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2007年03月01日

No.31 プレイステーション2『提督の決断IV with パワーアップキット』レビュー


お待たせいたしました。
……つか、誰も待ってないかもしれないけど、とにかくPS2の初レビューです!
レトロゲーム好きですけど、PS2だってやるんですよ。

で、初のPS2のレビューは、『提督の決断IV with パワーアップキット』です。
初っ端からして、又してもアレなゲームですが
現在進行形でプレイしているゲームでもありますので
あえてここは、このソフトのレビューからいきたいと思います。
(せっかくこの前通販で買ったソフトだからね)

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日本、ドイツ、アメリカ、イギリスいずれかの艦隊司令長官となり
第二次世界大戦を勝ち抜くことが、このゲームの大まかな内容で
提督の決断の名が示す通り、世界各地の海域を全てとる事が基本的な目的です。
枢軸国側連合国側に分かれますが、初期設定で自国以外全て敵とか
一国を抜かして後は味方に出来るなど史実と違った物語が楽します。

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PC版の移植ですが、グラフィックが一新され、海戦シーンはまさに圧巻です。
3Dのお船達を見ているだけで、買って良かったという気持ちにすらなります。
実際の艦船や、航空機はもちろんの事
自分自身で設計した艦船や航空機が戦場を駆け巡るシーンはまるで我が子を見るよう。
敗色が濃くなっても、いつまでも港に停泊させて、出し惜しみすらしちゃいますよ。

パワーアップキット版では、様々な追加があるところも嬉しい限りです。
戦略爆撃が可能となったり、オリジナルの提督が作れるなど、遊びの幅が広がりました。
中でも提督の作成は、かなり嬉しいものがあります。
自分で作った艦船に、自分の分身たる提督を乗せられる。
これはもう、ますます港に停泊させて飾っておきたいぐらいに
特別な艦隊となっちゃいますよ。
でも、あまり特別視して出撃させないと無駄になるばかりか
時間が経つにつれどんどん技術が発達していくので、旧式艦となってしまいます。
いざ御出陣の時には泣きを見ますので、この辺りは要注意。
私も、戦艦10隻による精鋭艦隊を作って
勿体無いからと、ずっと機会をうかがっていたら
いざと言う時に何の役にも立たちませんでしたからね。
ホント国民の税金を無駄にした感じですな。

まあ、ここまで褒めちぎっておいてなんですが
勿論腑に落ちない点も結構あります。
まず、陸軍がいなくなった事。
これは痛い。
提督の決断IIの時では、予算の話し合いでの陸軍との掛け合いがかなり面白かったので
この点はメチャクチャ残念です。
例えば、次期作戦計画でハワイを攻略したくても、陸軍がオマヌケさんなので
とる必要が無いと言うか、全く意味の無いラングーン辺りを占領したがっちゃって
よく作戦計画が頓挫した事がありました。
それに「絶対次に攻められるな〜」と思った所に陸軍の師団を派遣したら
勝手にどっかの大陸に行ってどんどん支配地を拡大したりなど
イライラしながらも、非常に笑わせてくれた事がありました。

で、このIVだとその陸軍がいないので、すんなりと進行は出来るのですが
その為、海戦に特化しすぎて、海域ごとの攻略になるなど
後半になればなるほど同じことの繰り返しになってしまいます。
また、潜水艦があまりにも強すぎて、戦艦や空母を作る楽しみが減った事や
戦闘で動かなくなった艦が一隻でも戦場に残ると、撤退して戦闘を終了させたくても
規定の時間(3日間)が過ぎないと終了しないなど問題があります。
その為、いくらグラフィックがよくなっても
ゲームシステム的には、なんだかんだでIIの頃が個人的には一番好きなわけです。
それにぶっちゃけこのIVはPC版のほうが、面白かったしね……。

でも、大和クラスの戦艦は、3Dだとメチャかっくいい〜から、許しますw


『提督の決断IV with パワーアップキット』評価:☆☆☆
発売・コーエー
ジャンル・海戦シミュレーション
発売日・2004年2月26日
定価・10,800


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posted by 二条ジョウ at 02:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | プレイステーション2 レビュー | 更新情報をチェックする
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