極東ゲームレビュー館 > ファミコン レビュー
2020年07月26日

No.274 ファミコン『川のぬし釣り』レビュー


釣り要素をRPGに絡めた『川のぬし釣りシリーズ』第1作目
ドラクエ風のRPGと釣りの融合という斬新なシステムでファニーゲーム賞を受賞し、
ゲームファンのみならず釣りファンにも支持されたゲームとなっています。

川のぬし釣り タイトル画面

RPGと釣りの融合


一般的RPGの最終目的が大魔王を退治して世の中を平和にする事だとすると、
この釣りがメインのRPGである川のぬし釣りでは
川のぬしを釣り上げ、妹の病を治す事こそがその最終目的となります。

釣りゲーなので釣りに特化したゲームであるのは勿論ですが、
当時の一般的なRPGと同様、村で情報やアイテムを集めたり
外で敵と戦い経験値を貯めてレベルアップなんて要素もあって、
思っていた以上にRPGしているのが、このゲームの特徴といえます。

というより、そういったRPG要素を無視して釣りなんてできないので、
たかが釣りゲーだと思っていると泣きをみます。

川のぬし釣り 会話
普通のRPGみたいに情報集めや依頼などもこなしていくぞ!

狩猟ゲーじゃないんだよ!


外を歩いていると野ウサギやらたぬきやらといった野生動物の襲撃があるわけですが、
それが尋常ならざるレベルで行われる為、
――もしかするとこのゲームは釣りゲーじゃなくて、狩りゲーなのでは?
と勘違いしそうになりますが、このゲームに狩猟要素は無い為、
何も得るものはありません。
しかし得る物は無くても、
釣り場に行く道中にはそういった野生動物共が跋扈しているので、
一般的なRPG同様しっかりと心構えはしたい所です。
……武器とかそういうのは無い世界なんで心構えだけね!

で、そういった野生動物との戦闘は、
ドラクエみたいな戦闘画面で行われるのですが、
この戦闘システムが少々独特でなかなか面白いです(敵そのものが独特だけど)。

斬新な戦闘システム!


戦闘は、『たたかう』のコマンドを選ぶと、
画面上に“白い点”が表示されランダムで動き回ります。
この白い点が敵に攻撃を加えるポイントとなり、
敵の表示位置と重なる所で白い点を止めれば、
ダメージを与える事が可能
となるわけです。
逆にそれ以外の場所はミスになるのと、敵には弱点の箇所もある為、
目押しが得意な人だと戦闘は比較的楽かもしれませんね。

まあ、ランダムで動く上、時間が経つとスピードも速くなるので、
言うほど楽ってわけじゃないかもしれないけど……。
事実、私は戦闘でしょっちゅうくたばっていましたよ!

川のぬし釣り 戦闘画面
狩猟ゲーではないので倒しても肉を得る事はできない。
ただし戦闘をする事で経験値を得てレベルアップする事は勿論可能。
レベルアップをすると体力が増えるので、
遠くの釣り場まで移動するのが楽になっていく。
ちなみに体力の現在値が攻撃力である為、体力には常に注意したい。


釣りゲーだから釣りをしたいんだよ!!


野生動物共の襲撃に恐怖するゲームではありますが、
そういった猛攻をかい潜って釣り場に到達すると、
いよいよお待ちかねの釣りタイムです!!

釣り場は幾つかあって、場所によって釣れる魚も違いますが、
基本的に村を拠点として、その近場の釣り場で魚を釣り、
お金を貯めて新しい道具を買い、
レベルアップも相応に積んだところで
次の村と釣り場へ行くというのが流れとなっています。

ただまあ、遠くの方の野生動物は、
殆ど魔物といっても良いぐらいの凶悪な強さになってくるのと、
釣り自体もキツいわりにはうま味が少なくなってくるので、
お金を稼ぐのは最初の方(けいりゅう)で済ました方が効率が良いです。

そもそもお金は、釣りをしてその釣った魚を売る事で得る事ができるのですが、
レアリティなんて概念は無く、サイズによって値段は決まります。
その為、釣りにくい上にちっこい魚をせこせこ釣るよりも、
釣りやすく、かつサイズも大きい魚がいる最初の方が全然楽なんですよね……。

まあ、そうなると釣りゲーとしてはどうなんよ?って話になりますが、
ここは、釣りゲーを楽しむか、ぬしを釣る事を第一とするかで、
プレイスタイルが分かれる部分かもしれません。

で、釣りですが、基本的に釣りができる場所
(川に面した砂利とか浅瀬の特定ポイント)で、
その釣り場にいる魚に対応したエサを付けて竿を投げ、
泡が出ていれば魚がいるので食いつきウキが沈むまで待ってそのタイミングで釣ります。

そうすると画面が変わり自分と魚との1対1のバトルが始まるわけです。

野生動物との戦闘がRPG的なバトルなら、
魚とのバトルはいわゆる釣りゲー的なバトルです。
抵抗する魚をタイミングを見計らって自分の方に引き寄せ、
距離を0.0メートルまで引っ張ってくれば勝利っていう寸法のバトル。
まあ、勝利というか、お魚ゲット!っていう形ですね。

慣れてないうちは、最初の釣り場でも手こずりますが、
ここがこのゲームの醍醐味というだけあって、
慣れてバンバン釣れてくると一気に面白くなります。
野生動物共の鬱陶しさも緩和される事でしょう!

……ただまぁキツい魚相手だと、慣れても釣れるまで時間がかかるか、
全く釣れないなんていう事態にもなりそうですが、
実際の釣りもそんなもんだしリアリティはあるんじゃないですかね!?(適当)

川のぬし釣り 釣りバトル
うまく魚を引き寄せゲットしよう!

釣り主体のRPGがあったっていいじゃない


釣りとRPGが融合したこのゲーム。
普段釣りをやらない層の人でも、
わりと手に取りやすかったゲームではないでしょうか?
野生動物の凶悪さや独特のシステムで
純粋に釣りを楽しむゲームとは言えないけれど、
一風変わったRPGとして見ると、
当時としてはかなり斬新だったのではないかなと思います。

釣ってお金を貯めて、戦って経験値を得てレベル上げをして
時には依頼を受け魚を釣り重要アイテムを貰って
最終目標であるぬしを釣る為の布石を打っていく……。

魔王や邪悪な敵という存在はいないし世界を救うわけじゃないけれど、
妹を救う為、ただただ釣りをする……。
そんなゲームだってあったって良いんだという事を
どこか教えてくれた様な気がするゲームでした。

川のぬし釣り ぬしゲット
みごと川のぬしを釣り上げると……。

『川のぬし釣り』評価:☆☆☆☆
発売・パック・イン・ビデオ
ジャンル・ロールプレイング
発売日・1990年8月10日
定価・6,300


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posted by 二条ジョウ at 17:39 | Comment(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
2020年04月22日

No.272 ファミコン『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』レビュー


国民的RPGの第2弾。
前作から僅か8ヶ月でリリースされた今作はボリュームもスケールもアップし、
世にドラクエブームという現象が起こる火付け役となった作品です。

ドラクエ2 タイトル画面

前作から100年後が舞台のストーリー


今作は、前作主人公の子孫であり三人の勇者ロトの末裔達が
邪教の大神官ハーゴンの野望を打ち砕く為、冒険の旅に出るという物語。

シリーズ初のパーティー制を導入しており、
プレイヤーはロトの末裔である
ローレシアの王子、サマルトリアの王子、ムーブルクの王女の三人を操作していきます。
これによって戦闘も前作の1対1のバトルから、
味方と敵パーティーが入り乱れる集団戦が展開されるようになり、
以降の作品における戦闘システムの基礎を築きました。

ただし今作では最初ローレシアの王子の一人旅となるので、
冒険をしていく過程で他の二人を仲間にする必要があります。
これはストーリー的な意味合いだけに止まらず、
RPGにまだ不慣れだったユーザーが前作の一人旅との違いに戸惑わない為の
配慮の意味も込められていたそうですが、
敵は普通に徒党を組んで襲ってくるので、
序盤のザコ敵ですら油断なら無いものとなっているのがなんとも面白いです。

ドラクエ2 ローレシア一人旅
序盤は一人だけど冒険を続けていくと仲間が増えるぞ!

三人のロトの末裔


ローレシアの王子


最初から操作できるローレシアの王子は物理攻撃に特化したキャラです。
呪文が一切使えないというシリーズ全体をみても異端な主人公ですが、
冒険の過程で仲間にできるサマルトリアの王子やムーンブルクの王女が
ローレシアの王子の苦手とする所を補ってくれます。

サマルトリアの王子


サマルトリアの王子は、いわゆる器用貧乏で、
物理も魔法もそつなくこなします。
ただ重い武器は装備ができない、覚える事のできる最強の魔法も調整ミス?で
微妙といった具合になかなかに不遇。
しかし、序盤におけるサポート的な立ち位置や、
後半における蘇生呪文であるザオリクが使える立場という事もあり、
キラりと光る部分があるのもまた事実。
大事に育てていきたいところです。

ムーンブルクの王女


ムーンブルクの王女は、魔法に特化したキャラ。
物理攻撃には一切期待できませんが、グループ攻撃のバギを早くに覚え、
全体攻撃のイオナズン、体力を全回復する事ができるベホマなど、
魔法においてはサマル以上の活躍を見せます。
というか、魔法が強力なので物理攻撃が期待できない事など何も問題にはなりません。
最後に仲間になるキャラですが、成長が晩成型のサマルより
ムーンの方が扱いやすいので頼りにしたい所です。

得意とする部分と苦手とする部分がそれぞれにあり、
三人の役割がしっかり分けられています。
主人公が魔法を使えない事も、RPGに不慣れなプレイヤーに
その役割をゲームを通して分かりやすく教える為の配慮だったのかもしれませんね。

様々な面でグレードアップ!


パーティー制導入による複数人同士の戦闘だけではなく、
様々な面で前作から進化を遂げ、
後のシリーズに影響を与えているのも今作の特徴です。

まず前作では操作キャラのグラフィックが正面方向のみだった為、
会話をする際に東西南北の入力を行う必要がありました。
今作ではこれを無くし、キャラが四方を向ける様になった事で、
会話の際に方角入力の段階を踏む必要がなくなりました。
幾つかのコマンドを廃止して統合した事や
コマンドの入力を必要としない方法に転換した内容もあり、
後のシリーズに受け継がれている基礎部分がここでも完成したわけであります。
またミニゲームの要素(今作では福引き)もこの作品から導入されています。

マップ自体も大幅に広がり、
海に出れる様になった事で移動手段にも登場。
またワープに該当する旅の扉や、塔のダンジョンも加わりました。

その他にも装備品や魔法の種類の増加など枚挙に暇がありません。

ドラクエ2 船
お馴染みの船もドラクエ2から登場!
船を手に入れる事で行ける場所が格段に増えるぞ!


難易度が高い!


今作を語る上で忘れてはならないのは、
ファミコン版のドラクエ2は凄まじく難易度が高いという所も特徴のひとつです。

前作発売から僅か8ヶ月という驚異的なスピードでリリースされ
かつ大ボリュームの内容で発売された今作は
そのボリュームに見合うだけの難易度を誇っています。

特に終盤のロンダルキアへの洞窟(越えた後も含む)はそれを如実に表すかの如く
多くのプレイヤーを絶望の淵へと叩き込みました。
全7階層という巨大なダンジョンに、
これでもかと散りばめられた罠や強力な敵の数々は、
元々のエンカウント率の高さも相まって、かなり苦戦を余儀なくされます。
必然的に主人公以外は回復要員となりますが、
二人とも打たれ弱いため常に死と隣り合わせです。
特に蘇生できるキャラがサマル一人のみなので、
彼が死のうものならばやり直しが必至という有様。
ようやくロンダルキアへの洞窟を越えても
平気で即死攻撃をかます敵が出て来るので、
中間地点の祠に辿り着く前に全滅という事も何度もありました……。
(ちなみに今作のドラクエ2のザオリクは移動中にしか使えず、
しかも復活時のHPは1です。キチぃ〜〜〜〜〜)

このロンダルキアへの洞窟は、
8ヶ月という驚異的なスピードで出された事による
様々な調整不足からきたゆえの難易度といわれていますが、
皮肉にもこの絶望的な難易度を越えた後の達成感は何ともいえないものがあり、
ドラクエ2を人々の脳裏に焼き付ける事に一役買ったといえなくもありません。

また、ロンダルキアへの洞窟のみならず、
純粋な謎解き要素の難しさなども今作は突出しており、
ヒントと気づかないヒントや、完全にノーヒントなど
RPGに慣れ親しんでいなかったプレイヤーには相当キツかった部類ではないかと思います。
(当時のパソコンを主流としたRPG的にはこれが普通だとしても)

個人的にもロンダルキアへの洞窟よりも
むしろアイテム探しとかで四苦八苦してた覚えがあります。

01165s2.gif
ロンダルキアへの洞窟を抜けても気は抜けない。
ボロボロな状態の所に強敵が手ぐすね引いて待っているぞ!


パスワードの存在も語り草


今からプレイするとなると、
ちゃんと調整がされていてドット絵も光るスーファミ版が良いんだろうと思いますが、
それでもファミコン版でしか味わえないこの理不尽ぶりは
やり応えがあってなかなかにキリ捨てる事ができません。
(ファミコン版と後のリメイク作品とでは難易度が雲泥の差)

ただ、このファミコン版のドラクエ2は
まだセーブ機能が搭載されていなかった頃なので、
冒険の再開にはパスワード(復活の呪文)の入力が求められるんですよね。

当時(自分が初プレイした時)はコレが凄まじくダルかったですw
私は既にドラクエ5が世に出ていた頃に
ファミコン版のドラクエ2をプレイした口で、
セーブがあって当たり前で育った人間です。
(初プレイのドラクエは3だったけど)。

2の前にはドラクエ1をプレイしていましたが、
さすがに2のボリュームレベルになると
このパスワードシステムの入力が相当負担でしたね……。
(ドラクエ1は20文字、ドラクエ2は52文字)

濁音と半濁音を間違える事もしばしばあって、
やり直しなんて事も何度もありました。
さすがに私はそういう思いはもうしたくないですけど、
ドラクエ2を語る上ではこのパスワード……もとい、復活の呪文も
良き思い出の1つとなっているんじゃないでしょうか。

ロンダルキア、謎解き、パスワード、この三大苦(悦)が
個人的には印象深い作品ですが、
勿論それだけではなくて、キラりと光る名作であるのもまた事実。
BGMに関しては触れませんでしたが、ドラクエ2のBGMを聴きたさに
何年かに1度はやりたくなるドラクエシリーズの1つでもあります。

あっ、あともう一つ印象深い事がありましたわ。
ラスボスがベホマ(完全回復)を使ってくるっていうね!!

『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』評価:☆☆☆☆☆
発売・エニックス
ジャンル・ロールプレイング
発売日・1987年1月26日
定価・5,500


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posted by 二条ジョウ at 21:17 | Comment(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
2019年07月22日

No.269 ファミコン『がんばれゴエモン!からくり道中』レビュー


コナミの長寿シリーズであるゴエモンシリーズ家庭用第1作目の作品。
ファミコン初の2メガビット搭載ROMのゲームでもあります。

がんばれゴエモン タイトル画面

諸国の悪大名を懲らしめる義賊ゴエモンの世直し旅


がんばれゴエモン ゲーム画面

大ボリュームなステージ数!


世直し旅という事で、
肥後国から江戸国までの8か国全104ステージを攻略していく……、
という大ボリューム!!

ただゲームは13ステージを1セットとした周回制なので、
1つの国をクリアしたら、また同じ内容のステージを8回繰り返して
エンディングを目指していくんですけどね。
違いは周回毎の大名のセリフなどが若干変わるぐらいなので
エンディングまでは相当根気が必要なゲームといえます。

がんばれゴエモンはこんなゲームだ!


ゲームは、見下ろし型マップで構成されたアクションゲームで、
左右のみならず奥や手前に枝分かれする道や、
隠された地下通路を探索し出口(関所)を目指していきます。

各ステージでは、クリア条件となる3つの通行手形を入手しなければ
出口を見つけても次のステージにはいけないので、
関所の探索と合わせてコレを集める事も同時にやっていかなければなりません。

通行手形は、地下通路、秘密の迷路、お店で入手が可能ですが、
ステージが進むにつれ複雑かつ広大なマップとなっていくので、
探すのだけでもかなり大変です。
勿論敵も存在するし、時間制限だってありますからね!

そんな広大なマップでは、敵や博打でお金を稼いだり、
そのお金を使ってお店でパワーアップや宿屋で体力を回復し、
時には住民と会話して情報を得たりするなどして攻略を優位に進めていきます。
大ボリュームなのはステージ数だけではなく、
色々なエッセンスを多数盛り込んだRPG的な要素も光るゲームなのであります。

がんばれゴエモン 博打
博打は旅の息抜きぜよ……。

104ステージ攻略どころか……。


1周すら攻略できない私にとっては、
全104ステージ攻略は途方も無く感じます。

ホント、ボリュームがありすぎてマップを探索するのも大変。
行けども行けども出口や通行手形が見つからない、
あげくに時間制限があるのもキツかったですね。。。

セーブもできないから、次の日また続きからという事もできず、
子供の頃は、

――これ、1日でクリアできるのだろうか……。

とか思ったものです。

ゲーム自体は、探索やキャラをパワーアップさせたりする楽しさがあって
面白いけど、システム的に長時間のプレイとなると厳しかったですね。

いつか、1周ぐらいはしたいものです。

がんばれゴエモン アイキャッチ

『がんばれゴエモン!からくり道中』評価:☆☆☆☆
発売・コナミ
ジャンル・アクション
発売日・1986年7月30日
定価・5,300


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posted by 二条ジョウ at 21:38 | Comment(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
2018年08月16日

No.264 ファミコン『エクセリオン』レビュー


今日のレビューは、
アーケードから移植のシューティングゲーム。
ジャレコのファミコン参入第1弾目のソフト、『エクセリオン』です!

ファミコン エクセリオン タイトル画面

独特の操作感と2種類の武器の存在が魅力のゲーム


エクセリオンは、固定画面式のシューティングゲームですが、
疑似3Dスクロールによる背景演出が独特な雰囲気を醸し出しており、
自機の動きに慣性がかかっている事と、
性能の違う2種類の武器の存在が特徴的なゲームです。

独特な操作感


自機の動きに慣性がかかっているので、
操作した時の反応はちょいクセがあります。

移動させようとボタンを押しても、
コンマ何秒かのタイムラグが生じすぐには反応しません。
また押した後も慣性の法則に沿って動き続けるので、
独特な操作感に慣れが必要なゲームであり、
先読みも必要になってくるゲームといえます。

性能の違う2種類の武器


自機であるファイターEXには、2種類の武器が装備されていて、
連射ができない代わりに弾数制限が無く、2発同時に発射する『デュアルビーム』と、
弾数制限はあるものの、強力な連射が可能な『シングルビーム』からなります。

強力なシングルビームは、ゲームスタート時に50発が撃てる状態で始まりますが、
ぶっ放しまくるとすぐに弾が無くなる為、あまりそればかりに頼るワケにもいきません。
シングルはいざという時に取って置いて、
デュアルでコツコツとって感じなプレイも必要となってくるワケです。
また、敵を撃破すると弾数が1つずつ増えていく仕組みなので、
弾数制限の無いデュアルで弾を貯めていけば、
自然とシングルの弾数も増えるって寸法です。
デュアルを使う場面とシングルを使う場面、
そういった状況に応じた武器の使い分けが必要となってくるゲームなのであります。

ちなみに弾数制限があるシングルですが、
コレで敵を撃破しても弾数は増えます。
正確には1発消費して1発増えるのでプラマイゼロって事なんですが、
言い換えれば、百発百中でヒットしつづければ、
実は弾が減らないんですなコレが。
極限まで無駄撃ちを無くして、シングルビームだけで遊んでみるのも、
やり込みプレイとしては面白そうですね。

まあ、ゲーム自体が難しいので、私には無理そうですが!!

ファミコン エクセリオン ゲーム画面
一気にシングル放出!ズババババ!

好みがハッキリ分かれるそんなゲーム


このゲームは、左を押したら左に、右を押したら右にと、
プレイヤーの操作が瞬時に反映されるゲームではありません。

多くのシューティングゲームは、操作した通りに自由に動かせるものですが、
このゲームには慣性の法則が働いている為、思うようには動かず、
それらとは対照的なゲームです。

しかし、自由に動かせない分、敵の動きを予測し操作する事になるので、
それが自分の思う通りになってくると、今度は先読みしてぶっ放す爽快感が、
同時期のシューティングには無い味を提供してくれています。

操作感が合わず好きではないという人も多いこのゲームではありますが、
個人的には、この浮遊感に慣れてきた辺りから
見違えたようにエクセリオンが面白くなってきたんですよね!
好みにもよるので何ともいえませんが、
同じ様に、マッチする人は、
独特な操作感が逆に楽しく感じるそんなゲームなのでは無いかと。

そんな風に思う私なのでした。

『エクセリオン』評価:☆☆☆☆☆
発売・ジャレコ
ジャンル・シューティング
発売日・1985年2月11日
定価・4,500


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posted by 二条ジョウ at 23:30 | Comment(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
2018年01月23日

No.261 ファミコン『テニス』レビュー


ファミコン テニス タイトル画面

ファミコン初のテニスゲーム


左右の打ち分けに始まり、ボタンによるショットの切り替えや、
また位置関係によって自動的に変化するショットなど、
当時としては珍しい様々なシステムを取り込んで登場した、
ファミコン初のテニスゲーム。

ファミコン初とはいえ、基本的なシステムは既に確立されており、
後のテニスゲームの礎になった作品といえるゲームであります。

勿論、今のテニスゲームと比較してしまえば、
色々と地味な印象を受けてしまう部分もありますが、
基礎がしっかり作られているので
ゲームとしての面白さは申し分ありません。

逆にこの地味さも、充分ゲームの味として楽しめるんじゃないでしょうか!?

156万本も売れた本格テニスゲーム


ゲームは、シングルス、ダブルスの2つのモードで構成されています。
シングルスは、1人プレイモード。
ダブルスは、2人プレイモードです。

ダブルスは2人プレイモードなので友達と一緒に遊べますが、
このゲームにはプレイヤー同士の対戦はありません。
なので2人プレイモードは、
ダブルスでチームを組んでCPUと戦う形になります。
また、どちらのモードでも試合は3セットマッチのみとなり、
2セットを先取した方が勝ちとなります。

とまあ、ゲームのモードは限られていますが、
CPUの難易度はどちらのモードでも5段階から選ぶ事が出来るので、
試合の展開は結構違いがあって面白いですね。

今では当たり前の事ですが、
デュースやタイブレーク、フォルト、ダブルフォルトは勿論、
シングルス時とダブルス時のサイドラインの違いといったテニスのルールも
きちんと盛り込まれているので、
当時としては充分珍しかったのではないかと思われます。

そもそもこの時代だと、
テニスのルールに沿った本格的な試合展開が楽しめるゲームという物が
無かった頃だと思うので、これだけでも他のゲームとは、
かなり一線を画していたのではないかと。

そりゃ、156万本も売れますわ!

ファミコン テニス 協力プレイ
対戦はできないけど協力はできる!
そして、これがハマる!!


今でも友人と遊ぶ事の多いゲーム


思えば、テニスゲームで一番遊んだのはこのゲームかもしれないですね。
何だかんだで今でも遊びますし、友人を呼んで遊ぶ時もまだまだやる事が多いです。

やっぱり協力プレイがかなりハマりますねコレ。
テニスゲームとして面白いのは勿論ですけど、
子供の頃はその枠に収めなくても、色々楽しんでいましたわ。

というか子供の頃は、大抵、協力して遊ぶとまともにプレイしないので、
やれ試合中、マリオ(審判)にラケットを叩き込む回数を競ったり、
独自の必殺シュートを如何にそれらしく魅せるかに燃えたり、
なんか違う部分に情熱を注いでたりなんかしたり……。

勿論、普通にテニスもやるんですけど、
ダブルスなのに、お互い相手を邪魔するから、
子供の頃は、協力プレイでまともに勝てた為しがないって言う……。

いやはや、懐かしいですねw

そういえば、このゲームを使って、
『スーパーマリオブラザーズ』のバグ面が遊べるんですけど、
世代の人だと、テニスがどうこうより、
むしろそっちの用途の方が重要だったのかもしれませんねw

『テニス』評価:☆☆☆☆☆
発売・任天堂
ジャンル・スポーツ
発売日・1984年1月14日
定価・3,800(後に4,500)


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posted by 二条ジョウ at 23:29 | Comment(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする