2007年08月26日
No.69 ファミコン『ギャラクシアン』レビュー
ナムコのファミコン参入第1弾『ギャラクシアン』!
一見するとスペースインベーダーみたいな感じです。
しかしインベーダーと違う点は、敵が自機に向かって縦横無尽に突っ込んでくる所です。
勿論インベーダー同様、自機の弾は単発。
左右に移動している敵を撃つだけでも大変なのに
編隊を組み突撃を敢行してくる敵は、まさしく目の上のタンコブなのです。
なので、画面上部に舐めきったようにユラユラと飛んでいるエイリアン達を
とりあえず適当にあしらい、この決死隊(勝手に命名)を
まずは正確に撃滅しなければなりません。
とは言え、次から次へと決死隊がワンサカ来るので
正確に当てようとしても避ける事に意識がいってしまう事も多々あります。
で、ヤラレちまうと……。
また敵の数が減ると、最後の突撃とばかりに総攻撃を仕掛けてきます。
左右に整列して移動していた敵達でさえも自機に向かって突撃をしてきます。
そのさまは、まさに恐怖。
ゲームと言う事も忘れて、コントローラーを持つ手にも力が入ってしまいます。
また、エイリアンは色によって強さも変わるのですが、勿論得点も大きく変わります。
昔は得点を競い合ったりもしましたが
ステージも膨大な数があるために、いつも長期戦になってしまいました。
なもので、
やる時は決意あらたに挑むべし!
の心を忘れずにデスよ。
ちなみに裏技で『風の谷のナウシカ』などの曲を聴く事が出来ましたが
やり方忘れました……。
『ギャラクシアン』評価:☆☆☆
発売・ナムコ
ジャンル・シューティング
発売日・1984年9月7日
定価・4,500
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2007年07月21日
No.64 ファミコン『井出洋介名人の実戦麻雀』レビュー
押入れを整理していたら、こんなものを発見してしまいました。
今まで随分コイツの存在を忘れていましたが
久々に手にとって見て、当時の記憶がよみがえってくるのが分かります。
記憶の片隅に封印してきた、私にとっての黒歴史。
それが今、このソフトを手にすることによって再び思い出すことになりました……。
小学生の頃、友人のH君と一緒に下校していた時です。
当時は、今月何のゲームが欲しいか等の話を
月1でベスト5にまとめて発表すると言う、お互いの決め事みたいなものがありました。
この日もそんな話に花を咲かせていたのですが、H君のベスト1位と言うのが
話を聞いてみるととても面白く感じてしまい、もう私のベスト1位の発表どころではありません。
私も欲しくなってしまったのです。
そんな訳ですから、執拗に情報を求めて
家に帰ってすぐ親に交渉した事は言うまでもありません。
そのゲームと言うのが、『高橋名人の冒険島』だったのですが
周知の通り今回はこのゲームのレビューではないので察しがつくと思います。
そうです。
どこでどう間違ったか、最終的に私が手にしたソフトは、
『井出洋介名人の実戦麻雀』だったのです。
と言うのも、H君から聞いた話しか知らなかったので、親にネダル時に、
「名人買って!」
と、一番大事な部分をハショッタ為に
親が間違ってこの麻雀ゲームを買ってきてしまったのです。
勿論私は、
「アクションゲームだからね!」
と、念をおして親に頼んでいたのですが
そもそも親がアクションゲームと言うジャンルを知っている筈が無かったのです!
ファミコンは、パソコン。
ゲームは全部ひっくるめてゲームと言う位置付けでしたから……。
でも、少し考えれば分かりそうなものではないでしょうか?
だって……、
子供が麻雀ゲームなどを欲しがるわけねーし!
しかもこの時ばかりは、常日頃から何かと安いゲームで満足させようとしていたうちの親が
ご親切にも専用コントローラー付のお高いソフトを購入してくれたのでした。
父いわく、
「たまには奮発してやらんとな〜!」
……と。
どうやら、競馬で万馬券を当てていたみたいです。
で、母の方はというと、
「このゲーム、アンタ本当にできるの?」
……とね。
勿論内心、
――出来る筈ないだろっ!
と、思っていましたが、私は反論することをしませんでした。
と言うのも、このゲーム自体に興味は無かったのですが
付属の専用コントローラーにはえらく興味を惹かれてしまった為に
もうイイヤ!と言う気持ちも芽生え始めてしまったからなのです。
ぶっちゃけ、高橋名人の冒険島は今度買ってもらえればいいわけだし。
で、プレイしました。
最初は、初めて見るコントローラーに一喜一憂していたのですが
5分ぐらいですぐに飽きてしまいました。
いくらコントローラーに惹かれても、ゲームが麻雀ならね……。
そんな訳で私は、自分の意図に反してこのゲームを手に入れる事になってしまったのですが
H君はと言うと当たり前の如く高橋名人の冒険島を手に入れ、登下校時はもとより
学校でもその話題を持ち出してきて私の心をズタズタに引き裂いたのでした。
でも当時は、桃太郎の時もそうでしたが、つまらないゲームでも
一度手にしてしまったゲームには妙に愛着がわいてしまったものなのです。
私が、この『井出洋介名人の実戦麻雀』を、つまらない!
と、体で感じてはいても、口に出して言ってしまうと
何だかこのソフトがアワレに思えてしまって、またしても悲しくなってしまうのです。
――お前を見捨てたりはしないからな!
ですから、このソフトにそう言い聞かせました。
しかし、このソフトの名誉のために言っておきますが
10年ぶりぐらいに久々にプレイした感想としては
とても良く出来ていたソフトであると感じました。
普通の麻雀プレイは勿論のこと、リーグ戦、実戦問題等も入っていて
とてもバラエティー豊かです。
また実戦問題では、井出名人の解説があって
麻雀が好きな人にとっては結構参考になるんじゃないかと思います。
問題数もハンパじゃない数がありますし。
また、女の子が応援してくれたり、ドラフラッシュなどの
よく分からない特殊モードがあったりして、何気に熱いかもしれません。
しかし残念なのは、このゲームが2人打ちだけしかできないと言う事でしょうかね。
あまり実戦には役にたたなかったり……。
『井出洋介名人の実戦麻雀』評価:☆☆
発売・カプコン
ジャンル・テーブル
発売日・1987年9月24日
定価・6,500
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2007年05月31日
No.55 ファミコン『バトルシティー』レビュー
最近ゲームセンターに行くと
昔なつかしのゲームなどを見る機会がグンッと増えたような感じがします。
特に、50円ぐらいの値段で、その室内全部がレトロコーナーになっている店などには
私も嬉しくなってしまい、ついつい仕事のあるのも忘れてプレイに熱中してしまいます。
私の場合、子供の頃はあまりゲームセンターに行かなかった類の者ですので
逆に新しい物を探すような感覚で毎日が発見の連続です。
で、私が今ゲームセンターで特にプレイしているのが、タンクフォースと言うゲームで
昔、ファミコン版で夜遅くまでプレイしていたバトルシティーの続編なんですな。
昔を懐かしんでちょこっとだけやるつもりが
結構夢中になっちゃたりと……、これがもう面白いのです。
思えば子供の頃、MSX版のタンクバタリアンを見せてもらったのが最初でした。
あの当時は、知り合いの人のプレイ姿を見ていただけで
実際にプレイはしていなかったんですけど……。
でも、それがきっかけになって、ファミコン版のバトルシティーを購入した経緯があるんで
なんか腐れ縁って感じです。
元々は、アーケード版のタンクバタリアンが最初らしいんですけど
こちらは多分見たことがありません。
多分と言ったのはですね、MSX版のタンクバタリアン、ファミコン版のバトルシティー
アーケード版のタンクフォース、どれを見ても、バトルシティーと勘違いしてしまう為なんです。
例えば今、目の前にそれらをふと何気なく出されたとしても、間違いなく、
――バトルシティーじゃん!!
……と言ってしまう筈です。
事実、タンクフォースを筐体で見つけたときも、
――バトルシティーじゃん!!
と思ったほど。
もしこれが、タンクバタリアンだとしても、
――バトルシティーじゃん!!
と言った事でしょう。
今、レビューを書いていても
時折タンクバタリアンや、タンクフォースと言う単語を忘れてしまいそうになるぐらいです。
やはり子供の頃の相棒であり
友達を呼んでワイワイやったバトルシティーの方が印象強いからなのでしょうか?
これではまるで、ファミコンをパソコンと言ってしまう、当時のウチの親と同じ感覚です。
まぁそんだけ、バトルシティーが面白かったって言う事ですかね!
そもそもバトルシティーは、司令部を防衛しつつ敵戦車と戦うので
攻防両方を考えなくてはいけません。
シンプルながらも一種の戦略性があるゆえに、今でも楽しいと感じるんだと思います。
そして、なんたってバトルシティーの醍醐味は2人同時プレイ!!
2人同時プレイ時には、お互い役割分担を決めて遊んだり
どう言った感じで攻略していくかなどを、まるで幕僚会議さながらに楽しんでみたりと
1人プレイ時とはまた違った遊び方ができるのです。
勿論、1人プレイでも充分楽しいんですけどね。
なお、タンクフォースだと、列車砲やミサイルを撃つ戦車なども登場し
よりグレードアップした感じになっています。
でも、バトルシティーも捨てたもんじゃないんですよ。
『バトルシティー』評価:☆☆☆☆
発売・ナムコ
ジャンル・シューティング
発売日・1985年9月9日
定価・4,500
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2007年05月28日
No.54 ファミコン『ドラゴンクエスト』レビュー
ドラクエ8もクリアしたし、ここいらでRPGのレビューにも手をつけようかと思います。
で、最初はやっぱり、ドラクエ!
RPGはドラクエをやるまで、小さい頃はあまり遊ばなかったジャンルなのですが
ドラクエに出会った事で、私も人並みにプレイするようになったきっかけのソフトでしたね。
私がそもそもドラクエに興味を持ち始めたのが、小学校の中期頃。
その当時、めちゃくちゃ仲のよかったH君が
ある時、近所のお兄さんからゲームソフトを何本か貰ったと言うので
H君の家でそのソフトを見せて貰う事になりました。
そのソフトとは、ドラクエとFFだったのですが、その当時は全く知らない物でしたので
初めて見た時には、凄い面白そうに映った事を今でも覚えています。
FFのほうは、カセットの絵しか見ていなかったので
私の脳裏からはスグに忘れ去られてしまいましたが
ドラクエは実際にH君がプレイしているのを横で見ながら
アレやコレやと言いながら一緒に攻略していったので
こちらは脳裏にバッチリと刻まれました。
で、思った訳です。
――こんな面白いゲームは生まれて始めて見たな〜。
……と。
実際には、同じRPGである『桃太郎伝説』を既に私は持っていたので
初めて見るジャンルではなかった筈なのですが
当時の私にとって桃太郎伝説は黒歴史に入るので
記憶からはDeleteされていたようです。
(詳しくはコチラ)
何はともあれ、このH君に見せてもらったドラクエがあまりにも面白かったので
遂に私もRPGに興味を持ち始めるようになり
次の日曜日には早くもドラクエ3を購入した程でした。
私にとっては、いわゆるターニングポイントってやつですね。
で、今回の一番最初のドラクエ。
こちらは、3を買って、2を買って、4を買って、その後に購入した物だったのですが
カニ歩きもなんのその、普通に面白くプレイする事ができました。
確かに2以降に比べると、少々物足りなさも感じはしましたが
シリーズの原点とは言え、シナリオも、グラフィックも、音楽も、全てが、劣っている訳でもなく
RPGの良さと言うか、王道部分がふんだんに詰め込まれていたので
これはこれで何度もやった程です。
戦闘シーンに、背景がついているのも、2以降からプレイしていた事もあって
逆に新鮮に感じましたし、一対一の戦闘も勇者らしくて好きでした。
RPGの大元となったといっても過言ではないこのゲーム。
お姫様を助けたり、戦闘で手に入れたお金で武器を買って
主人公を成長させたりして、最後には悪者であるボスを倒す。
分かりやすく、かつ、王道的なストーリーは、今では逆に珍しいかもしれません。
だからこそ、今では新鮮に見えたりもしちゃうんですよね。
『ドラゴンクエスト』評価:☆☆☆☆
発売・エニックス
ジャンル・ロールプレイング
発売日・1986年5月27日
定価・5,500
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2007年05月10日
No.50 ファミコン『うっでいぽこ』レビュー
時は、プレイステーションとセガサターンが家庭用ハードとして君臨していた頃。
私が幼少の頃から慣れ親しんでいたファミコンは、既に時代遅れとなっていました。
周りを見回しても、スーファミはまだしもファミコンをプレイしている人間はそうはいません。
だからなのでしょうか。
その当時、中古ショップのファミコンソフトが信じられない程に安かったのは。
ある日、新しいゲームソフトを買うために、近所のゲームショップに行きました。
セガサターンを買ったばかりの私のお目当ては、勿論サターンのソフトです。
私の場合、欲しいソフトがあるからゲームショップに行くのではなく
おもしろそうなソフトがあったらゲームショップで購入するタイプなので
この時も予め欲しいソフトを決めていたわけではありませんでした。
何故、予め欲しいソフトをピックアップしないのかと言いますと
自分の知らないゲームを見つけた時のワクワク感がたまらなく大好きだからです。
それは今も時と場合によっては変わっていません。
勿論、そういった場合には無駄足となる場合も多々あります。
見てまわっても興味を引くものや、値段が安くて面白そうなソフトが無かった場合には
買わないで家に帰るなんて事もザラです。
ですが、この時ばかりは、ムショウに新しいゲームが欲しかったので
何時間もゲームショップにたむろしていました。
サターンのソフトには、面白そうなゲームも何本か見つけてはいたのですが
どれも面白そうだと感じたものは結構な値段でしたので、私も文字通り手が出せません。
――でも、なんか欲しい!
と、心の奥底から誰かの叫び声が聞こえたので、帰ることも躊躇してしまいます。
そこで購入範囲を、セガサターンに絞るのではなく、
持っているハードなら何でもO.K!
と言う妥協案を、自分ルールに付け加える事にしました。
で、そうなると後は、質か物量かと言う話になります。
質というのは、多少値が張っても確実に面白いと見受けられるもの。
物量というのは、この際、面白いか面白くないかは、やってみないとどうせ分からんのだから
安いソフトを纏め買いして、後は運に任せようと言うものです。
で、考えた結果、物量のほうを取る事にしました。
ちなみに、この当時の私個人のゲームに関する高い安いランクは以下の通りです。
LV8:1万円以上→ムリ。
LV7:8000〜1万円未満→めちゃくちゃ高い。
LV6:5000〜8000円未満→高い。
LV5:3000〜5000円未満→高いけど、欲しい気持ちがあったらちょっと迷って買う。
LV4:2000〜3000円未満→普通。
LV3:1000〜2000円未満→安いかも。
LV2:500〜1000円未満→安い!
LV1:1〜500円未満→安い!!
てな感じです。
この時は、お財布とも相談した結果、LV2までの物と言う事にしました。
とは言え、こうなると必然的に、LV2までの物=ファミコンソフトと言う事になります。
なので、当初の目的とは若干変わってしまいましたが
ファミコンソフトを購入する事になった訳です。
で、このファミコンソフトが、この当時めちゃくちゃ安かった!
LV1の物も大量にありましたし、これはまさしく買わなきゃソンだと感じました。
ウキウキと心を弾ませながら、早速ファミコンコーナー(ワゴン)で物色開始です。
で、数十分アレヤコレヤで探しまくった結果、以下のソフトを購入してきました。
@エキサイトバイク 200円
Aマッハライダー 300円(ぐらいだったと思う)
Bうっでいぽこ 50円
です。
3本も買って、合計金額が550円と言うのは正直驚きです。
いや、実は驚きは無いけど……。
ぶっちゃけ、毎回毎回ゲームショップに来ては
最終的にファミコンソフトに決まっていた為
特にこれと言う感情はありませんでした。
で、これが安かったかどうかを決めるにはまだ早すぎます。
全ては、家に帰ってからのプレイしだいと言うことです。
いくら安くても、面白くなきゃしょうがないですからね。
※注
以下は、うっでいぽこのみの話です。
他は、レビューする時までお待ち下さい。
まず一言。
このゲーム、横スクロールのアクションゲームなのですが、意味が分かりませんでした。
中古で買ったから説明書付いてないもんで
何をどうすればよいかが全く分からなかったんです。
大抵、説明書が無くてもプレイできるのがファミコンなのですが
このゲームばかりはホントお手上げでした。
キャラクターや、グラフィックもよくできているし、分かれば面白いはずなのですが
説明書を持っていなかった当時、私にこれを楽しめと言うのが無理な話でした。
ストーリーのイキナリな出だしもそうです。
ありゃりゃりゃー、また木の人形になっちゃった!
ちょっと妖精さんのところへ行ってくる。
みたいな感じ。
もう、チンプンカンプンです。
それに、またってどう言う事でしょうか。
その他にも、プレイしていて分からない事が多すぎました。
主人公は、男か女かを選べるのですが
男でプレイすると、とある家に入れなかったり(女だと入れる)、
アイテムのランプを身につけたらゲームオーバーになったりと展開が読めません。
また難易度的にも難しく、当時は即効で挫折しました。
で、悟った訳です。
このゲームは説明書が無いとプレイが不可能だと言うことに。
(いや、説明書があってもクリアできなかったと思いますが……)
今だからこそ、このゲームの本当の意味での面白さを理解した訳ですが
当時の私にそれを理解する事は不可能であったに違いないでしょう。
そして、分けの分からん事は、
説明書があっても分けがわからん
と言う事にも今更ながらに気づくわけです。
ちなみに、このゲームの目的は、
人間に戻るために妖精に会いに行くこと。
……らしいです。
ゲームの冒頭のままだったとはね……。
まぁ結果、安いか高いかで言えば、最終的にはソンはしなかったソフトと言えます。
『うっでいぽこ』評価:☆☆☆
発売・デービーソフト
ジャンル・アクション
発売日・1987年6月20日
定価・5,500
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