サクラ大戦のシナリオを手掛けたあかほりさとるが
日露戦争中の明治日本を舞台にしたSF作品の脚本を務めた!
……って事で、仕上がったのがこのらいむいろ戦奇譚。
雰囲気がサクラ大戦っぽく感じてしまうのは
シナリオが同じ人で、似たような題材を扱っているからです。
そりゃぁ雰囲気が似ているのは当たり前と言えましょう。
でも、あっちが全年齢を対象とした健全なるゲームなのに対して
こっちは18歳未満がやっちゃいけないエロゲー!
つまり今回は18禁ゲームの紹介です。
一応、画像などは考慮して安心して見れるようなものを選んで載せていますが
一部発言なども含めて青年将校並みに過激な場合がございます。
その為、18禁ゲームに興味のない方や嫌悪感を抱く方はご注意ください。
日露戦争と言う題材を扱っているくせに
ギャグ満載のシナリオにエロ要素満載な展開は
さすがあかほりさとると言った所でしょうか。
……勿論、泣かせる所は泣かせます。

物語は、主人公の馬飼新太郎が女学院の教師として赴任する所から始まる。
彼はそこで五人の個性的な女の子達と出会い
教師としての使命感を胸に燃え上がらせるのであるが
彼女達には彼が知らない秘密の使命があった。
彼女達の使命……、それは「礼武」(らいむ)の力を駆り
旅順要塞に潜む謎の軍団を壊滅すること。
彼が赴任した女学院は旅順要塞攻略の為の特務戦艦「天乃原」の中にあり
そして彼女達は特殊部隊「らいむ隊」のメンバーであったのだ。
馬飼新太郎は、そんな彼女達に教師として勉強を教えながら
共に旅順要塞を目指す事になるのである。
……と言うのが、このゲームのストーリー。
旅順要塞攻略とか、特殊部隊とか
そう言う単語が入っているだけで個人的にはかなり胸厚な展開です。
しかも女の子達を率いて、戦いに身を投じるわけですから尚更。
まあ、個人的にはこれが男の子達であっても一向に構わないわけですが
その辺りはあえて語らないことにします。
ゲームは、アニメさながらに全13話からなり
一話毎に、ストーリーシーン、授業シーン、戦闘シーンで構成され
アドベンチャーゲームとシミュレーションゲームを兼ね備えたゲーム性となっております。
各話毎にヒロイン達それぞれのエピソードがあって
一つ一つイベントをこなしながら、話数を重ねていき
女の子達との親睦を深めていきます。
五人の女の子達は、何れも個性豊か。
天真爛漫で明るいドジッ娘な真田木綿。
お嬢様で高飛車だけどおバカな本多更紗。
直情的で男の子っぽい雰囲気の加藤麻。
内気で巫女さんメガネっ娘な福島絹。
古風で着物が似合う無口な黒田綸子。
……と、それぞれのキャラが際立っております。
また、五人のヒロイン以外にも個性的なキャラが目白押しで
三百歳を越える年齢だけど、ロリ系キャラな九鬼様。
天乃原女学院の医師でお姉さん的存在の一乗寺須美。
他にも、男キャラになりますが
帝国海軍少佐の伊達将之輔、特務戦艦「天乃原」の艦長、梶兵庫など
魅力的なキャラが登場いたします。


このゲームは全13話構成ではありますが、ストーリーは一本道です。
各話毎にメインとなるヒロインが違うので
トゥルーエンドを目指すためにはヒロイン達全てを受け入れつつ
話を進めて行く必要があります。
特定のキャラばかりを付け狙うと、個別エンドのルートとなり
攻略対象とは関係の無いエピソードはまるまるスキップされてしまいます。
エピソードがまるまるスキップされるのに、大筋の話が変わらないので
後半、プレイヤーが置いてけぼりに……、なんて事態が!
また、各話毎にメインとなるヒロインが決まっていると言う事もあって
各ヒロインの話自体が短く感じてしまいます。
その為、せっかく魅力的なヒロインやキャラクター達が登場するのに
何だか非常に勿体無く感じてしまうんですよね。。。
勿体無いと言えば、戦闘シーンや授業シーンもそうですね。
世界観もバッチリで五人の乙女が敵と戦うと言ったシチュだと言うのに
戦闘シーンがホントつまらない。。。
迫ってくる敵に対してこれを迎え撃つらいむ隊と言う設定なのですが
やる事といったら相性となる属性を見極めて配置しぶつけるだけ。
授業も授業で一見育成ゲームっぽい雰囲気を醸し出しているのに
授業をやったからと言って何かのパラメータに変動があるわけでもなく
ましてや授業での成果がストーリーに絡んでくると言う事もありません。。。
でも、この戦闘と授業の成果は好感度や業務成績のポイントと言う形となって
エンディングに影響を与えるので邪険にも出来ないと言うね。。。


まあ、そんな残念な部分が目白押しではありますが
それでもキャラクターの個性とシナリオが良いと言う事もあって
個人的には充分満足が出来たゲームだったりします。
それに肝心要のグラフィックに関しては全く問題がありません。
と言うか、いま見ても綺麗で素晴らしいグラだなぁと思いますよ。
それはチェケラッチョシーンのみならず、立ち絵からしてそう感じさせます。
全体的に躍動感があってキャラが映えるので、ヒロイン達の魅力が引き立ちます。
キャラ絵目当てにこのゲームを買っても良いってなぐらいに。
つか、この手のゲームは
キャラの魅力とグラフィックがナンボですからね!
ぶっちゃけ!
特にヒロインの一人が、かなり素晴らしかったので
それだけでも大満足であると。

このお方。
もうね、話が飛ぼうが戦闘がどうであろうがボリューム不足がどうであろうが
このヒロインがいると言うだけで全ては払拭できますw
いや、ホント素晴らしかったです。
たぶん私が今までプレイしてきたギャルゲの中でも
トップクラスのヒロインだったのではないでしょうかね。
ボーイッシュで軍服、ヤバいですね、たまりませぬw
つか、軍服美少女って萌えるだろ!

ゲームの魅力云々と言うよりも
結局キャラに入れ込めるかどうかで評価が分かれるゲームだと思います。
冒頭でも言いましたが、サクラ大戦に雰囲気は似ています。
しかし、ゲーム性と言う面を見てみると
とてもじゃないですが、サクラ大戦には及ばないかと思われます。
ただ、キャラクターの個性や魅力、グラフィックの美しさ
そしてチェケラッチョシーンのボリューム。。。
これらは、サクラ大戦と比べても、けして見劣りする部分ではありません。
まあ、チェケラッチョシーンはサクラ大戦にはありませんけどね!
とりあえず、加藤麻がいるだけで満足なのでアリマス。

そして、らいむ隊が歌うオープニング曲は
いつまでも心に残る名曲であります!!
ぜひ一度、聴いてみて下され!
『らいむいろ戦奇譚 〜明治日本、乙女 防人ス。〜』評価:☆☆☆☆
発売・エルフ
ジャンル・美少女 純愛戦記浪漫アドベンチャー
発売日・2002年12月13日
定価・8,800(通常版DVD/CD)
中古で安かったので買った記憶が。
ちょっと探してみます。
サイト名:ゲーム総合倉庫
RSS追加の環境がありましたら、RSSの追加もお願いできますでしょうか。
当方、リンク済みです。ご連絡お待ちしております。
魅力あふれるキャラクターはゲームでも重要であります。
同時にゲーム性も突き詰めていれば、さらに良しなんですけどね。
チョッともったいないと思いました。
PS2版を既に持っておられたとはやりますね!
追加キャラが何人かいてシナリオも増えてるでしょうから、ぜひ探してプレイしてみてください。
>げーむたろうさん
RSSはやっていないのでできませんが、それでもかまわないのでしたらリンクいたします。
それでよろしいですか?
ご返事お待ちしております。
>sergeantさん
キャラを取るかゲーム性を取るかですが、できれば両方がいいですもんね。
とりあえず、軍服美少女がお気に召したのなら問題は無いですw
本年もよろしくお願いいたします。
ほぅ〜二条ジョウさんは軍服姿でボーイッシュなキャラに萌え萌えしちゃうんですね(笑)
軍服っていうのがシブイです。
僕、エルフが好きなのでいつかプレイしてみたいけれどこの頃のエルフって地雷が多いんですよねぇ。
あけましておめでとうございます。
軍服はイイデスよ〜。
本当は、軍服とボーイッシュは、また別個な枠組みでして、それぞれ合う属性に拘りがあるんですけど、まあ、それを言うのはやめておきましょうw
それはそうと、にゃんたさんはエルフ好きなんですね!
これ以外だとドラゴンナイトととかは私も好きでしたね〜。