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2016年01月14日

No.242 ファミコン『マッピー』レビュー


警察官のマッピーがニャームコ一家に奪われた品物を取り戻すため、
いたずら猫のニャームコやミューキーズを避けながら、
アジトである屋敷に点在する盗品を回収する事が目的のアクションゲーム。

マッピーは、元々ナムコが製作した自律型の迷路脱出用ロボットであり、
1981年のデビュー以来、その仕草や可愛さから全国で人気を博していました。
1983年にはアーケードゲームにも登場し、その後様々な機種に移植。
本作は、そのうちの一つ、ファミコンに移植されたモノとなっております。

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テーマは追いかけっこ。
マッピーは警察官だから、こっちが追う立場かと思いきや、
ニャームコ達から逃げながら、盗品を回収するっていうまさかの設定。
子供のころ友達の家でプレイ画面を見た時には、
マッピーが泥棒で、警察官のネコ共から逃げながら
お宝を盗むゲームかと思っていましたよ。

後に自分で続編のマッピーランドを買うまでは、
その事実に気づかず、結構なあいだ勘違いしていましたね。
まあ、よくよく考えれば、主人公はネズミですもんね。
いくら警察官といえども、ネコにはかてませんわ。

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ネコ共から逃げつつ盗品を回収だぜ!

舞台となる屋敷は5階建て(アーケード版は6階,msx版は4階)ですが、
ゲームを進めて行くと、屋敷の屋上にも行けるようになるので、
実質6階層を行ったり来たりしながら、点在する盗品を回収していく事になります。

マッピーは基本逃げの一手。
しかし、屋敷内にはトランポリンやドアなどが設置されているので、
それらを駆使してネコ共の追撃をかわす事はできます。

トランポリンは階の昇降に使用しますが、
トランポリン使用中は、ネコ共が群がってきてもミスという事にはならないので、
昇降だけではなく、咄嗟の安全地帯確保にも利用できるわけです。

ただし、バウンドをする度にトランポリンの色が緑→青→黄→赤と変わり、
最後には破れてしまうので、そうなる前にどこかの階で降りて、
落下によるミスを回避しなければなりません。
どこかの階に降りることで、トランポリンはまた元の状態に戻るので、
降りた後は、また使用する事も可能となります。

またドアは、開閉によってネコ共の追撃を回避するのみならず、
近づいて来た時を見計らって開ければ、吹っ飛ばし気絶させる事ができます。

なお開けた方向に向かって衝撃波が飛んでいき、
これに当たったネコ共を画面上から屠りさる事ができるパワードアなんていうドアも
屋敷内に設置されています。

他にも、触れると落下するベルをネコ共の頭上に落としたり、
タイミングを見計らって、落とし穴を開け、そこに引き連りこんだりと、
マッピー自身には攻撃手段は無くても、様々な仕掛けを利用する事で
ニャームコ一家と互角に渡り合える対抗手段を得ているわけです。

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パワードアで攻撃だぜ!

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昇降中はネコに触れてもミスにならない!
上のベルを彼奴の頭上に叩き落したれ!!


しかし、ステージの攻略に手間取っていると、
彼奴らのご先祖様なるコイン型のネコが登場し、
難易度が跳ね上がるので油断はできません。

トランポリン使用中でも、触れればミスになるし、
パワードアやベルも効かないといった、なかなかに恐ろしい奴なので、
コイツが登場するまでにステージは攻略したいところ。

またステージが進むにつれ、ネコ共のスピードも速くなり、
最終的にはマッピーの倍以上も早くなるので、
様々なテクニックを用いての攻略が必須になるかと思います。
ドアを閉める時の反動を利用して、マッピーをダッシュさせたり
それで敵を気絶させたりなど、覚えておくと役に立つテクニックが色々あるので
是非ともできるようになりたいですね。

格段に攻略が楽になりますよ〜。

『マッピー』評価:☆☆☆
発売・ナムコ
ジャンル・アクション
発売日・1984年11月14日
定価・4,500


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posted by 二条ジョウ at 23:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
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