いつの間にかくにおくんも可愛くなって
パズルゲームまで出しちゃってました。

くにおくんはこれまでにも様々なスポーツに挑戦してきましたが
今回は、まさかのパズルゲーム!
既に熱血で硬派な不良のくにおくんのイメージは微塵も残っておりません。
キャラクターもデフォルメされ、おまけにブームに乗ってパズルゲームと来れば
女の子受けも良くなって、誰もが楽しめるゲームへと進化を遂げたわけです。
しかし、旧来から親しんできた者達にとってこれはまさかの出来事。
くにおくんをアニキと慕って不良の道へ歩んできた者達が
突然の裏切りにあったと思っても無理はありません。
暴走族やヤクザ相手に暴れまわった、くにおアニィ。
女だって容赦しなかった、くにおアニキ。
でもその心は、弱きを助け、強きを挫く信念を持った、漢の中の漢だったのです。
それが学園祭で女の為におでんを食べまくる、軟派な設定。
まさに慕う者達にとっては無念でありましょう。
しかし、雲は流れて時は去るもの。
再び仰ぐ事のできる時代もいつかは訪れるのです。
その時まで、くにおを信じられるか否か
そこに真のくにお愛があるといっても過言ではないでしょう。
今まで、アニキと慕ってきたくにおをとにかく信じましょう。
信じて、信じて、信じまくるんです!
それが、今まで世話になったくにおに報いる事であり
新たなスタートラインに立つ瞬間なのですから……。
そして、信じた貴方に早速の朗報。
本当はくにおくん、昔となにも変わっていないんです。
意外でしょ?
女の為におでんを食べると言っても
それは学園祭でお客さんが集まらない屋台に心を痛めたくにおくんが
男気を見せておでんを食べまくるって言う設定なんですよ。
熱血硬派な心意気は
ちゃんとパズルゲームになっても生かされていたんです!
まあ、生かされていなかったらそれこそ、くにおの意味を成さなくなるわけですが
とにかくくにおくんは、何も裏切っていなかったんです。
しいて言えば、くにおくんを信じてあげられなかった
私たちの心がくにおくんを裏切っていたのではないかと。
そう言う事でございます。

さて、話をゲームの中身に移します。
このゲーム、早い話がぷよぷよみたいなパズルゲームです。
遅い話だとコラムスみたいなパズルゲームでもあります。
実は、ルールの設定をいじる事ができるので
ぷよぷよ風のルールにする事もできれば
コラムス風のルールにする事もできるわけです。
どちらのルールでも、上から落ちてくる『おでんの具』を消していく
落ち物パズルゲームである事には変わりません。
同じ具を4つつなげて消す『くっつき』ルールがぷよぷよ風。
同じ具を3つ縦・横・斜めの
いずれかに揃えて消す『ちょくれつ』ルールがコラムス風となります。
つまり一本で二つおいしいゲームなのですが
二つもパ○っちゃって、どこが硬派なのよ?
って言う疑問にぶち当たるかも知れません。
でも、ぷよぷよとコラムスを1つにしちゃった事は
ある意味で画期的と言っても良いかと。
対戦時に、自分はぷよぷよルール、相手はコラムスルール、なんて戦い方もできますしね。


また、画面上のからしゲージを満タンにする事で
アイテムのからしを任意に使う事ができます。
からしには黄・赤・緑色の三種類があり
その効果は、同じ具を全て消す事ができたりなど様々。
他にも連鎖する事で相手におでんの「くし」で邪魔する事もでき
ちゃんと、くにおのおでんしている所はしています。
ちょっと一味変わったくにおくんのゲーム。
そこらで歩いている奴らをブチのめす硬派なくにおくんも良いかもですが
たまには、こう言ったパズルゲームで心のゆとりを持つ事も大事なのかもしれませんね。
なお初回限定版にはエンディングテーマである
『Lover to Friend』のボーカル曲が収録されたシングルCDが付いていました。
『くにおのおでん』評価:☆☆☆
発売・テクノスジャパン
ジャンル・パズル
発売日・1994年5月27日
定価・6,900



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と言うことで、落ち物パズル流行の波に手堅く乗っちゃいましたか。
ぷよぷよ風とコラムス風を選べるところに後発の強みがあるように思います。
パズル系は知らなかったですね〜
アーケードでは硬派も、よくやりましたが、家では、くにおのおでんもよくやりました。
ちょくれつルールがやりやすかったですね。
くにおくんも流行の波に乗ってしまいましたか。(^-^;
さすがの熱血硬派も流行には逆らえなかったということですかね。(^-^)
本当に後発の強みですよね〜。
参考にできる物があるだけで、スタートラインが違ってますから、それだけ考える余地はさらに広がるんでしょうね。
>テリーさん
やはりくにおくんと言えばファミコンの時代劇とかドッジボールでしたもんね。
おでんは、ちょっとマイナーだったのかも。
>クリームころすけさん
私が良くやってたのはくっつきルールでした。
自分が好きな方を選べるのもまたいいですよね。
>Game-PaPaさん
流行ってましたね〜。
まさか、くにおまで進出するとは思っても見なかったです。
そう言えばこの頃は、他にも色々なキャラクターが似たような落ち物パズルに進出してましたね。