2007年01月14日

No.20 スーパーファミコン『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児』レビュー


クレヨンしんちゃんといえば
当時の私がビデオ録画を欠かさずにしていたぐらい、はまっていたアニメでした。
と言うよりも、私だけじゃなくてあの頃一世を風靡してたんじゃないかな?
ドラえもんの物真似はできなくても、しんのすけの物真似ならできる!
……と言わんばかりに、大して似てもいないのに
クラス中、しんのすけの物真似をやりまくっていたぐらいですから。

ある時クラスで、班ごとに作るクラス新聞なるものの存在がありました。
その中でまんまクレヨンしんちゃんのネタをぱくり
絵だけ自分で書いて4コマ漫画を作っていたツワモノがいましたね。
クラス新聞だから、学校内でのニュースを記事でまとめたりするのもそうですが
それを飾る4コマもクラス新聞には盛り込まれていたのです。

ちなみに私の受け持ちは、『生徒の声』と言うもの。
これまたどこぞの新聞のパクリみたいな内容でしたが
でもまぁ、小学生の浅知恵なのだからしょうがないのです。
ただ、いくらパクリみたいなものとは言え
実際に毎日毎日取材をしなければならないようなものでしたので
時にはうまくいかないこともありました。
それこそ、内容がまとまっていないので新聞すら出せないぐらいにね。

で、そうなると、その4コマを担当していた人物のS君に怒られるわけですよ。

「お前、真面目にやれよ!」

……とね。

いやいや、真面目にやっても難しいものでなんですよ取材と言うのは。
と言うより、殆どの班員が、学校内の時事ネタで奔走している時に
何であんた一人だけ4コマ漫画なのよ!!
と、おもわず言いたくなります。

とは言え、4コマ漫画を新聞に取り入れようとした事は
班員全員が決めた事だったので、文句は言えません。
これは悔しいと思いましたが仕方の無い事です。
ただ、このS君はどんどん増長していっちゃうんですよね。

たとえば、少しでも漫画の内容が記事に埋もれると
編集するメンバーにメチャクチャキレたりとか
あとは、漫画の内容に関して一言でも口を挟もうものならば殴りかかってきたりとか。

そんな状況だったんです。
で、そうなると、普通に時事ネタで奔走している方はバカバカしくなりますよね。
案の定と言ったところでしょうか、班員の女子達がついにブチきれてS君と大喧嘩です。
最初は話し合いの筈だったんですけど、どんどんヒートアップしていくうちに
S君が女子の一人にイスを投げつけてしまったんですよ。

それがきっかけで班員の女子のみならず
クラスの女子全員が参戦してS君を言葉による袋叩きです……。

この時気づきましたね。
女子を怒らせたら怖いと。

で、そんな訳ですから、私も含めて班の男子は何もする事ができません。
入り込む隙間が無いのです。

もちろんこの女子による攻撃にもメゲズに、S君はどんどんブチ切れていって
終いにはモップを片手に誰彼構わずに振りまくっていました。
もう、後には引けない状況だったんですね。。。
見ていて、逆にS君がかわいそうに見えました。

それからしばらくして先生がやってきて事なきを得たのですが
結局、S君は4コマ執筆から外されてしまいました。
まぁ、非がどちらにあるにせよ、これは仕方が無いですよね。

ただ、解せなかったのは、私が執筆するハメになった事です!

しかも、また同じパクリクレヨンしんちゃんをね!

でも勿論、今回はこれだけではいかんと言うことで
4コマ担当者は、他のメンバーの手伝いもする事が義務付けられました。

なんと理不尽な事か!

4コマにしても、クレヨンしんちゃんに見えないということで
すぐにオリジナルの話を考えるように言われたりと
最終的に、一番苦労したのは俺なんじゃね?
と思わずにはいられなかった私なのでした。

ちなみに今だからこそ言えるのですが
S君は、クレヨンしんちゃんが本当に好きだったんだと思います。
確かに、ちょっと理不尽なこともありましたが
執筆していた時の顔は真剣な表情そのものでしたし
良い物を仕上げたいと言う気持ちは、実は人一倍あったんじゃないでしょうか。
それゆえに、周りの声や妥協が許せなかったんじゃないのかなと。

まぁ、あくまで推測ですけどね。

とりあえず、あんま話を脱線させてもしょうがないので
そろそろ本題に入りたいと思います。

つか、まだ本題に入っていなかったと言うこの事実w

00038.gif00038s2.gif

クレヨンしんちゃんは、皆がはまっていたアニメです。
そんなクレヨンしんちゃん初のスーファミ用ゲームを
私が買わないはずはありません。

グラフィックも綺麗だし尚且つボイス有りで
結構楽しくプレイしたのを覚えています。

しかしですね、このゲームはアクションなのですが、いまいち操作性がよくなく
ストーリーも良く分からない等の問題もありまして、根つめてプレイはしませんでした。
敵キャラにしても、友達であるマサオくんとかねねちゃんとかが
容赦の無い攻撃をしんのすけに浴びせてくるのですよ。
アニメならば、「ほっほ〜い!」とか言って、何かしらかやってくれる訳ですが
ゲームだとしんのすけが弱いので、風間くんごときで倒されてしまうんですよね。

もちろん、私のプレイが未熟と言うこともありますが
逆にしんのすけがマサオくん達を蹴散らしていく感覚も
どうも私にはなじめないものがあったらしく、途中で投げ出してしまいました。
しかも攻略本まで買ったのに、今でもエンディングは見ていません。

しかし、このゲームにはミニゲームなるものがあって
こちらのほうは、随分長く遊びました。
本編よりもやりこんだんじゃないかな?

ちなみに、このクレヨンしんちゃんシリーズは
まだまだ続編が存在していますが、
周りでは2以降をプレイしたと言う話を全く聞きません。
当時、あれだけブームだったのに
ゲームのほうはそれ程はやらなかったんだな〜と思ってしまう今日この頃です。

今回はえらく脱線してしまいましたが、そんな感じです。


『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児』評価:☆☆
発売・バンダイ
ジャンル・アクション
発売日・1993年7月30日
定価・9,500


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posted by 二条ジョウ at 02:01 | Comment(1) | TrackBack(0) | スーパーファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
2006年12月13日

No.14 スーパーファミコン『スーパーマリオカート』 レビュー 後編


さて。
本日は予告通り、『スーパーマリオカート』の続きです。
とは言え、昨日あらかた書き記してしまったので
本日のメインはゲーム内容の方に重点を絞っていきたいと思います。

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あのマリオたちが繰り広げるレースゲーム!

しかもただのレースゲームには終わらない。
アイテムをうまく活用してパワーアップしたり、敵をやっつけたりと
とてもバラエティーにとんだ内容だったのです。
しかも、マリオシリーズの人気キャラクターが出ているとあれば
子供たちが飛びつくのも無理のない話しだったのです。
勿論、飛びついた中には私も含まれています。

そして極め付けが、当時ちびっ子達の間で人気があったテレビ番組
『スーパーマリオクラブ』
の存在もこのマリカーブームに火をつけることになったのです。

特にゲームバラエティー番組であったこの番組内で
マリカーのタイムアタックが子供たちの心を魅了しました。
最速タイムを目指すというだけのものでしたが
挑戦者を一般から募集していた事が大きかったと言えます。
テレビの中で度肝を抜くプレイを見せる同年代の子供たちに憧れる一方で
自身をそれに重ね合わせて見る事で一種の連帯感も生まれていたのかもしれません。

また私も、アイテムをうまい具合に使う方法や
ロッケトスタートダッシュの活用などはこれを見て覚えました。
挑戦していたコースは、キノコカップの1コース目に当たるところだったと思うのですが
58秒、56秒という1分を切るプレイで、私も必至に練習した記憶があります。
当時はこの番組の影響もあってか
クラスの話題も、タイムがどれだけ出せたかなどの話で盛り上がっていました。

それにしても、ちびっ子達のゲームの執着心は恐ろしいものがあります。
ホント、タイムを競い合うその姿は、純粋に見なければ、ただのスピード狂ですからね。

尚、レース以外では対戦が出来るバトルモードがあります。
私の場合は、実の所こちらの方がはまっていました。
如何に相手のマシーンについている風船を早く割るかを競う内容なんですが
このバトルが白熱してくると、マジで喧嘩になったりして
ゲームどころでは無かったですね。

まぁ要約すると、スピードを追い求めたり、相手を蹴落としたり
実に楽しい出来となっておると言うわけです。

うむ……。
キャラクターで誤魔化されているけど、実は凄いゲームなのかもね。

00023.gif


『スーパーマリオカート』評価:☆☆☆☆☆
発売・任天堂
ジャンル・レース
発売日・1992年8月27日
定価・8,600


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posted by 二条ジョウ at 03:13 | Comment(11) | TrackBack(0) | スーパーファミコン レビュー | 更新情報をチェックする
2006年12月12日

No.13 スーパーファミコン『スーパーマリオカート』 レビュー 前編


新しいゲーム機が出ると、子供はすぐに欲しくなります。
それは私とて例外ではありませんでした。

スーパーファミコン。

私がファミコンを買った後に、時を置かずして登場した新ハードがこれです。

ファミコンを上回るグラフィック。
サウンド面でも同時期のゲーム機を凌駕する品質。


全てが、ファミコンとは比べ物にならないほどの新ハードなわけで
欲しくなるのも無理もない話でした。
ただ、私が欲しくなったのは発売から約2年後のことでしたがね……。

しかし、ファミコンというハードをすでに持っている以上
親がそうやすやすと買ってくれる筈もありません。
購入してからまだ2〜3年ぐらいしか経っていないし。

ですが、この『スーパーマリオカート』は何としても買ってプレイしたかったのです。
スーファミの発売と同時に出た『スーパーマリオワールド』
いとこのねーちゃんが持っていたのでたびたびプレイ出来ていたのですが
マリオカートは買わないと言っていた為
こっちで買わないとプレイできない状況だったのです。

しかし、親におねだりすると

「ファミコンがあるでしょ!」

と、当然のように言われるのです。
すでに購入していた友達がマリオカートで和気藹々と楽しんでいる時も
こちらは細々とスーパーマリオブラザーズをやっていた訳です。

まぁ、ジャンルは違うんですが。。。

当時、クラスでの会話はもっぱらマリオカートです。
持っていない人間は勿論これに参加する事はできないので
以下のような会話が成立してしまうわけなのですよ。

「おれは150ccだしたぜ」
「まじかよ!俺はまだ100ccコースもクリアしていないよ」
「まぁ、努力しだいだぜ!……で、ジョウはどんな感じだ?」
「……」
「ジョウはまだ持っていないんだから悪いだろ?それよりあっちで話の続きをしようぜ」
「そうだな。悪いなジョウ!
……じゃぁ、あっちでマリオカートトークとシャレコミますか!」
「そうですな!ははははははは」


マジ粉砕したくなったね!これは!

で、このような苦渋を二度と味あわない為にも
何としてもスーファミを購入しなければならなかった訳です。

――さてどのように親を調略するか……。

私の頭の中はこの事で一杯でした。


しかしある日、運がいいことに、父親が競馬で万馬券を出したのです。
家の父親は毎週競馬をやっているのですが
万馬券を当てた日には必ず何かを買ってくれました。
この日も例外ではありません。
とても上機嫌に、好きなものを買ってやるぞと言ってくれたのでした。
勿論、私が欲しかった物はスーファミなので、まさに願ってもない事だったのです。

「そうか、そうか。よし買ってやろう。
でも、母さんが良いって言ったらだぞ」


めったに万馬券を出すことは無い以上
これを逃したら次はいつチャンスが巡ってくるか分かりません。

母親の了承を得る。。。

これが最後の砦でした。
しかし、この砦が一番の難攻不落なわけで……。

「はぁ?まだ言ってんの!?ダメって言ったでしょ!」

案の定です。

しかし、ここでめげる訳にはいきません。

「でも、お父さんは良いって言ってたよ」
「ちょっとお父さん!!ジョウに勝手なこと言わないで頂戴!」
「まぁまぁ母さん。ギャンブルで設けた金なんだから」
「そうそう」
「だけどね、ファミコンのソフトを買うわけじゃないのよ」
「だからこそだよ。これでジョウに買ってやれば、
ご先祖様も、そうかそうか優しい親心だな〜といって、
また勝たせてくれるんだからさぁ」
「だからと言って、すでに一台持っているのよ!それでいいじゃない」
「俺が良いって言ったらいいんだよ!少しは父親をたてろ!」
「だったら、まずアンタのその性格を直しなさいよ!!」
「何だと〜!!」


……いつしか、私の事などそっちのけで、喧嘩を始める両親。
このバトルはとてつもなく長期戦となったので
眠くなった私は、他人事のように床についたのです。
スーファミを買ってもらえるか否かは、父親の双肩に委ねられたのです。

翌日。
起きてみると父親の姿がありません。

なんと!

父親が家を出て行ってしまったのです。
たかがスーファミ如きでこんな大惨事になってしまったと
子供心に凄い恐怖心を覚えました。

しかし夕方、ちゃっかり父親は家に戻っていました。
どうやら家を飛び出したはいいが、金を持ち出していなかったらしく
モ○バーガーで一夜を過ごしたらしいのです。
なんだったんだよ!
……と。

そして、何食わぬ顔で帰ってきた父親の行動は、終始母親のご機嫌取りでした。
母親の方は機嫌が凄く悪かったのを覚えていますが
父親は喧嘩しても翌日にはすっかり忘れているような人間なので
ケロリと無かった事にしようとするのです。
本人的にはそれで勘弁してくれみたいな感覚なのですが
怒っている方としてはこの態度が逆に気に障るようです(母談)

余談ですが、このような事が二条家ではこの先も何回か起こる事になります。
しかし、それはまた別なお話なので、今回はスルーさせていただきます。

話を元に戻します。
どうにかして母親の機嫌を取り戻そうと必要以上に話を振りまくる父親は
もう威厳も何もあったものじゃありません。
母親も次第に面倒になってきたのか、いつしかいつも通りの振る舞いに戻っていました。

これで、一件落着。
しかし、スーファミは……。

幼い私は、その翌日ぐらいには
スーファミの事が無かったことにされていた事実に気付いたのです!

オーマイガッ!!
うまいことはぐらかされた感じ!!

で、

――これって、私にあきらめさせる為にとった芝居だったのか!?

……と、思わずにはいられない幼い私でした。

でもその後、どういう風の吹き回しか
向こうから買ってやると言ってくれたのです。

しかも母親が!

きっと、親同士で何かが話し合われたんでしょうね。

で、スーファミを手に入れた私は
必然的に『スーパーマリオカート』も手に入れたわけです。


ふぅ……。
随分長くなってしまいましたね。
まだ、レビューすらしてないのに……。
つか、もう眠いので(リアルで)、この続きはあしたに記したいと思います。
それでは。


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posted by 二条ジョウ at 03:41 | Comment(9) | TrackBack(0) | スーパーファミコン レビュー | 更新情報をチェックする