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2022年03月26日

No.288 スーパーファミコン『実況パワフルプロ野球2』レビュー


スーパーファミコンのパワプロシリーズ第2弾にしてシリーズ通算3作目。
94年シーズン終了時のデータを基にPS版であるシリーズ2作目の
『パワプロ'95』から基本的なシステムを受け継いだ作品です。

スーファミ パワプロ2 タイトル画面

ここが違うよパワプロ2!


1作目のパワプロ'94ではバッテリーバックアップ機能が搭載されていなかった為、
パスワード方式でデータを管理する必要がありましたが、今作ではその機能が搭載。
これにより、全15試合のミニペナントレースから、
当時のプロ野球と同じ、全130試合のペナントモードが遊べるようになりました。

正確にはメモリーカードが採用されていたPS版であるパワプロ'95からなのですが、
本作でもそれに倣った感じです。

PS版で無くなっていたキャンプモードが復活した事や、
オプションの設定もこれまでより細かくできるようになったり、
PS版と比べても結構違いは見てとれます。
特に今作からミートカーソルのロックオン機能が搭載されましたが、
以降のパワプロシリーズに受け継がれている要素の一つでもあるので、
ミートが苦手でなかなか当たらなかった人でも
気軽に本シリーズに触れるきっかけになったのではと思います。

個人的には当時スーファミ版の2はスルーしていたので
もっぱら人の家で対戦ばかりでしたが、
ペナントモードの試合数が同じになっただけでも嬉しがっていた友人は多かったです。
(少年野球に入るぐらいな野球好きの友人も多かったので)

その時代を堪能できるパワプロ


シリーズ通して根幹を成す部分はそう変わらないと思いますが、
今、昔のパワプロを遊ぶ意味があるとすると、
やはり発売した時期のデータで遊べるというのは魅力の一つなのではないでしょうか。
(サクセスが無い時代の作品は特に)

個人的にはそんなに入れこんでいるわけでは無いですけど、
現巨人の監督である原辰徳を始め、
後に監督になる選手が同じチームにいて野球をやっているのを見ているだけでも面白いし、
バラエティー番組で活躍中の長嶋一茂がまだ現役な事も、
三本柱と称されていた斎藤雅樹、桑田真澄、槙原寛己なども一同に会していた事も、
やはりその時代の作品に触れなきゃ味わえないものがあります。

この時のパワプロは、能力が詳細に分からなかったり、
後のシリーズに比べると選手の能力値の付け方にも
疑問が残る部分はあったりするんですが、
それでもゲーム的に難があるわけでもありません。

まだサクセスモードが無い時代の作品ですが、
たまには昔を思い出して当時の興奮を呼び覚ますのも面白いかもしれませんよ。

スーファミ パワプロ2 試合


『実況パワフルプロ野球2』評価:☆☆☆☆
発売・コナミ
ジャンル・スポーツ
発売日・1995年2月24日
定価・9,980


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posted by 二条ジョウ at 18:49 | Comment(0) | スーパーファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
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