ワゴンで買ったとは思えないほどの面白さ!
隠れた名作シミュレーションRPG!
その名もライアット・スターズ!!
……もしかしたらSRPGで一番ハマったのはこのゲームかもしれません。

帝国との戦いで功績を収めた事により
王国宮廷軍・第9軍の隊長に任命される事になった若干16歳の主人公。
はみだし者集団としてバカにされていた最弱部隊が
戦いを通して成長していき、やがては王国を救うと言った物語が展開されていきます。

王道的なストーリーですが
最弱部隊を率いて強大な敵と戦い
祖国を救うまでに成長するって言う展開は
やはり分かりやすいし、少年心を熱くする何かがあるものです。
(もう少年じゃないけどね!)
そして、その最弱部隊を好きに編成し育てる事ができるのが
このゲームの面白さであります。
剣士や魔術師、ホビットなどと言った
全128種類にも及ぶ様々なクラス(職業)からなるキャラクターを
自分の好きな様に編成しユニットを作り戦闘に参加させます。
一つのユニットは、最大3クラス、5人までなので
どの様に組み合わせるかが非常に悩みどころですが
自分の好みに合った部隊を作る楽しさは他では味わえないものがあります。
フォーメーションの概念もあるので
前衛と後衛でうまくキャラを分けてバランスの良い万能部隊を作るか
あるいは、飛行タイプのキャラだけで編成した機動部隊、
アウトレンジ攻撃に特化したキャラで編成した支援部隊を作るなど
そのパターンは無限大にも及びます。
勿論、作った部隊は、自由に解散・編成ができるので
戦闘が終わる毎に改めて部隊を作り直す事も可能です。
なお、ユニットにはリーダーと言う概念が存在します。
そりゃあ、部隊には指揮官が必要ですからね。
幾ら部隊を作ったとしても、それを指揮する人間がいなければただの烏合の衆。
5人のキャラクターからリーダーを決めるのも
ユニットを編成する上で大事な事です。
リーダーは、戦闘でSS技能(必殺技)を使用する事ができるので
それを見越した編成を考える事も必要となってくるのです。
このゲームでは、多くのシミュレーションRPGの様に
戦闘シーンでただプレイヤーが眺めているだけに留まらず
上記に上げたSS技能や
また、パーティーアタックと言った攻撃を
プレイヤー自身が発動し状況を変える事ができるわけです。
まぁでも、SS技能を多く取得しているキャラをリーダーにするか
お気に入りのキャラをリーダーにするかは結局のところ自由。
と言うより、自分の好きなキャラクターを育成していけば
自ずとSS技能を覚えると思いますしね。
(ただし、モンスター系はSS技能を覚えません)

ちなみにこのゲーム、戦闘ではレベルアップをしません。
その代り、お金を払えば自分の好きなパラメーターやレベルを上げる事ができます。
クラスチェンジするにもお金。
部隊メンバーの補充もお金。
ぶっちゃけお金をつぎ込みさえすれば簡単に精鋭部隊を作る事ができます。
まあ、SS技能は功績レベルって言うのが影響しているし
戦闘をしていかないとなかなか覚えなかったりもするんですが。。。
あと、お金……、と言うかジュエルと言うんですが
このジュエルも無限では無いので
やはり自分でよく考えながら育成していく必要があるんですけどね。
いやホント、お金の大切さが分かるゲームでありますぞw

ちなみに、このゲームは
大戦略のように六角形のヘックスやZOCを採用。
また、ターン制ではなく
部隊のウェイト値によって行動順位が決まるタイプのゲームです。
つまり部隊の素早さが高ければ高いほど
早く行動する事ができると言う訳で、うまくいけば敵が行動を起こす前に
こちらが二回行動できるなんて事もありえるわけです。
なお、先ほども少し触れたSS技能やパーティーアタックですが
敵に攻撃を与えるとジェムと呼ばれる宝石が出てきます。
そのジェムが10個貯まるとパーティーアタックが可能となり
プレイヤーの判断で発動するかしないかが決められます。
ここで発動しなければ、10個のジェムは1個のパワーストーンと言う石に変わります。
このパワーストーンと言うのが、SS技能を発動する際に必要となる物で
キャラの習得しているSS技能に合わせて、消費されるわけです。
パーティーアタックで敵を殲滅するか
それともジェムを貯めてパワーストーンにし
ここぞと言う時の為に取って置いてSS技能を使うかはプレイヤーの采配次第と言えます。


そんなわけで、このライアット・スターズ。
個人的には、編成画面で部隊をあれやこれやと組み合わせたり
キャラを育成していくのが面白く、かなりハマりました。
ただ、キャラは立っているけど地味だったり
ストーリーも、お世辞にも練られているとは言えません。
個人的にはその辺りも含めて好きだったりするんですけど
やっぱり、ストーリーがどうとかと言うよりもシステム面ですかね。
ちなみに、私は中学生の頃にワゴンで980円で買ったゲームでした。
一度売り払って再び買いなおしましたがその時が100円。
安いし地味だけど、良いゲームです。

『ライアット・スターズ』評価:☆☆☆☆☆
発売・ヘクト
ジャンル・シミュレーションRPG
発売日・1997年5月2日
定価・6,800



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PSのゲームも安くて面白いのがいっぱい眠ってるはずですし、まだまだ捨てたものではありません。
ウチでも初代PSは現役です。
私もシュミレーションゲームは好きです。
といっても、スパロボがメインですが。(^-^;
980円なら財布に優しそうですし、今度探してみます。(^-^)
キャラ育成系が好きならハマる事間違いなさそうですね。
コストパフォーマンス的にも良さげなので、見つけたら是非!
>Game-PaPaさん
シミュレーション好きですが、逆に私はスパロボをあまりやった事が無い人ですw
シミュレーション好きならたぶんハマれると思いますよ〜。