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2014年06月04日

No.217 ゲームボーイ『うお〜ズ』レビュー


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食うか食われるかっていう、
文字通りの意味を体現して見せた面クリア型のアクションゲーム。

自分より大きな魚に食べられないように、
自分より小さな魚を食べて成長していくというなんともシュールな内容であります。

そして、この大きな魚の存在が
子供の頃の私にかなりのトラウマを残したわけです。

この大きな魚の視界に入ろうものなら、
まるでホーミング機能が付いてるかの如くプレイヤーに急接近し、
そしてあっちゅーまに食べられてしまうのですよ。
ステージの配置がランダムなので、
ひどい時には、目の前にヤツがいる状態で始まる事もあり、
ゲームが始まってから開始0.5秒で食われてしまうなんて事も……。
食われ方はエグいし、頻繁に瞬殺されるので、
もはや、ホラーです。

またヤツは一度画面上から消えると、
消えた場所以外からも姿を現し襲ってくるので、
常に画面上に視認しておかないとならないのです。
まさかのワープ機能までを有しているので、
ただ闇雲に逃げりゃーいいってわけでもなく、
ヤツの存在に常に注意を払いながら、一定距離を保ちつつの捕食が求められます。

でないと、右にいたと思っていたヤツが、急に左から襲ってきて、
気づいた時には食われた後だった、なんて事にもなりかねません……。

いやはや何とも恐ろしいゲームです。

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子供の頃のトラウマたる、大きな魚。
プレイヤーを執拗に追い回すぞ!

ちなみに、一ステージに、
何匹の魚を食べなきゃいけないかという数が決まっているのですが
自分がヤツに食われるとその数が最初からとなります。
一ステージに食べなきゃいけない小さな魚の数が結構多いので
逃げることと食べることで頭がパニック状態になり、
かなりのスリルが堪能できますぞw

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へへっ、いただきマンモス!
……と、思ったら、後ろからヤツが急接近!
油断するとこうなり、そして食われます。


さて、小さな魚を食べつつステージを重ね、一回りも二回りも成長したプレイヤーの魚。
艱難辛苦に耐えた先にあるのは、ヤツとの最終決戦。
捕食される側だった自分が、ついにヤツを捕食できる立場にあい成った訳です。

最終ステージでは小さな魚が登場しない代わりに、大きな魚が三匹登場します。
(今までの通常ステージでは一匹。また最終面は周回を重ねると増えていく)

そして、その大きな魚とのガチンコバトルは、まさに食うか食われるか。
こちらがヤツらを狙うだけではなく、向こうもこっちを食おうとしてきます。

最初は、大きな魚に狙われるだけだった自分が、
最後にはヤツらを食べ、エンディングを迎える。。。
何ともサカナ界の厳しい現実を目の当たりにした気分です。

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最初の頃より大きくなったプレイヤーの魚。
今までの恨みを晴らしたれ!!

大きな魚から逃げ、小さな魚を追い回すという至ってシンプルな内容ながら
常に死と隣りあわせという、スリリングが体感できるゲームです。
小さな頃はそれでかなりのトラウマになったものでしたが、
今改めてプレイしてみても、なかなかに恐怖ですw
ゲーム自体は、普通に面白いんですけどね〜。

それにしても、うお〜ずは、ウォーズと魚をかけたんでしょうが、
いやはや、それが見事に掛かっているゲームと言えますね。
まさに戦争ですよ、このゲームは!!

ホント、トラウマダヨー。

『うお〜ズ』評価:☆☆☆☆
発売・トーワチキ
ジャンル・アクション
発売日・1990年10月5日
定価・3,000


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posted by 二条ジョウ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゲームボーイ レビュー | 更新情報をチェックする
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