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2017年09月08日

No.258 ファミコン『本将棋 内藤九段将棋秘伝入門編』レビュー


内藤國雄棋士監修のファミコン初の将棋ゲーム!
セタのファミコン参入第1弾目のソフトでもあります。

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コンピュータ将棋なので……


対局相手はまさかのロボット!
内藤さんが相手ではないですよ!

んなバカなって感じですが、
コンピュータを相手に将棋するわけですから、
対局相手がロボットでも問題は無いのです。

そもそもコンピュータは強くないので、
対局相手を内藤さん的立場にしてしまうと、
それはイコール内藤さんが弱いって事になってしまいます。
対局相手をロボットにしたのも、
もしかしたら、そういった事情を加味しての事だったのかもしれませんね。

そう考えると、むしろプレイヤーの立場が内藤さん。
それならしっくりきます。
内藤さんに成り代わって、
悪の元凶たるロボットを蹴散らしちゃいましょう!

ゲーム内容


将棋ゲームであり、それ以上でもそれ以下でもないです。

ファミコン初って事ですが、先手後手は決められるし、時間制限の有無や
プレイヤーあるいはCPUの飛車落ち二枚落ちの設定も決められるので、
将棋ゲームとしての体裁は整っていますね。

ただ、コンピュータは前述した通り、弱いです。
私も初心者に毛が生えたぐらいの腕しかないですけど、
それでも問題なく勝てるレベル。
居飛車、振り飛車とか、その辺の戦法を大まかにでも分かっていれば、
棒銀覚えたての初心者がやっても、
恐らくヌルいって思うレベルじゃないでしょうかね。
さすがに二枚落ちは厳しいかもしれませんが、
全くの素人でなければ、まず負けないと思います。

つか、私自身が全然強くないのに、
このゲームだと連戦連勝ですからね!!
どんだけだよって感じです。

ただまぁ、パッケージには入門編と書かれているので、
これは完全に将棋を覚えようとしている人向けのゲームなんでしょうね……。

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気分は内藤棋士!ズバババーン!

当時、初めて将棋を学ぶには重宝したかも?


このゲームは将棋ゲームとしては簡単なので、
将棋好きな人がやるには物足りなさを感じるでしょうけど、
出た当時、小学生が遊び感覚で覚える入門用ソフトとしては、
最適だったのではないかと。
そういえば、対局相手がロボットなのと、
ちょっとしたコミカルな動作が子供にはウケそうな感じではあります。

このゲームの『待った』は、
ボタンを押しまくって何回かロボットに頭をさげる事で初めて一手戻せるのですが、
そういった遊び要素も他には無い感じでなかなかイラ……、おもしろいです。
子供の頃やってたらネタにしてかもしれませんね!

ところで将棋ゲームは、それこそ山ほどでていますが、
個人的にはやはり森田将棋とか羽生将棋とかの方が馴染み深かったですわ……。

『本将棋 内藤九段将棋秘伝入門編』評価:☆☆
発売・セタ
ジャンル・テーブル
発売日・1985年8月10日
定価・4,500


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posted by 二条ジョウ at 22:42 | Comment(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
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