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2018年01月23日

No.261 ファミコン『テニス』レビュー


ファミコン テニス タイトル画面

ファミコン初のテニスゲーム


左右の打ち分けに始まり、ボタンによるショットの切り替えや、
また位置関係によって自動的に変化するショットなど、
当時としては珍しい様々なシステムを取り込んで登場した、
ファミコン初のテニスゲーム。

ファミコン初とはいえ、基本的なシステムは既に確立されており、
後のテニスゲームの礎になった作品といえるゲームであります。

勿論、今のテニスゲームと比較してしまえば、
色々と地味な印象を受けてしまう部分もありますが、
基礎がしっかり作られているので
ゲームとしての面白さは申し分ありません。

逆にこの地味さも、充分ゲームの味として楽しめるんじゃないでしょうか!?

156万本も売れた本格テニスゲーム


ゲームは、シングルス、ダブルスの2つのモードで構成されています。
シングルスは、1人プレイモード。
ダブルスは、2人プレイモードです。

ダブルスは2人プレイモードなので友達と一緒に遊べますが、
このゲームにはプレイヤー同士の対戦はありません。
なので2人プレイモードは、
ダブルスでチームを組んでCPUと戦う形になります。
また、どちらのモードでも試合は3セットマッチのみとなり、
2セットを先取した方が勝ちとなります。

とまあ、ゲームのモードは限られていますが、
CPUの難易度はどちらのモードでも5段階から選ぶ事が出来るので、
試合の展開は結構違いがあって面白いですね。

今では当たり前の事ですが、
デュースやタイブレーク、フォルト、ダブルフォルトは勿論、
シングルス時とダブルス時のサイドラインの違いといったテニスのルールも
きちんと盛り込まれているので、
当時としては充分珍しかったのではないかと思われます。

そもそもこの時代だと、
テニスのルールに沿った本格的な試合展開が楽しめるゲームという物が
無かった頃だと思うので、これだけでも他のゲームとは、
かなり一線を画していたのではないかと。

そりゃ、156万本も売れますわ!

ファミコン テニス 協力プレイ
対戦はできないけど協力はできる!
そして、これがハマる!!


今でも友人と遊ぶ事の多いゲーム


思えば、テニスゲームで一番遊んだのはこのゲームかもしれないですね。
何だかんだで今でも遊びますし、友人を呼んで遊ぶ時もまだまだやる事が多いです。

やっぱり協力プレイがかなりハマりますねコレ。
テニスゲームとして面白いのは勿論ですけど、
子供の頃はその枠に収めなくても、色々楽しんでいましたわ。

というか子供の頃は、大抵、協力して遊ぶとまともにプレイしないので、
やれ試合中、マリオ(審判)にラケットを叩き込む回数を競ったり、
独自の必殺シュートを如何にそれらしく魅せるかに燃えたり、
なんか違う部分に情熱を注いでたりなんかしたり……。

勿論、普通にテニスもやるんですけど、
ダブルスなのに、お互い相手を邪魔するから、
子供の頃は、協力プレイでまともに勝てた為しがないって言う……。

いやはや、懐かしいですねw

そういえば、このゲームを使って、
『スーパーマリオブラザーズ』のバグ面が遊べるんですけど、
世代の人だと、テニスがどうこうより、
むしろそっちの用途の方が重要だったのかもしれませんねw

『テニス』評価:☆☆☆☆☆
発売・任天堂
ジャンル・スポーツ
発売日・1984年1月14日
定価・3,800(後に4,500)


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posted by 二条ジョウ at 23:29 | Comment(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
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