現在、ソニーのプレステ3が発売され
任天堂のwiiももうすぐ発売ということで
次世代のゲーム機競争が展開されようとしている。
そして少し前ならば、プレステと任天堂64とセガサターンといったように
必ずライバル機なるものが存在していたのだ。
それは勿論、ファミコンとて例外ではない。
だが私が子供時代を過ごしていた時はあまりにもファミコンが主流で
その他のハードの存在など全く以て知らなかったのである。
(実はプレイしてたんだけどね……)
しかし、そいつは確かに存在していたのだ。
ファミコンとほぼ同時期に発売され、そして敗れ去っていったセガのゲーム機……。
その名を
『SG-1000』(エスジー・セン)マイコンの『SC-3000』からキーボードを無くし、ゲームに特化した専用機で
当時としてはけして悪いマシンでは無かった(……らしい)。
だが、ファミコンの勢いは凄まじく、後継機などをだして挑むも到底及ばなかったのだ。
私もこの辺の事はよく分からないので簡略するが
とにかく、そういったゲーム機が存在していた事は事実なのである。
今日はそんな訳で、そのSG-1000のソフトである、
ボーダーラインを軽く紹介する。

私がSG-1000の存在を知った(思い出した)のはそんなに昔のことではない。
つい5年ぐらい前の事である。
たまたまゲームショップに足を運んでいた私は
そこに見知った映像が流れているのに気付いた。
――どこかで見たような映像だな〜。
と思い、しばらく考え込む。
すると昔プレイした事があるゲームだということに気付いた。
そしてなんだか懐かしくなった私は、このゲームを買おうと決意する。
なんていうタイトルかを確認する為、付けられていたポップを見る。
『SG-1000シリーズ ボーダーライン』と書かれていた。
――SG-1000って何!?と驚愕する私は、ゲーム機に目を移す。
すると、あきらかにファミコンではないゲーム機がそこにはあったのだ。
だがその本体を目にした時、すぐにこのハードを思い出した。
それこそが、幼少の頃に遊んだ事があったSG-1000のボーダーラインだったのだ。
幼少の頃、親戚の家に行った時にこのゲームで遊んだ。
それこそ自分がまだファミコンを買ってもらって無かった時の事だったので
親戚の兄ちゃんが面白そうにプレイする姿を見ると
すぐにやりたい衝動にかられたものである。
でも子供だったからか全然やらせてもらえなく
ずっとテレビ画面に食い入るように見ていただけ。
どうにか一回だけやらせてもらえるチャンスがめぐってきたものの
たった数秒でゲームオーバーになったりと、幼少の頃のそんな思い出がある。
そう懐かしい思い出なのだ。
でも、結局このゲームショップでは買わなかった。
だって、ソフトを買うとなると本体も買わなければいけないしね!
でも、そう言った思い出深いゲームというものは
一度懐かしさがこみ上げてくるとどうにも気になってしょうがない。
と言う訳で、月日はめぐり再びプレイする時が案の定訪れた訳である。
私は懐かしさがこみ上げてくるのを感じながら、ゲームをスタートする。
テケテケテケテケテッテテテテテ

軽快なBGMと共に私が操作するジープで、ミサイルッぽいのを撃ちながら進めていく。
一見シューティングっぽい感じ。
今となってはストーリーなんかよく分からない。
まぁパッケージに軍人の絵が描かれているので戦争物と言う事は分かる。
懐かしさを感じながらしばらくゲームを進めてみると、
ファミコンには無いSG-1000っぽい雰囲気を楽しむ事ができた。
しかし、懐かしさに浸れた反面、
ふしぎとゲームそのものはそこまで面白いと感じなかったのだ。
結構好きな部類のゲームの筈なのに、何故かそう感じてしまった私。
いま改めてプレイしてみると、
面白くないと切り捨ててしまうほど悪いゲームではないと思うのだが、
思い出補正の方が強かったからなのかは分からないが、
その時の私は正直その様に感じてしまったのである。
でも、あの時に、このゲームをプレイしたおかげで、
もう一度SG-1000に触れようと思うようになったのだから、
人間って分からないものだ。
『ボーダーライン』評価:☆☆
発売・セガ・エンタープライゼス
ジャンル・アクション
発売日・1983年
定価・3,800


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