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2012年04月06日

No.169 ファミコン『ドンキーコングJR.』レビュー


前作、『ドンキーコング』
恋人を救出すると言うヒーロー的な立ち位置だったあのマリオが
今回は悪役として登場し、プレイヤーの前に立ち塞がります!

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自分の女をさらった復讐とでも言うのでしょうか。
前作の敵であるドンキーコングをオリに閉じ込め
まるで見世物の様に扱う今作のマリオ。
ムチを持つ手からは、もはやヒーローの面影など微塵も感じさせません。

そして、ドンキーコングの息子ジュニアが父親を助ける為に立ち上がるも
様々な手を使ってそれを妨害してくるのであります。

ワニみたいなスナップジョーや鳥のようなニットピッカー
それと電気でできたスパークと言った敵を
ただ父親を救いたいと願っているジュニアに送り込んでくるのです。

まさに鬼畜生!!

さすがに、このマリオの仕打ちを見かねたのか
前作で救い出した恋人、レディの姿はありません。
少なくても、助け出したヒロインまでもこれに加担していたとしたら
なんともやりきれない気持ちになっていたでしょうなぁ。。。

まあ、マリオがムチを使って
モンスターをけしかけている姿を見るだけでも当時は衝撃的でしたけどね!!
(私の子供の頃は既にマリオが愛着のあるキャラクターとなっていただけに余計)

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マリお「どカスが!死にさらせや」

さてゲームは、一画面固定のアクションゲームです。
全4面からなっておりますが、4面を1周とする構成なので
4面をクリアすると難易度が上がった状態で再び1面から始まります。
1〜3面の鍵を取る目的のステージと
6個の鍵を鍵穴に差し込む事が目的の4面に分かれます。
見事、全部の鍵穴に鍵を差し込む事ができれば
ドンキーコングを救う事が出来るわけです。

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このゲームは、つるや鎖を昇り降りするアクションが特徴的で
つるや鎖を掴むのが2本だと、昇る時は早く、降りる時は遅くなり
逆に1本だと、昇る時は遅くなり、降りる時はかなり早くなります。
前作のドンキーコングには無かった部分ですが、システム的にも分かりやすいので
実際にプレイしてみればすぐに理解できるかと思います。

それにしても、ドンキーコングを捕らえてどうしようとしていたんでしょうかねぇ。。。
いやに敵のモンスターも調教されていましたし
やはり見世物にして金を稼ぐつもりだったんでしょうか……。

マリオ、恐るべしデス。

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『ドンキーコングJR.』評価:☆☆☆☆
発売・任天堂
ジャンル・アクション
発売日・1983年7月15日
定価・3,800(後に4,500)


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posted by 二条ジョウ at 00:48 | Comment(7) | TrackBack(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは 二条さん!
ドンキーコングJRはゲーセンでもやりましたが、やはりファミコンで遊んだ思い出の方が強いですね。
アーケード級のクオリティでご家庭で遊べるのにもの凄く感動しまして・・・・
今やると簡単ですけど当事はがむしゃらに攻略していたものです。(´∀`)
よろしければ相互リンクをしませんか?ヨロシクお願いします!

レトロゲーム研究室
http://retrogamelabo.blog119.fc2.com/
Posted by Wildcat at 2012年04月07日 16:47
ドンキーコングJR.懐かしいですね〜。
マリオが唯一の悪役ポジションであった作品ですが、まさにレディをさらったうっぷんなんでしょうね。
そして、そのマリオの悪役ポジションが時が流れてマリオファミリーのクッパと共に無くてはならないワリオが誕生も…。

アーケード版と同様にこれも液晶カラーのゲームウォッチがあった記憶があったような…うろ覚えで申し訳ない。


今の子達でドンキーコングというとマリオカートシリーズのイメージが強く、SFC世代だとスーパードンキーコングでしょうね。
Posted by ポケットクラブ愛好家 at 2012年04月09日 10:14
>Wildcatさん

こんにちはー。
私もファミコン版のほうが印象深いですね〜。
というより、私が遊んだ頃は既にスーパーファミコンのドンキーコングが出ていた頃だったのでアーケード版は知らなかったりするだけですがw

リンクのお誘いありがとうございます。
勿論O.Kです。
後ほど、リンクを張らさせていただきますね!

>ポケットクラブ愛好家さん

液晶カラーのゲームウォッチですか!
それは見たことが無いですね〜。
ドンキーコングの方は見た事があるのですが、JR.もあったとすると結構レアっぽいですね。

ドンキーコングも、時と共にその立ち位置と印象が変わっていったんでしょうなぁ。。。
Posted by 二条ジョウ at 2012年04月10日 23:47
ドンキーコングJr懐かしい〜♪
ファミコンでかなり遊びました。
友達と何秒で父親を助けられるか、ストップウォッチ片手に
競ってました。(^-^)
Posted by Game-PaPa at 2012年04月12日 00:40
>Game-PaPaさん

おお!
ストップウォッチを用いて遊ぶとはなかなかにハマっていたようですね!
ドンキーコングJRもさぞかし喜んでいる事でありましょうw
Posted by 二条ジョウ at 2012年04月18日 00:12
1986年、ソフトが多いファミコンですら、任天堂は「ここからの戦いは更に厳しくなる」という事を予知して、任天堂はFCソフトを低コストで供給出来る、「ディスクシステム」を開発・発売。価格は15000円とFCよりもやや高めの価格で固定されていたり、周辺機器という事もあってファミコンに繋げなければならなかったりと面倒な点もありますが…、そんな所に目を付けたのが、任天堂の相方でもあるシャープさんディスクシステムとファミコンを一体化させたゲームマシン「ツインファミコン」を開発したりと凄い一面もあるシャープさんである。これにより、任天堂のライバルたちは一旦、粉砕したが、ディスクよりも結果的にはファミコン人気という事もありますが…、任天堂「これからは磁気ディスクの時代だ。 もう磁気ディスクでしかソフトを供給しないぞ!」と磁気ディスクの力を過信しすぎた任天堂はマリオ2やゼルダの伝説、メトロイドといった主力ソフトを全て磁気ディスクで発売させるという危険な賭けにでます。
Posted by マイケル村田 at 2013年11月16日 12:03
>マイケル村田さん

結局時代の進化でカセットの方も低コスト、大容量になっちゃいましたからね。
Posted by 二条ジョウ at 2013年11月19日 23:20
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