2012年03月13日

No.168 ゲームボーイカラー『グローカルヘキサイト』レビュー


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ゲームボーイカラー対応のパズルゲーム。

ぱっと見は、ダイヤモンドゲームの様な見た目ですが
こっちは六角形を7個集めた形の盤面で、ルールも異なるものです。

基本的に、置かれたコマの辺に接するようにして
ランダムで配られた大小様々な形のコマを
交互に並べていき点数を競っていきます。

コマを置いた時に接した辺の数×5点が得点となり
中心以外の各六角形をコマで埋める事により
10点、あるいは30点のボーナス得点が入ります。

持ち駒がなくなるか並べるスペースが無くなればゲームは終了となり
獲得点数が多い方が勝ちとなります。

なお、持ち駒が残ってしまうと
終了時点で得点が減算されてしまいますので
残らないようにするのが肝心です。

ルールはシンプルですが
開始時に配られるコマのランダム性と
盤面のボーナスゾーンを如何に獲得していくかと言った戦略性によって
非常に奥の深いゲーム内容となっています。

まぁこのゲームは口で説明するよりも
実際に遊んだ方がすぐに理解できると思うんですよね。
基本的に、パズルゲームが好きなら楽しめますし
ルールも簡単なので老若男女が楽しめるゲームと言えます。

また、詰め将棋ならぬ詰め対戦も用意されているので
じっくり腰を据えて遊ぶのもよろしかろうと思います。

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ちなみに私は高校の頃、コレのワンダースワンの奴を人から借りて
授業中にずっとプレイしていた事があります。
一時期、時間つぶしのゲームとして非常に重宝したものでした。

……まあ、勉強しろよって話ですけどね!

『グローカルヘキサイト』評価:☆☆☆☆
発売・NECインターチャネル
ジャンル・パズル
発売日・1998年10月21日
定価・3,980
備考・ゲームボーイ&カラー共通、スーパーゲームボーイ対応


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2011年11月30日

No.159 ゲームボーイ『セレクション 選ばれし者』レビュー


魔界塔士Sa・Gaに遅れる事2週間。
ゲームボーイとしては2つ目になるRPGが
ケムコ(コトブキシステム)から発売されました。

それがこの『セレクション 選ばれし者』です。

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シンプルなゲーム性ながらも、3Dダンジョン系のRPGに
アドベンチャーゲームの様なシステムと謎解き要素を加えた
かなり特徴的なRPGとなっています。

昔のRPGらしく、シビアなバランスですが
手軽に遊べる初期の良作と言える作品です。

物語は、闇に支配されてしまった王国を救うべく
王子ハインが冒険の旅に出る
と言う内容。

昔のRPGに代表されるオーソドックスな物語と言う印象ですが
蓋を開けてみると、独特な世界観に気づきます。

そもそも、闇に支配されてしまった原因が
誤まって闇の封印をといてしまった父ヘネシー王の人為的なミスって所が
他のRPGには無い独特な雰囲気を醸し出しております。

誤まって闇の封印をといてしまっただけならまだしも
自分自身が闇にとりつかれてしまうんですから
その尻拭いをする息子も大変なものです。

で、その息子である王子ハインはと言うと
生まれた時から、かわいそかわそうな子でした。
生まれてすぐ闇にとりつかれた父親に殺されかけ
じいである戦士パスカルに連れられ、森へと逃げるハメになったのです。

国を守る3人の魔法使い達の手により
城もろとも王を地下深くに沈め森で覆い隠すのですが
この国と王を救う事ができるのは王子のみと言う事で
ハインが成長するまで15年間もほったらかし。
気づけば国民は森の木に変えられ、全ては王子の活躍に託す事になったと。

こんな感じですからね。

しかもこのゲーム、全体的にテキストのテンションがオカシイので
王子もこんな生い立ちだと言うのに妙にノリが明るかったりと
真面目に語れば語るほど、ツッコミを入れたくなります。
まあ、ハイン自身が自分にノリツッコミを入れるぐらいなテンションですからね。
見てるこっちは凄いゲームに出会ってしまったと感じずにはいられないでしょう。

多少うがった見方をしてしまったかもですが
独特な世界観と雰囲気が相まって
実はこれがなかなかにいい味を出しているんですがね!

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独特と言えば、敵が同士討ちを行う意味不明なシステムとかありますね。
戦闘で敵が複数出て来た時は、もうバトルロワイヤルですよ。

あと、与えるダメージにムラがあるのも特徴ですかね。
70もダメージを食らったよ!
……とか思ったら次のターンでは1しか食らわなかったりとか
ボス戦ではこれで生死が分かれるぐらいに運が左右します。

ボス戦に限らず運は結構重要な要素を占めているかもしれません。
特に敵とのエンカウントとか。
フィールドの移動は、アドベンチャーゲームの様に
矢印で進みたい方向を選択して行うのですが
移動方向に敵が存在するとそれが分かる仕組みになっているんですよ。
だから、避けて通ればエンカウントはそれほどでも無いと思っちゃうんですけど
四方八方に敵がいる状態だと一歩移動する毎に敵と戦闘が起こります。
ヘタすると戦闘が終わったのに新しいのが出てきて
一歩も動けない状態がずっと続いたりと、まぁストレスがたまりますわね。

特に後半“ドルイド”なる超強いザコ敵が出てくるのですが
コイツが連続で出てきた日には軽く泣けます。
物理攻撃はほぼ効かない。
馬鹿みたいな強力な魔法攻撃を連発する。
倒してもたいした経験値を得られない。
最終戦前のドルイド地獄は、無駄にアイテム消費とMP消費をするだけなので
逃げの一手が得策と言えるでしょう。

……ただし、逃げるのには、敵よりも行動力が上わまっていないと逃げられないので
低レベルで遭遇してしまったら、もはや死を覚悟するしかないなど
ホント、運が必要なゲームだと思います。

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全体的に粗があると言わざるを得ませんが
独特の世界観と独特な雰囲気にノメり込めたらこっちのもの。
多少のゲームバランスの悪さも許容できてしまうから不思議です。

『セレクション 選ばれし者』評価:☆☆☆
発売・コトブキシステム
ジャンル・ロールプレイング
発売日・1989年12月28日
定価・3,000


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2011年01月31日

No.145 ゲームボーイ『ソリテア』レビュー


ソリテアと言っても、Windowsに初めから入っているソリティアではありません。
あちらは、クロンダイクと呼ばれるソリティア。
今回レビューするソリテアは、ペグ・ソリテールと呼ばれるパズルゲームです。

ペグとは釘や杭の事を指しますが
ここでは駒(盤上のボール)としての意味で話を進めます。

盤上に配置されている隣り合って並べられたペグを飛び越して動かし
飛び越えられたペグを消していきます。
そうして、最終的には中央に一個だけペグを残す事でゲームクリアとなります。
隣り合っていないペグや、斜めに飛び越して動かす事はできないのと
隣り合っていても、飛び越える先に別のペグがあるとこれも動かす事はできません。
これが、ペグ・ソリテールのルールとなります。

なお、このゲームボーイ版のソリテアでは
中央に一個だけ残す事でゲームクリアとなりますが
通常は、必ずしもそうでなければならないと言う決まりはないようです。

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カセットにも描かれていますが、これがソリテアの盤。
イギリス式、フランス式があるようです。


ゲームボーイ版のソリテアは全100問
なかなかのボリュームです。
決められた少ない手数でクリアすれば言う事ありませんが
初めのうちは、それを無視してまずはクリアする事だけを
考えた方がいいかもしれません。
なかなかに、手ごたえがあります。

なお、同じペグが連続して飛び越えても、それは1手として数えます。
何手でクリアしたかの記録もされるので、一度クリアしただけでなく
記録更新を目指して、何度もチャレンジするのも面白いかもしれません。

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『ソリテア』評価:☆☆☆☆
発売・ヘクト
ジャンル・パズル
発売日・1992年6月26日
定価・3,900


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2010年03月27日

No.127 ゲームボーイ『炎の闘球児 ドッジ弾平』レビュー


ドッジ弾平のゲームはホント名作ぞろいだと思います。
人気があった頃にいろんなメーカーから数多くの機種で発売されましたが
どれもブームに乗って作ったとは思えないほどデキがイイ。
しかも、弾平ゲームで出たうちの6作品は
わずか半年の間に発売されたと言う驚異的なスピードです。
まぁ、全部同じメーカーが作ったわけではありませんが
それでも、当時の私的には、

「一体、どれから手をつけたらいいんだよ!」

……ってなり、発売される間隔が短いから非常に悩むわけです。

しかも、スピード以上に驚異的なのが
各作品、それぞれ機種が異なると言う点。
ファミコン、ゲームボーイ、スーパーファミコン
メガドライブ、ゲームギア、PCエンジン……。

見事に全部分かれたと!!
(ちなみに、ファミコンでは後にもう1作が発売されました)

さぁ、こうなるともう大変です。
全部買えるほどの財力なんて当時の私にはない上に
ハード的に持っていない物まであるわけですからね。
なもんで、当時はファミコン版とゲームボーイ版の二つで我慢して
あとは友達のを借りて遊ぶことにしました。
ゲームギア版とPCエンジン版は誰も買わなかったので、当時はできなかったけどw

さて、そんなドッジ弾平のゲームボーイ版です。

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前回のファミコン版は、カードバトル形式のシミュレーションゲームでしたが
こちらは、ファミコンの『熱血高校ドッジボール部』に代表されるような
オーソドックスなドッジボールゲームに近い作りとなっています。
何がオーソドックスだと言われると非常に困るわけですが
とりあえず、全体画面でチームを動かしたりする操作は
他のドッジゲーに見られるような仕上がりになっています。

ただ、他のドッジゲーにはない
ちょっとした味が楽しめるのも弾平ゲーならでは。
弾道の操作、キャッチ、避けると言った行動時に視点が切り替わるのですが
キャラのグラフィックも表示され、プレイヤーを弾平ワールドへと誘ってくれます。
勿論、弾平が必殺技を覚えれば
炎のシュートも放てるし当たればヒット間違いなしです。
……まあ、炎のシュートだろうがなんだろうが
ゲージがマックス状態ならば、つとむやつよしでも
相手を一撃でヒットさせる事ができるんですけどね。
弾道操作がちょっと癖があるので
そもそも当てるのが難しいってのもありますが。

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ちなみに、このゲームにはパスワードがあるのですが、これがまた凄いんですよ。
何が凄いかって、パスがパスの意味を成していない点が。
このゲーム、弾平や珍念の顔の向きがパスワードになってるんですけど
パターンが少ないから、テキトーにやっても結構な確率でパスが通るんですよね。
当時、初めてプレイした時に、ストーリーモードがクリアできないから
パスのパターンを全部試して、最終パスでクリアしたほどです。
(と言うより、左の珍念を一回クリックするだけで最終パスになるw)
これプレイした後に、ドラクエ2の復活の呪文なんて見た日には、10回ぐらい死ねます。

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他のゲームもこれぐらいだとメモらなくてもいいんですけどねw

『炎の闘球児 ドッジ弾平』評価:☆☆☆
発売・ハドソン
ジャンル・スポーツ
発売日・1992年4月24日
定価・4,500

posted by 二条ジョウ at 22:15 | Comment(4) | TrackBack(0) | ゲームボーイ レビュー | 更新情報をチェックする
2009年08月30日

No.117 ゲームボーイ『もぐらでポン!』レビュー


パネポンはハマッタ!
でももぐポンは30分であきた!

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タッチペンを使った操作で
同じ色を揃えて消していくパネポン。
ついこの間まで私の通勤中でのお供なゲームでした。
(今はドラクエIX)

この手のゲームは中毒性も高くやり始めると止まらないんですよね。
文句無しの良作ゲームでした。

さて、ところ変わってこのもぐポン。
つか、もぐポンと略すのかどうかは知りませんが
似ているのは名前だけで後は似て非なるこのゲーム。
どんなゲームかと言えば、簡単に言うともぐら叩き。
ただ、もぐらの他にも、タコとかペンギンとかクマも登場します。
もぐら叩きの要領でどんどん叩いていけばいいだけのゲームなので
分かりやすくかつ説明書無しでも遊べます。
ただ、ミニゲームを永遠プレイするだけのゲームなので
面白いかどうかは別物ですが……。

Wii Wareでもなんか似たようタイトルが配信されていましたが
あちらはこちらとは全く関係がありません。
Wii Wareで配信されている方は面白かったです。

『もぐらでポン!』評価:☆
発売・アテナ
ジャンル・アクション
発売日・1994年4月15日
定価・3,900

posted by 二条ジョウ at 14:49 | Comment(8) | TrackBack(0) | ゲームボーイ レビュー | 更新情報をチェックする