焼肉をテーマとした焼肉アクション!
焼肉アクションという謎ジャンルに加えて、
なんか色々とイロモノ臭が漂っておるわけですが、
ゲームは焼肉の如く熱く燃える内容であります!
ちなみにこちら、レインズインターナショナルが協賛しているので、
大手焼肉チェーン店『牛角』で使える500円の割引券がゲームに付属していました。
おまけに肉と29(ニク)を掛けて定価2,900円っていう安さでシャレも効いてます!
なお、前に紹介した『満腹!!鍋家族』と同様、
メディアエンターテイメントのグルメアクションシリーズであり、
その第1弾目の作品だったりします。

焼肉奉行となって、肉や野菜を焼き、そして食わせ、
客を満足させるという、言ってしまえばそれだけの内容なのですが、
客のニーズや焼き加減に気を配りながら、如何にテンポよく焼肉を提供するかの
判断力が問われるパズル要素の強いゲームとなっています。
肉や野菜は、12個まで同時に網の上に置けますが、
網の中央は火力が強いので、焼けるまでの時間が端の部分とは異なります。
勿論、肉と野菜とでは火の通りも全然違うので気をつけないといけないし、
焦げないようひっくり返す事も忘れないようにしなければなりません。
また、各ステージに登場する三人の客には満足度というのがあって、
肉や野菜を食べさせる事でそれが変動していきます。
ステージクリアには、満足度を一定以上にする必要がある為、
一定値を下回らないように焼肉を提供することが求められるわけですが、
当然の様に、客には好きなモノと嫌いなモノがあるし、
生焼けや焦げすぎのモノを食べさせれば満足度は下がってしまいます。
しかも、客の好きなモノや嫌いなモノは、
プレイ中たびたび変わる為、油断できません。
普通に食べてたのに、いきなり嫌いになる事もあるのでね、注意です。
なお、焼けた肉や野菜の客への配膳は、
左の客から□ボタン、△ボタン、○ボタンに振り分けられています。
(×ボタンは肉を置いたりひっくり返したりするのに使う)
ポンポンポンとコンボを刻みながら、テンポ良く焼肉を提供したい所ですが、
客の好みに合せて配膳しなければならないので、その瞬時の判断力は非常に大事ですぞ。

焼肉奉行として、客を満足させなければならない!
しかし、このゲーム、なかなかにバカゲーっぽい空気が漂っているのに、
中身はしっかりしたゲーム性なので、意外にハマってしまいます。
肉が嫌いだとヌカす場違いな客ばかりの出現に、
思わずブチ切れそうにはなりましたが!!
しかし、このゲームをプレイしていて思うのは、
焼肉が食べたくなってくるって事ですね!
なんか肉とかのグラフィックも非常に丁寧なので、凄いお腹が空いてくるのですよ。
肉を焼く音もジューッジューッと、食欲を刺激してくるし。
このゲームの需要がどうだったのかは分かりませんが、
これをプレイしたら焼肉が食べたくなってくるので、
牛角の売り上げに一役買う事を狙っていたのかもしれませんね。
まぁそんな思惑があったのかどうかはさておき、
このゲームの発売から数ヶ月後には、
社会現象を巻き起こしたBSE問題が発生するわけなので、売り上げどうこう以前に、
日本の食肉産業や外食産業が大打撃を被る事になるわけですが。。。
ちなみに私は、元々携帯電話のアプリ版をやっていて、
よく学校へ行く間の暇つぶしとして遊んでおりました。
暇つぶしでやるアプリでは気にならなかったけど、
コンシューマーでやるとやっぱりボリューム不足は感じるゲームですね。
なお記事では、メインモードに重点を絞ってレビューしましたが、
対人戦のほか、制限時間無しで何人のお客を満足させるかっていうモードもあります。
特に対人戦は熱いですぞ!!
『焼肉アクションゲーム 焼肉奉行』評価:☆☆☆☆
発売・メディアエンターテイメント
ジャンル・焼肉アクション
発売日・2001年5月24日
定価・2,900



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