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2008年03月20日

No.96 ファミコン『DATACH SDガンダム ガンダムウォーズ』レビュー


今回もデータック話ですがご容赦願います。

ブームと言うものにはいつか必ず終わりがやってくる。
特に昨今は流行り廃りが目まぐるしく、
ついこの間までやたら世間が騒いでいたと思ったら、
もう見向きもされないヒット商品の如くその例えはあげればキリが無い。
最悪自分だけでも世間の荒波に逆らって、最後まで意思を貫けばいいのだが、
私はブームというものに疎いので、
そもそも世間の荒波に逆らうような事例はまず存在しない。
つまり流行り廃りは私にとって関係のないと言うことだ。
ここで一つの例えをだしてどんなに私が疎いかを証明したかったのだが、
例え自体思いつく事ができないので証明することができない。
まことに残念である。

とにかく、
今の世は流行り廃りが激しい。

この事だけを納得していただければ次に話を進めることができるので
ご理解を得たいと思う。

さてデータックである。
これを流行ったものとするにはいささか抵抗があるのだが、
少なくともバーコードは、小学生の間で密かなブームがあった事は間違いない。
それをデータックにまでスグに結びつけることができないのは極めて残念な事なのだが、
それが事実なのだからしょうがない。
私が小学生の頃のバーコードバトラーとデータックの所持比率を例えとしてみてみよう。

注※ 私のクラス内でのみの所持比率。
バーコードバトラー
ほぼクラスの男子全員。
データック
私のみ。

なんとも悲しい結果であるが、そもそも私の友人達に言わせれば、

「データックって何?」

である。
本当に同じ時を過ごしたのかと疑いたくもなるのだが、 まぁそれはおいて置こう。
此処で間違ってはいけないのは、これは所持比率な訳であって知名度ではない。
知名度的にはもっと知れ渡っていた筈なのだから。
つまり私の友人達がたまたま知らなかったにすぎない。
そういう事だ。
だが、この所持比率から見て分かる通りに人気があった商品とは言えない訳である。
あそこまでちびっ子達を熱狂させたバーコードバトラーではあったのだが、
データックまでにはその余波が及ばなかったのだ。

そして勿論、バーコードバトラーとて長続きしたものではなかった。
世間はどうだか知らないが、我々の間では多く見積もっても1年。
たった1年ぐらいである。
この1年間ぐらいでしか我々はバーコードバトラーにハマらなかったと言う訳なのだ。
ブームと言うものは本当に流行り廃りが激しい。
それを実証するような例えではなかろうかと私は思っているのだが、どうであろうか?

そんな訳であるからして、
そもそもデータックが人気爆発的な商品になり得なかった事も頷ける。
ただでさえ所持率が低いのに、ブームがすぎてしまえばそれまでなのだ。
ブームだからといって何事にも時期を見誤ると手痛い目にあってしまう。
第一弾のドラゴンボールがでてから、
二弾目のこのソフトとウルトラマンがでるまでに約4ヶ月。
それまでの間にデータックに対応したソフトは1本のみ。
小学生のちょっとした小ブームがいつまでも続く訳がない。
例えゲーム自体は良作であったとしても、時期が過ぎれば購買数は低下してしまうのだ。

そんな訳でデータックに対応したソフトは最終的にたった7本だけだった。
そのうちの1本はバーコードを使わないと言う極めてアレな商品なのであるが、
ここでは深入りはしない。
なんたって今回紹介するゲームに関する事もまだ一言も述べていないからである。

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私が長い前フリをする時はそのゲームに関して全くネタが無いか、
ネタがありすぎてどうキリ出していいか分からない時に起こる現象なのですが、
今回はどうでしょう。
勿論上記二つに当てはまっていない時もありますが、
私がこうして話を脱線させている事も、その解答の糸口になるかも知れません。


このゲームは簡単に言うと、バーコードを使用するゲームである!

です。
今更何を言ってやがる!!
と思うかも知れませんが、これは極めて重要なことですよ?
先ほども前フリで触れましたが、
データックにはバーコードを一切使用しないソフトもあるからなのです。
それゆえにあえて申し上げた所存であります。

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このゲームは、
シナリオモードバトルモードバーコードラボの3つのモードからなり、
シナリオモードでは、
最初に読み込んだ6体のユニットを駆使してコンピュータと戦っていきます。
一応一年戦争中の話のようですが、ストーリーは有って無いようなものです。
各ミッションごとにコンピューターと戦っていくだけ。
しかもこのゲームの場合とてつもなくバーコードに左右されるので、
強いカードさえ持っていれば15分ぐらいでクリアできてしまいます。
さらにいえば、戦っていくといってもシミュレーションゲームなので
実際に操作することは皆無。
最初にユニットを登録した後は、コマンドカードをターンごとに読み込ませるだけです。
しかもこのコマンドカードがゲームバランスを更に酷い物としています。
コロニーレーザーのような大量破壊兵器は、一瞬で敵を消し去ることができるので、
あっと言う間にカタが着き、ユニットなんて存在している意味すらありません。
また、コロニーレーザーは一例に過ぎず、
他にも一瞬でカタが付くようなコマンドがゴロゴロと。
これ、バーコードを使っていなかったらただのクソゲーです。
4ヶ月も間が開いてこれでは、もう先が見えるって感じぐらいに(実際当時そう思った)。

バトルモードは、友達とかと対戦したりするモードです。
まぁ同じ様にコマンドに左右されますわな。
コロニーレーザーでハイ終了です。
ドラゴンボールに比べ、こちらは一度しか友達と遊ばなかったのも頷けますよね?
バーコードラボは、このバーコード何だろ?
と思った時にこのモードで調べることができます。
市販のバーコードを使用する時などには、
遊ぶ前に能力とかをチェックできるって寸法です。

ユニット数やコマンドなどは豊富に用意されており、
バトル中のグラフィックなども決して悪くはありません。
問題なのはゲーム性が薄いって事なんでしょうけど、
まぁバーコードゲームとしてみた場合には、
それほど悪くは無いと言うより、これが普通なのではないかなと。
バーコードバトラーだってそんなもんだし。
結局のところバーコードバトラーだって
強いカードを探す事が面白かった(と思う)のであって、
ゲームそれ自体は至ってシンプルだったしね。

ただ、ゲームバランスは何とかしてもらいたかった。
それにつきます。

『DATACH SDガンダム ガンダムウォーズ』評価:☆☆
発売・バンダイ
ジャンル・シミュレーション
発売日・1993年4月23日
定価・2,800

posted by 二条ジョウ at 00:20 | Comment(6) | TrackBack(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
2008年03月13日

No.95 ファミコン『DATACH ドラゴンボールZ 激闘天下一武道会』レビュー


当時、バーコードバトラーなる物が小学生の間でブームとなっていた頃、
それに便乗したからなのかどうかは知りませんが、
ファミコンでできるバーコードゲームが登場しました。
それがデータック
このデータックと専用カセットをファミコンに取り付けるだけで、
バーコードを用いたゲームができるのです。

バーコードバトラーでは、バーコードを読み込むと液晶画面上に、
キャラクターのパラメーターが表示されます。
表示されるのは攻撃力・守備力・生命力と言ったパラメーターだけですが、
読み込ませるまでどんなキャラか分からない(実は分かったりもする……)どきどき感と、
想像を膨らませながら友達同士で対戦するこの仕様には、
私のみならずあの当時のちびっ子達は夢中になったものです。
バーコードを使ったゲームというのも非常に新鮮でしたし、
また強いカードを探す面白みもありました。

そんなバーコードバトラーにすっかりとハマっていた私が、
データックに手を出したことも無理もありません。
しかも、初期ソフトがドラゴンボールならば尚更の事です。

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このゲームはとにかく面白い。
私のファミコンランキングでベスト20位以内には入る代物です。
ネット上ではクソとか色々なことも聞きますが、私は楽しめた!
データック本体を買うともれなく一緒に付いてくるのですが、本体の箱からしてドラゴンボールです。
まさに、ドラゴンボールの為だけに生まれてきた様な商品なのです!!

最初からバーコードが付いたカードが付属され(しかもドラゴンボールのキャラクターカード!)、
バーコードを持っていなくても買ったその日から遊べる点も好感触でした。

バーコードバトラーはとかくパラメーターに左右されていましたが、
こちらは読み込ませたキャラクターを実際に操作して戦わせるので、
パラメーターの弱さをカバーする事ができます。
対戦格闘ゲームにバーコード機能を取り付けた物と思っていただければ、
分かりやすいかもしれません。
アイテムカードも使用する事ができるので、より一層の白熱としたバトルが展開されるのです。

ストーリー性は皆無ですが、1対1のVSバトル、4人でランダムに戦うバトルロイヤル
天下一武道会形式である8人トーナメントから選ぶ事ができます。
1人でも勿論遊べますが、やはり友達同士でカードを用いて戦うのが一番盛り上がります。

中でもバトルロイヤルは特にサイコーです。
これは、誰か1人が勝ち残るまで戦っていくモードなのですが、
時間内に対戦相手を倒せなかった場合は次に持続されます。
ダメージを負った状態ならそのままで次の対戦者と戦わなければいけません。
対戦相手も4人の中からコンピューターがランダムで決めるので、1人が連続して戦うこともあるし、逆に最後になるまで1度も戦わなかったなんてこともザラにあるのです。
めちゃくちゃ強いカードを持っていても、連続で戦えばそれだけダメージが蓄積されるし、
弱いカードでも最初はダメージを負わないように逃げていれば、最後には逆転も可能なのです。
どういう結果になるか分からない、カードの強さがそのまま影響しないからこそ、
皆で楽しめたゲームでもありました。

まぁでも、弱いキャラよりも強いキャラの方がいいと考えるのは誰しも同じでして、
いくら操作次第と言っても、結局の所誰もが強いカードを求めるのですよ。
そうなると市販のカードを買うか、適当に何かから切り取って使うかなのですが、
私が試したところ市販のカードはデータックでは使い物にならないし、
身近にあるようなバーコードではなかなか良いのがでねーんですよね。
特に週刊誌や単行本、ノートは最弱もいいところです。
バーコード集めは強いキャラを手に入れる事もそうでしたが、
最初から付属しているカードでは使えないキャラもいた為に
ありとあらゆるものを切り取って、データックの為だけに使用していました。
今にして思えば、バーコードの為に犠牲となった書籍関連の方が悔やまれるんですけどね。

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百聞は一見にしかず。
騙されたと思って一度プレイしてみてください。
本当はカードも紹介したいところなのですが、
付属されていたカードは親が捨ててしまった為に紹介することができません。
なので、あの当時私が使っていたカードを紹介して今日はさよならしたいと思います。

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サイバイマン。
至って平凡な能力。
このカードで勝つ為の必勝法:
必殺技の溶解液を駆使しながら遠距離による一撃離脱!
近距離だとなれていないと死ねるよ。


という訳で適当に印刷してお使いください。

※注
このカードを使用した事によって生じたいかなる障害、損害に対して
私二条ジョウは一切の責任を負わないものとします。
それをご理解の上ご使用ください。


※追記
データックの新品未開封品を新たに入手致しました。
こちらに記事を書いております。

『DATACH ドラゴンボールZ 激闘天下一武道会』評価:☆☆☆☆☆
発売・バンダイ
ジャンル・バーコード対戦格闘アクション
発売日・1992年12月29日
定価・7,800(本体込み)

posted by 二条ジョウ at 03:45 | Comment(8) | TrackBack(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
2008年01月18日

No.88 ファミコン『1999 ほれ、みたことか!世紀末』レビュー


「最近、人生ゲームや桃鉄も飽きてきたし、ほれ、みたことか!をやってみっか!」

と思っているボードゲーム好きな方に、同じくボードゲーム好きな私から一言。
このゲームだけは避けて通ってもいいんじゃないかなと。
小・中学生の頃はよくパーティー系ゲームで遊んでいましたが
間違いなくダントツで盛り上がらなかったゲームでございます。

我が友人らの感想と行動は、

「つまらないね」byH君
「頭が痛くなってきた」byHちゃん
「班遊びだったのに、なんか時間を無駄にしたね」byMちゃん
「クソだろコレ!!」byオギくん
「チェスト!!」
と、叫びながら、私のカセットを投げ捨てたS君。


みんな反応は芳しくはありませんでした。
それぞれ時代こそ違えど、その反応は殆ど同じ。
最近プレイさせたドゥ君だけは唯一、

「稀にみる良作!」

とか言って喜んでくれましたが、まぁそれは大人ゆえ。
子供の頃だったら、彼もキレていたことでしょう。

しかし、私的には結構重宝もしました。
何せ、出会った人物には片っ端からプレイさせて
その反応を見て楽しんでいた訳ですからね。

おっと、話が脱線しました。
とにかくこのゲーム、とんでもない代物と言う訳でございます。

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ゲームの目的は、1999年にノーム星人が地球に襲来してくるので、
その時までに宇宙パワーを集めピンキー星人の科学力で地球を脱出する事にあります。
この宇宙パワーが何であるかは知りませんが
とにかく宇宙パワーがでかい人が勝ちと言う訳ですので
ゲーム中はコレを上げる事に終始します。

一見面白そうな設定ですね。
ここまでだったらまだ、楽しそうなゲームだな〜。
とも思えるかもしれません。
なにせ見た目も人生ゲームですから。
しかし、内容には雲泥の差があります。

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まずマップ。
年代が変わろうが、何しようが、基本的には同じマップをグルグルと回るだけ
一応世紀末が近づくにつれ、マップに多少の変化はあるものの、
最初から最後まで同じマップで競いあっていきます。
しかも世紀末が近づくにつれ、
マップにあるイベントマスが徐々に劣悪なものへと変わっていきます。
人生ゲームでは、良いマスと悪いマスの割合が大体バランスよくなっている訳ですが
このゲームだと大体90パーセントは悪いマスという訳です。
イベントはそれなりにありますが、殆どがノイローゼーになりそうなクレイジーイベント
新興宗教ネタとかあったり、子供に求めても知らんよって感じです。

また、強制4人プレイな点もすさまじい。
ただでさえ長ったらしく、鬱要素満載だと言うのに1ゲームに膨大な時間を使います。
学校から帰ってきて、友達と2人でこのゲームをプレイしようものならば
その日はこのゲームのみで解散と言うオチになってしまいます。
(大抵は途中で自主的に強制終了しますが)

その他には、転職の為に偉く操作性の悪いミニゲームをプレイしなければならず、
一度フリーターになったら、最悪ずっとフリーターのままだったり
自キャラはランダム決定で大抵ハ〇だったりデ〇だったり
金は核シェルターだけを買うぐらいにしか使う道が無かったり
どんなに頑張っても、必ず新興宗教に加入させられたりなど色々ありますが
まぁ、スゲーんですわ。

で、あまりに凄まじかったので、今まではエンディングを見た事がありませんでした。
だってメンドクセー以外の何ものでもないじゃないですか。
でも、先ほど出てきたドゥ君の反応があまりにも良かった為に
つい調子に乗って最後までプレイしてしまったんですよ。

私も、

――実は面白いんだよコレ!

と、思うようにしてたらなんか面白くなってきちゃったし。
でもドゥ君は途中で、

「なぁ、いつ止める?」

とか言って歩調を乱し始めた訳ですよ。
さっき言っていた、

「稀にみる良作!」

は、やはりネタだったんだとか思いつつも、そこで止められる訳がないじゃないですか。
私だってようやく自分の心を惑わすのに成功したのに。
だから、強制的にプレイさせましたよ。
私も段々、面白くないものはやっぱ面白くないっていう風に気づき始めていましたが、
もう意地でしたねアレは。

で、プレイ約5時間。
感動のエンディングを迎えたわけです。
私が1位、ドゥ君が2位で。

でも、1位だろうが2位だろうが、結局全員バッドエンディングなんだけどね!!

そんな訳でこのゲーム。
システム的にもゲーム的にも難がありますが、話のネタに取っておくと、
10分ぐらいは盛り上がりますので、一度はプレイしてもいいかもしれませんね。

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『1999 ほれ、みたことか!世紀末』評価:☆
発売・ココナッツジャパンエンターテイメント
ジャンル・テーブル
発売日・1992年9月18日
定価・7,300

posted by 二条ジョウ at 03:21 | Comment(8) | TrackBack(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
2007年10月21日

No.79 ファミコン『シティコネクション』レビュー


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簡単に言えば、道路を塗りつぶしてパトカーから逃げるゲーム。
追って来るパトカーや、たまに道端に現れるネコから逃げながら(ついでにタケノコ)、
とにかく塗りつぶす!

目的は恋人にふさわしい男性を捜す為、世界各国を走破する事。

ゲームではそんな事を微塵も感じさせないが、とにかく車を飛ばす!

パトカーが現れたら、オイルを投げてピヨった瞬間に体当たりを敢行。
警察も目じゃないゼ!

そしてネコが現れたら、同じくオイルを……、と思いきや全く効きやしない。
そうこうしているうちにひき殺しちゃうなんて事も。
勿論自分の意思とは無関係に。

ネコをひき殺すとネコふんじゃったのBGMとともに自分も泣きを見る破目になるので
二度と倒そうなんて考えはしない筈。
動物愛護の精神が生まれた瞬間である。

でも、狙ったかのようにネコが現れるので結局は関係ないけどね!

国家権力や動物愛護団体(ついでにタケノコ業界)を敵にまわしそうなゲームですけど
人気はあったようですな。
世界各国を走破するだけあって、各国の観光名所がステージになっていますし
主人公が女の子なので、それはもう想像を絶する位に人気はあったと思います(たぶん)。

男の熱いゲームだと信じてやまなかった私ですが
この女の子が主人公だと知った時は、それはもうさらなる情熱を注ぎ込んでしまいましたよ。
無理も無い話です。

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パトカーぶっ潰し、ネコぶったおし(ぶったおすと自分もやられるけど)のこのゲーム。
運転する美少女クラリスのSっけたっぷりなこの仕様に
はてさて何人が魅了された事でありましょうか。

『シティコネクション』評価:☆☆☆☆
発売・ジャレコ
ジャンル・アクション
発売日・1985年9月27日
定価・4,900

posted by 二条ジョウ at 00:29 | Comment(7) | TrackBack(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
2007年10月06日

No.76 ファミコン『ロックマン5 ブルースの罠!?』レビュー(思い出話)〜青春のキャップバトルその2〜


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前回からチャージして撃てるようになったニューロックバスターが、更なる進化を遂げ
スーパーロックバスターになり、そして新サポートキャラ「ビート」も登場する。
難易度が下がり、私のようなヘタレプレイヤーでも安心してプレイすることができた。

さすがはスーパーなだけあって、出てくる敵を一網打尽!
ボスの弱点である武器を使わなくても何とかなってしまうので
ボスの攻略順も別に気にする必要もなかった。
おまけに最後のワイリー戦ではまさかのビートの大活躍!
サポートキャラが本当の意味で役にたったと思えたのは、まさにこの5のみであった。

そんな感じでパワーアップしたロックマン。
難易度が下がったこともあって、初心者でも充分取っ付き安い作品となっている。

私は1や2もクリアしていたけど、実はこれらは後になってからのお話で
一番最初にクリアしたのは4で、次に5でした。
いわゆる、4と5で慣れてからようやくといった感じ……。

なもんで、苦手な人もまずはこれで訓練するといいです!
そしたらイエローデビルも簡単に粉砕できますから!
……たぶん。

で、このロックマン5は前回お話した通り
友人のH君に牛乳キャップと交換してもらったソフトでした。
今ではゲームソフトを牛乳キャップとトレードしようなんて思う人間はいないと思うけど
あの頃はブームでしたからね(うちらの間で)。
いやほんと、いい思いをしました。

……でも、まだ話は続くのです。


待ちに待ったクラス対抗ウルトラキャップ大会当日。
各クラスから選抜された何名かが、放課後中庭に集まっていました。
勿論、この大会は学校行事とはなんら関係の無いことなので、強制参加ではありません。
なもんで、選抜者以外は殆んどが下校していました。
集まったのは10人ぐらい。
そこには私とH君も含まれています。

選抜者たちは、それぞれ屈指のキャップラーなので、それぞれ呼び名も与えられています。
勿論私達も例外ではなく、

私が、東京の悪魔。
H君が、バラマキのH(Hは本来だと本名が入ります)。

と呼ばれていました。

東京の悪魔と言うのは、価値の無い東京牛乳のキャップしか殆んど使わず
相手のレアキャップをぶんどる悪魔みたいな奴からきていますw
(いつもそうじゃないけどね)

バラマキは、牛乳キャップを惜しみも無く皆の前でばら撒いて
拾った人にあげるプレイを指しており、H君はそれを頻繁にやっていたので
いつしか神様的な存在にまでなってそう呼ばれていました。

まぁ我々以外にも色んな個性豊かな呼び名が付いている人達がいましたが
もう忘れているのでそこはスルーします。

そんな訳でこの大会、神様みたいなバラマキのH、
悪魔みたいな東京の悪魔がクラスも一緒と言うこともあって共闘します。
その様は、辺りを異様な空気で充たしていました。

「おい!奴らが手を組みやがったぜ!」
「神と悪魔がか……。これは大地も焦すな」


みたいな感じで、皆恐れおののきます(嘘)

ともあれ、うちのクラスからは我々2人だけですので負けるわけにはいきません。
(他のクラスは大抵4人だった)

この大会は優勝が全てで
最後まで残っていた奴だけが勝利の栄光を手にする事ができます。
そして、その最後まで残っていた奴のクラスが勝利と言うことになります。

長くなりそうなので、結果から言いますと我々2人は負けました。
準決勝までは2人とも行ったのですが、運悪く敗れてしまったのです。
勿論敗者には、栄光も何もありません。
この大会で手に入れたキャップも殆んど奪われたばかりか
持参のキャップまでも失う破目に。
おまけにH君もこれが原因となったのかどうか分かりませんが
翌日学校を休んでしまいます。
あまりにも無残に終わった戦いでした。

そしてまだトレードは済んでいません。
私のほうは、すでにキャップをあげていたのですが
向こうからはまだ貰っていない状況でした。
しかし、H君は学校を休んでいる為
ノコノコと家に行ってロックマンだけを貰って帰る訳にもいきません。
そんなもんで、お見舞いがてらロックマン5を頂いてくることに。

そして、そこでH君の口から衝撃の事実を聞かされることになります。
なんとトレードするべきロックマン5は、現在人に貸してしまった為に手もとにはないと。
だから、取りに行ってくれと言ったのです。
かなりメンドくさい展開になったなぁと思いましたが、ロックマン5の為です。
私は見舞いも程々に(最低)、H君がロックマン5を貸した相手(S君)の家へ行きました。

S君の家へ着くと、すぐにロックマン5を受け取る事ができました。
これで後は家に帰って早速プレイすればそれでメデタシメデタシ。
……の筈だったのですが、ロックマン5を手にいれた事により
テンションが高くなってしまった私は、そのままS君の家で遊ぶことになりました。

そこではドラゴンボールごっこをしたのですが、役になり過ぎていたせいもあってか
デスボールを放つ時に生じた手が、ちょうどぶら下っていた何かの籠にぶつかってしまい、

ガシャーん!

……と。

「おいっ!何やってんだよ!」

S君はとても怒っています。
慌てて、つい今しがたデスボールで破壊してしまった籠をもどそうとすると
そこから鳥らしき物体がひょっこりと現れ、どこかへと羽ばたいて行ってしまいました。

辺りには重たい空気だけが漂い始めていました。

「どうしてくれんだよ!鳥が逃げちゃったじゃないか!」

S君はさらに怒りますが、私はさらに慌てます。
素直に謝っても許しては貰えず、そのうちS君のお兄さんが帰ってきました。

「どうした?」
「あっ、お兄ちゃん。実は……」


この後のことはホント地獄でした。
S君からは怒られるわ、お兄さんからも説教されるわで
もうドラゴンボールごっこどころではありません。
先ほどデスボールを放つ前までに満ち溢れていた心地よさも
この時にはすっかりなりを潜めていました。

そしてこの鳥を弁償するという事で話は決着しましたが、その後私の親にも怒られて
何でH君の家にお見舞いに行っていたのに、S君の家へ遊びに行ったのかと言う事までも
説明しなければいけない状況にまで陥ってしまいました。

勿論、トレードの事は内緒にしましたが、結局弁償する内の半額は
私の貯金からも使われることになってしまい
とどのつまり、ロックマン5を買う以上の出費をしてしまったのです。

結局、大会では名誉を失い、そしてここではお金も失ってしまったのです。
ロックマン5を手に入れたことによる代償はあまりにも大きく
そして、タダほど高いものは無いという事を実感した幼い私だったのでした。




……結局の所あまりロックマン5とは関係の無い話だったかも知れません。
ようは、トレードして有頂天になっていた私が、羽目をはずしすぎた結果、泣きを見たと。
そんだけの事です。
ぶっちゃけ大会の話は必要なかったかもしれませんが……。

さて、そんな訳でこのロックマン5。
レビューとは全然関係なくなっちゃいましたが、ゲーム自体は非常にやりやすく面白いので
まぁなんだかんでよかったのかなと思う今日この頃でした。

最後に、今回出てきたキャップを使ったゲーム。
当時は全国的に流行っていたものだと思っていたのに
周りにいる連中に聞いてみると、全く知らないと言う返事が返ってきます。
なもんで一時期は、実はローカルな遊びだったのかと思っていました。

しかし、この記事を書くにあたって調べてみた所、
結構色々な所で流行っていたみたいなことを聞いたので、一安心している私がいます。

場所によってルールなどは違うみたいですけど
手でパンパンやってプレイする事はおなじで
そこに各地方特有のルールが付け加えられるているようです。

もし興味を持ち始めた方は、これから集めてみるのもおもしろいかもしれませんよ。

『ロックマン5 ブルースの罠!?』評価:☆☆☆☆
発売・カプコン
ジャンル・アクション
発売日・1992年12月4日
定価・7,800


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posted by 二条ジョウ at 01:46 | Comment(3) | TrackBack(0) | ファミコン レビュー | 更新情報をチェックする