫌をとる為に
物資やお金を献上したり、はたまた仲良くなる必要もある。
資金の調達や人脈の確保などと言った要素も必要になってくるのだ。
その為、それらに時間をとられていると
その地域から逃げたくても逃げることができなくなってしまう。

勿論、このゲームは逃げるだけと言うゲームではない。
逃げのびた地域では、数々の問題を抱えている農民達や
西軍、東軍、はては一揆勢に至るまで、プレイヤーに協力を求めてくる事がある。
基本、これら要請は無視しても一向に構わないのだが
場合によっては東軍、西軍の足軽に取り立てられたり
一揆勢のリーダーに祭り上げられたりする。
また要請をされなくても、自ら各勢力に味方する事も可能なので
逃げると言う基本の目的が飽きたら
応仁の乱という戦乱に自ら身を投じてみるのもまた面白いかもしれない。

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このゲームの特徴であるお武家様に物申すシーン。
それは足利将軍だって例外じゃない。

感想:
地域安全度と言う概念がホントわずらわしい!
新しい地域まで逃げる事ができたかと思えば
そこは既に危険レベルなので、すぐにまた逃げなければならずとにかくウザイです!

なので、どこかの勢力に味方したいんだけど
戦乱に参加すると言う条件が不条理なのでさらにウザイ!
しかし、だからと言って、ただ逃げるだけではホントすぐ飽きるので
ゲームをある程度楽しむには、どこかの勢力に味方する必要があると思います。

また、このゲームは、何をトチ狂ったか定価13,800円でした。
某歴史シミュレーションに対抗したのでしょうか?
だったら値段だけではなく、中身もちゃんと対抗できるものを作って欲しかったです。

ホントに……。

情報:
ゲームクリア時に出現する25桁の番号を書いて二条建設に送ると
ごんさくをモチーフとしたトランプが抽選で貰えました。
posted by 二条ジョウ at 20:44 | Comment(6) | TrackBack(0) | ハテゲー特集 | 更新情報をチェックする
2010年02月08日

ハテゲー特集 No.6『リトルリーグ プロデューサー田中鶴米氏インタビュー』


「子供達に野球の奥深さを知ってほしかった」

と、氏が語るように、独特の持ち味が「リトルリーグ」の魅力だ。
その56本にも及ぶリトルリーグシリーズ全てを鶴米氏がプロデュサーを勤めた。
今回は、史上初となる氏へのインタビューを敢行してきた。

田中鶴米、「野球ゲーム」を作る立場としての我を語る。

―間もなく、DSiウェアで『リトルリーグパズル』が配信となりますが
今回の鶴米さんの担当を教えてください。


企画、ディレクション、シナリオ……、音楽以外は全部ですね(笑)

―音楽以外は全部なんですか(笑)

はいそうです。
と言っても、勿論、1人でやるわけではないですけど。
ただ、最初のうちは、ゲームの作り手がいなかったから
本当に全部僕が1人で作っていたんです。
スーファミとかぐらいまではアシスタントも無しの状態で。
元々、うちの会社は、建設会社だったんで
ゲームを作れる奴っていないじゃないですか。
でも、ファミコンブームがきっかけで、これじゃいかんと言う事で
急遽、ゲーム部門を立ち上げる事になったんです。
でも、周りを見回しても、ゲームのゲの字も知らない奴らばっかり。
唯一僕だけがゲームをやった事があるって理由で、抜擢されて。
今思うと、ほんとひどい会社ですよ(笑)

―なるほど、最初のうちは文字通り、全部だったわけですね。
それにしても、建設業からの突然の転向は何かと大変だったんじゃないんですか?


それはもう。
ただ、社運を賭けてましたからね。
死ぬ気でプログラムとか全部覚えました。
潰れるか潰れないかの瀬戸際でしたから。

―それで完成したのが『ファミコン リトルリーグ』ですね。

ああ、そうです、懐かしいなぁ(笑)

―当時、野球ゲームといえば、ファミスタの独断上でしたが
なぜ野球ゲームの、しかもリトルリーグに着目したのでしょうか?


別に、ジャンルは何でも良かったんです。
ただ、僕達自身が分かるものと言うと
必然的に野球とか麻雀ぐらいじゃないですか。
で、野球だったら、ファミスタが人気あったし
これだったらいけるんじゃねーの的な(笑)
リトルリーグに着目したのは
どうせなら子供たちに野球の奥深さを知ってほしかったからですかね?

―今、プロで活躍している人たちの中でも
『ファミコン リトルリーグ』がきっかけで
良くも悪くもプロ野球選手になった人もいるそうです。
そう言った意味では、大成功を収めたんじゃないですか?


僕的には、やるからにはとにかく野球の面白さを広めたかった。
さっき、ジャンルは何でも良かったとか言いましたが
いつのまにかそこには愛があったんです。
やはり、その愛が多くのユーザーの心を捉えたんでしょうね。

―56本のシリーズのうち、一番お気に入りとなっているゲームは何ですか?

大体全部好きなのですが、特に好きなのは
ネオジオの『ニージョーオールスターズバトル』ですかね?
初めてスピンオフで格ゲーに挑戦しましたが、あれは普通に面白いと思います。

―個人的には『シロウくんのクイズでポン』がちょっと独特で好きだったのですが
なぜ、クイズでやってみようと思ったのですか?


あぁ、それは元々、クイズゲームとして作っていたものがあって
本当はリトルリーグシリーズとは全く関係が無かったんです。
ところが、営業の方に見せたら、これじゃ売れないから
リトルリーグのキャラを使えと言われたんですよ。
だから、僕的にはちょっと愛着が無かったりします(笑)

―話をDSiウェアの『リトルリーグパズル』にもどしますが
今回、初のDSiでの配信と言う事になります。
リトルリーグシリーズでパズルを用いたのはこれが最初と言う事になりますが
なぜ、パズルでやってみようと思ったのでしょうか?


DSは手軽さが売りなので、そう言った仕様に合わせたゲームが作りたかったんです。
あと、配信ソフトなので複雑なものを作ると
コスト面でも元が取れないのでパズルが妥当かなと。
ただ、妥協はしていません。
シロウもトシュくんもちゃんと登場するし
ファンの方には安心して遊んでもらいたいですね。

―シロウもトシュくんも、もうリトルリーグシリーズには欠かせないですよね。
では最後に、これからリトルリーグシリーズを
一からやってみようと思っているユーザーに向けて一言お願いします。


本当に、このシリーズとは長い付き合いです。
最新作の『リトルリーグパズル』は勿論のこと
これまで作ったゲームは全て自信を持ってお届けできる一本です。
ぜひ一度遊んでみてください。

―これからも、シリーズをどんどん出して記録を作っていってほしいものですね。
本日はお忙しい中、どうもありがとうございました。



やはり少年野球を題材にしているだけあって
鶴米氏本人も非常に若く感じられました。
さすがは56本も出しただけあります。
しかも!開発途中のゲームを
私が無理言ってプレイさせてほしいと伝えたところ
嫌な顔ひとつせずに承諾してくださいました。
なんと心優しい!

と言うわけで、来月配信予定の『リトルリーグパズル』をちょっとだけ紹介するぞ!

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これは、来月の配信が待ち遠しいですな!
なお、ダウンロードには800DSiポイント必要だから、今から用意しておこう!


さて、心優しき鶴米氏は、読者プレゼントも用意してくれました!
リトルリーグシリーズ第一弾の『ファミコン リトルリーグ』!!

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こちらをなんと50名様にプレゼント致します!
今すぐハガキに書いてポストへGO!だぞ!





※注
なお、この記事は全て架空のお話です。
posted by 二条ジョウ at 21:15 | Comment(6) | TrackBack(0) | ハテゲー特集 | 更新情報をチェックする
2010年01月29日

ハテゲー特集 No.5『ファミコン リトルリーグ』


ファミコンブーム全盛期。
出せば売れるかのごとく数多くのゲームが作られた。
特に野球ゲームなどの多くは
ファミスタの亜流と呼ばれたぐらいに
ファミスタを真似ただけのゲームが濫立していた。

しかし、今回紹介する『ファミコン リトルリーグ』
そんな流れとは無縁な、独自の道を突き進んだゲームであった。。。

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解説:
『ファミコン リトルリーグ』
1989年の作品。
『本格アドベンチャー野球ゲーム』と銘打った、独特のシステムが売りの野球ゲーム。
当時、ゲーム会社とは無縁だった二条建設(現ニージョー)
ファミコンブームに便乗して開発したゲームである。

当初は、ファミスタのシステムをそのまま拝借して世に出そうとしていたが
二条建設常務取締役の田中鶴米氏が、それじゃまずいだろうと言う事で
野球ゲームを一から根本的に見直す形で制作する事になった。

そしてその結果、以下の結論に至った。

一、ファミコンは子供の方がユーザーが多いのだから
プロ野球よりもリトルリーグのほうが浸透しやすいのではないか?

二、昨今ブームのRPG的な育成要素を入れると
より面白い物が作れるんじゃないの?

三、アドベンチャー要素を入れたら
マイコンユーザーを取り込む事ができると思うよ?

四、この際、野球ゲームと言う枠にこだわらず
垣根を越えて制作してみたら斬新的かも?


……以上の要素がアイディアとして盛り込まれ
ファミコン史上初のリトルリーグを題材とした
アドベンチャーとシミュレーションが融合した野球ゲームが誕生したのであった。

説明書より:
主人公シロウは、下町リトルに所属する熱血球児。
つまりあなたの代わりとなってチームのみんなを引っ張ってくれる男の子です。
ゲームの目的は、リトルリーグ東京連盟秋季大会で優勝を収める事。
しかし、易々勝利の栄光を手にできるほど世の中は甘くはありません。
なんと言っても恐ろしいのは強豪東京リトルの存在です。
そしてあまりの強さに、あなたは途中で投げ出すかもしれません。
しかし、東京リトルにはあなたの幼友達であるトシュくんがいるのです。
あなたと戦う為に、彼もまた練習をしているので、むげにしてはいけないのです。
さぁ、夢の舞台へ駆け上がりましょう!

内容:

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ゲームは、野球ゲームといいつつも、蓋を開けてみれば
野球少年を主人公としたアドベンチャーゲームだったりする。
最初、下町リトルのメンバーが不足しているので
まずは、メンバーを集めて下町リトルを立て直すところから始めなければならない。

なお、このアドベンチャーパートで、仲間を全て集める事ができると
コマンド覧に「れんしゅう」「しあい」が加わる。

「れんしゅう」は、その名の通り野球の練習をする事ができる。
ただし、練習をする為には、仲間達との友情ポイントをためなければならない。
仲間と会話すると選択肢が現れるので
一番良い回答をすると友情ポイントが増える仕組みだ。
だいたい、一度の会話で5ポイントぐらいは貰えるので
それを100ポイント集めると一回練習ができる。
ただし、練習を選んでも能力がどれぐらい上がったかが表示されるだけ。

そして、「しあい」は、大会へ出場するためのコマンド。
このコマンドを選択すると、以降は大会モードへと移行し
全3試合を戦い抜いていく事になる。

00578.png

大会モードでようやく野球ゲームらしくなってきたが
プレイヤーは、ピッチャー(シロウ)だけしか操作できない。
その他メンバーの操作はコンピューターが行う事になる。
なお、その他メンバーの能力は
アドベンチャーパートでの成果にかかっているわけだが
殆ど運なのであまり気にしなくても良いだろう。
ちなみに東京リトル戦では
試合の成否にかかわらず下町リトルが優勝するが
5回裏までに得点がリードしていないと、強制的にゲームオーバーになる。
(5回裏以降はいくらやられてもO.K)

感想:
アドベンチャーモードでの仲間探しは
往年のアドベンチャーゲームを彷彿させるかのごとく理不尽な内容。
そして、友情ポイントを用いた育成要素はだるいだけ。
野球がやりたいのに、大会ではピッチャーしか操作できない。
しかも、こっちがいくら抑えても
コンピューターの馬鹿思考によって逆転される悲劇。
……と言ったように、全てが裏目に出たこのゲーム。

しかし二条建設は、このゲームに手ごたえを感じたのか
現在までに、スピンオフ作品を含めて56本を発売したのだ。
あな恐ろしや。

裏技:
タイトル画面でIIコンマイクに向かって
「野球は三振とホームランだろうが!」
と叫ぶと、主人公の名前がゴロウになる。

おまけ:
全リトルリーグシリーズ一覧表。

1.『ファミコン リトルリーグ』(FC)
2.『ファミコン リトルリーグ2』(FC)
3.『MSXリトルリーグ』(MSX2)
4.『ファミコン リトルリーグ3』(FC)
5.『リトルリーグ 〜東京リトル編〜』(GB)
6.『リトルリーグ 〜下町リトル編〜』(GB)
7.『リトルリーグ1・2』(PCE)
8.『リトルリーグエンジン3』(PCE-CD-ROM2)
9.『メガリトル』(MD)
10.『シロウくんのクイズでポン』(FC)
11.『スーパーリトルリーグ』(SFC)
12.『スーパーリトルリーグ2』(SFC)
13.『スーパーリトルリーグ3』(SFC)
14.『スーパーリトルリーグ〜情熱の翼〜』(SFC)
15.『スーパーリトルリーグ〜新たなるリトル!?〜』(SFC)
16.『公式リトルリーグ777』(メガCD)
17.『帰ってきた ファミコンリトルリーグ1.2.3』(SFC NP)
18.『リトルリーグ〜君の瞳は一万ボルト〜』(PS)
19.『元祖リトルリーグ』(PS)
20.『少年野球〜リトルリーグシリーズ〜』(SS)
21.『リトルリーグ64』(N64)
22.『シロウくんのスーパークイズでポン』(SS)
23.『シロウくんのスーパークイズでポン』(PS)
24.『ニージョーオールスターズバトル』(NG)
25.『実名!リトルリーグ'97』(PS)
26.『実名!リトルリーグSS』(SS)
27.『リトルリーグコレクション』(PC-98)
28.『実名!リトルリーグ'98』(PS)
29.『実名!リトルリーグSS2』(SS)
30.『リトルリーグカード』(GBC)
31.『リトルリーグをつくろう!』(PS)
32.『ときめきリトル』(SS)
33.『スーパーリトルリーグ』(WS)
34.『リトルリーグをつくろう2』(PS)
35.『10周年!リトルコンプエディション』(Windows)
36.『スーパーリトルリーグ2』(WS)
37.『スーパーリトルリーグ3』(WS)
38.『ドリキャスリトル』(DC)
39.『ハイパーリトルリーグ えっ、僕が主人公!?』(PS2)
40.『ハイパーリトルリーグ えっ、キミも主人公!?』(PS2)
41.『ドリキャスリトル2』(DC)
42.『スーパーリトルリーグコレクション(1.2.3)』(GBA)
43.『ハイパーリトルリーグ 〜終わらない夢、嵐のデッドヒート!』(PS2)
44.『シロウくんとトシュくんのクイズで直球勝負!』(PS2)
45.『俺が監督だ!みんな集まれ、夢のリトルリーグ』(GC)
46.『ハイパーリトルリーグ 西国リトルの挑戦!』(PS2)
47.『ハイパーリトルリーグ 下町リトル最後の戦い!』(PS2)
48.『スーパーリトルリーグDS』(DS)
49.『ウルトラリトルリーグ 帰ってきた下町リトル!』(PS2)
50.『これがバッティング! みんなでリトル』(Wii)
51.『スーパーリトルリーグDS2』(DS)
52.『ウルトラリトルリーグ2』(PS2)
53.『これがピッチング! みんなでリトル』(Wii)
54.『ウルトラリトルリーグ'2008』(PS2)
55.『リトルリーグWii』(Wii)
56.『リトルリーグシリーズ 超ハイパーリアル野球〜情熱の白い球〜』(PS3)

以上。
posted by 二条ジョウ at 19:09 | Comment(11) | TrackBack(0) | ハテゲー特集 | 更新情報をチェックする