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2010年12月23日

No.144 PCエンジン CD-ROM2『No・Ri・Ko』レビュー


世界で初めてCD-ROMを搭載した家庭用ゲーム機である
PCエンジンCD-ROM2(ロムロムって読むのよ)と同時発売したゲームの1つ。
つまり、家庭用ゲーム機としては
初のCD-ROMを媒体としたゲームの1つでもあるわけです。
(もうひとつは、ファイティング・ストリート)

さて、そんな初のロムロム用ゲーム『No・Ri・Ko』
小川範子と1日だけデートが出来ちゃうアドベンチャーゲーム。
ファンにはたまらない夢の様なソフトとなっております。

まあ、

小川範子って誰だよ!?

……って話ですが、はぐれ刑事純情派
安浦ユカ役をやってた人って言えば分かっていただけるでしょうか?

そう、つまり彼女とデートが出来ちゃうゲームなのです!

え?
誰得かって?

こう見えても彼女、当時はバリバリのアイドル。
人気があったかどうかは知りませんが
初のロムロム用ソフトの1つとして売り出した訳ですから
全くの無名と言う訳でもなかったのでしょう。

PCエンジンと同時に買ったユーザーもいるわけだし
これをプレイして範子のボイスに魅了されたって言う人もいるわけですからね。

……まあ、最後の一文だけはテキトー言っちゃったかもですが
とりあえず、何が言いたいのかと言うと、

今の価値基準で範子の評価をする事無かれ!

……って事です。

そりゃあ、私自身も範子の事を知っているのかと言われれば
全く知りませんし、興味もないです。

でも、あの当時、CD媒体の大容量ゲームが見せるクオリティの高さを
一番初めに見せ付けたのはこのNo・Ri・Koであって、他のなにものでもないのです。
それはつまり、ゲーム機から聞こえてくる彼女の歌でありボイスであったわけで……。

まあ、同じく初のロムロム用ソフトであった
『ファイティング・ストリート』にも同じことが言えますが
この際、それは忘れてください。
流れ的に。

ちなみにこの当時、私はまだ小学生にもなっていない幼稚園児。
CD-ROM媒体のクオリティがどうのとか言う以前に
まだファミコンすら持っていなかったのでありました。

さて、そんな話はさておき、ゲームの中身です。
基本的に、選択肢を選んで話を進めていくのがこのゲームの大まかな流れ。
まあ、ゲームと言っても、アイドルのプロモーション材料的なソフトですから
ゲーム性なんて殆ど皆無です。
このゲームは、実写取り込みの範子を見たり、歌を聞いたり
つまりゲームではなく範子を堪能するものなのです。
勿論、CD-ROMの大容量と言う事もあって、歌声やボイスもハッキリと聞こえるので
ファンにはたまらないでありましょう。

そりゃあ、今の大容量と当時の大容量とでは雲泥の差があるわけですので
実写取り込みといってもムービーじゃ無いしグラフィックも粗いです。
それでもあの当時、初めてこのゲームを起動して聴いた小川範子のボイスに
CD-ROM媒体の可能性を見せ付けてくれた事は間違いないと思います。

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さて、ゲームは、アイドル小川範子の定期券を拾った主人公に
お礼としてコンサートへの招待状が届いたところから始まります。
選択肢が出て“行く”か“行かない”かを選べますが
勿論、範子のコンサートであるので
範子ファンのプレイヤーは躊躇せずに“行く”を選びましょう。
ちなみに、“行かない”を選ぶような不届き者には
ゲームオーバーの洗礼が待っております。
この辺りは、もうお約束ですね。

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コンサートで彼女の『こわれる』と言う歌を堪能し、その後、範子の楽屋にお呼ばれ。
友達の都合が悪くなっちゃったから、明日のオフを一緒に過ごして欲しいと言う
そんな超ありえねーようなご都合主義的展開もファンにはたまらないシチュエーション。
ちなみに、“断る”を選ぶような不届き者には
無限ループの洗礼が待っております。
無限ループってこわいね!

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デートでは、範子の買い物に付き合ったり
食事をしたり、ディスコでダンスを踊ったりと
終始、範子に振り回される事になります。
買い物では範子に似合う洋服をチョイスしてあげ
食事ではたらふく食べたと思いきや、まさかの追加注文にビックリ仰天!
原宿、渋谷と駆け巡り、六本木では急にディスコがやりたくなったとかで
急遽、範子にダンスを教えてあげる事に!

この範子のダンスはプレイヤーが操作できるのですが
まあ、なんと言いましょうか……、凄まじいとだけ申しておきましょう。
『こわれる』の歌をバックに範子が踊るわけですが
壊れているのは範子のダンスだよとは、口が裂けても言えないわけで……。

なおダンス後、範子から踊りの才能があるかどうかを尋ねられるので
ここは“あると思う”を選びましょう。
ちなみに、“ないと思う”を選ぶような不届き者にh(ry

00790.gif 00791.gif

そんなこんなで範子とのデートを充分に楽しんだ主人公。
その後、範子の部屋に上がる事に!

勿論、範子の部屋に上がると言っても
大人のお楽しみの時間が来るわけも無く
待ち受けていたのは、範子クイズに挑むと言う超展開!
商品は範子の歌をプレゼントと言う事もあり
全てがファンにしか楽しめないゲームなのでありました。
範子の好きな科目とか知るかよ!

でも、正解した分だけ範子の歌を聞かせてくれるので
ユーザーに優しい範子の気概を見せ付けられた気がしました。

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その後、範子との相性診断を行なったり、あっちむいてほいをしたりと
なかなかムードが良くならないものの、あっちむいてほいでは
勝った数だけ範子のアルバムを見る事ができます。

00796.gif 00793.gif

粗いグラフィックではありますが、アルバムを堪能した主人公。
ここまでくればエンディングも間近であります。

しかし、最後の最後でビックリ仰天の出来事が!
なんと、ゲーム開始時に入力した
主人公の名前を範子が呼んでくれる
と言うファンにはたまらないシステムまで内蔵していたのです!
勿論、発音はお世辞にも良いとは言えませんが
あまり手の込んだ名前でなければ、充分聞き取れます。
(じょうくんぐらいならオッケ!)

そして、フィナーレは、範子の歌と共に流れるスタッフロール。
ここまでプレイした人ならばポロリと涙が落ちる事、間違いないでしょう。
たぶん、ファンなら。

プレイ時間は約30分。
これが長く感じるか短く感じるかは
貴方が小川範子を好きになれるかどうかにかかっていますよ。

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『No・Ri・Ko』評価:☆☆
発売・ハドソン
ジャンル・アドベンチャー
発売日・1988年12月4日
定価・4,980


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posted by 二条ジョウ at 00:40 | Comment(12) | TrackBack(0) | PCエンジン レビュー | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
範子、と呼び捨てに笑ってしまいました。(^-^)
小川範子、懐かしいです。
私の友達が好きでしたね。
ちなみに私はアイドルには全く興味がなかったです。(^-^;
Posted by Game-PaPa at 2010年12月24日 17:45
小川範子知らないです(笑)

名前呼んでくれるのは、ときメモが、初じゃ無かったんですね。
Posted by クリームころすけ at 2010年12月25日 03:47
>Game-PaPaさん

おっ、と言うことは、私が思っている以上に知名度は高かったんですね〜。
私もどちらかと言うとアイドルに興味が無かった人なんですが、一時期だけお熱だった時がありましたw

>クリームころすけさん

名前を呼んでくれる事はくれるんですけど、ときメモ2みたいなクリアな感じじゃないです。
ホント、機械音みたいなw
Posted by 二条ジョウ at 2010年12月25日 14:06
この手の物には手を出しづらいので見て見ぬフリをしてました。
好奇心旺盛な二条さんのおかげでようやく内容を理解できましたよ。
30分は短いと思いますが、ソフトの価格が安ければ釣り合いそうです。
Posted by sergeant at 2010年12月27日 19:50
>sergeantさん

大体、800円〜1500円ぐらいが今の相場でしょうか。
30分ぐらいでクリアですからね。
これが安いかどうかは正直微妙ですよね。

ただ、だからと言って長すぎるのは多分キツイかとw
Posted by 二条ジョウ at 2010年12月30日 01:50
1991年にはメガドライブ、遂に光ディスクにもデビュー! その名も「メガCD」! PCEのCD-ROM2とは違い性能はCD-ROM2よりも遥かに上で、2軸回転拡大縮小機能、ランダムアクセス、PCM音源8チャンネルとまさにCD-ROMドライブの中ではモンスターマシーンである。

主なタイトルはセガ製だと「ソニックCD」、「ヘブンリーシンフォニー」、「シャイニングフォースCD」、「ぽっぷるメイル」、「聖魔伝説」、「ライズ・オブ・ザ・ドラゴン」、「スイッチ」、「ウィングコマンダー」、「ナイトトラップ」、「夢見館の物語」、「ファイナルファイトCD」、コアデザインやアクレイムだと「ジャガーXJ220」、「サンダーホーク」、「モータルコンバット」、「NBA ジャム」。その中で最もメガCDの中で奮闘していたのが、当時ゲーム開発の技術力の高さを誇っていたゲームアーツ。ゲームアーツはクソゲーと神ゲー、バカゲーの落差の激しいハドソンとは違い、当時のゲームアーツの作品は神ゲーだらけだったのだ!

それではメガCDのゲームアーツ作品を紹介するぞ。

「天下布武〜英雄たちの咆哮〜」
PCエンジンでは無理だった実写映像を取り込んだり、戦国時代の武将たち1200人登場する歴史シミュレーションゲーム。難易度はかなり高いがそれでも根強いファンが今でも存在する。

「シルフィード」
SFCの対スターフォックス対抗兵器としてセガがゲームアーツに依頼して開発・発売した3Dポリゴンシューティングゲーム。PCエンジンではSFCやMDのようにカクカクした3Dポリゴン表現が出来ない。つまりPCエンジンは3Dポリゴン表示に弱いゲーム機だったとは…。

「LUNARシリーズ」
ゲームアーツが1992、94年に発売したRPGゲーム。開発はゲームアーツとスタジオアレックスとの共同で行っていた。雰囲気はFFシリーズやドラクエに似ているが、キャラクターデザインはアニメ版「ジャイアントロボ」の窪岡俊之が担当。ドラマティックなストーリー、有名声優によるアニメーション、音声で臨場感を博したメガCDのRPGゲームの傑作!

「ゆみみみっくす」
漫画家の竹本泉がシナリオ・絵コンテ・キャラクターデザイン・レイアウトを担当したメガCDのデジタルコミック作品。ゲーム性的にはただ選択コマンドを選ぶだけで良いのだが、ドットアニメーション技術はかなり高く、PCエンジンびっくりの滑らかな動きを見せたメガCDのデジタコミック作品の一つ。

「うる星やつら ディア・マイ・フレンズ」
「ゆみみみっくす」に続く、ゲームアーツのデジタコミックシリーズ第2弾。システムは「ライズ・オブ・ザ・ドラゴン」、ドットアニメーションは「ゆみみみっくす」の技術を生かした作品である。紙芝居状態だったPCE版「うる星やつら」とは違い、メガCD版は滑らかに動いているのが特徴。さらに隠れキャラクターが登場したり、三種類のミニゲームがプレイ出来るぞ。

「ぎゅわんぶらあ自己中心派2 激闘! 東京マージャンランド編」

メガドライブでも発売された続編といえるゲームアーツの麻雀ゲーム。スーパーヅガンのキャラクターと本作のキャラクターが51人登場するメガCDの麻雀ゲームの傑作!東京マージャンランドを舞台に16つのアトラクションや3つのレストランからなっている。ストーリー麻雀モード、デート麻雀モード、フリー麻雀モード等の3つモードがプレイ出来る!
Posted by マイケル村田 at 2013年02月22日 20:07
>マイケル村田さん

メガCDも色々と名作はありますよね。
そういえば、まだ一度もレビューをしてなかったので、そろそろ手を付けようかなと思います。
Posted by 二条ジョウ at 2013年03月01日 01:15
メガCDのバーチャルシネマシリーズ第1弾「ナイトトラップ」。これはCD-ROM2の「No・Ri・Ko」とは違い、実写映像を使用したメガCDのゲームだ(画質は荒いけど、これでも頑張ったほどだ)。発売はセガだが、開発はデジタルピクチャーズ。日本では1993年に発売されたが、海外ではSEGA CDのロンチタイトルとして発売されたものの、ドイツでは発売禁止を食らう上に、R-18指定のゲームに…。8つの部屋を調べて行き、敵がいたらトラップを発動させよう。これを自力でクリアするには自力でタイムテーブルを確認してい行く必要性がある。成功するとトラップが発動し、敵はトラップの餌食となる。まぁ、ボォーとしていなければ失敗する事はないぞ。エンディングは4種類。もちろんコードは4回、変わるが色はランダムなのでその会話を聞かなければならないぞ。
Posted by マイケル村田 at 2013年08月31日 11:42
>マイケル村田さん

メガCDといえば実写系のゲームも多かったですね。
その中でもナイトトラップはかなり独創的なゲームだったと記憶しております。
評価は分かれそうですが、洋ゲーらしい洋ゲーといえますね。
Posted by 二条ジョウ at 2013年09月02日 01:30
メガCD版「スナッチャー」について。PCE SCDの名作でもある、サイバーパンク・アドベンチャーゲーム「スナッチャー」。日本ではPCエンジン SUPER CD-ROM2で発売されたが、海外においてはPCエンジン自体が大ゴケしていたため、スーパーファミコンで発売されるのかと思われていたが、ぶっちゃけ無理なので、メガドライブのメガCDで発売する事になった。開発は日本で行われており(小島秀夫は関与していない)、メガCD版のスナッチャーは残酷描写が一部存在するため、年齢規制が掛かり、SEGA CD版ではT(13歳以上)、欧州版メガCDでは18+(18歳以上)の指定を受けている。グラフィックは基本的にPCエンジンのコンバートだが、ハードがメガドラであるため、発色数が少ない物の、グラフィックの細かさはPCE版より更に細かく作られており、シューティングシーンではコナミ製の光線銃「ザ・ジャスティファイヤー」に対応している。
Posted by マイケル村田 at 2014年02月05日 00:27
メガCD版スナッチャーの変更箇所も結構存在しており、チェルノートン研究所の事故が1996年、ゲーム本編開始時の年代が2047年、カトリーヌの年齢設定が海外での成人年齢に当たる18歳に引き上げ、捕鯨問題もあってギブスンがアウターヘブンで食べた物が鯨肉から水牛へ変更、ナンセンスなギャグシーンやハラスメント的な要素は、(小島のユーモアも含め)ほぼ全て削除及び修正している。アフターヘブンのコスプレ客がコナミのキャラクターにほぼ差し替え、EDに登場するメタルギアDuoはメタルギア SEGA CDに差し替えと結構、変更箇所がやたらとあるがグラフィックやボリュームやPCE版より、高くなっているのが良い所だ…。
Posted by マイケル村田 at 2014年02月05日 00:34
>マイケル村田さん

なるほど。
ためになりました。
Posted by 二条ジョウ at 2014年02月09日 18:48
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