2017年05月24日
キャラ列伝 No.12 〜ドルアーガの塔などより〜『カイ』
前回から4年という歳月が経ってしまった今日この頃。
みんな元気じゃったか?
そういえば最近ちまたで、帝国海軍の艦船を擬人化した、
“艦隊これくしょん”なる、電子遊戯が流行っておるらしいのぅ。
ワシは海軍の遊戯なんぞに興味は無いんじゃが、
最近、知り合いが、第6駆逐隊萌えだの、那珂ちゃんウザいだのと、色々うるさくてのぅ。
イヤでも耳に入るんじゃ。
ちなみに、ここの管理人の一押しは天龍とかいう娘らしいんじゃが、
まあそんな事はどうでもいいことじゃな!!
つか、そんな話はさておき、
今回もゲームに登場するキャラを
ワシの独断と偏見で紹介していくぞい。
勿論、紹介したキャラクターの軍人適正チェックも健在じゃ。
そんなわけで今回紹介するキャラは……、
ドルアーガの塔などに登場するヒロイン、カイじゃ!
ドルアーガの塔シリーズは、
いわゆるバビロニアン・キャッスル・サーガシリーズ本編4作と、
その他外伝とに分けられておる。
カイの初登場は、その本編第1作目『ドルアーガの塔』からであり、
その時における彼女の位置付けは、囚われのヒロインであった。
恋人でありバビリム王国の王子でもある主人公ギルが、
彼女を救う為、ドルアーガの塔に挑んだのじゃ。
スーパーマリオブラザーズシリーズにおける、
ピーチ姫みたいな立ち位置だったワケじゃが、
ドルアーガの塔のヒットを受け作られた続編はそれとは一転。
2作目である『イシターの復活』では、
ギルと共に塔の脱出を図り、彼女も多彩な呪文で敵と対峙した。
そして3作目、『カイの冒険』では、1作目の前日譚として
単身ドルアーガの塔に挑むカイの勇姿がそこにはあったのじゃ。
そう、ドルアーガの塔で主人公ギルが悪魔ドルアーガに挑むよりも前に、
カイは女神イシターの神託を受け、
愛と平和の象徴であるブルークリスタルロッドを取り戻すべく、
悪魔ドルアーガの籠もる魔の塔へと立ち向かっていたのじゃよ。
彼女は不覚にも塔の最上階で
ドルアーガの魔力によって石にされてしまったワケじゃが、
か弱きお姫様的な立ち位置ではなく、ましてや連れさらわれたワケでもなく、
実はドルアーガの塔に挑み、返り討ちになっていたという事実。
つまり、3作目のカイの冒険は、
カイがなぜ石にされて囚われていたのかが分かる、プロローグ的なお話なのじゃな。
プレイ前から、その先のバッドな展開が分かっているだけに、
何ともプレイヤー的な立場からしたら、
カイが不憫でしょうがなくなる事請け合いなのじゃ!
また4作目の『ザ・ブルークリスタルロッド』では、
ドルアーガの塔から脱出したギルと共に、
ロッドを天界に返すと言うお話なのじゃが、
そのエンディング数が48通りもあるっていうから驚きモモの木、二式単戦鐘馗!
きっとその中には、ようやく迎えた平和を享受するような、
そんなハッピーな展開もある事じゃろうて。
オホホホホホ。
まっ、カイの行く末は、己の目で見ろって事じゃな!!
48通りあるけどどれが正しいってワケでもないらしいから、
自分の好きな結末で補完すればよろしかろうて。うむ。
クラス:
陸軍中佐
兵科
歩兵
能力
石頭
解説:
女神イシターの神託を受け、単身ドルアーガの塔へと乗り込んだ彼女。
結果、ドルアーガに石……、それも漬物石っぽい感じにされるという
悲劇的な展開を迎えはしたものの、愛の力でそこは解決。
囚われのヒロインの汚名を返上するかの如く、
塔からの脱出行では、恋人のギルをサポートする形で、
自身も戦いに身を投じていったのじゃ。
しかも、ギルよりも活躍したとかしないとかで、
汚名返上どころか、武神にも近しい働きを見せたカイ。
そういえば、復活して塔から出て来る時は、
ちょっと可愛くなってもいたし(グラ的に)、
悪魔ドルアーガに石にされた副産物が
もしかしたら、まさかという形で返ってきたのかもしれないのぅ。
そんな彼女の階級は中佐。
そりゃあ、イシターが信頼をよせる巫女だしな。
これぐらいはいくじゃろうて。
そして兵科の歩兵は、武神の如き働きを見せた彼女なら、当然といった所じゃろう。
ちなみに、カイの冒険だと、
イシターから貰ったティアラのおかげで、
身を軽くしてフワフワと宙に浮かぶことができた。
その結果、しょっちゅう天井に頭をぶつけていたのじゃが、
相当、頭が固いらしく、常人なら血反吐もんのダメージでも、
それなりにヘッチャラみたいじゃった。
あの固さなら、空中からの一撃必中攻撃を敢行すれば、
ドルアーガもイチコロだったかもしれんのぅ。
まっ、終わりよければ全て良しじゃな!
以上。
今回はカイの紹介じゃった。
しかし、久々の更新という事もあって、
今回のキャラ列伝はわりと無難に紹介した感があるのぅ。
珍しく独断と偏見がそこまで無いと思うぞ(無いとは言っていない)。
まあ、そんな時もあろうて。
そんなわけで、久々のキャラ列伝じゃった。
また次回に会おうぞ!!
さらばラバウル!!
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2013年03月23日
キャラ列伝 No.11 〜けっきょく南極大冒険などより〜『ペン太』
おいっス!
久しぶりじゃな!
たぶん2年ぶりぐらいじゃろうが、みんな元気にしておったかの?
海軍が色々とうるさいので
なかなか更新ができんかったわけじゃがワシはこの通り元気じゃて。
相変わらず大佐のままじゃがの!
なにはともあれ、今回もゲームに登場するキャラを
ワシの独断と偏見で紹介していくぞ!
勿論、軍人適正チェックも健在じゃ!
では、今回2年ぶりに紹介するキャラは……、
こちらである!!
コナミのけっきょく南極大冒険などに登場するペンギンのペン太じゃ!
このペン太、当初は名前が付いていなくて
ただのペンギン君として登場していたようじゃのぅ。
1991年のファミコン『夢ペンギン物語』が発売された時に
初めてペン太という名前が付けられたそうじゃ。
つまり、このペン太、何気に色々な作品に出ているというわけじゃが
世間的には、一番最初の『けっきょく南極大冒険』が
一番印象に残られているのではあるまいか。
参考までに、ペン太が出演しているゲームを
参謀本部が総力を挙げて調べてみたので以下に記しておくぞ。
〜ペン太出演のゲーム一覧〜
『けっきょく南極大冒険』(1983年・MSX 1985年・FC)
主人公。コナミゲーム初登場。
この時点では名前が付けられておらず「ペンギン」として登場。
『夢大陸アドベンチャー』(1986年・MSX)
主人公として「ペンギン」が登場。
『パロディウス』(1988年・MSX)
プレイヤーキャラクターのひとりとして「ペンギン」が登場。
『牌の魔術師』(1989年・MSX)
プレイヤーキャラクターのひとりとして「ペンギン」が登場。
『夢ペンギン物語』(1991年・FC)
主人公として「ペン太」が登場。
「ペン太」という名前が初登場した作品。
以降、これまでの「ペンギン」がペン太と同一の扱いになる。
『つりっ子ペン太』(1991年・メダルゲーム)
『スーパーつりっ子ペン太』(1995年・大型筐体メダルゲーム)
『ふうせんペン太』(1993年・メダルゲーム)
『いもほりペン太』(1997年・メダルゲーム)
『ヒエヒエペン太』(2001年・プライズゲーム)
『エアフォースデルタ ブルーウイングナイツ』(2004年・プレイステーション2)
隠し自機として「ペン太」が登場。
『ペン太の釣冒険DX』(2006年・携帯電話アプリ)
『コナミワイワイワールド』(2006年・携帯電話アプリ)
ファミコン版に登場していたコング(『キングコング2 怒りのメガトンパンチ』)
に代わって「ペン太」がプレイヤーキャラクターのひとりとして登場している。
〜以上、ウィキペディアより〜
ふぅ、こんなもんかのう。
……つか、参謀本部が総力を挙げて調べた結果が
ウィキ丸写しなのはご愛嬌じゃよ☆
しかし、本当に色々な所にコヤツはでているんじゃな。
そういえば、ファミコンに『ぺんぎんくんwars』というゲームがあったが
あれは全くの無関係じゃから注意が必要じゃな。
まあ、コナミじゃないし、関係あるわけないんじゃが
たまに混同しそうで怖いワイ!
とりあえず、このペン太、
これまでに南極大陸を一周したり、
不治の病に倒れたペンギン王国のペン子姫を助けるために
夢大陸にゴールデン・アップルを探しに行ったり
時には恋人のペン子の為、痩せる努力をしたりと
ペンギンのくせに色々な冒険をしてきたのじゃ。
まあ、ペンギンだから、
南極を一周するのは造作もないことかもしれんが
荒野を駆け巡ったり、洞窟をくぐり抜けたり
挙句に宇宙へ進出したりと、およそペンギンには荷が重いだろ!
……ってな事も平気でこなしていったわけじゃ。
こういった行動力は我々人間も見習いたい所じゃな。
宇宙ではミサイルをぶっ放すぞ!
あっ、ちなみにワシも南方の密林で飢えと戦ったり
極寒の大陸で寒さと戦いながら死闘を繰り広げたりと
何気にこのペンギンに少しも負けてなかったりするわけじゃが
まあ、それは置いておこうかのぅ。
ところで、パロディウスにでてくるペン太郎ってペンギンがいるじゃろ?
実はあのペン太郎、何を隠そう、このペン太とペン子の息子なんじゃよ。
ワシなんか、パロディウスに出てくるあのペンギンは
てっきりペン太の方かと思ってたんじゃが
なんと、ペン太の息子じゃった。
(第一作目のMSX版はペン太本人)
ペン太もやる事はキッチリやってたんじゃのぅ、うへへ。
そんなわけで、意外に行動力のあるペンギンであり
しかも、やるべき事はキッチリとこなす
そんなペンギンだけど熱い男がペン太って言う訳じゃ!
うむ、うまくまとまった所で今回の適正チェックに移るぞぃ!!
クラス:
陸軍少尉
兵科:
歩兵
能力:
超スピード
解説:
可愛らしい容姿とは裏腹に
できる男を体現したかのようなペンギンの中のペンギン。
およそペンギンの活動範囲をあきらかに越えているのにもかかわらず
その順応力には特筆すべき物がある。
よくよく考えたら、ペンギンでも南極大陸一周は荷が重いと思われるのに
驚異的なスピードで大陸を制覇、その勢いのまま各地に進出、
挙句に宇宙へと至るその順応力と行動力は
もはやペンギンという括りで呼ぶのも失礼であるからして
敬意を込めて、“ペン太”と、キチンと名前で呼ぶようにしたいものである。
そんな行動力あるペン太は
太ったペンギンが嫌いな恋人のペン子の為に
痩せる努力をした事もあった。
痩せるのに失敗すると
他に男を作ってとんずらしてしまうようなク〇ビッチのペン子だったが
後にめでたく結婚し、ペン太郎という男の子を授かる。
色々な所に冒険するだけではなく
家庭をも築いたそんなやり手のペンギンがこのペン太なのじゃ!
そんな彼の階級は少尉。
彼の行動力や順応力は、状況判断や決断力をも合わせ持った
若手の将校として前線で発揮される事は間違いないじゃろう。
前進、前進、また前進!!
ペン太の脅威的な超スピードも、
作戦を迅速に遂行するためにも必要不可欠なものじゃ。
まさに現場指揮官として相応しい男なのである。
ところで、一時期はペンギンが流行っていた事もあって
いっぱいゲームになったりもしたもんじゃが
ここ最近はとんと見ないのぅ。
再び、ペンギン共が動き回るそんなゲームを見たいものじゃよ。
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2010年11月29日
キャラ列伝 No.10 〜デビルワールドより〜『タマゴン』
さて今回は、ファミコン『デビルワールド』から
『タマゴン』を紹介するぞぃ!
デビルワールドと言えば、任天堂から発売された
ドットイートタイプのアクションゲームじゃ。
ちなみにドットイートタイプとは
画面上に敷き詰められたドットを通過して消すゲームなどを指す。
分かりやすく言えば、パックマンみたいなゲームだと思ってもらえればよろしい。
詳しいゲームの詳細は
いつかやるであろうレビュー時に任せるとして
今日は、何は無くとも主役のタマゴンじゃ。
タマゴンの名が示すとおり、コヤツはタマゴ怪獣じゃ。
何故だか知らぬが
デビルワールドに迷い込んでしまったこのタマゴンは
デビルやデビルの手下達を相手に戦う事になる。
しかし、初めはタマゴの状態なので
タマゴからかえって怪獣タマゴンとなる必要がある。
この世に生を受けて、いきなり戦う事の宿命を背負わされたわけじゃな。
なお、宿命を背負わされているだけあって
生まれる前からその戦闘スキルは備わっておった。
タマゴからかえるタイミングにしてもそうじゃ。
自分で生まれるタイミングが計れるので
周りの状況を把握し、敵が近くにいない時にタマゴンになる事ができる。
なんと言う、超スキルじゃろうか。
しかも、タマゴの時はどんな攻撃を食らってもビクともしない超装甲。
まさにデビルワールドに迷い込んだのが
当たり前であったかのように宿命付けられておったわけじゃな。
まあ、タマゴの状態でどう迷いこんだのかは知らんが
実は生まれる前からこの怪獣の未来は決められていたのかも知れんのぅ。
そんなタマゴンはタマゴからかえると
打倒デビルを合言葉に、幼い怪獣ながら己が使命を全うすべく奔走するのじゃ。
デビルワールドに落ちている十字架を拾い
この世界の魔力の源であるボワボワ(ドット)を消したり
バイブル(聖書)の欠片を集めデビルホールを封印したりと
その活躍はまさに目覚しいものがある。
また、タマゴンが十字架やバイブルを持っていると
炎を吐けるようになり、敵に攻撃が出来るのじゃ。
まさに神から使わされた使徒と言えよう。
ちなみに、炎で攻撃すると
敵を目玉焼きにして食べる事が出来るのじゃが
タマゴの身で、目玉焼きを食べるのはアリなんじゃろうかのぅ……。
……共食いにならんのじゃろうか。
まあ、そんなわけでタマゴンについての紹介はコレぐらいでいいじゃろう。
つか、あんま話しちまうと、レビュー時に重複とかしちゃうし
そもそもタマゴンに関する情報が少ないから
これ以上は、独自の解釈を盛り込みすぎて殆どウソになっちまうからな!
と言うわけで、とっとと適正チェックに移りたいと思うぞ!
クラス:
陸軍二等兵
兵科:
歩兵
能力:
火炎放射
解説:
生まれながらにして戦う事の宿命を背負わされた怪獣タマゴン。
デビルワールドに跋扈する悪を、神に代わり粉砕すべく
十字架やバイブルなどを手にして彼は縦横無尽に駆け巡った。
敵の猛攻を炎の攻撃によって蹴散らし、目玉焼きにして食べる。
まさに、鬼神!
誰が言ったか、その獅子奮迅の勢いは
見る者に神風の到来を予期させた程であったとか。
そんな彼の階級は二等兵。
生まれたてなのでこれは仕方あるまい。
じゃが、働きだけを見れば大佐クラスじゃ。
一兵の援、一弾の補給を乞わず、敵の猛追にただ一人挑んだわけじゃからな。
能力の火炎放射は、まぁ炎を吐くと言う事で……。
さて、今日はデビルワールドからタマゴンの紹介じゃった。
毎回毎回、言っておるが、独断と偏見が含まれておるので
あんま、鵜呑みにしない事をお勧めするぞぃ!
そんじゃまたのぅ!
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2010年02月22日
キャラ列伝 No.9 〜スペランカーより〜『スペランカー』
平成22年2月22日22時22分22秒オメ!
この時刻にキッチリあわせて投稿してみたのじゃがうまくいったかのう。
でも、だからと言って何があるわけでもないのじゃがな!
ただのジコマンでおじゃる。
記念切手の一つや二つ、うpしようと思ったのじゃが
そもそも記念切手を買ってなかった事に気づいたので
それはできぬのじゃ、スマヌな。
とりあえず、この日に22歳の誕生日を迎えた者は
恐らく一生の思い出になるじゃろうてな。
心から祝福するぞぃ!
話は変わるが、先週の不毛地帯は泣けたのぅ。
壱岐のあの慟哭。。。
どちらかと言うとこれまで感情表現が豊かではなかっただけに
兵頭とのやり取りであそこまで感情をむき出しにして激昂した事にワシは心底震えた。
「生意気な口をたたくな!!君には極北の流刑地で囚人番号を押され
地下数十メートルの暗黒の坑内でツルハシを持ち
11年間も重労働を強いられた人間の苦しみがわかるかーッ!」
初めて口にした抑留生活での苦しみ。
解釈は人それぞれあると思うが
ワシは、それが自分のみならず
多くの同胞達が傷つき倒れていった姿を目にした
壱岐の感情を真っ直ぐに表したものだと思うのじゃ。
そんな11年にも及ぶ過酷な重労働に耐えた壱岐のこの言葉の重みの前に
ワシは久しぶりに胸打たれた……。
そして、そんな体験をしてきたのにもかかわらず
モスクワへと行く決心をした壱岐の強さの前に
さすがは元大本営作戦参謀と言わざるをえん。
ワシも、同じ参謀として見習わなければならんのぅ。
……さて話が長くなったが
ちゃんとキャラ紹介もするから安心せい!
海軍の横槍にもめげずに
いつもの如く独断と偏見によるキャラ紹介を行うぞ!
勿論、軍人適正チェックも健在じゃ。
それじゃあ、今日紹介するやつを紹介しよう!
スペランカー
言わずと知れたファミコン史上最弱のキャラクターじゃ。
こやつはホントクソみたいに弱くての、ホントにあんた主人公?
……って言いたくなるほどじゃったのじゃ。
自分の身長以下の高さから飛び降りただけで死亡。
こうもりの糞に当たって死亡。
ちょっとした下り坂をジャンプしながら前方に飛ぶと着地の衝撃で死亡。
爆弾が近くにあるわけでもないのに爆風に巻き込まれて死亡。
……と言った具合じゃ。
そもそもコヤツは
地下深くに眠る秘宝を求めて洞窟を探検したのじゃが
誰か止める奴はいなかったのかのぅ。
こんな虚弱体質な奴が、
「おれ、宝探ししてーわwww」
何て言った日には、殴ってでも絶対止めるがな。
つか、夢見るのも大概にしろよと。
……それに、コヤツはなぜ宝を求めたのか。。。
正常な判断ができる者ならば
自分でも、およそ探検家には向いていない事ぐらいは分かるはずじゃ。
ともすれば、虚弱体質な体にも関わらず
宝を求めなければならないワケでもあったのか。
ふむ。奥が深そうじゃな!
えっ!?いや、勿論、「奥が深そうじゃな!」で
終わらせるつもりはないぞ!
安心せい!!
まぁ、アレだよ。
宝を求めなければいけない訳があったんだよ。
恐らく、身を賭してでも手に入れなければならんかったワケが。
ワシが推察するに、恐らく彼の家族は病気かなんかで苦しんでたんじゃろうな。
で、その病気を治すために莫大な金が必要だった。
しかし、金はない……。
そこで目を付けたのが洞窟に眠る秘宝じゃ。
危険は伴うが、一刻の猶予もなかった彼は、装備もほどほどに単身乗り込んだんじゃな。
じゃが、突然の環境変化による洞窟での探索は
彼自身にも眠っていた病魔を呼び起こすキッカケとなってしまったのじゃ。
そう、彼は家族と同じ病にかかっていたのじゃ!
しかも、末期に近かったんではないのかのぅ。
ちょっとした行動ですぐ死ぬとか、多分その表れじゃろう。
糞で死ぬとかさすがにこの説明では無理があるが
まぁ、細かい事は気にすんな!ワカチコワカチコ。
そうそう、大事な事を言うのを忘れておったぞ!
このスペランカー、『スペランカー2 勇者への挑戦』の方じゃ格段に強くなったのじゃ!
恐らく、病気が治ったと推察するが、探検が癖になってしまったようじゃな。
それじゃあ、適正チェックに行きたいと思う。
クラス:
陸軍上等兵
兵科:
歩兵
能力:
探検
解説:
家族の為に、身命を賭して洞窟へ乗り込んだスペランカー。
環境変化に伴う突然の病の発症は
ただでさえ虚弱体質だった彼を完膚なきまでに打ちのめしたのじゃ。
爆弾が近くにないのに爆風で死ぬと言う幻覚に襲われたり
ちょっとした高さなのに、スンゲー段差があるみたいに錯覚したりと
病の影響で先に思うように進めなかったスペランカー。
しかし、家族を救いたいと言う想いが
彼を何度ともなく立ち上がらせたのじゃ。
時には、こうもりと戦い、またお化けとも戦うといった
末期症状に良く見られる幻覚に襲われもしたが
軽快な音楽を口ずさみながら(テーレッテテテテテテーレッテテテ♪)
最後まであきらめようとはしなかった。
そんな彼の階級は上等兵。
「病なんて上等でぇい!」
と言う、まさかのダジャレで無理やり決めちゃったけど
他に思い浮かばなかったのでいたし方があるまい。
兵科も同様に、無難な歩兵ではあるが、工兵でも良かったかなと思う次第。
まぁ、能力に関しては今更言う事もあるまいて。
そんな訳で、今日はスペランカーをピックアップしたぞぃ!
何だか、ムーンブルクの王女が軽くスルーされたみたいじゃが
まぁ、そんな事はないし、いつかやるじゃろうから、長い目で待っててタモレ。
ほいじゃまたのぅ!
2009年05月23日
キャラ列伝 No.8 〜ドラゴンクエストII 悪霊の神々より〜『ローレシアの王子』
やぁ!諸君。
久しぶりじゃのぅ!!
ちょっとばかし間が空いてしまったが、
今回もゲームに登場するキャラをワシの独断と偏見で紹介していくぞ!
勿論、軍人適正チェックも健在じゃ!!
で、今回のキャラは勿論こいつである!!
『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』から、ローレシアの王子。
前回はサマルトリアの王子を紹介したので、
何だかんだ言っても、今回はローレシアの王子を紹介する事にしたぞぃ!
……ちなみに今回は独断と偏見と言うよりも、
殆ど参謀本部が主体となって調べたのでワシは一切責任をもたんのでアシカラズ。
間違っても事実関係をワシに聞かないようにたのむぞぃ!
それでは本日もイッツ、オクニスタイル!
彼はロトの子孫であると共に、アレフガルドの一大国家である、
ラダトーム王家の血筋を受け継いだまさに家柄も血筋も誉れ高い人物じゃ。
彼の生まれた時代には、ロトの血脈の者によって統治されている国家が3つあり、
建国者の妻ローラの名を冠して名づけられたローレシアの他、
その後枝分かれとなった、サマルトリアや、ムーンブルクなどがあったのじゃ。
元はしがない放浪者に過ぎなかったロト一族がここまで繁栄できたのも、
竜王を倒した名声と、ラダトーム王家の血筋を交えた事によって、
名実共に権力を手中に収める事ができたからじゃのぅ。
建国の為の資金もラダトーム王家が出した事は疑うべくも無いが、詳しい事は知らん。
とにかく、未開の地に国家を建国するって事は大変なことなのじゃ。
我が大月本帝国も、億万州国建国にどれだけの血を流した事かと。
……まぁ、いつの時代も民は英雄には憧れるものじゃからして、
ロトの名声と、ラダトーム王家の後ろ盾があれば楽勝だったに違いない。
じゃがいくらなんでも、
サマルトリアやムーンブルクの建国はいささかやりすぎの感が否めん。
そもそも地方自治の概念は無かったのかのぅ?
これじゃ財政が逼迫してすぐに衰退すると思うのじゃが……。
話を元に戻そう。
とにかくその様な家柄に生まれた彼は、
建国以来初めての有事に巻き込まれる事になる。
それがかのハーゴン戦役じゃ。
サマルトリア、ムーンブルクなどのロトの末裔達を束ね、
打倒ハーゴンの狼煙を挙げる事になった彼は、
様々な冒険を通して成長し、そして見事ハーゴン打倒を成し遂げたわけじゃ。
で、めでたし、めでたしと……。
じゃが、ちょっとまてぃ!!
ワシはこのハーゴン戦役こそが、
ロト一族、特にローレシア王家の陰謀と思えて仕方ないのじゃ。
何故かって?
そうじゃのぅ色々理由はあるが、全て裏づけの無い話じゃからして、
話す事はためらわれるのじゃが、それでもかまわんかのぅ?
矛盾も多々あるかもしれんが……。
……そうか!なら話すとしよう!
〜ラダトーム王家とローレシア王家〜
まず、ハーゴン戦役のことを語る前に、一から話をせばならんのぅ。
そもそも、ローレシア王国建国にあたって、
建国の為の資金を何処から調達してきたのかと言う事じゃ。
まぁ、これはラダトーム王家から借りたか援助を受けたのであろう事は容易に想像が付く。
しかし、いくら建国者の妻がラダトーム王家の姫君であると言えど、
国家建設の為の資金をそうやすやすと与えるであろうか?
恐らく、通常であればその様なことはすまい。
じゃがラダトーム王家は先の竜王との戦争によって、
国家存続の危機に陥っていたと推測される。
その為、ラダトーム王家は代々続いた王家の名を残す必要に迫られるのじゃ。
例え、国王の世継がいたとしても、この場合は関係ない。
何故ならば、名を残す事と子孫を残す事の意味は同じようであって、
本質的には違うからである。
勿論、一族の者が代々受け継ぐ事が理想ではあるが、
栄枯盛衰不確かな現状においては、まず名を残す事が優先なのじゃよ。
戦争によって国庫が破綻したのにも拘らず、
ローレシア王国建国に莫大な資金を与えたのも、
全ては、ラダトーム王家の名をローレシアに受け継ぐ事を考えた為であり、
国号をローラとしたのも最愛の妻がどうたらとかと言う綺麗ごとではなく、
資金を援助する代わりに、名を残して欲しいと頼まれたからではなかろうかのぅ?
恐らく、初代の国王は快く承諾したに違いないが……。
しかし、初代が如何に立派な勇者であろうが、
次の代以降の子孫が立派とは言えないのが、世襲制の恐ろしいところじゃな。
ローレシア建国からそれほど月日が経っていないのにもかかわらず、
子孫はさらに、サマルトリアとムーンブルクを建国した。
恐らく資金を援助した事によって、ローレシア王国内における、
ラダトーム王家の発言力は極めて高かったに違いないのじゃ。
国家元首よりも他の王家の者が権力を振舞うそんな状態。
それを危惧した子孫が、
ラダトーム王家の国庫を今度は意図的に破綻させ、
二度と立ち直る事がないように、
必要の無い国家建設の為の資金を要求したのではなかろうかのぅ?
第一、普通ならば地方自治制を導入すればいいだけの話である。
建国間もない状態の国家がする暴挙ではない。
それとも、○○御三家みたいな位置付けとしていたのじゃろうか?
まぁ、全部根拠は無いがな!
とりあえず、そんな状況によってラダトーム王家は衰退の一途をたどる。
ローレシア国内における発言力も、ハーゴン戦役時にはその影すらなかったのじゃ。
〜ローレシア王家と他の一族〜
さて、サマルトリアとムーンブルクを建国した事で、
ラダトーム王家の国庫を破綻させ、
ローレシア国内の権力をようやく手中に収める事ができたローレシア王は、
次に新たなる問題を抱える事になるのじゃ。
それは建国したサマルトリアと、ムーンブルクが、
同じロトの一族であると言うだけでローレシアと肩を並べようとしていた事じゃな。
ローレシアは、竜王討伐を成し遂げたロトの子孫が自ら建国した国家であり、
また建国者の妻ローラの名を冠した国家である。
いわゆる嫡流の血筋として名を残す家柄なのじゃ。
その胸中は複雑な思いであったろう。
しかし、表向きは姉妹国家として平和であった。
ローレシアとサマルトリアは地理的にも近い事もあって、
監視が可能であるし、ムーンブルクには誰か近臣を差し向けていたのでじゃろう。
〜ハーゴン戦役〜
さて月日は流れ、いわゆるハーゴン戦役が起きた時代の事じゃ。
先にも述べたとおり、このハーゴン戦役とはローレシア王家の企てなのではないかと思う。
ロト一族を束ねるべきローレシアと、肩を並べようとする不穏分子たるサマルとムーン。
これらの国を統治する為には、ロトの名声では意味が無い。
武力による侵攻もロトの名を汚すだけである。
では、どうすればよいのか?
第三者にサマルとムーンを滅ぼさせるのじゃ。
第三者とは?
聖霊ルビスを信仰していたアレフガルドにおいて、
その他の宗教は全て邪教とされていた。
いわゆる悪魔崇拝などと呼ばれて、多くの者が囚われ殺されていったのじゃ。
(ローレシアにおける邪教徒狩りとされる資料)
もしこの邪教徒を利用する事ができればどうじゃろう。
邪教徒であれば、利用しても口封じは簡単であるし、
第一、捨て駒にはもってこいじゃ。
ローレシア王は、その中でハーゴンと呼ばれる邪教の神官と密約を交わしたのじゃ。
恐らく、ハーゴンたちが崇める神を国家神道として認めるとか、
そう言うような密約を取り交わしたのではないかと。
ハーゴンは忠実にその約束を守った。
もちろん、ローレシア王には約束を守る気などさらさらなかったのじゃがな。
そして、知ってのとおりムーンブルクは壊滅……。
さて、残るはサマルトリアである。
聞くところによると、サマルトリアの跡継ぎである王子は、
ウツケと専ら評判でわざわざ滅ぼさなくても、
充分に懐柔出来ると踏んでいたローレシア王は、
別の手段で意のままにしようと思い立っていた。
それはロト一族を束ねて、ムーンブルクを滅ぼした邪教徒達を、
ロトの名において討伐すると言う事じゃ。
これで口封じと、大義名分によって得られる民意も一気に手中にしようとしたわけじゃな。
まさに一石二鳥じゃ。
もちろん、束ねるのはローレシアじゃ。
ムーンブルクからの使者は、ローレシアに報告をしにきたんじゃからな。
何という出来すぎた展開!
勿論、王の計画のうち。
この様な、ローレシア王の思惑を知ってか知らずか、
ローレシアの王子は、打倒ハーゴンの狼煙を挙げる事になる。
大臣や側近からは勿論反対はあった。
―ローレシア王国軍を投入するべきではないか?
とか、
―もし行かせるにしても、充分な装備を与えるべきではないか?
など、その意見は様々であったが、
ローレシア王にしてみれば、
戦後の新秩序構築の為の資金をこの戦役で消費する事は避けたかったに違いない。
こうしてみると、ローレシア王は凄まじい奴じゃな!
そして、ローレシアの王子も冒険を通して、
次第に己が使命に気づく事になったのじゃ。
ハーゴンを倒すのに、サマルの力を借りてはいけないと。
ベラヌールの町でサマルトリアの王子を置き去りにしたのは、
戦後の事も見越しての事だったのじゃ。
サマルトリアはハーゴン打倒の功を手に入れることが出来ず、
ロト一族においての発言権は無きものと同じになった。
ムーンブルクはそもそも国が無いので、
結局、ローレシア王の思い通りの戦後の秩序建設が始まるのであったのじゃ。
結論、
ハーゴン戦役は、ローレシア王家が企てたことである。
では今回も適正チェックじゃ!
クラス:
陸軍大尉
兵科:
歩兵
能力:
権謀術数
解説:
ロト一族を束ねる選ばれし血筋を受け継いだ彼は、
父、ローレシア王の駒の一つとは気づかずに、打倒ハーゴンの狼煙を挙げるのじゃ。
魔法は使えないが、剣の腕前は相当なものがあり、その事から兵科は歩兵。
弟分のサマルトリアの王子の行動が多少ウザったらしく感じてはいたものの、
勇者としての気概をつねに持ち合わせていた彼は、
そんな事をおくびにも出さなかったのじゃ。
しかし冒険を通じて、自らの使命に気づき、
父、ローレシア王に認めてもらいたいと言う衝動から、
様々な謀略を用いて、戦後の新秩序構築の為に影ながら奔走したりと、
その腹黒さはローレシア王以上のモノといえる。
そんな彼の階級は大尉。
世が世なら、一部隊を任せても申し分の無いその統率力と行動力は、
まさに、ロト一族の頂点に立つに相応しいお方な訳である。
てな訳で、今回はローレシアの王子じゃった。
さて、ここまで話してきた事は、全く根拠の無いことじゃ。
勿論、ゲームにおける考察でも何でもないので、質問とかは無しじゃぞ。
参考文献
『図説 ハーゴン戦役』
『ローレシア王家に学ぶ基礎戦術理論』
『元近衛兵の回顧録』
『ローレシア王家の陰謀』
『私はあの日ムーンブルクに居た』
『ドラクエIIの攻略本』
『神官ハーゴンの名誉を取り戻す市民の会』
『ウィキペディア(魔女狩りの画像)』