セガの落ち物パズルと言えばコラムス!
誰が何と言おうとコラムス!
ファイヤーやアイスストームと言った技は無いけどコラムス!
だがそこがいいのだよコラムスは!
と言うわけで私が三度の飯よりも好きかと言われるとそうでもないけど
でもコラムスはテトリスよりも大好き!!
……って事でも無いなんだなこれが。
例えるならば、テトリスが大好きな恋人だとすると
コラムスは、たまに会えば盛り上がるような友人。
それがコラムスの立ち位置!
気を使わなくていいし
そして目に入れても痛くないそんな奴がコラムスなんですよ!
テトリスが任天堂のキラーソフトだったのなら
コラムスはセガの至宝とも言える作品なんじゃないかとね。
……ちなみに、テトリスはセガにとってもキラーソフトだったんですよ。
あともう少しで発売!
……するはずだったんだけど
大人の事情で発売中止になっちゃってね……。
もし、テトリスがメガドライブで発売されていたとしたら
セガの行く末ももうちっと明るかったのかもしれませんね。
さて、大人の事情でテトリスを発売できなくなったセガでしたが
その代わりセガ独自のアイディアを詰め込んだ落ち物パズルが発売されました。
それがこのコラムスです!

テトリスと同じようにルールはいたって単純明快。
上から落ちてくる3個1組の宝石を
同色3個以上、縦・横・斜めに揃えて消していくと言うものです。
ルールはシンプルながら、連鎖と言う概念が存在する事と
魔法石で同じ色を全て消したりできるなど、非常に奥深いゲーム内容となっています。
また、見ているだけで癒される宝石に
美しいBGMと音もこのコラムスの魅力の一つ。
連鎖がキマれば、そりゃあ気持ちがいいのは当たり前ですが
ただ単純に宝石を積み上げて消していくのも実は非常に楽しいんですよね。
シュッシュッシュッダーン!ピュッシュワァーッ!!
と言ったこの音と、宝石の消え方一つとっても
独特な雰囲気に魅了されること間違い無しなゲームなのです。

なお、メガドライブ版では、アーケードモードに加え
オリジナルモードとフラッシュコラムスが遊べます。
まずオリジナルモードですが
アーケードモードと殆どルールは変わりません。
ただ魔法石がでてこないのと、二人で協力して遊べるダブルスがあります。
このダブルスが凄い熱いのですが
とりあえず先にフラッシュコラムスの方も説明いたします。
フラッシュコラムスは点滅している宝石を消すことが目的のモードです。
こちらも魔法石はでません。
そして、同じ様に二人で協力して遊べるダブルスがあります。
で、このダブルス。
先ほども言いましたが、これが非常に熱い!
何せ、交互にやっていくもんだから
自分の意図していない置き方とか平気で友達がやってくるんですよ。
なもんだから、あーじゃない、こーじゃないなんて言いながら
ワイワイできるから凄い面白いんです。
フラッシュコラムスの方は
目的である宝石をいかに相手よりも早く消す事ができるか
対戦で競う事ができるのでこちらもかなり熱いんですよね。
と言うか、こちらはダブルスではなく対戦の方が間違いなく熱いんですけどね。


分かりにくいですが左がオリジナルのダブルス。
右がフラッシュコラムスの対戦モード。
色々な機種に移植されているので誰でも一度ぐらいは触れた事があると思いますが
コラムスはどちらかと言うと対戦よりも1人で黙々とプレイする印象が強いです。
印象と言うか、それこそがコラムスの醍醐味なんでしょうけど
個人的に、このメガドライブ版では
対戦や協力プレイの方にも目を向けて欲しいと思っております。
フラッシュコラムスなんかは、1人でプレイしてもそんなに楽しめませんが
対戦ともなると本当に面白さが段違いです。
確かに全体的にシンプルではありますが
それこそが落ち物パズルの魅力であり本来の落ち物パズルの味なんだと。
また、メガドライブ版では、1人で黙々とプレイする本来の基本スタイルと
ダブルス、対戦と言った、友達同士で遊ぶ事ができるモードを含めた
三位一体の独特のスタイルで構成された一級品なゲームであるとも思っております。
当時、テトリスブーム真っ只中にあって
版権が任天堂に奪われ自社でテトリスを出せなくなったセガが
独自のアイディアをフルに発揮して作ったこの落ち物パズルは
間違いなく、ゲーム内の宝石以上に輝いております。
まさにセガが誇るべき至宝でしょう。
『コラムス』評価:☆☆☆☆☆
発売・セガ・エンタープライゼス
ジャンル・パズル
発売日・1990年6月30日
定価・5,500
コラムスIIIは手元にあるんですけど落ち物パズルの類は苦手な方なので、チョコッとつまみ食いしただけで放置してたのを思い出しました。
この記事を読んだ後、もったいないことしたものだなぁ、と 深く反省しております〜。
コラムス3は大人数でプレイできるようになったやつですね!
私は、ぷよぷよが苦手なので、コラムスみたいなシンプルながら奥が深いゲームは大好きです。
これはつまみぐいだけでは勿体ないですよ〜。