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2020年07月26日

No.274 ファミコン『川のぬし釣り』レビュー


釣り要素をRPGに絡めた『川のぬし釣りシリーズ』第1作目
ドラクエ風のRPGと釣りの融合という斬新なシステムでファニーゲーム賞を受賞し、
ゲームファンのみならず釣りファンにも支持されたゲームとなっています。

川のぬし釣り タイトル画面

RPGと釣りの融合


一般的RPGの最終目的が大魔王を退治して世の中を平和にする事だとすると、
この釣りがメインのRPGである川のぬし釣りでは
川のぬしを釣り上げ、妹の病を治す事こそがその最終目的となります。

釣りゲーなので釣りに特化したゲームであるのは勿論ですが、
当時の一般的なRPGと同様、村で情報やアイテムを集めたり
外で敵と戦い経験値を貯めてレベルアップなんて要素もあって、
思っていた以上にRPGしているのが、このゲームの特徴といえます。

というより、そういったRPG要素を無視して釣りなんてできないので、
たかが釣りゲーだと思っていると泣きをみます。

川のぬし釣り 会話
普通のRPGみたいに情報集めや依頼などもこなしていくぞ!

狩猟ゲーじゃないんだよ!


外を歩いていると野ウサギやらたぬきやらといった野生動物の襲撃があるわけですが、
それが尋常ならざるレベルで行われる為、
――もしかするとこのゲームは釣りゲーじゃなくて、狩りゲーなのでは?
と勘違いしそうになりますが、このゲームに狩猟要素は無い為、
何も得るものはありません。
しかし得る物は無くても、
釣り場に行く道中にはそういった野生動物共が跋扈しているので、
一般的なRPG同様しっかりと心構えはしたい所です。
……武器とかそういうのは無い世界なんで心構えだけね!

で、そういった野生動物との戦闘は、
ドラクエみたいな戦闘画面で行われるのですが、
この戦闘システムが少々独特でなかなか面白いです(敵そのものが独特だけど)。

斬新な戦闘システム!


戦闘は、『たたかう』のコマンドを選ぶと、
画面上に“白い点”が表示されランダムで動き回ります。
この白い点が敵に攻撃を加えるポイントとなり、
敵の表示位置と重なる所で白い点を止めれば、
ダメージを与える事が可能
となるわけです。
逆にそれ以外の場所はミスになるのと、敵には弱点の箇所もある為、
目押しが得意な人だと戦闘は比較的楽かもしれませんね。

まあ、ランダムで動く上、時間が経つとスピードも速くなるので、
言うほど楽ってわけじゃないかもしれないけど……。
事実、私は戦闘でしょっちゅうくたばっていましたよ!

川のぬし釣り 戦闘画面
狩猟ゲーではないので倒しても肉を得る事はできない。
ただし戦闘をする事で経験値を得てレベルアップする事は勿論可能。
レベルアップをすると体力が増えるので、
遠くの釣り場まで移動するのが楽になっていく。
ちなみに体力の現在値が攻撃力である為、体力には常に注意したい。


釣りゲーだから釣りをしたいんだよ!!


野生動物共の襲撃に恐怖するゲームではありますが、
そういった猛攻をかい潜って釣り場に到達すると、
いよいよお待ちかねの釣りタイムです!!

釣り場は幾つかあって、場所によって釣れる魚も違いますが、
基本的に村を拠点として、その近場の釣り場で魚を釣り、
お金を貯めて新しい道具を買い、
レベルアップも相応に積んだところで
次の村と釣り場へ行くというのが流れとなっています。

ただまあ、遠くの方の野生動物は、
殆ど魔物といっても良いぐらいの凶悪な強さになってくるのと、
釣り自体もキツいわりにはうま味が少なくなってくるので、
お金を稼ぐのは最初の方(けいりゅう)で済ました方が効率が良いです。

そもそもお金は、釣りをしてその釣った魚を売る事で得る事ができるのですが、
レアリティなんて概念は無く、サイズによって値段は決まります。
その為、釣りにくい上にちっこい魚をせこせこ釣るよりも、
釣りやすく、かつサイズも大きい魚がいる最初の方が全然楽なんですよね……。

まあ、そうなると釣りゲーとしてはどうなんよ?って話になりますが、
ここは、釣りゲーを楽しむか、ぬしを釣る事を第一とするかで、
プレイスタイルが分かれる部分かもしれません。

で、釣りですが、基本的に釣りができる場所
(川に面した砂利とか浅瀬の特定ポイント)で、
その釣り場にいる魚に対応したエサを付けて竿を投げ、
泡が出ていれば魚がいるので食いつきウキが沈むまで待ってそのタイミングで釣ります。

そうすると画面が変わり自分と魚との1対1のバトルが始まるわけです。

野生動物との戦闘がRPG的なバトルなら、
魚とのバトルはいわゆる釣りゲー的なバトルです。
抵抗する魚をタイミングを見計らって自分の方に引き寄せ、
距離を0.0メートルまで引っ張ってくれば勝利っていう寸法のバトル。
まあ、勝利というか、お魚ゲット!っていう形ですね。

慣れてないうちは、最初の釣り場でも手こずりますが、
ここがこのゲームの醍醐味というだけあって、
慣れてバンバン釣れてくると一気に面白くなります。
野生動物共の鬱陶しさも緩和される事でしょう!

……ただまぁキツい魚相手だと、慣れても釣れるまで時間がかかるか、
全く釣れないなんていう事態にもなりそうですが、
実際の釣りもそんなもんだしリアリティはあるんじゃないですかね!?(適当)

川のぬし釣り 釣りバトル
うまく魚を引き寄せゲットしよう!

釣り主体のRPGがあったっていいじゃない


釣りとRPGが融合したこのゲーム。
普段釣りをやらない層の人でも、
わりと手に取りやすかったゲームではないでしょうか?
野生動物の凶悪さや独特のシステムで
純粋に釣りを楽しむゲームとは言えないけれど、
一風変わったRPGとして見ると、
当時としてはかなり斬新だったのではないかなと思います。

釣ってお金を貯めて、戦って経験値を得てレベル上げをして
時には依頼を受け魚を釣り重要アイテムを貰って
最終目標であるぬしを釣る為の布石を打っていく……。

魔王や邪悪な敵という存在はいないし世界を救うわけじゃないけれど、
妹を救う為、ただただ釣りをする……。
そんなゲームだってあったって良いんだという事を
どこか教えてくれた様な気がするゲームでした。

川のぬし釣り ぬしゲット
みごと川のぬしを釣り上げると……。

『川のぬし釣り』評価:☆☆☆☆
発売・パック・イン・ビデオ
ジャンル・ロールプレイング
発売日・1990年8月10日
定価・6,300


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posted by 二条ジョウ at 17:39 | Comment(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
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