2008年07月11日

No.108 ゲームボーイ『テトリス』レビュー 〜第2章 雨の朝(あした)も吹雪の夜半も〜

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家の父はテトリスが死ぬ程好きです。
その為、テトリスに関することを少しでも悪く言おうものならば、
何をされるか分かったものではありません。
そんな父の大切なテトリスを母がゲームボーイごと床に叩きつけてしまったと言う事は、
まさにパンドラの箱を開けてしまったそんな状況と同じなのです。
結果、父は家を出て行ってしまい、二条家最大の危機が訪れてしまったのです。

第2章 雨の朝(あした)も吹雪の夜半も

しかし、父が家を出て行ってしまった事に、
その当時実際に危機感を募らせていた人間は存在しません。
勿論母も私も。
と言うより、私に至っては父が家を出て行ったこと自体知らなかったのですからね。
何せ家を出て行った筈の父が、
翌日にはいつも通り家でテトリスをプレイしていたのですから。
(ゲームボーイもテトリスも壊れていなかった!)
つまり、私が喧嘩の現場から離れた後に父が家を出て行き、
(この時、二度と帰って来るか!……と捨て台詞を吐いていたそうですが)
私が朝起きる前には家に帰ってきていたという事なのです。
私はこの話を母に聞いただけですので。

はい、ぶっちゃけたいした事件ではありませんでした。
何が家族崩壊の危機だとか、二条家最大の危機なのかとね。
いや、当時は確かに最終的に笑い話ですみましたけど、
実際に家を出て行った事には間違いないし、今思えば危機だったのではないかと。
父は家に帰って来てからすぐ母にゴマすりを始めてましたが、
母はしばらくご立腹でしたし。
まぁそんな事より、
前日アレ程テトリスが問題で夫婦喧嘩になったと言うのに、
朝からテトリスライフとはね……。
どんだけテトリスが好きなのかと!
もはや父からゲームボーイを取り上げる事は不可能!!
そのように気づかされてしまった訳です。
つか、結局ゲームボーイ買ってくれんし!!

さて私のゲームボーイライフを取り戻す為にはどうしたら良いのでしょう。
頼りになる筈の母でも父の暴挙を食い止めるには至りませんでした。
もはや泣き寝入りしかないのでしょうか……。
と思いきや、第1次テトリス事件を契機に多少父も反省したのか、
プレイする時間帯を決める事になりました。
これで私にもチャンスが巡って来た訳なのです。

取り決めによって私が出来る時間は父が会社へ行っている間となりました。
しかし、よくよく考えてみると、
父が会社へ行っている間は、私も学校に行っている時なので、
私がプレイできる時間は極端に少なかったのです。
しかも土日は出来ないし。

そんなこんながあってから少したったある日の事。
当時私と良くつるんでいた友人のH君が、テトリスに興味を持ち始めました。
私がGB版のテトリスを持っているとの情報を何処からか仕入れてきたH君は、
どうしても貸してくれとせがんできたのです。
他のソフトならまだしも、テトリスは事実上父のものです。
私にはその権限がありません。

しかしこのH君、全く諦めません。
なもんだからH君の情熱に負けテトリスを貸す事になりました。
ちなみにこの時私には、
ファミコンソフトの水戸黄門を貸してくれたのですが、それはまた別なお話。

とりあえず、水戸黄門と引き換えならば決して悪い条件ではありません。
ただ、父のテトリスを如何にして取ってくるか……。
これに尽きます。
勿論、父に相談して貸してくれって言っても無駄な事は分かっているので、
極秘にテトリスを持ち出さなければなりません。
父にバレない様に……。

その先の事なんて何も考えていなかったんでしょうね。
持ち出す事には成功しても、その持ち出した事がバレてしまっては意味がありません。

そして、バレない訳がないのです!!

会社から帰ってきた父にものの数分でバレてしまった私は、
仁王様みたいな顔付きになって怒る父にゲンコツを一発食らわされてしまいました。
これが世に言う第2次テトリス事件
やはり人が大切にしているゲームを他人に黙って貸すと言う行為は良くありませんね。
たとえ家族でも。
それが身に沁みて分かった出来事でした。
でもこれにも懲りず、ボンバーマン時にも同じような事を繰り返す事になる私でしたが、
それはまたボンバーマンのレビュー時にでも。
とにかく家の父がハンパ無く
テトリスが好きだと言う事が分かっていただけた事かと思います。
勿論、第2次テトリス事件の後も色々な出来事が多発しましたが、
まぁ、これ以上話してもシツコクなるのでやめておきます。

ちなみに、現在あるテトリスは2代目にあたります。
実は旅行先でゲームボーイが入れてあったカバンを何処かに置き忘れてしまって、
テトリスとその他もろもろを失う破目になってしまった事がありました。
父の嘆きぶりは相当なものでしたが、
私にとってもゲームボーイを失った事はとてつもなく痛手でした。
ゲームボーイ(黄色のやつ!)と、テトリスを新しく買いなおしましたが、
現在あるテトリスは後期生産版なのか、BGMが違ってたりします。
初期の方、もう一度聞いてみたいですね。
と言うより、
家の父が最近昔の事を思い出したかのように私に言ってくるので、
私も気になって気になって仕方がありません。

ちなみにテトリス好きなのに、GB版以外をやろうとはしなかったりします。
誕生日にプレステ版のテトリスとか、テトリン55とかをプレゼントしたのに、
全く手をつけようとしない!!
何でも、ロケットがでないからつまらないとかなんとか……。
もう訳ワカメです。

そんな家の父の総プレイ時間はおよそ3万(記録更新中)。

バケモノですね。

『テトリス』評価:☆☆☆☆
発売・任天堂
ジャンル・パズル
発売日・1989年6月14日
定価・2,500

posted by 二条ジョウ at 00:48 | Comment(13) | TrackBack(0) | ゲームボーイ レビュー | 更新情報をチェックする
2008年07月06日

No.107 ゲームボーイ『テトリス』レビュー 〜第1章 第1次テトリス事件〜


落ち物パズルの元祖テトリス!
今回は数多くのゲーム機に移植されている中から、
ゲームボーイ版テトリスをご紹介いたします。

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ゲームボーイ初期のキラーソフトと言えばテトリスで間違いは無いでしょう。
本体の売り上げ貢献に一躍買ったどころか、
その躍進振りはまさに驚異的とも言えます。
本体の売り上げに伴って、
以降のタイトル数が増加したのもこのソフトがあったからこそだと思います。

勿論このテトリスは私……、いえ、我が家も当時購入しました。
私も、父も、テトリスにハマった口です。
特に我が父のハマリ振りは異常を通り越して、
逆に私の方がおかしいのではないかとも思えるほど。
父からテトリスを取り上げてしまったら多分、
生きがいを無くしてしまって自殺するかもしれません。

はい、これはけして大げさではありません。
実際に我が二条家はテトリスによって何回も崩壊の危機が訪れた事がありますし。

と言う訳で、
今更私なんかがテトリスのレビューをするのもおこがましいと思いますので、
今日は、ブログの原点に返って思い出話を主体に話を進めたいと思います。

第1章 第1次テトリス事件

父がトランプボーイをあまりやらなくなった事は即ち、
ゲームボーイの所有権が再び私に戻ってくる事と同義でした。

―これで、マリオもロックマンもいつでもできる!

と、私が喜び勇んだ事は、
もはや語らなくても大方予想できる事だと思います。

ところがどっこい!
我が父はそんな私にゲームボーイの所有権を譲ろうとはしませんでした。
何故ならば、
トランプボーイの意思はちゃんとテトリスに受け継がれていたからなのであります。
父曰く、会社でプレイしたテトリスが殊の外面白かったとの事。
会社帰りに購入してきたテトリスを手に私にそう語る父は輝いていました。

私はこの事態に焦りを隠さずにはいられません。
何せ、私のゲームボーイウハウハ計画が水泡に帰そうとしているのです。
トランプボーイ事変(父がトランプボーイにはまった時期の事を指す)の事を顧みた私は、
断固徹底抗戦あるのみと、父が会社へ行っている間にゲームボーイを隠そうと努めます。
ですが、父の方が上手でした。
私の強硬姿勢に何か感づいたのかどうかは知りませんが、
ゲームボーイを会社に持っていくという暴挙にでていたのです。

トランプボーイの時はまだ父がいない時にできたからいいものを、
これでは私に、マリオもロックマンもプレイするなと言っている事と同じです。
そして案の定、この時を境にしばらくはゲームボーイを手にする事は無かったのです。

トランプボーイの時と同様、何処へ行くのでも、何をするでも、
テトリスをその手から放しません。
父がテトリスをプレイしていない時を見る事なんて、
私がテストで100点満点を取るぐらいに低い確率です。
1日の平均プレイ時間は、高橋名人が聞いたら恐らく激昂する事でしょう。
近くに高橋名人さえいてくれればね……。

しかし、高橋名人に頼らなくても、
私の身近にはとてつもなく頼りになる人間がいた事を忘れていました。
そう、我が母であります。
この父の暴虐不尽な振る舞いは我が母についに義憤を感じさせたのであります。

ある時、いつもの様に野球中継を見ながら、
テトリスを晩酌のおかずにゲームボーイをプレイしていた父に、
私は食事中ぐらいゲームをやめろと注意を促します。
ところが父は、

「俺は酒を飲んでいるだけで晩メシは食っていないからいいんだよ〜ん」

と、その当時私がバカボンにちょっとハマっていたのを知ってかしらずか、
その様に反論してきたのであります。
※注 家の父は晩ご飯は基本的に食べません。

それを聞いた母が、

「じゃあ、お父さんも晩御飯食べるようにしてよ。
ジョウのだけ作るのも大変だし」

※注 家の母も晩ご飯は基本的に食べません。

とその様に言うと、

「いやいや、俺は酒と魚とテトリスさえあれば良いんだよ」

と、その様に返してきた訳です。
そしてテトリスと言う単語が出てきた事により、話はテトリスへと移ります。

「そのテトリスなんだけど、時間決めてやったら?」
「時間決めてるよ。寝る時はしないだろ?」
「それ以外は全部じゃない!!いい加減、いい大人がゲームに夢中になって」
「バカ抜かせ。テトリスは頭の体操にいいんだよ」
「四六時中テトリスばかりしてたら逆にバカになるんじゃないの?」
「なんだと!!テトリスを馬鹿にしたな!!」
「テトリスを馬鹿にしたんじゃないの。あんたを馬鹿にしたのよ」
「なんだと!!」


以降夫婦喧嘩へと発展。
こんな喧嘩はもう慣れっこだったので別段戸惑う事も無く、
私は好機とばかりに母に加勢します。

「父さんさ、テトリスは父さんだけのものじゃないんだよ。
僕もテトリス大好きだし、たまにはやらせてよ」


と、まずは軽いジャブで相手を牽制。
子供と言う利点を最大限に利用して、おねだり方式で攻撃を仕掛けます。
ところが、

「うるさい!テトリスは俺のものだ!とっとと飯食って風呂に入れ!」

と、鎧袖一触されました。

「あんた、子供にあたる事は無いじゃない!
ジョウだって我慢してゲームボーイをやっていないんだから、
あんただって時間決めてやるぐらいできるでしょう!?」
「だったら、ゲームボーイをもう一台買ってやればいいだろ!
それならジョウもゲームが出来るし、俺だってテトリスから離れなくてもいいしな!」


キラーン!

父のその一言は私にとって予想だにしない事でした。

―ゲームボーイを買ってくれる!?

まさに棚から牡丹餅。
私が某小早川の様に蔵帰りをしたのは言うまでもありません。

「まぁまぁ、お母さん。お父さんの気持ちも僕分かるよ。
自分が好きなものを取り上げられたら誰だって嫌だし」
「そうだそうだ。ジョウ、良い事言ったな。
やっぱ男同士は分かり合えるんだな」
「えへへ。でも僕もゲームボーイやりたいからもう一台よろしくね!」
「O.K、O.K。今度の休みに買ってやらあ」


これで万事解決。
その様に思った私は、
母の次の行動に気づくのに少しの時間を要さなければならなかったのです。
その為、気づいた時にはもう全てが遅かったのでした。

母はゲームボーイを手に取ると、それを床に叩きつけたのです!

「お……、おいお前……、何て事を……、何て事をしやがった!!!!!」

母がゲームボーイを床に叩きつけた事を契機に、
戦いは第2ラウンドへと移行しました。
父の怒りは凄まじく、まさに今にも飛び掛らん勢いです。
対する母の怒りもそれ以上だったけど……。

この後の事は、さすがの私もヤバイと感じたので、
その場にいる事はできませんでした。
しかし、いつものように父は、翌日になればケロっと何事もなかったかのように振る舞い、
そしていつものように謝るだろうと、私はここに至っても尚、危機感はなかったのでした。

しかし、今回の事は私の予想をはるかに上回る事態へと発展してしまったのです。
そう。

父が家を出て行ってしまったのです!

まさか、テトリスが原因で家族崩壊の危機に陥ろうとは、
正直、誰もが予想しなかった事でしょう。
そしてこの事件は、
テトリスと我が二条家の長い長い歴史の中で、
まだほんの始まりの部分にしか過ぎなかったのです。

果たして家を出て行ってしまった父はその後どうなったのか?
またそのきっかけとなったテトリスは……?
生まれて初めて襲い掛かったこのピンチに、私はどう立ち向かうのか!?
そして、もう一台のゲームボーイは買ってもらえたのか。
全ては次回、第2章 であきらかに!

ちなみにこの父が家を出て行った事件を私は、
二条家テトリス史の中で、第1次テトリス事件としています。

続く
posted by 二条ジョウ at 01:26 | Comment(6) | TrackBack(0) | ゲームボーイ レビュー | 更新情報をチェックする
2008年06月02日

No.103 ゲームボーイ『バトルピンポン』レビュー

クエストと言うとタクティクスオウガなどをまず思い浮かべてしまいますが、
忘れちゃいけないのがこのバトルピンポン!!
恐らく誰しもオウガの事で頭がいっぱいで、
こっちのゲームなんてもうすっかり忘れてしまった事だとは思います。
……が、今日だけはコイツの事も思い出してやってください。
明日になったら別に忘れてもかまわないけどね!

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全8ヶ国を相手にピンポンで世界一を目指すゲーム。
ちなみに主人公の所属国は不明。
恐らく脳内保管でO.Kなのでプレイヤーの好きな国を妄想しながらプレイするのが吉です。

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ラケットは勝手に動くので、基本的にボールをただ打つだけになってしまいますが、
スマッシュやカットなどの技を使ったりできるなど、
遊べる要素は充分に含まれています。
ただ、悲しいかな技の違いがスマッシュ以外は良く分からないので、
殆どボタンを押しているだけの作業ゲーに近いものがあります。
それにラケットが自由に操作できないので、
当たり前の方向へ飛んでいき、当たり前のように相手が跳ね返してきて、
ゲームがなかなか終わらず非常に長く感じてしまうのも玉に瑕であります。
とは言え、コンテニューモードも盛り込まれているのでそこは何とかなります。
まぁ、あまり問題じゃないのでご安心を。

ちなみに2P対戦もできる優れもの。
クエストファンやオウガファンの方同士の交流に、
このゲームはいかがですかね。
勿論そこへピンポン愛好家の方がいても私は全然良いと思いますデスよ。

『バトルピンポン』評価:☆☆
発売・クエスト
ジャンル・スポーツ
発売日・1990年8月31日
定価・3,300

posted by 二条ジョウ at 01:11 | Comment(8) | TrackBack(0) | ゲームボーイ レビュー | 更新情報をチェックする
2008年02月17日

No.92 ゲームボーイ『ドラえもん 対決ひみつ道具!!』レビュー


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ある日、タイムマシンのコンピュータでゲームをしていたドラえもんとのび太。
そこへ遊びに来たしずか、ジャイアン、スネオも加わります。
ところが、突然タイムマシンが煙を吹き、迷路の世界へと飛ばされてしまいました。
迷路の世界へと飛ばされてしまったドラえもんはチャンピオングローブと、
ミチビキエンゼル以外の秘密道具を失い、またのび太達ともはぐれてしまいました。
ミチビキエンゼルの助けをかりて、失ってしまった秘密道具と、
はぐれてしまった仲間達を探す冒険が始まります。

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迷路の世界と言うこともあり、迷路状のマップを右往左往しながらゲームは進行していきます。
マップには至る所にどこでもドアが点在しており、特定のどこでもドアに入り込むことによって
別の世界へとワープする事ができます。
失ってしまった秘密道具や、はぐれてしまった仲間達も、
この世界へワープしステージをクリアすることによって取り戻すことができるので、
基本的に迷路状ですべき事は、この別の世界へと繋がっているどこでもドアを探すことにあります。

マップ上には別の世界へと繋がっているどこでもドア以外に、
同じ迷路状のマップ間をワープするどこでもドアが数多く点在しているので探すのに苦労しますが、
そこはアイテムの助けをかりて探していきます。
(勿論敵もギョウサンおる)

特定のどこでもドアで別世界へとワープすると先ほどとはうって変わり、
強制スクロールのシューティングになります。
難易度はそれほど難しくありませんが、
1機やられると強制的に元のマップに戻されてしまうので油断は禁物です。

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こうして、特定のどこでもドアで行ったり来たりを繰り返し、
ボスが待ち受けているステージに乗り込みます。
そしてこのボスと言うのが、実はドラえもんの秘密道具達なのです!!
タケコプターやらタイムマシンやら、これまで苦楽をともにしてきた道具達が襲ってくるのです。
誰かに操られているのか、それともドラえもんに反旗を翻したのか。
それはあえてここでは言いませんが、とにかくこの道具達を倒します。
見事、ドラえもんが化け物と化した秘密道具を倒すと、捕らえられていた仲間を救うことができ、
次のエリアへと行くことができるのです。

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難易度は低いながらも全体的に良く作りこまれていて、
グラフィックも当時のゲームボーイにしてはかなり良いです。
しかも、他のドラゲーで出てこなかったようなマニアック系道具もたくさん登場するので、
ドラえもんファンには嬉しいかもしれませんね。

ウフフフフフ。

『ドラえもん 対決ひみつ道具!!』評価:☆☆☆☆
発売・エポック社
ジャンル・シューティング
発売日・1991年3月1日
定価・3,500

posted by 二条ジョウ at 00:44 | Comment(6) | TrackBack(0) | ゲームボーイ レビュー | 更新情報をチェックする
2008年02月10日

No.91 ゲームボーイ『シーサイドバレー』レビュー


友達同士で海に行ったはいいけど、周りはスイカ割りに熱中しちゃって、
ビーチバレーが出来ないって事、多々ありますよね?
せっかくみんなが楽しく遊んでいるのに、

「おい!ビーチバレーやろうぜ!」

なんて言うのも気が引けますし……。
でも、モヤモヤを溜め込んでおいてもそれはそれでイライラして、なんかムカツクのです。
そうなると、精神衛生上も非常によろしくない訳です。
私なんかは別にビーチバレーなんてどうでもいいし、むしろスイカ割り派だったりするのですが、
中にはビーチバレーに命かけている人もいるのです。
周りが気づいてあげられればいいんですけど、スイカ割りに熱中してる時って、
どうも周りが見えなくなってしまうんですよね。
別に目隠ししてるからとかそう意味じゃなくて。
もっとより深い意味としてね。
だから、せっかくの夏に、ビーチバレーをやりたくてやりたくてしょうがない時には、
やっぱ自分自身で何とかしないといけません。

せっかく海に来たんですし!

で、自分自身で何とかするとなるとやっぱコレ!
手軽さが売りのゲームボーイ!
そしてソフトは「シーサイドバレー」!!
砂浜でわいわい楽しめるビーチバレーが、ゲームボーイでもプレイできるって寸法です。
ゲームだから、周りがスイカ割りで楽しく遊んでいる最中に無理やりビーチバレーに誘わなくても、
1人で気兼ねなく遊べるのです。

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アメリカ、ブラジル、イタリア、日本から好きな国と選手の性別を選びます。
ビーチバレーという事もあって、選べる選手は皆水着姿になっていますので、
より一層、ビーチバレーらしさがここにはある訳です。
もちろん背景は砂浜(だったらいいな)。
夏の醍醐味ですな。

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まぁ、そんな感じの内容です。
前フリがめちゃくちゃ長かった割にはレビューがちょっと短い感じもしますが、
前フリをなくすと僅か5行ですからね。
致し方がありません。

そうそう。
これだけは言っておきますが、周りがスイカ割りをやっている時に、
1人でゲームボーイも実は悲しいものがあります。
参加できるのであれば、参加したほうが楽しいと思いますよ。
つまりぶっちゃけ、スイカ割りヤレヨ!
……って事です。

つか外、雪が積っているのに今気づいたのですが、
今回のレビュー、随分季節無視してましたね。

『シーサイドバレー』評価:☆☆☆
発売・トンキンハウス
ジャンル・スポーツ
発売日・1989年10月31日
定価・2,980

posted by 二条ジョウ at 00:33 | Comment(4) | TrackBack(0) | ゲームボーイ レビュー | 更新情報をチェックする