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2007年10月08日

No.77 プレイステーション2『WORLD TANK MUSEUM for GAME 東部戦線』レビュー


ワールドタンクミュージアムシリーズは、ミニチュア戦車を扱った食玩です。
最近は戦車やら軍艦やら戦闘機やらの食玩もコンビニに置いてあることが多く
手軽に買える点が非常に魅力的。

しかし、いつも思う事ですが、これらはマニア以外に買う人はいるのかと。
コンビニに置いてあるぐらいだから、それなりの需要はあると思うけど
マニアックすぎて女子高生とか子供もまず買わんだろうし……。
とても心配です。

ちなみに、私もこのシリーズは
まだ1度も買った事無いですけどねw

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さてそんなミニチュアの戦車が題材のこのゲーム。
主人公ルドルフが所属する「オルクス隊」を中心に物語りが進んでいきます。
オルクス隊は、スターリングラード大敗後に編成された寄せ集め部隊ですが
激戦区を転戦していくうちに、いつしかオルクス(死神)隊と呼ばれるようになります。

つまり、
オルクス隊を率いてドイツ軍を勝利に導こう!と言った感じのゲームです。

ただし、ドイツ軍は勝てません。
あとオルクス隊の指揮官は主人公では無いです。

ゲーム自体は戦車部隊を率いて、敵部隊を撃破すると言った
言ってしまえば大戦略のような感じなのですが、1ユニット=戦車1台となっている点や
ユニットにはキャラクターの概念が存在しているので大戦略とはちょっと違います。

敵を撃破することで手に入る経験値は
そのままキャラクターのレベルアップにもつながるし
レベルがあがれば新しいスキルを覚えます。
戦術級シミュレーションRPGと銘打っているだけあり
RPGの概念が取り入れてあるのです。

そしてインターバル画面では部隊編成を行うことができます。
ここがこのゲームの魅力の一つ。
これはミッションを有利に進めていく為に、新しく開発された戦車を購入したり
現在搭乗している戦車を改造して強くする事で、キャラクターのレベルアップと同じように
戦車自体の強さもあげることができるのです。

ただ、装甲を強化したり砲を強化して戦車を実際に戦わせストーリーを進めていくのだけど
史実をもとにしているのでどう戦っても負け戦になります。
勿論、戦闘に勝利しなければストーリー自体が進行しないのだけれど
戦闘に勝利してもそれは局地的な勝利にしかならず
全体的にドイツ軍は徐々に追い詰められていくのです。

その為、普通のRPGのように冒険にでて
最後は魔王を倒してハッピーエンドと言う訳にはいきません。
しかし、ドイツ帝国興亡の歴史を個性豊かな仲間達と共に体験し戦っていく様は
なんとも熱いドラマがあり、思わず涙がチョチョぎれてしまいます。

ちなみにこのゲームの主役は何と言っても戦車なので
「ティガー」「ヤクトパンター」等のドイツ戦車は勿論のこと
史実では開発が間に合わなかった戦車も数多く登場します。
私は同じ戦車でも日本軍の戦車が好きなタイプなので
ドイツ戦車については全く分からなかったけど
それでも3Dで表示されている戦車を見ているとカッコイイと思ってしまいました。

純粋に歴史を学べることが出来る点や
カッコいい戦車の戦いが見れるこのゲームはまさしくお勧めの1本です。

勿論、そもそもミリタリーモノが好きじゃないと楽しめないと思いますけど。

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ちなみにこのゲーム、豪華解説書である
「東部戦線ハンドブック」ももれなく付いてきます!

『WORLD TANK MUSEUM for GAME 東部戦線』評価:☆☆☆
発売・サクセス
ジャンル・戦術級シミュレーションRPG
発売日・2005年12月1日
定価・6,800


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posted by 二条ジョウ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | プレイステーション2 レビュー | 更新情報をチェックする
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