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2012年07月14日

No.174 プレイステーション2『第三帝国興亡記』レビュー


漢のロマンと言えばやっぱり大鑑巨砲に重戦車!
日本軍主体のゲームだと、航空機やら艦船とかは充実してるんですけど
戦車は豆タンクばかりでちっとも漢のロマンが感じられない!

そりゃあ、日本軍にもチハたんっていう素晴らしい戦車はあるわけですけど
やっぱり花形は零戦とか大和になっちゃうんですよね!!

昔、ライジングサン マレーの虎って言う洋ゲーで遊んだ事がありましたが
主体は戦車じゃなく歩兵ですから!!
戦車に向かって万歳突撃とか、それはそれで面白いゲームだったんですけど
やっぱり、戦車同士の激しいバトルを欲する時があるのですよ。

あっ、ちなみにPCエンジンのライジング・サンとは全く関係ないから注意!

で、そんな戦車に対する悩みを解決してくれるのがこの第三帝国興亡記
残念ながら、チハとかチヘとかそう言った戦車はでてこないし
そもそも日本軍じゃなくてドイツ軍だったりするわけですが
そこは盟邦ドイツと言う事で許容してもらって、楽しめばいいのですよ。

私は、ティーガーとかパンターって言う戦車も好きですし問題ありません。

……って事で今日は、ドイツ軍を率いてヨーロッパの統一を目指していく
シミュレーションゲーム、PS2の第三帝国興亡記を紹介します!

00993.gif

このゲームは、兵器を開発、生産したり、作戦を立案したり、
全体的な戦局を見通して進めて行く戦略的要素の強いシミュレーションゲームです。
プレイヤーはドイツの総統となって、第三帝国の版図を広げるのが目的となります。

ちなみに、“ドイツの総統となって”と説明書にも記載されていますが
プレイヤー自身がヒ○ラー総統となっているのかどうかは神のみぞ知る。
それらしきグラフィックも用意されていますが
ゲーム中、あの総統の名前は一切出てきませんので!

その代り、このゲームのキーとなる軍団長や師団長は
史実通りの軍人から選ぶ事ができます。

電撃作戦の生みの親であるグデーリアン、砂漠の狐のロンメル、
それに、マンシュタイン、ホト、オルブリヒト、ヴァイトリング、などなど。
有名どころは普通に登場しております。

まさにマニアにはたまらん仕様でありましょう!

まあ、このゲームは陸軍主体なので
海軍や空軍の軍人は一切出てきませんけど。

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ゲームは、軍事行動や兵器生産、それに作戦選択などを行う戦略フェイズ
軍団移動で敵エリアに移動させた際、
あるいは敵が自エリアに攻めてきた際に発生するエリアフェイズと、
エリアフェイズで敵と接触した際に発生する戦闘フェイズとに分かれます。

つまり戦略フェイズで版図を広げる為の下準備を行い
エリア&戦闘フェイズで敵の領地をもぎ取って行く流れとなります。
その為、戦略フェイズにおける行動が最も重要であり
戦局を左右していく事になります。

具体的に戦略フェイズでは作戦コマンドにおいての
侵攻計画や政策の設定、それに新兵器の開発プランの承認を初め、
生産コマンドで各エリアにおける兵器の生産ラインの設定などを行っていきます。

生産ラインに作りたい兵器を設定しないと兵器が生産されないので
この辺りがこのゲーム独特のシステムと言えます。

一つのエリアで1〜4ライン設定する事ができますが
稼働率と言う概念があったり兵器それぞれに生産率って言う概念もあるので
テキトーに設定すると後々痛い目に合います。

例えば、ティーガーとかその辺の強い戦車は
確かに魅力的だったりするわけですが
生産率が悪いので、すぐに生産されないんですよ。

だから、性能は多少劣っても
量産性に富んだ兵器も合わせて生産する必要があったり
色々と一筋縄にはいきません。
それに、敵の領地を取った後や、生産ラインに設定する兵器を変えた後だと
稼働率も低いので、その辺りも考えて行動する事が求められます。
勿論、資源の概念もあるので、無駄に作るわけにも行きませんしね。。。

まぁでも、間違いなく戦略ゲームをやっている感覚には浸れますよね。
対ソ戦時なんかは、早く前線に新兵器を供給したいのに
いつまでもIII号戦車が主力で
なかなか編成が思うように行かなかったりとか、そんな事にもなりかねませんし。

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そうそう。
生産ラインで設定した兵器が生産されたとしても
これを編成しないと意味がありません。

それが戦略フェイズにおける、編成コマンドです。

編成コマンドで、軍団・師団を編成するわけですが
エリアフェイズにおけるユニット1つが一個師団となります。
師団が3つで一個軍団となり
これが基本一つのまとまりだと考えてもらえればいいです。

師団は、前衛、中衛、後衛の計九個大隊、
支援1、支援2、支援3の支援大隊の計三個大隊
からなり
これらの項目に兵器などを振り分けていきます。
また、戦闘で使う戦術もここで選択します。

ただし、振り分けられる兵器や戦術には師団ポイントと言う概念があって
師団長が持っている師団ポイントを越える編成はできません。

特に、強い重戦車ばかりで構成した師団を作ろうとしても
レベルが低いうちは師団ポイントがすぐに足りなくなるので
そう簡単に作れるものでもないのです。

主力を全てティーガー戦車の師団を作るとしたら、生産ラインの確保は勿論のこと
戦って師団長のレベルを上げ、師団ポイントを引き上げる事も必要になってくるわけです。

また、師団長の能力が
師団の攻撃力や防御力とかにも影響をあたえるので
師団長を誰にし、また師団長の得意な戦術から
何に特化した師団にするかも重要となってきます。

……とまぁ、色々とメンドクさい感じではありますが
この辺りが戦略ゲームとしての第三帝国興亡記の面白い部分と言えます。
逆に、この辺りがめんどくさくて無理だと感じてしまえば
このゲームは、肌に合わないかもしれません。

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さて、いつまでも内政的な面ばかり話してもしょうがないので
エリアフェイズと戦闘フェイズの方に話を移行しましょうか。

戦闘は、戦略フェイズの軍団移動で敵エリアに移動させると直ちに発生します。

軍団移動と言う名から分かる通り、軍団が一つのパーティとなり
最大、三個軍団、計九個師団を送り込む事ができます。

ちなみに、敵さんにはそう言う制限がありません!

対ソ戦になった際の敵さんの物量作戦は恐ろしい物がありますぞ!
特に冬はソ連がバンバン攻めてくるので、こっちはジリ貧に陥るなんて事も……。

そんな訳で、対ソ戦への準備は計画的に!!

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エリアフェイズでは
戦略SLG(正しくは戦術だけど)の様なマップに切り替わり
そこで戦闘を行っていきます。

大戦略の様なヘックスの概念が無く
師団を選択して移動させたい場所をクリックするだけで
後は自動で進んでいきます。
つまり半リアルタイムで進行していく形になります。

なので非常にテンポ良く戦闘が進んでいきますが
位置関係がごちゃごちゃしてくると
側面攻撃、背面攻撃などと言ったシステムが非常に分かり難くく
自師団の把握すらおぼつか無くなってくるのが難点と言えば難点です。

特に敵との位置関係は味方の援護効果と相まって
攻撃力や防御力にも影響するので
画面がごちゃごちゃして動かし難くなってくるとドツボにはまる場合もあります。

敵と隣接すると、自動で戦闘フェイズに移行しますが
ごちゃごちゃしてる際のこの連続戦闘フェイズへの移行は
何もする事ができず、ただイライラが募るなんて事にも。。。

まぁこっちの九個師団が一丸となって行動しとけば
援護効果が得られるから並大抵の敵なら何とかなるんですけどね!

……並大抵の敵なら。。。

……あと、敵も一丸となってきたりね。。。

00993s6.gif

それで、肝心要の戦闘ですが
重戦車同士の迫力あるバトルが楽しめる!!

……なんて事はなく、
画面上のちっこい戦車が、これまた迫力もない感じで撃ちあうだけと言う
ちょっと拍子抜けするぐらいのデキだったりします。

特にこの手のゲームは迫力がナンボとも思いますし
この辺りはちょっと残念ですね。

個人的にはあまり重要視していない部分だったりもしますが
それでも、見る人が見ればショボいと思うだろうなって言うぐらいなので。。。

ただ、戦術を駆使しての戦闘はやはり面白いものがあります。
電撃作戦みたいな戦術が決まれば強い敵でも翻弄させる事ができますし
そのために師団長を育てていくのも楽しいものです。

00993s7.gif

全体的にゲームとして普通に面白いと思います。
少なくても、戦略ゲームが好きな人でドイツ軍好きならやって損は無いかと。

戦車が次々と開発されていくのに生産が追いつかない!
せっかく軌道に乗った兵器が、既に旧式化!すぐに生産ラインの設定を見直さないと!
ちょwwwソ連が宣戦布告してきたのに、主力はイギリス攻略で動けないわwww

なんて、やきもきとしたプレイが普通に楽しめるゲームですw

ただ、このゲーム、バグがちょっと酷かったりするので
楽しむためにはその辺りも許容してあげる事が大事ですぞ!

……ちなみに私は、バグのせいで詰んじゃいましたが
それでも再度攻略ができたぐらいには楽しめましたとさ。

『第三帝国興亡記』評価:☆☆☆☆
発売・グローバル・A・エンタテインメント
ジャンル・戦略シミュレーション
発売日・2004年1月15日
定価・6,980


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posted by 二条ジョウ at 23:37 | Comment(4) | TrackBack(0) | プレイステーション2 レビュー | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ライジングサンで日本兵が「これは罠だ」と叫んでいたのを思い出しました。
流石に洋ゲー、いったいどこが罠なのか意味不明のセリフでした。

それはともかく、なかなか凝った作りのシミュレーションのようです。
やきもきとしたプレイは嫌いじゃないけど、自分がプレイするとドツボにハマりそうです。

Posted by sergeant at 2012年07月15日 22:13
>sergeantさん

「これは罠だ」って言うのはメダルオブオナーの方ですかね?
確かそんな台詞もあったように記憶しています。
上記で上げたこのライジングサンは、マレーの虎って言う大戦略風のゲームのほうですね。
勘違いさせるような書き方をしてしまいました。。。
すいません、あとで修正しときます。

ところで、やきもきとしたプレイが嫌いじゃなければ、たぶんドツボにハマっても楽しめるんじゃないでしょうかw
Posted by 二条ジョウ at 2012年07月19日 01:06
記事を読んでると大変そうなゲームですね。(^-^;
私はどちらかといえば戦車を動かすゲームが好きです。
PSで発売された、パンツァーフロントがお気に入り。(*^-^*)
Posted by Game-PaPa at 2012年07月20日 09:11
>Game-PaPaさん

そうですね〜。
この手のゲームに慣れていればスンナリとはいけると思うんですけど、やっぱり人を選ぶゲームかもしれませんね。
ただ、パンツァーフロントがお気に入りなら、その延長線上でこれもイケるんじゃないでしょうかw
Posted by 二条ジョウ at 2012年07月23日 00:29
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