
今なお続くサッカーゲームの金字塔、ウイイレ。
その一番最初の作品がコレ。
初代が出たのは私が小学生の頃なのですが、
それから毎年1本は必ず出てくるんで、ホント化け物みたいなシリーズですね。
中古ショップに行くと100円ぐらいで売っているので、
金の無い学生時代にはそれなりにお世話になりました。
この初代は、私が一番最初に触れたウイイレだったりするんですけど、
買った時にはもう2001とかが発売してた頃なので、完全に出遅れ。
しかも、高校時代に安価という理由で
シンプルシリーズとまとめて買っただけのモノだったので、
ゲーム自体に惹かれて買ったわけでもありませんでした。
ただこの初代、予想に反してハマったワケです。
当時サッカーのルールも知らなければ、選手どころかチームの名前すら知らない私が、
買って2週間ぐらいはずっとやり込んでいたぐらいに。
一緒に買ったシンプルシリーズが3日と経たず飽きたのに比べるとえらい違いです。
まあ、ファミコンのサッカーとか、くにおくんのサッカーとかも好きだったし、
ウイイレを面白いと感じたのも、当然っちゃ当然なんだろうけども、
初代は結構クセがあるので、一概にそれだけではないともいえます。

肉弾サッカー
一番最初のウイイレではありますが、
Jリーグが公認しているので当時の加盟していた14チームが実名で登場します。
今では存在していないチームもいるので、
Jリーグファンなら懐かしさに浸れるかもしれませんね。
また、この頃から選手も実名です。
当時の3Dモデリングだと外見で判別はつきませんが、
プレイ中、選手が顔写真入りで表示されるので逆に分かりやすいかも。
ある意味リアルっちゃリアルです。
ただまあ、サッカーゲームとしてのリアルさは、
続編のシリーズと比べるとかなり落ちますね。
ゲーム性はお世辞にもよくはないです。
とにかくスライディングばかりかましてくるCPUにイラつきを通り越して笑えますw
――そもそも、それファウルだろ!
っていうプレイでも、審判はガン無視。
ボールの取り合いというか、
明らかに敵意むき出しにプレイヤー選手へ向かってくるので
フィールド上はとてつもなくカオス。
効果音もそれに合わせて、バキッ、ズガッ、ズゴォッ!
とか鳴るので、音だけ聴いたら格ゲーかドラゴンボールですw
イラつきを通り越して笑えるのも無理はありません。
笑えるついでに言うと、ジョン・カビラの実況が面白いのもマル。
たぶん、このゲームで初めてジョン・カビラっていう人を知ったので、
独特の言い回しが結構新鮮でしたね。

開始早々、スライディングの応酬に。。。
初代には初代の味がある!!
後のシリーズだと、選手それぞれに個性があるわけですが、
初代は選手間に能力の差は感じられません。
スタジアムも一つしかないので、やればやるほど新鮮味は薄れていきます。
前述したように、サッカーゲームとしてのリアルさからも離れているので、
進化を続けている以降のシリーズに慣れ親しんだ人たちからすると、
今更初代をやるのはかなり厳しいかもしれません。
ただ、プレステで初めて3Dグラフィックに対応したサッカーゲームが、
実名チーム&選手で操作できることと、臨場感たっぷりの実況に、
発売当初はいま思うよりもずっと熱かったのではないでしょうか。
個人的にも初めて遊んだ時はハマったし、楽しいは楽しかったです。
それに今プレイしても独特な効果音とかで笑えるゲームなので、
見方を変えて遊んでみると、
意外にまだまだ楽しめるゲームといえるかもしれません。
まあ、初めてプレイした時からゲーム性云々よりも、
動きと音で楽しんでた節が個人的にはありますが。
『Jリーグ 実況ウイニングイレブン』評価:☆☆☆
発売・コナミ
ジャンル・スポーツ
発売日・1995年7月21日
定価・5,800



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