2007年12月25日

No.86 セガサターン『ときめきメモリアル〜forever with you〜』レビュー 〜二条メモリアルの巻〜


※注
今回の記事には、心が病んでいる表現が結構含まれていたりします。
ですので、予め読む前に心の準備をしておく事を推奨いたします。


メリ〜クリスマス♪
そしてこんばんわ!
イブの夜にブログを更新している私です。

いや〜、悲しくなってくるね。
どこもかしこもクリスマスムード一色で!!
あぁ、こんな私を癒してくれる乙女はどこかにいないもんかのぅ……。

と、そんな感じで家の中を物色していたら出てきました。

私の嫁が!!

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ご存知ときメモ(SS版)です。
もはや説明は不要ですね。
もしかしたら未プレイな方や全く知らない方もいるかもしれないので簡単に説明しますと、

このゲームはギャルゲー!

です。

3年間の学校生活で女の子と仲良くなっていき、卒業式に告白されればO.K!
な感じのゲームです。
藤崎詩織と言えばピンとくるでしょう。

あっ、知らない?
そうですか。

とにかく、誰も癒してはくれなさそうなので今日はゲームの世界へ現実逃避する事にします。
まぁその間皆様には、私と嫁との馴れ初めでも聞いてもらいましょうか。


中学時代のあの頃はとにかくピュアな少年でした。
ギャルゲーのギャの字も知らない、それはもう心が澄み渡っていたぐらいに。
そんなピュアな少年の心を乱しまくった元凶は、全て友人のH君にあるのです。

〜豆知識〜
H君とは、私の幼稚園時代からの親友。
それは中学生になっても変わらず、今でも時たま会っていたりする。
当時は野球少年だったが、今では頭がボンバヘッドのホストだったりもするから
人生は分からないものである。


二条メモリアル〜木漏れ日の中で〜

ある日の学校の帰り道。
その日は今月何のゲームが欲しいかをベスト5で発表する日であった。
(ベスト5云々の詳細はこちらの記事にて)
中学に入ってからは、新しくS君もこれに加わったが
やる事は小学生の頃と変わらず、ただ互いに買いたいゲームを発表するだけ。
しかし、そんな事でさえも私たちは楽しんだものである。

いつもと変わらないこの恒例のイベント。
ただ1つ違う事があるとすれば、今回H君があのゲームを1位にもってきた事だ。

「第1位はときメモかな?」

H君が第1位にもってきたソフトはときメモと言うソフトだった。
今では当たり前のように知っているソフトでも、あの頃はピュアな少年の為、全く知らない。
なもんだから、あの頃の私はそれについてH君に聞いてみるのだけど
なかなかゲームの内容を教えてはくれなかった。
聞けば、どんな内容なのかを当てたら教えてやると言う始末。

――どんな内容なのかが分かったらそもそも聞かねーよ。

……と言うツッコミは心の中にしまいこんで、とにかく考えてみる。
色々考えた結果、そのゲームはパズルゲームなのではないかと言う答えに行きついた。
その理由は−解くメモ−だから。

自分でもいい線いっている答えだと思ったのだけど
勿論当たっている筈もなかった。

「てゆーか、オメーそんなもん欲しいの?あれエロゲーじゃん」

私が考え込んでいると横からS君が口を開いた。
S君の口ぶりからすれば、どうやらそのときメモと言うゲームは
なにやらトンでもないゲームだと言うことが分かる。

――と言うか、エロゲー!?

私が驚愕する眼差しをH君に向けると、彼は必死に弁解をする。

「違うよ!あれはエロゲーじゃなくて恋愛シミュレーションゲームなんだよ!」
「恋愛しゅみれーしょん?」
「そう。今後の為に勉強しようかなとおもってさ」


ようするに、そのときメモと言うゲームは恋愛しゅみれーしょんで
恋愛の勉強が出来るゲームであるとH君は言いたいようである。
私は、世の中便利になったな〜とか感心して、S君にも話を聞いてみようとしたのだが
S君は我々2人が考えているよりもずっとゲーマーだったのだ。

「……オメーセガを馬鹿にしているのか?」

気づけば、彼は怒りに満ち溢れていた。
我々2人がゲームは楽しければ良いと言う考えの持ち主ならば
このS君は生粋のゲーマー。
特にセガに対する入れ込み具合はハンパではなく
彼の前でプレイステーションの話をしよう物ならば、鉄拳が飛んでくる程だ。
……勿論、格ゲーの鉄拳を投げつけてくるわけではない、ホンマもんの鉄拳である。

そのS君の前で、ときメモと言うギャルゲーの話をしたのがそもそも間違いだったのだ。
(ちなみに、このH君が買おうとしていたときメモはSS版)

「あんなナンパゲーやるようじゃ、オメーもクソだな!」
「……べ、別にいいじゃんか。人の勝手だろ?」


だんだんと空気が重くなってきていたのが分かった。
幾らこの私がバカでも、ここは何とかしなければいけないと本当に思った程だ。
私は、この嫌な空気を払う為、必死にS君のご機嫌を取る事に勤める。

何せチキンゆえ。。。

「そ、それよりS君。バーチャ2のあいつの倒し方分かる?」
「はぁ?オメーにバーチャの何が分かるんだよ!」

余計にキレられた。
もはや事態は収拾のつかない状況へと追い込まれていたのである。

そして……。

「いいか、ときメモなんか買ったらぶっ殺すからな!!」

と言う捨てゼリフを吐いてS君は、我々2人を残して先に帰ってしまったのであった。

夜。
私はH君が言っていた、ときメモなるゲームの事がかなり気になっていたので、
家に帰ってから買いに行ったゲーム雑誌を読んでいた。

「ときメモ、ときメモ……、あった!」

………………。
…………。
……。

「何これ!めっちゃオモシロそうやん!!」

初めて見るゲーム内容は、私には全てが新鮮だった。

このゲームで恋愛の勉強ができるかどうかは別として、非常に興味を引かれたのだ。
そしてコレは私も買わねばと、決意新たにした訳である。

しかし、コレを買う為には幾つかの問題を解決しなければいけない。

一つは、S君の存在。
一つは、何処で買うか。
一つは、隠す場所。


私がこのゲームを購入する為には
幾つかの課題をクリアーしていかねばならなかったのだ。

何故かと言うとそれはチキンゆえ。
ぶっちゃけS君に関してはスルーしてもいいとして、買う場所と買った後にゲームを隠す……、
もとい保管する場所を考えておくことは急務なのだ。

翌日、休日と言う事もあってか、早速ときメモを購入する神機が到来した。
親も競馬に行っていないし、買うなら今を置いて他にはないと判断したのだ。
私は、ゲームショップを探す為に自転車を走らせた。
勿論、下調べなんてしていないからなかなか見つからない。
一応、買う店の条件としては、
@40代後半の男性がレジに入っている店。
A裏路地にあり、目立たないような店。
B自分の住んでいる地域からかなり離れている店。

以上の3つである。
一つでも欠けてはいけないのだ。
その為、いつも買いに行っている店にはいかない。
知り合いに会う可能性があるからだ。

数時間かけてもなかなか良い店が見つからなかったのだが、不思議と辛くはなかった。
それは何かをなそうとしている自分がとてつもなくカッコよく感じた為かもしれない。
例え動機が不純であれ、この時の私は輝いていたのだ。

そしてそんな私を天は見捨てはしなかった。

「らっしゃい!」

ようやく見つけた一件のお店。
店員は40代後半のおっちゃん、店は目立たない所にあり、
自分の住んでいるところからもかなり離れている。
そして、今は私以外にお客はいないときた。

――チャンスだ!!

次第に胸が高鳴ってくるのが分かった。
棚に並べられたSS版ときめきメモリアルを手にレジへと向かう。
全てが無駄のない動き。
自分自身で褒めてあげたいぐらいである。
とっとと会計を済ませてこの地域からおサラバすれば全ては完了。
あとはバラ色の未来が待っているだけである。

しかし……。

「ほぅ……、ときめきメモリアルねぇ〜。兄ちゃんも好きだね〜」

あろうことかこの店員は、私に話かけてきたのである!!

「アレだろ、伝説の木がどうたらとか言うゲームでしょ?」
「……ええ、まぁ」
「ふーん(ニヤニヤ)」
「…………」


なかなか会計をさせてくれないおっちゃん……。
それどころか私はおっちゃんにからかわれつつあった。
しかも店内には、いつの間にやら入ってきていた何人かの女性客の姿が……。
コレは予想もしなかった事態である。
何とかしなければ末代までの恥なので必死に、

「お会計をお願いします!」

と催促するが、おっちゃんはなかなか話を切り上げない。
そうこうしているうちに、その女性客がレジへと向かってきていた。

「あーだこーだだわよねー」
「そーよねー」


広いお店ではなかったので、至近距離まで来る女性客。
私が買っているものも勿論、モロばれだった。

「あの〜、他のお客さんも来たみたいですし……」
「ああ、そうだったね」


そして、ようやく会計を済す。
わざわざ遠出して来たと言うのに
結局は恥をかいてしまう結果に終わってしまったのだ。

この日の恥ずかしさは
それはもう何とも言えないぐらいのことであった。
初めて買うギャルゲーを、あろう事か女の人に見られて
あげくに、見ず知らずのおっちゃんにからかわれるなんて
なんとツイていなかったことだろう。。。

きっと、いつもギャルゲーばっかプレイしている男の子と思われていたに違いない。
ああ、最悪である。

そんな最悪な1日を体験した私は
静かに家に帰って初体験となるギャルゲーをプレイする。
そして、その初体験はとてもテンションがあがるものであった。
最悪かと思われていた1日であったが、ときメモで全ては払拭され
一人遅くまでプレイし続けるのである。

色々あったが、ときメモは面白い!

と、その様に感じた中学時代の私であった。

続く。

……かもしれない!?


以上が馴れ初めです。
つか、馴れ初めと言うか、買ったキッカケなんだけどね。
色恋沙汰とかと勘違いした人ゴメンなさいねw

まぁでも楽しくプレイしましたよ☆
もうね、プレイ前から心臓バクバクだったのが、
プレイを始めると突き抜けちゃうぐらいに高鳴っていましたね。
あまりに藤崎詩織が可愛かったんで、ビデオに録画したりもしたし
ここでは言えない様な事もしたりね。
あっ、もちろん健全な意味でですよ。

とにかくね、コレはやばかった。
当時、こういうゲームはやった事がなかったので、
もう心が病むぐらいはやったんじゃないでしょうか。
良い思い出です。

ただ、このゲームを買った事は誰にも言えなかったんですよ。
本当は、俺達のアツアツぶりを見せ付けてやりたかったのですが
それをやってしまうと、イタイ人になってしまうので、それはできませんでしたw

でも、本当に色々な思い出があるんですよね。
2人で遊園地に行ったり、プールに行ったりとか。
そうそう、クリスマスに行ったパーティーの帰りには
雪が降って来て何ともロマンチックでしたよ☆

……コホン。

さて、今日久々に嫁と会ってきた訳ですが
どう言う訳かなんか虚しくなったんで即効でお開きにしてきちゃいました。
やっぱ現実が一番って訳ですよ。

現実が!!

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『ときめきメモリアル〜forever with you〜』評価:☆☆☆☆
発売・コナミ
ジャンル・恋愛シミュレーション
発売日・1996年7月19日
定価・6,800

posted by 二条ジョウ at 00:36 | Comment(5) | TrackBack(0) | セガサターン レビュー | 更新情報をチェックする
2007年07月27日

No.65 セガサターン『信長の野望 リターンズ』レビュー


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信長の野望シリーズの第1作目をリメイクした『信長の野望 リターンズ』。
当時、戦国時代にハマッていた私が覇王伝の次に買ったソフトです。
(覇王伝の記事についてはコチラ)

基本システムはPC-6601やPC-8801等のオリジナル版と同じで
プレイヤーが操作できる大名は織田信長のみです。
(ただし、2人プレイ時に2P側は武田信玄が使える)

最近の信長の野望のように城単位での攻略ではなく、国単位での攻略となっている点や
登場する大名も17ヶ国のみなので、若干もの足りなさを感じてしまいますが
原点回帰と言う意味では本作は見事に再現されています。

しかもグラフィック等が一新されており
登場する大名は全てポリゴン表示と言う素晴らしさが体験できます。
しかし今では、……と言うかファミコンなどにも全国攻略が可能となった全国版があった為
そちらを持っていれば、わざわざ買う必要もないかと思います。

覇王伝の後に買った私の感想としては、ぶっちゃけ微妙に感じてしまいましたが
その気になれば1時間程度でクリアできてしまうので
忙しい時にちょこっとやる分には非常に重宝したものです。

「シリーズの原点をやってみたい!
……でも、当時のパソコンは持ってないしな〜」


と言う、そんな方にちょっとお勧めできるかも知れない1本です。

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『信長の野望 リターンズ』評価:☆
発売・光栄
ジャンル・歴史シミュレーション
発売日・1996年3月29日
定価・5,800


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posted by 二条ジョウ at 03:29 | Comment(2) | TrackBack(1) | セガサターン レビュー | 更新情報をチェックする
2006年12月27日

No.17 セガサターン『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド』レビュー


新世紀エヴァンゲリオンと言えば
ちょい昔に社会現象を起こしたアニメとして、まだ記憶に新しい。
そして、来年には真の完結と言うことで
全4部作の映画化も行われることとなり、まだまだその人気は衰えない。

さて、そんなエヴァンゲリオン(以下エヴァ)だが
ゲーム化もかなりの数でリリースされている。
今日はそんなエヴァのゲームの中から、
セガサターン用ソフト
『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド』を紹介したいと思う。

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物語は、アニメの10話ぐらいの時の設定となっていますが、ストーリーは完全オリジナル。
主人公碇シンジが通う学校に
霧島マナという転校生がやってきて、ストーリーが展開していきます。
オリジナルと言うこともあってか、バリバリのラブストーリー
そのシナリオもなかなかのものがありました。
グラフィックも綺麗だしね。

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しかし、ゲームをプレイするというよりも
映画を見ている感覚で勝手にどんどん進行していくので
イマイチゲームをしている感がなかったです。

プレイ中にトイレに行きたくなっても、話の途中でポーズをかける事ができないので
苦しい思いをしながらストーリーを眺めていたのを記憶していますね。
戦闘シーンも特に操作する訳でもないので、本当にゲームとは言いがたいものがあります。
とは言え、オリジナルのアニメか映画を見ている感覚なので充分楽しめた事は事実ですし
このゲームのヒロイン、霧島マナがメチャクチャかわいかったので全ては万事オッケー!

……てな感じです。

アニメの10話ぐらいの設定なので
アニメ版エヴァの後半のような暗い感じもなく、ストーリーは結構明るいし
そうかと思えば、エンディングでは泣けてしまったぐらいに感情移入ができたし
もはやゲームと言う概念なんてどうでもいいや的な感想すらもらしてしまいましたね。

ちなみに、最後の選択肢によってエンディングが変わります。
全部のエンディングを見たわけではないのですが
エンディング曲も良かったので、一度ぐらいはプレイしてもいいと思いますよ。

ただし、ゲーム内でのキャラクターの性格が
多少アニメ版と異なるので、生粋のエヴァファンにはどう映るかは分かりません。



えっと、ちょっと話しとは全然関係ないかもしれないのですが
エヴァキャラクターの殆どはお船に関係している名前が使われています。
碇、加持、葛城、赤木、伊吹マヤ、綾波、惣流、冬月、青葉、日向等ね。

「碇と加持は分かるけど、その他のは何で?」

と思われるかもしれませんが
何と、大日本帝国海軍の艦船から名前をとっているんですよ。
もちろん霧島マナも、戦艦金剛型の四番艦、霧島から来ているんですわコレが。
(えっ?知ってた?……ゴメリンコ!)

キャラの性格も何となくその名前のイメージにピッタリと当てはまるんですよね。

で、一昔前に、プラモで日本海軍の艦船を作ろうかと思って
とあるショプで何個か探しているうちの綾波だけが見つからず、

「綾波ありますか?」

と店員に言ったら数万もする綾波レイのフィギュアを出されてしまいました(汗)
つか、他にも島風とか大和とかのプラモを手に持っていたんだから、間違えないだろと。

勿論そのフィギュアは購入しなかったんですが
駆逐艦の方の綾波は、綾波レイにあやかったかどうかは分かりませんが
バカウレだったみたいで結局買うことはかないませんでした。

どうやらエヴァブームの為か
日本海軍の艦船(エヴァキャラに使われている物)までもが品薄だったようですね。
しらんけど。

ぶっちゃけそれからです。
エヴァを見てみようかな〜と思ったのは。
でも見ようかな〜と思った時にはすでにリアルタイムで放送されていなかったので
しょうがなくレンタルで借りて見ました。

で、メチャクチャはまってしまったと!

この「鋼鉄のガールフレンド」も
売り出されてからしばらくして中古で買ったものだったので、1200円ぐらいでした。

でも、売り出された時にエヴァにはまっていたら、定価で買う羽目になっていたと思うので
さすがに定価の6800円ではこのゲームは楽しめなかっただろうと思います……。

てなわけで、ちょい脱線しちゃいましたが
中古1200円分の価値は充分あったゲームです。
なんか無理やりまとめた感がありますが、許してくださいね。


『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド』評価:☆☆☆
発売・セガ・エンタープライゼス
ジャンル・アドベンチャー
発売日・1998年3月19日
定価・6,800


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posted by 二条ジョウ at 04:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | セガサターン レビュー | 更新情報をチェックする
2006年11月20日

No.2 セガサターン『ワールドアドバンスド大戦略〜鋼鉄の戦風〜』レビュー


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ゲームのやりこみはあまりやらない私ですが
このセガサターン用ソフト『ワールド アドバンスド 大戦略〜鋼鉄の戦風〜』
めちゃくちゃはまってしまいました。

そんな私の転換期ともなった、このゲームについて今回はレビューしていきたいと思います。

「もうファミコンどころか、レトロでもないよ!」

……というツッコミは、この際聞かぬことにして、ハリッキっていきたいと思います!


大戦略と言うぐらいだから、もちろんジャンルはシミュレーションゲーム。
ただ、他の大戦略が現代や第二次世界大戦の欧州戦線などをあつかっているのに対し
こちらはなんと日本軍でもプレイできるのです。
しかも、パソコン版ではありません!
家庭用ゲーム機であるセガサターンでプレイできると言う優れものだったのです。

とは言え、これを購入した当時はそんなことも知らず
また大戦略をプレイしたこともない私だったので
内容がどんなものかすらも知らない有様でした。

では、何故このゲームを買ったのかといえば
たまたま行ったゲームショップに、このゲームが1000円で置いてあった為
セガサターンを購入して日も浅かった私はつい買ってしまっていたのであります。
(あの当時は、とにかく安いゲームを買いまくっていましたので)

しかし!!
このゲームは
その安く購入したゲームの中でも群を抜いて楽しめたゲームの一つだったのです。

でも、当初は内容もよく分からんし
戦闘機と攻撃機の違いも、レイセンとゼロセンが同じと言うことも知らないし
おまけに、日本軍にゼロセン以外の戦闘機があったことや
戦車がメタクソに貧弱であると言うことも勿論知りませんでした。
つまり購入当初はミリタリー関係に全く知識がなく
その為、専門用語が頻繁に入っているこのゲームには相当苦労させられました。

ですがプレイしていくうちに、いつの間にか軍服を購入していたり、軍歌を歌っていたり
部屋の中は軍艦のプラモデルで埋め尽くされているという状況にまで変化していった程
このゲームにははまってしまったのです。

今じゃすっかり軍国青年だぜ!

……で、ゲーム本編の内容なんだけど、ドイツ軍、アメリカ軍、日本軍のうち一つを選んで
第二次世界大戦を戦い抜くキャンペーンモード
好きなマップを選んで遊べるスタンダードモードから成っていて
根つめてプレイする時はキャンペーンを選び
ちょっくらやってみっか!的な軽い気分な時はスタンダードモードでプレイ。
キャンペーンでは勝敗によってストーリーが変化していき
史実どおりの展開からIFシナリオまでもが体験できます。
日本軍によるアメリカ本土上陸作戦とかね。

でも、このゲーム結構難しい。
大抵私は日本軍で遊んでいたのですが
行き着く先は殆どが日本本土決戦にぶち当たっていました(汗)
兵器とかも進化させていくことが可能なのですが
陸軍さんの戦車が弱く
進化させるために経験値を積もうと戦いを挑んでは即やられるので
実質進化させることが出来ませんでした。
勿論、戦車を主力にしていた私がただ単にオマヌケである可能性もあるんですがね。
(というよりそれが濃厚)

つかね、

チハたんが弱い!!

大好きなのに……。

とは言え、この絶望まっしぐら感が大好きな私は
勝っている時よりも負けている時の方が燃えるぐらいに楽しめていたので
まぁ、全てはオッケーなんですけどね。

そんな感じなんで、チハたんやチヘたんといった
日本軍戦車大好きな方にもお勧めできる一本です。
何せ絶望が体験できるのですから……。
そうそう、恐竜もなんか知らんけど兵器としていましたね(意味分からんけど)。

このゲームは、私のシミュレーションゲーム好きを開花させた
その第一歩の作品なんで、思い入れが深いです。


『ワールドアドバンスド大戦略〜鋼鉄の戦風〜』評価:☆☆☆☆☆
発売・セガ・エンタープライゼス
ジャンル・戦略シミュレーション 
発売日・1995年09月22日 
定価・7,800


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posted by 二条ジョウ at 02:26 | Comment(2) | TrackBack(0) | セガサターン レビュー | 更新情報をチェックする