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2013年11月08日

極レビュ展示物 No.5 『TV FUN COLOR MODEL 501』レビュー


テレビゲーム黎明期に発売されたテニスゲーム。
今回は、トミーから発売されたTV FUN MODELシリーズの一つを紹介いたします。

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≪概要≫
名称・TV FUN COLOR MODEL 501
メーカー・トミー工業
発売日・1977年
定価・13,000円(後に12,000円)


説明・

1975年にアタリ社から発売された家庭用ゲーム機“ホーム・ポン”のヒットを受け、
日本のゲームメーカーからも、数多くの類似品が発売された。
トミー工業(現・タカラトミー)から発売されたTV FUN MODELシリーズもその一つであり
バンダイから発売されたTV JACKシリーズと同様、第一世代のテレビゲームに該当する。

パドルを操作して遊ぶ、いわゆるポンゲームであり、
MODEL501では、カラーで3種類のゲームが遊ぶ事ができた。
乾電池を必要とするゲーム機が主流の当時において
ACアダプターをいち早く搭載したモデルでもあった。

一言・

いつだったかにフリーマーケットで手に入れた物です。
第一世代のゲーム機のコレクションとしては、
一番最初に手に入れた物だったと記憶しております。

1人プレイと対人戦に対応しておりますが、
基本は2人プレイが必須のゲーム内容だったので、
初めてプレイした時は、色々と戸惑いました。

2人プレイ専用のゲームに、
無理やり1人プレイでもできる仕様を入れたって感じですかね。

1人だと、後述するスカッシュというゲームしかやってる感がありませんでした。

箱写真・

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カラーで楽しめる!とか、乾電池は必要ない!とか、
今では当たり前の事でも、この当時は宣伝文句の一つとされております。

本体写真・

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左右にパドルと、左に電源、
真ん中に3種類のゲームを切り替えるスイッチ、それにリセットボタン、
右にプレイヤー人数の設定を決めるスイッチが付いております。

ゲーム画面・

<サッカー>
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1人プレイ時は1つのパドルを操作すると、両方のバーが動くので
うまい事ボールを打ち合います。
どちらかが15点を先取するとゲームは終了しますが
両方とも自分が操作するので、この点数にあまり意味は無いような気がします……。

なお、真ん中に障害物があるので
そこに当てた時の反動を予測しながら打ち返します。

2人プレイ時は、それぞれのパドルの操作でバーが対応する様になり
こちらも、どちらか一方が15点を取るとゲームが終了します。

まあ、このゲームは、完全に2人用でしょうな。

<テニス>
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障害物が無くなったバージョンのサッカーといった所です。
いわゆる普通のポンですね。
ただ、こちらも1人プレイの時は両方のバーを自分で操作することになります。

まあ、これも2人プレイ前提のゲームですな。

<スカッシュ>
01044s7.gif
これは1人プレイ専用のゲームで、
壁にボールを跳ね返して遊ぶゲーム内容です。
バーでボールを跳ね返すと、バーの色が青、オレンジと変わり、
その時のバーの色によって、ボールを打ち返せなかった時に
その逆の色のバー側に点数が入る仕組みとなっています。

この点数にどんな意味があるのかは知りませんが……。


なお、どのゲームでも、バーのサイズを3段階から選ぶ事ができるので
対人戦のときなどでは、ハンディを付けることが可能です。

ちなみに説明書が無いので、
このバーのサイズの変え方が全然分からなかったのですが
ちょこちょこといじっていたら、その方法を見つける事に成功いたしました。

説明書を無くしてしまって、これから遊びたくても分からない!
……という人の為にその方法を記しておきます。

これから遊ぼうと思っている人がいるかは分かりませんが!

【バーのサイズ変更のやり方】
その都度、リセットボタンを押しパドルを動かして調整する!

TV FUN COLOR MODEL 501購入履歴・

1990年代末期にフリーマーケットにて購入。

思い出・

特に無し

その他・

日本における初のテレビゲームは、
エポック社から発売されたテレビテニスということですが
あのゲームにはスコア表示が無く、またモノクロでありました。
そこから考えると、多少の進化はしているように思います。

スコアに対応したのもカラーになったのも、このゲーム機以前のようですが
ACアダプターを標準装備したのは、これが初なんじゃないですかね?
詳しい事はわからないので、なんとも言えませんが。

当時、ポンのゲーム性を持ったゲーム機が
数多くのメーカーから発売されましたが
このシリーズだけでも様々なバージョンが存在します。
それだけ当時のポンの人気は凄まじかったのでしょう。

一時代を築いたレトロなゲーム機、
たまには遊んでみるのもいいかもしれませんよ。


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posted by 二条ジョウ at 23:11 | Comment(3) | TrackBack(0) | 極レビュ展示物 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
思い出「特に無し」で笑いました。
フリマで見かけたからこそ出会えて購入に繋がったっていうのが、敢えて言うなら思い出なんですかね^^

しかし二条さんは色々なゲーム機を所有してますね。
ウチの友達連中だと、テレビとスーファミがセットになってるのを持ってるヤツがいましたけど、珍しいゲーム機はそれくらいだったなぁ。
Posted by 平宮 at 2013年11月09日 23:44
これまたレアなゲーム機ではありませんか。
ファミコン以前のは残存数が少ないですし
ちゃんと動作する物ならなおさら価値がありますよ。
ご老体なので大切に扱ってくださいませ。
Posted by sergeant at 2013年11月15日 20:20
>平宮さん

そういわれれば、それが思い出になるのかもしれませんね!

しかし、スーファミ内臓テレビはテレビでレアですね。
当時、見た事はありましたが、さすがに購入までにはいきませんでしたよw
そのご友人には大切に保管することをススメてくだされ!

>sergeantさん

確かに全然見かけないので、残存数は少ないかもしれませんね。
フリマで見つけて買っておいたのが今に生きたようです。
私の眼が黒いうちは、大切にしておきます!
Posted by 二条ジョウ at 2013年11月15日 23:26
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