極東ゲームレビュー館 > 未だクリアしていないゲームを1日(仮)でクリアしよう!
2011年05月08日

イマしよう No.22 特別編〜第1戦 マッピーランドの迷い子達〜


ついに始まった10番勝負!
その第1戦目はイマしようでも挑戦した事のあるあのゲームで対決だ!

そのゲームとは……。

ジャカジャカジャカジャカジャカジャカ……。

ジャン!

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『マッピーランド』でございます!
数年前に挑戦した時は共に攻略を目指して挑んだゲームですので
双方共に馴染み深いゲームです。
そして、この二条が見るに、どちらも甲乙付けがたいぐらいに実力は同じ……、はず。
まさしく第1戦目に相応しいゲームなのでありました。


では早速、第1戦目の勝負の形式を発表いたします。
この勝負では、1機も失わずにどちらがより何面まで進める事ができるかを競います。
同ステージだった場合は、より多くの点数を獲得していた方の勝利となり
双方ともゲームをクリアしてしまった場合も
最終的に獲得点数の高い方が勝利となります。
また、獲得点数も同じだった場合は、クイズによるサドンデスを行います。


なお、このゲームはつるベー君が取り決めました。
次回からはそれぞれが取り決めたゲームを交互に使って対戦していきます。

さあ、それでは第1戦目の始まり始まりデス〜。

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先に挑むのは、取り決めをしたつるベー君から。
久しぶりのマッピーランドと言う事もあってか
コントローラーを握る手にも緊張の色が見て取れます。

「僕なんかが二条さんに勝てるワケがないんですから
せめて二条さんにスポットライトが当たる様な良い負けっぷりをみせるだけですよ」


始まる前から負けるつもりでいたつるベー君の謙虚さに
私は心打たれながらも、

「勝負は本気でやるものだ」

と言う事を彼に説きました。

そう。
今回の10番勝負は、お互いの力と力を出し合って
ガチの勝負をしようと言う趣旨なのです。
謙虚なのはいいけど、わざと負けてまで私を盛り立てる必要は全く無いのです!
それにどうせ盛り立てるなら、通常の攻略時にもっと手助けをしろよ、と。
つか、そっちの方が大事なんじゃないかと言う事を彼に言って聞かせました。

最後のはなんか無視されちゃったけど
私が言いたかった事は彼にちゃんと伝わったようです。

「……んじゃ、格の違いを見せてやっから、ちゃんと見とけよヘボ二条が!」

でも、まさかそこまでキャラを変えてくるとは思ってもみなかったケド!


さてつるベー君は、陽気に鼻歌交じりでプレイを開始します。

「ふんふふふんふ♪ふんふふんふ♪」

どうやらマッピーランドのBGMのようですが
独特のアレンジが施されている為、ちょっと耳障りです。
でも、そんな事はどうでもいいのです。
問題はつるベー君のプレイです。
久しぶりだと言うのに、なかなか好調に進めているではありませんか。

「ふんふふふんふ♪ふんふふんふ♪」

――まあ、これぐらいやってくれなきゃ面白みにかけるわな。

つるベー君の快進撃に
私は自分の中で、久々に熱く燃えたぎる何かが沸き起こってくるのを感じていました。

「うりゃっ!ふんふふんふ♪」

そして、つるベー君は何と前の挑戦時に手こずっていた1-3までも軽くクリアし
1-4、1-5と、その歩みを進めていました。

「ふふふふ。どうよ、この俺様の快進撃を!」

つるベー君が鼻高々になるのも頷けます。
まさか一発勝負で1-5まで到達するとはさすがに私も思ってもみませんでしたから。

「なかなかやるな……。
しかし、初っ端からここまで飛ばさなくてもいいんじゃないのか?」
「どアホが!一発勝負なのに最初っから全力でいかなきゃ意味ねーだろうが!」
「…………」
「っておい!……くっ!」


なんと無念にも集中力が途切れてしまったつるベー君は
快進撃もむなしく1-5でストップしてしまうのでした。

「ちっ!横からちゃちゃをいれんじゃねーよ!」
「バカ言うなよ、何もしとらんって」


どうやらつるベー君は
私がわざと集中力を削ぐ為に邪魔をしたと思っているようです。

なんと言う、レッテル張り!

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まあ、とりあえず、そんなこんながあって
次はいよいよ私の挑戦です!!

「常勝二条の力、見せてあげますよ」

チャンチャカチャンチャ♪チャンチャチャンチャ♪
チャンチャカチャンチャ♪チャンチャチャンチャ♪

ティロロティロロロティロロティンティロティンティティロロロ♪

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「…………」

まさかの開始数秒ノックアウト!
なんとも言えない空気が辺り一帯を包み込みます。

「……おい。
どこが常勝二条の力を見せてくれるだよ!
一面もクリアしてないぞ!?つか数秒だし!?」


つるベー君が憤慨にも似た言葉で私を攻め立てます。
彼にしてみれば、せっかく1-5まで進めたと言うのに
あまりにもやりがいがなさすぎた結果に不満といった所なのでしょう。

――もっと接戦した白熱のバトルを!

……そんな彼の言葉が聞こえてくるかのようです。

「ふっ、どうやらこの戦い、一筋縄ではいかないようだな」

私は、あっけなく終わった初戦に
これから待ち受けるであろう自分の運命を感じずにはいられませんでした。

続く。

【第1戦 結果】
二条負け
つるべー勝ち
【トータル】
二条0
つるべー1


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2011年05月06日

イマしよう No.21 特別編〜プロローグ〜


時遡る事、約1年前。
それは、前回の挑戦後に行われた打ち上げでの事である。

前回の挑戦は、攻略不達成と言う事もあり
気分をリフレッシュする意味でも、カラオケで憂さ晴らしを敢行したのであるが……。

「あーる日♪金太が歩いていると〜♪」
「ヤンヤヤンヤ♪」
「うつくっしい♪お姫様が逃げてきた〜♪」
「ヤンヤヤンヤ♪」
「悪い人にー♪ネェ♪いま♪おわれているの〜♪お願い金太ぁ守ってぇ〜♪」
「ヤンヤヤンヤ♪」
「金太守って♪金太守ってぇ♪キンタ……、あっ、そうだつるべーよ」
「ヤンヤヤン……ん?何どうしたよ?続き歌えよ」
「いや、また後でかけるからそれはいいんだけどさ
キミに渡しておかなければいけない重要な手紙があったのを忘れていたよ」
「……んだよ、後じゃダメなのかよ。
せっかくノリノリだったのに、つか、また後でかけるのは勘弁、…………ん!?」


私が差し出した一枚の手紙を見て
さすがにつるべーも驚きを隠せなかったようだ。
それはそうであろう。
今度の事は、下手をすれば全ての状況が崩れるかもしれないのだ。

「……おい、ジョー、この情報は本当なのか!?」
「……十中八九間違いないと思うよ」
「…………」


その手紙にはこう書いてあった。

〜第1回 ゲーム腕自慢大会のお知らせ〜

去る、某月某日、某所にて、ゲームの腕前を競う大会を開催いたします。
今大会では、“ブロックの神様”と謳われた二条ジョウ氏、
そして“殲滅のダライアス”と謳われたつるべー氏のお二方に10番勝負を行っていただき
どちらが、本当にゲームがうまいのかを検証させていただきます。
勝負に用いるゲームは、不公平にならないように
お二方の得意そうなジャンルから5本ずつ選ばさせていただきました。
勿論、あなた方には断る選択肢などありはしません。
大会が開催されるまで、束の間の休息を楽しんでおくと良いでしょう。
それでは。


「……なんだこの手紙は!?」
「いや、それが俺にも分からんのよ。
家を出る時に、フードを被った老婆から貰ったんだけどさ……」
「フードを被った老婆だぁ?
……まあ、そんな事はどうでもいい。
あまり、説明くさい事は言わない方がいいだろうからな」
「まあな。
いやしかし、つるべーよ、これは大変な事になったな」
「そうだな……。何にしても今日はこの辺で解散した方がいいな」
「いや、金太の続きを……」
「んじゃな!」


かくして、ゲーム腕自慢大会の開催が宣言された。
謎に包まれた主催者、謎の老婆、数々の疑問を抱きながら
二人は大会当日までの間、更なるゲームの腕を磨く為、特訓を始めるのであった。

まるで、

謎は自分で勝利して明かしてやる!

と言わんばかりに。。。

そして、腕自慢大会当日……。

それぞれの守るべきものの為に
遂に、戦いの幕が切って落とされたのである。

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続く。


と言うわけで、今回のイマしようは特別編!
いつもは協力してゲームを攻略する私とつるべー君ですが
今回は、お互いの持てる力をぶつけ合い、ゲームの腕前を競う10番勝負!
男と男の真剣勝負なのであります。
また、勝負に使うゲームは、お互いが5本づつ取り決めた計10本から。
公平を期する為、どちらもプレイした事のあるゲームから選びました。
なお、勝負の形式はゲームによって異なるので
各ゲーム毎に説明する形にしたいと思います。

ちなみに、プロローグの一部記述にはフィクションが含まれており
設定なども次回以降持ち越すかどうかは定かではありません。
と言うか、そう言う設定を持ち越すのはめんどくさいので
多分次回からは普通にやっていきますデス。
アシカラズ。


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タグ:ゲーム 攻略
2010年05月16日

イマしよう No.20 スーパーファミコン『スーパー倉庫番』〜第三章 青き空の果てに編〜


最初から無理があったなんて、誰も気づかなかった。
気づいて欲しい時、人は誰しも孤独なのだ。
一歩進んで、二歩下がる。
明日への扉は、例えこじ開けなくても、きっと開かれるだろう。
でもその時、私は何を夢に思うのであろうか。

〜第三章『青き空の果てに編』〜

「ぬおーっ!」

つるベー君が発見した攻略法は
早くも次のステージ24において瓦解しました。
そもそも最初に動かすブロックが分からなければ
攻略もクソもないと言う事だったのです。
そして、最初に動かしたブロックが本当に正しいかどうかなんて
全体を動かしてみなければ分かるはずもありません。
完全に彼の攻略法は穴だらけだったのでした。

「今、ひらめいたぞ!」

しかし、つるベー君はさすがです。
自分の発見した攻略法が使えないと分かると
いつまでもそこに固執せず、新たな攻略法を模索する。
そんな探究心が見てとれました。
(見方によっては無かった事にしてる風にもとれるけど)

そんなつるベー君は、先ほどから何回もひらめいていますが、全て空振り状態。
そして私も、彼に負けじと同じように何度もひらめく事はあるのですが
やはり全て空振りに終わっていました。

このステージをクリアしたのはそれから20分後の事です(つるベー君が)。

ステージ25。
ようやくこてしらべコースの折り返し地点です。
そして、この段階になって、ようやく気づいた事がありました。

「ねぇ二条さん。僕、今凄い事に気づきましたよ」
「ああ、奇遇だな。俺も今、スゲー事に気づいた」


「「残りのステージが
全コース合わせて275ステージもある事に!」」


「……はあ、何だかだるくなってきましたよ」
「おいおい、もう降参モードか?」
「正直、あの攻略法が僕の限界だったみたいですね。
……二条さん。僕、あっちで電車でGO!やってるんで、何かあったら言ってください」
「お、おい、ジョーダンきついぞ……」
「んじゃ、わりーけど、そう言う事で」


……ああ、何と言う事であろうか!
タルるート以来のつるべーの戦線離脱!
前回のロックマンX8で、散々私にゲームに対する姿勢を語っていたつるべーが
まさかの戦線離脱とは誰が予想だにしていたでありましょうや!
ああ、主よ。
願わくば彼に天罰を。。。


と言うわけで、つるベー君は戦線離脱をしてしまいましたが
私はまだ諦めたわけではありません。
ロックマンX8で培った忍耐は
まがりなりにも私の血となり肉となっていたのです。

「くそっ、こうなったら俺一人でも攻略してやるぜ」

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ステージ25

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ステージ26

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ステージ27

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ステージ28

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ステージ29

「はぁ、はぁ、はぁ……。どうだ、俺様の実力を!」

段々とレベルアップする難解なステージに翻弄されつつも
ステージ29までクリアすることができました。

しかし、つるベー君は
先ほどからあっちで電車でGO!に熱中している為か
彼からのリアクションは全くありません。
恐らく、もう自分には関係ないとでも思っているのでしょう。
電車でGO!のテーマソングを口ずさみながら
勝手に盛り上がっています。

「……ふぅ。まあ、とりあえず、次のステージに行くか」

そして、気を取り直して迎えたステージ30。

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ここは難なくクリアしました。
あまり複雑では無かった事もあげられますが
これぐらいのステージなら、もう慣れてきたみたいです。

そんな私のがんばりが実を結んだのでしょうか。
つるベー君がようやく戻ってきました。

「どうよ、クリアした?」
「いや、まだステージ30をクリアしたところだよ」
「上出来ですぞ!二条さん!
じゃあ僕も復活しましょう!次のステージは任せてください!」


よほど電車でGO!が気分転換になったのか
先ほどの彼とは打って変わってやる気に満ち溢れています。

「実は僕が電車でGO!をプレイしていたのは
それが倉庫番攻略の糸口に繋がると思ったからなんです。
ただ単に飽きたからとかそんな理由じゃないんです。
……まあ、見ていれば分かる事でしょう」


なんと!
つるベー君が電車でGO!で遊んでいたのにはちゃんとした理由があったのです!
にわかには信じられないこの事実ですが、成果さえ残してくれれば何も言いません。



さあ、貴様の真髄を見せてもらおうか!





「……ごめんなさい。無理です」

「え?」

「どうやら、もう僕ではお役に立てないようです」


開始、15分で諦めモードになったつるベー君。
やはり電車でGO!は攻略の糸口にはならなかったようです。

「二条さん!僕は諦めますが
せめて二条さんの応援だけはさせてください!」


そして、つるベー君は全てを私に託しました。

しかし……。

「……いや、ここらが潮時だろう」

「なんですと!?」

「正直、私も疲れた」
「……よろしいんですか?
まだ、こてしらべコースすらクリアしてませんよ?」
「遺憾ではある。
それに私の戦歴に傷をつける事にはなるが、もはや致し方あるまいて」
「無念ですな〜」
「ああ」
「…………」


お互い、それ以上何も言えませんでした。

つるベー君は、自分の不甲斐なさに後悔し
私も力及ばなかった事にただ、ため息を漏らすだけです。

しばらくの間2人とも、暗鬱な気持ちになっていました。

「だが、つるべーよ。
人生とはそんなもんじゃないかね?」


しかし、それでは今日の失敗から何も学べないと判断した私は
暗鬱な気持ちを抑えて、あえて口を開く事にしました。

「と、言いますと?」
「失敗があってこそ成功もある。
だからこそ、人生は楽しいもんじゃないかなと」
「…………」
「ほら、空はあんなにも青いのに、俺たちの心は酷くくすんでいる。
俺たちも、あの青き空の様に心だけは晴れ晴れとしようじゃないか」
「……そうですね。いつまでもクヨクヨしてもしょうがないですからね。
たしか、人生は喜びに満ちた悲劇であると、誰かが言ってましたし。
僕達も、あの青き空の果てを目指して次はがんばりましょう!」



「ああ、あの青き空の果てを目指して!」




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スーパーファミコン:スーパー倉庫番
プレイ時間:5時間30分

感想:
つるべー君
「青き空って言うが、当日雨だったし!」

「次回は、いつもと違う事をやりたいと思います」



スーパー倉庫番クリアならず……。
総撃墜数
5
総撃破数
1
総被害数
2


追伸
酷い終わり方ですいません。。。
2010年05月05日

イマしよう No.19 スーパーファミコン『スーパー倉庫番』〜第二章 頂点を目指す者達編〜


こてしらべコースとは言え
先に進めば進むほどその難易度は高くなる。
一概に、こてしらべコースだから簡単と言うわけでもなかったのだ。
逆に言えば、コースが上がっても序盤は優しいわけである。
そういった事情をすっかり忘れて余裕をぶっこいていた我々2人は
ステージ23でまさかの足止めを食らってしまったのであった。

〜第二章『頂点を目指す者達編』〜

ステージ11でつるベー君が覚醒し、お互いが相手を意識し始めた事により
我々2人が一緒に攻略していくと言う翼賛体制はもろくも崩れ去っていました。
しかし、ステージが進むにつれ明らかに難しくなってくると
プライドなんてものはどうでもよくなるのです。

「おい。そろそろ一緒に考えていくぞ!」

先にそう言ったのはつるベー君でした。

現在、ステージ23を攻略中だった彼は
およそ30分以上、ずっと1人で考えていたのですが
どうにもならなかったようで私に助けを求めてきました。

私自身も彼のプレイをただほくそ笑んで見ていたわけではありません。
いつか絶対、どちらかが折れる事を悟っていた私は
つるベー君が担当するステージであっても
いつでも対応できるようにずっと頭の中でシミュレートしていたのです。
その為、すぐにでも助力ができる体勢にはあったのですが……。

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「わりぃ、俺もさっきからずっと考えているんだが全くもって分からん」

いかんせん、分からなければ助けようが無かったのでした。

「とにかく、ジョッチ(私のこと)も、手を貸してくれ。
俺1人でもクリアできるだろうけど、少なくてもあと3時間はかかりそうだ」
「そうだな……」


つるベー君からコントローラーを受け取って、実際に動かしながら考えてみます。
とは言え、考えながらブロックを動かしても全くうまい具合にはいかず
私もつるベー君と同様、ただ時間だけが過ぎていきました。

「う〜ん、難しいな……」

10分ぐらい考えましたが、やはりこのステージは手強いようです。
そして、せっかくバットンをタッチしたのにもかかわらず
いまいちパッとしない私を見て、横からつるベー君が一言。

「確かに僕にとっては難しいですけど
まさかブロックの神様ともあろうお方が
ここで手詰まりになるなんて事はないでしょう」


本当は、ブロックの神様なんて呼ばれた事もありませんし
パズルゲームだってそんなに得意じゃなかったんですけど
もう後には退けないとはこの事。
つるベー君からのチャチャ入れにもメゲズ
とりあえず色々なパターンを試し、消去法で地道にやっていく事にします。

「……ん?あれ、これでいけるんじゃねー?」

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テキトーに何パターンか試していたら
うまい事いけそうな動かし方を発見しました。
そして時間はかかりましたが、何とかステージ23をクリアです。

「二条さん。何だか僕、分かってきましたよ。
このゲームの攻略法が」


ステージ23の攻略を果した私の手柄をまるで横取りするかの如く
彼は自身が発見した攻略法を意気揚々と語りだしました。

「重要なのは最初なんスよ。
最初のブロックの動かし方一つで
クリアできるか出来ないかが大体決まると思うんです」
「ふむ。つまり、最初のブロックがどれなのかさえ分かればクリアは簡単って事か」
「その通り」
「……つか、そんなにうまくはいかないと思うが」


「ふざけないでください!」

「……な、なんだよ」
「いいですか、これは画期的な攻略法なんです!
もしかしたら、1ステージを3分ぐらいでクリアしちゃうかもしれない荒業なんですよ。
ブロックの神様だかなんだか知りませんが、少しは、僕に感謝していただきたい!」


私からしてみれば
穴だらけ極まりない攻略法の様な気がしないでも無かったのですが
彼の自身ありげなその表情に、私は一筋の巧妙を見た気がしました。
そして、この事が、まさかの事態に発展するとは
この時は、誰も気がつかなかったのでありました。。。

続く。
2010年04月24日

イマしよう No.18 スーパーファミコン『スーパー倉庫番』〜第一章 俺達、パズラー編〜


「前回はロックマンX8の攻略を果たしたので、
今回は、二条さんの得意なパズルに挑戦しましょう。
まぁ、おまけってやつですよ。あはははは」


それは、つるべーのこんな一言から始まった。

いつの間にか挑戦するゲームが
つるベーの胸三寸で決まっていることに多少の戸惑いを覚えたものの
私自身も、しばらくはアクションをやりたくないと考えていたので
これは願っても無い事であった。

しかし……。

「ふむ。だが言っておくが、テトリスやコラムスなんかは
その昔、ブロックの神様と言われた程の腕はある。
あまり簡単になってしまっては興がそがれる。
ここはパズルはやめて、ノベルゲームあたりにしてはどうかね?」


「言いますね〜、二条さん。でも、大丈夫です。
今回はおまけなんで、皆さんも多分納得してくれますよ。
あんま気にしないでください。
つか、ノベルゲームのほうがありえないでしょう。
それに僕は、二条さんがパズルゲームをプレイしている姿なんて見たことが無いし
たまにはいいんじゃないっすかね?あははははは」


「なるほどな……」

私は思った。
つるべーは私を試そうとしているのではないかと。

――本当にコイツは、パズルが得意なんかね?
誰も見たことが無いし、二条の妄想なんじゃねーの?
まぁ、失敗すりゃ笑えばいいし、成功したら成功したでゴマすっときゃいいべ。


……的な心の声が、私には聞こえてくるのだ。

ならば!

私は私の腕を信じて
ただただプレイに集中し、貴様に見せ付ける事で信頼を得るとしよう。

「……んで、ソフトは何?」
「はい。今日挑戦するゲームは……、
すぅーぱぁーすぉーこぶぁん!!……です」


と言うわけで今回は
スーパーファミコンの「スーパー倉庫番」に挑むのであった。

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〜第一章『俺達、パズラー編』〜

説明は不要だとは思いますが
倉庫番とは、画面上にある荷物を指定の位置に運ぶゲームです。
キャラを操作して荷物を運ぶのですが、基本的に荷物は押す事しかできないので
どのように指定の位置に運ぶかがポイントとなります。
なお、スーパー倉庫番では歩数制限があり、無駄無く攻略する事も重要となってきます。

さて今回の目標は、「こてしらべコース」〜「なんかいコース」の
計300ステージの攻略を果たす事
です。
1ステージを1分で攻略したとしても、5時間はかかる計算です。
勿論、この計算は最低時間である事は疑うべくもありません。
やる前から無理な香りがプンプンしているわけでございますが
なぜか、その事に気づかなかった私とつるべー君なのでした。

「さて、二条さん。
早速プレイしたいと思いますが、自信の程はいかほどでしょうか?」
「まぁ、こてしらべコースぐらいは攻略したいね」
「そうですか、そうですか。結構、謙遜屋さんなんですね」
「…………まぁな」
「とりあえず、最初は僕からいきましょう。
なぁに、二条さんがやるまでもなく、僕がちょちょいとクリアしてみせますよ」


めずらしく率先してつるべー君が先陣をきる事になりました。

なんとやる気に満ち溢れているのでしょうか!
素晴らしきつるべー!!

……なんて思うはずは勿論あるわけもなく
私に簡単なステージをやらせない魂胆なのはミエミエなだけに
素直に喜べない私なのでした。
(つまり、一番最初の奴が1ステージ目で、その後順番に交代していくから)

ともあれ今回の挑戦は、つるべー君から始まります。

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こてしらべコースのステージ1は
まさにこてしらべと言ったところでしょうか。
つるベー君も難なくクリアしてしまいます。
続いてステージ2は私が挑みますが、これまた難なくクリア。
お互いまだまだ余裕すら感じられます。
こんな調子でステージ8までクリアしていきました。

「意外に大した事がありませんな〜」
「まあまだ小手調べだからな。こんな所でつまづく訳にもいくまいて」
「んじゃ、ステージ9も軽くひねってやりますか!」


と、意気込んだつるベー君でしたが……、

「……オホッ!いきなり難易度が上がったんじゃないこのステージ?」

軽くひねってやるつもりが
ステージ9でまさかの戸惑いを見せたつるべー。
しかし、こうでなくては面白くないと、必死に頭を働かせて解いていきます。
つるべー君は最初こそ戸惑いを見せていましたが
それでもまだまだ解けないレベルではありません。

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これまでに比べクリアまでに時間はかかりましたが
それでもまだその表情には余裕があります。

「つるべーよ。ちょっと時間がかかったんじゃねーか?」
「バーロwまだまだ余裕のよっちゃんだぜ。
そう言う、二条さんこそ足元をすくわれんようにお願いいたしますよ」
「モチのロンだ!」


と言うわけで、ステージ10に挑みます。

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ステージ10は見た感じでは多少難しく思えます。
つるべー君も横で、

「あぁ、こりゃあ時間がかかるべな」

とかほざいていた程です。
しかし、私にとって運が良かった事に
このステージはファミコンの倉庫番で
いやと言うほど見ていたのでその攻略法が頭に入っていたのです。
初見の私ではおそらく悩んだ事でしょう。
しかし、熟知していた私にとっては全くモウマンタイ。
あまりにもあっけなくクリアする私を見て
つるベー君は笑うしかなかったほどでした。

そんな私の活躍ぶりに、つるベー君がいよいよ本気になりました。
久しぶりに見たマジモードです。
そのマジぶりは、彼の全身を包むオーラが見てとれたほど。

「……アチョーッ!」

つるベー君の奇声と共に始まったステージ11。
思考力が一気に100ぐらい上がったんじゃないかと思うぐらい
意図も簡単にこのステージをクリアしてしまいました。

「僕も、負けてはいられませんからね」
「ふん。なかなかやるじゃねーの」


私もつるべー君も表面上にはだしていませんでしたが
それぞれがお互いを意識した勝負が今ここに始まったのです。

より早く、よりつまずかず
よりエレガントに、よりビューティフルに。

そして、より高みを目指して……。

続く。