2017年12月23日

No.260 プレイステーション『100万円クイズハンター』レビュー


テレビ朝日で放送されていた同名番組が元となっているクイズゲーム。
平日朝の帯におよそ12年の長きに渡って放送された番組がゲームで蘇ります!

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柳生博の司会でお馴染み!


100万円クイズハンターといえば視聴者参加型のクイズ番組です。
そして司会は柳生博!
勿論ゲームでも司会として柳生博が登場します。
懐かしのクイズ番組を再現したゲームなので、そこはヌカりありません。

まぁ私自身、司会が柳生博って事と内容をおぼろげに覚えているぐらいなのですが、
ゲームの雰囲気は番組そのものを忠実に再現しているっぽい感じですね。

解答者の紹介が入ったり、CMや提供テロップなどが合間に入ってくるので
実際の番組の様にゲームが進行していきます。

司会の柳生博はよくしゃべるし、
問題文を読み上げるナレーションも当時と同じなので、
あたかも番組に出場しているかの様にゲームが楽しめますぞ。

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提供テロップ、番組っぽい雰囲気がでてます。
なお提供テロップ中には、
柳生さんが出演者一人ひとりと握手するというこだわりっぷりも。


ゲームの流れ


クイズハンターは、ジャンルの書かれた20枚のパネルから
1枚を選んでクイズに答えていきます。
正解するとパネルに隠された商品を手に入れる事ができ、
その商品の値段がそのまま得点として加算
されます。

正解者には次のパネルを開く権利も与えられ、
全てのパネルが開くまで、他の参加者とクイズバトルをしていくわけです。
また、パネルの中にはゴールデンハンマーが隠されており、
後半のハンターチャンスで
それを持っている人のみが解答権を持つクイズも出題されます。

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パネルを開いて商品獲得!

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早押し勝負!みんな早いぞ!

全てのパネルを開き終わると、番組お馴染みのハワイムービーが流れ、
後半戦であるハンターチャンスへ。
ハンターチャンスでは、クイズに正解すると他の解答者から商品を奪う事ができるので、
一発逆転のチャンスを狙うことも可能。

ゲームでは、トップの参加者から
ひたすら値段の高い商品を奪っていけば良いんですけど
実際には欲しい商品と照らし合わせて高いもの……、
っていう欲も出て来るようで、そこがゲームとリアルの違いですかね。

とりあえず、そうした血みどろの奪い合いを制した勝者が優勝を得る事ができ、
優勝者はハワイ旅行獲得に挑戦できます。
3つの箱から1つを選び、ハワイ旅行を獲得するという最後は完全なる運任せであり、
泣いても笑ってもそこでエンディング。
スタッフロールが流れて問答無用で終わるわけです。

ここまでが一連の流れですが、
恐らく、実際の番組の流れとゲームと、そう変わりは無いと思います。
ゲームだとこの番組の構成を再現した『TVハンマー』モード以外にも、
1人でひたすらコンピュータとクイズバトルをするモードとか、
問題数を設定して純粋に4択クイズに挑戦するモードなんてのもありますぞ。

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このゴールデンハンマー、懐かしいと感じる方も多いのでは?

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ハワイ旅行獲得は運!
まあ、ゲームなので気楽にいきましょう!


クイズハンターファンや柳生博ファンは買い!?


テンポが多少悪い事と、
ポリゴン化された柳生博が気持ち○い事を抜かせば、
完成度的には申し分ないのではと思います。
残念ながら私自身にあまり記憶が無いので、
どこまで再現されているのかは正直分からないのですが、
記憶に多少残っている感じとゲームの雰囲気が結構酷似しているので
良い感じに再現されているのではないかと思われます。

無駄にこっている演出等をみているだけでも、
そこは疑いようも無いと思うんですけど、
まあ、そこはファンの人が見てどう思うかですかね。

一応、番組風な感じでクイズゲームを楽しめるので、
元の番組を知らなくても普通に楽しめるんじゃないかな〜と。
……ゲーム内の演出等もそうですが、
コンピュータの解答がめちゃくちゃ早く、
問題文を読み終わる前に早押ししてくるので、
そこが変にリアルというか、番組やってる感がありましたねw

『100万円クイズハンター』評価:☆☆☆☆
発売・富士通パソコンシステムズ
ジャンル・クイズ
発売日・1998年12月23日
定価・5,800


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posted by 二条ジョウ at 21:26 | Comment(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする
2017年02月06日

No.253 プレイステーション『ツインビー対戦ぱずるだま』レビュー


ラブプラスやときめきメモリアルなど、
コナミの人気タイトルでもお馴染の対戦ぱずるだま。

今作は、プレイステーションで発売された、
ツインビーシリーズ初のパズルゲームであり、
コンシューマーとしては、スーパーファミコンで発売された
『ツヨシしっかりしなさい 対戦ぱずるだま』に続く作品となります。

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ぱずるだまは、こんなゲーム


ぷよぷよタイプの落ち物パズルで、
2個1組で落ちてくる『大ベル』を同色3個以上つなげて消していくというもの。
フィールドの一番上まで“ベル”がたまると負けとなり、
逆に相手のフィールドを一番上まで“ベル”で埋めれば勝ちとなります。

『大ベル』を連鎖して消す事で、“こうげきベル”として『小ベル』
対戦相手のフィールドへ送り込む事ができ、
連鎖の応酬が勝敗を決していくといっても過言ではありません。

ただ、この『小ベル』は、
隣接する『大ベル』を消す事で、“大ベル化”する為、
これを利用して大連鎖に持ち込む事も同時に可能となっています。
つまり、危機的状況に追い込まれていても、
一発逆転といった展開も簡単に起こす事ができるわけです。

攻撃パターンもいろいろ


相手のフィールドへ送り込む『小ベル』の攻撃パターンは
キャラによっても異なりますが、
性能差は見て分かるぐらいに違いがあります。
大連鎖に持ち込まれやすい攻撃パターンと、
し難い攻撃パターンはハッキリ分かれるので、初心者同士の対戦ならば、
キャラ決めの段階で勝負はついていると言えなくもないです。
(ストーリーモードのボスなんかの攻撃パターンが良い例)

対人戦の際は、性能差が無いようなキャラ同士で戦う事をお勧めいたしますが、
逆に言えば、ハンデも付けやすいので、
上級者と初心者が対戦する際にはちょうどいいかもしれません。

キャラによっては、初心者でも大連鎖を起しやすいので、
その辺りはバランスと相談しながらって感じですかね。
あとキャラ抜きにしても、ハンデの設定もできるので、
対人戦時にはそこも相手の強さに合せてあげるといいかも。

ちなみに、攻撃パターンのエディット機能が搭載されているので、
自分好みな攻撃パターンの生成も可能ですぞ。

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送るベルがバラバラなメローラ姫とかは、なかなかの強キャラ。

ツインビーが好きならこのぱずるだま?


このゲーム、ツインビーのキャラクターで遊ぶ対戦ぱずるだまとなっていますが、
アーケード版の初代『対戦ぱずるだま』も収録されているので、
1本で2度おいしいソフトであります。
反面、ロード時間が長く、全体的に快適とはいかないかもしれません。

ただ、ツインビーが他のシリーズの作品と比べ馴染みやすいって事と、
攻撃パターンが生成できるエディット機能が付いているという事で、
このぱずるだまがシリーズで一番好きだっていう知り合いがいました。
ロード時間が許容できれば、案外一番だっていう人も多いかもしれませんね。

特にこれが出た当時は、ツインビー人気も今以上だったようで、
ウインビー国民的アイドル化計画なる企画が進行中だったり、
ラジオ番組で色々やってたりとかしてたみたいですから。

私なんぞは、そんな企画があった事も、ラジオ番組の存在自体も知らなくて、
世間がシューティングのツインビー以外の所で
そんなに盛り上がっていた事実に驚いたもんですわ。

まぁそんなわけなので、単純にぱずるだまだけを求めるなら
他の作品の方がいいかもしれないけど、
ツインビーファンの人には、たまらないかもしれない作品です。

ところで、プレイ中の画面真ん中で踊るシナモン博士。
あれは、集中力かき乱されますね。……されません?

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「ジジイwうぜー( ゚д゚)」

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アーケード版の初代『対戦ぱずるだま』も収録。

『ツインビー対戦ぱずるだま』評価:☆☆☆
発売・コナミ
ジャンル・落ち物パズル
発売日・1994年12月9日
定価・5,800


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posted by 二条ジョウ at 22:40 | Comment(3) | TrackBack(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする
2016年10月29日

No.250 プレイステーション『Jリーグ 実況ウイニングイレブン』レビュー


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今なお続くサッカーゲームの金字塔、ウイイレ。
その一番最初の作品がコレ。

初代が出たのは私が小学生の頃なのですが、
それから毎年1本は必ず出てくるんで、ホント化け物みたいなシリーズですね。
中古ショップに行くと100円ぐらいで売っているので、
金の無い学生時代にはそれなりにお世話になりました。

この初代は、私が一番最初に触れたウイイレだったりするんですけど、
買った時にはもう2001とかが発売してた頃なので、完全に出遅れ。
しかも、高校時代に安価という理由で
シンプルシリーズとまとめて買っただけのモノだったので、
ゲーム自体に惹かれて買ったわけでもありませんでした。

ただこの初代、予想に反してハマったワケです。
当時サッカーのルールも知らなければ、選手どころかチームの名前すら知らない私が、
買って2週間ぐらいはずっとやり込んでいたぐらいに。
一緒に買ったシンプルシリーズが3日と経たず飽きたのに比べるとえらい違いです。

まあ、ファミコンのサッカーとか、くにおくんのサッカーとかも好きだったし、
ウイイレを面白いと感じたのも、当然っちゃ当然なんだろうけども、
初代は結構クセがあるので、一概にそれだけではないともいえます。

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肉弾サッカー


一番最初のウイイレではありますが、
Jリーグが公認しているので当時の加盟していた14チームが実名で登場します。
今では存在していないチームもいるので、
Jリーグファンなら懐かしさに浸れるかもしれませんね。
また、この頃から選手も実名です。
当時の3Dモデリングだと外見で判別はつきませんが、
プレイ中、選手が顔写真入りで表示されるので逆に分かりやすいかも。
ある意味リアルっちゃリアルです。

ただまあ、サッカーゲームとしてのリアルさは、
続編のシリーズと比べるとかなり落ちますね。
ゲーム性はお世辞にもよくはないです。

とにかくスライディングばかりかましてくるCPUにイラつきを通り越して笑えますw

――そもそも、それファウルだろ!

っていうプレイでも、審判はガン無視。

ボールの取り合いというか、
明らかに敵意むき出しにプレイヤー選手へ向かってくるので
フィールド上はとてつもなくカオス。

効果音もそれに合わせて、バキッ、ズガッ、ズゴォッ!
とか鳴るので、音だけ聴いたら格ゲーかドラゴンボールですw
イラつきを通り越して笑えるのも無理はありません。

笑えるついでに言うと、ジョン・カビラの実況が面白いのもマル。
たぶん、このゲームで初めてジョン・カビラっていう人を知ったので、
独特の言い回しが結構新鮮でしたね。

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開始早々、スライディングの応酬に。。。

初代には初代の味がある!!


後のシリーズだと、選手それぞれに個性があるわけですが、
初代は選手間に能力の差は感じられません。
スタジアムも一つしかないので、やればやるほど新鮮味は薄れていきます。
前述したように、サッカーゲームとしてのリアルさからも離れているので、
進化を続けている以降のシリーズに慣れ親しんだ人たちからすると、
今更初代をやるのはかなり厳しいかもしれません。

ただ、プレステで初めて3Dグラフィックに対応したサッカーゲームが、
実名チーム&選手で操作できることと、臨場感たっぷりの実況に、
発売当初はいま思うよりもずっと熱かったのではないでしょうか。
個人的にも初めて遊んだ時はハマったし、楽しいは楽しかったです。

それに今プレイしても独特な効果音とかで笑えるゲームなので、
見方を変えて遊んでみると、
意外にまだまだ楽しめるゲームといえるかもしれません。

まあ、初めてプレイした時からゲーム性云々よりも、
動きと音で楽しんでた節が個人的にはありますが。

『Jリーグ 実況ウイニングイレブン』評価:☆☆☆
発売・コナミ
ジャンル・スポーツ
発売日・1995年7月21日
定価・5,800


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2016年02月18日

No.243 プレイステーション『SuperLite1500シリーズ クレージーバルーン2000』レビュー


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1980年にタイトーからリリースされたアーケードゲームの移植で、
本作はSuperLiteシリーズ1500としてサクセスから発売されました。

風船をゴールに運ぶだけという単純明快でシンプルなゲームですが、
ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャーで人気だった、
あの電流イライラ棒を彷彿とさせる内容となっています。

ぶっちゃけイライラ棒の元祖といっても過言ではないゲームですね。

ゆらゆらと揺れる風船を操作して、
道中の障害物に触れないように、ゴールへ到達させればステージクリア。
……と、言うは簡単だけど、その難易度はなかなかのもの。

ちょっとでも障害物に触れたら風船が破裂してしまうので、
常に神経を研ぎ澄ませて、プレイすることが求められます。
道中は障害物に当たるスレスレのラインを通って行かねばならない事もあるので
時には、思い切りの良さが必要となる場面もあるし、
リスク覚悟で狭いショートカットを通るか通らないかの見極めも大事になります。

特に風船は、イライラするぐらいにゆらゆらと左右に揺れるので、
如何に集中力を途切れないようにするかがポイントとなっていきます。

しかも、ただ左右に揺れるだけではなくて、
プゥッ♪プゥッ♪プゥッ♪っていう効果音のおまけ付き。
さらに言えば、小刻みに流れる、ティロリンティントンタントン♪
っていう永久ループBGMまで付いて来るわけです。
いやホント、音からして攻めてくるので油断なりません。

本作は、アーケード版の雰囲気を再現したオリジナルモードと、
グラフィックなどが一新されたアレンジメントモードからなるのですが、
音に関していえば、オリジナルモードも元々のものとは違うみたいですね。
アーケード版は、脳がいかれる様なBGMではなかったみたいですから。。。
つまり、難易度が格段に跳ね上がったと。
(後年発売されたPS2のタイトーメモリーズ版がアーケード版と同じみたいです)

他にも行き先を妨害する動く障害物や、
挙句に画面全体が動くって言う力技で攻めてきたりもするし、
憎たらしい顔の物体がいきなり現れて、プレイヤーの風船を吹き飛ばしてきたりと、
まあ、相当なる精神力を持って、このゲームに挑戦する事が求められるわけです。

まさに自己鍛錬に持ってこいのゲームといえるでしょうな!

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その場でずっと静止していると、
クソみたいな顔の物体が現れて、風船を吹き飛ばしてくる!
ステージを進めた先には、コイツがデフォルトで配置されているなんて事も……!?


でもですね、このゲームをプレイしていると、
今キテるっていうのが自分でも分かる時があるんですよ。
そういう時は、凄く調子が良くて、なんていうか道筋が見えるんですな。
多分、あの一定のリズムを刻む効果音とメロディーのせいで脳の中の何かが分泌されて、
ハイになっている状態だと思うんですが、その状態は言うなれば無我の境地ですよ。
もうゲーム画面しか見えてませんからね。
ああいう状態は、なかなかなれるワケでもありませんが、
なれたら、今サイコーに集中できてるって時なんです。

しかしですね、そういった無我の境地になっている時、
いや、そうでなくても集中力が高まっている時にこそ、油断は禁物なんですよ。
何せこのゲームは精神面への攻撃を目論む伏兵をも潜ませておるわけですから。

このゲーム、風船が1ドットでも障害物に触れると破裂するんですが、
その破裂する時の音と振動でかなりビビります。
PS版は音が抑えられているので、音そのもので驚くって事はないのですが、
破裂した際にコントローラーもそれに合わせて振動するので、
集中していれば集中しているだけ、その音と振動の相乗効果で
突然の事にハッとしてしまうんですよコレが。
すると極限まで高めた集中力が、一気に無きものとなるわけです。
それはもう、一度のミスで建て直しが不可能になるぐらいに。。。

まあ、私もまだまだ自己鍛錬ができていないって事なのかもしれませんがね。

なお本作には、前述した通り、昔のオリジナルバージョンと、
新しいアレンジメントバージョンの二つから遊べます。
オリジナルとアレンジとの違いは、
グラフィックだったり、コンティニューの有無だったりするわけですが、
他にもアレンジメントモードだと、風船の移動と揺れの速度が調節できます。

BGMはさらに豪華になっているので、余計煩くなりましたがね!!

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左:昔懐かしいオリジナルモード。
右:グラフィックを一新したアレンジメントモード。


人からの話によると、元のアーケード版が出ていた当時は
あまり人気の無かったゲームの様ですが、
後年の電流イライラ棒の人気ぶりを思うと、
時代を先取りしすぎたゲームだったのかもしれませんな。
シンプルなゲーム性ですが、常に緊張感を持ってプレイできるので、
それにハマれば、何度でもチャレンジしたくなるゲームといえます。
個人的には、それなりに楽しめたゲームでした。

『SuperLite1500シリーズ クレージーバルーン2000』評価:☆☆☆
発売・サクセス
ジャンル・アクション
発売日・2000年10月26日
定価・1,500


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posted by 二条ジョウ at 22:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする
2015年08月25日

No.239 プレイステーション『焼肉アクションゲーム 焼肉奉行』レビュー


焼肉をテーマとした焼肉アクション!

焼肉アクションという謎ジャンルに加えて、
なんか色々とイロモノ臭が漂っておるわけですが、
ゲームは焼肉の如く熱く燃える内容であります!

ちなみにこちら、レインズインターナショナルが協賛しているので、
大手焼肉チェーン店『牛角』で使える500円の割引券がゲームに付属していました。
おまけに肉と29(ニク)を掛けて定価2,900円っていう安さでシャレも効いてます!

なお、前に紹介した『満腹!!鍋家族』と同様、
メディアエンターテイメントのグルメアクションシリーズであり、
その第1弾目の作品だったりします。

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焼肉奉行となって、肉や野菜を焼き、そして食わせ、
客を満足させるという、言ってしまえばそれだけの内容なのですが、
客のニーズや焼き加減に気を配りながら、如何にテンポよく焼肉を提供するかの
判断力が問われるパズル要素の強いゲームとなっています。

肉や野菜は、12個まで同時に網の上に置けますが、
網の中央は火力が強いので、焼けるまでの時間が端の部分とは異なります。
勿論、肉と野菜とでは火の通りも全然違うので気をつけないといけないし、
焦げないようひっくり返す事も忘れないようにしなければなりません。

また、各ステージに登場する三人の客には満足度というのがあって、
肉や野菜を食べさせる事でそれが変動していきます。
ステージクリアには、満足度を一定以上にする必要がある為、
一定値を下回らないように焼肉を提供することが求められるわけですが、
当然の様に、客には好きなモノと嫌いなモノがあるし、
生焼けや焦げすぎのモノを食べさせれば満足度は下がってしまいます。
しかも、客の好きなモノや嫌いなモノは、
プレイ中たびたび変わる為、油断できません。

普通に食べてたのに、いきなり嫌いになる事もあるのでね、注意です。

なお、焼けた肉や野菜の客への配膳は、
左の客から□ボタン、△ボタン、○ボタンに振り分けられています。
(×ボタンは肉を置いたりひっくり返したりするのに使う)
ポンポンポンとコンボを刻みながら、テンポ良く焼肉を提供したい所ですが、
客の好みに合せて配膳しなければならないので、その瞬時の判断力は非常に大事ですぞ。

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焼肉奉行として、客を満足させなければならない!

しかし、このゲーム、なかなかにバカゲーっぽい空気が漂っているのに、
中身はしっかりしたゲーム性なので、意外にハマってしまいます。

肉が嫌いだとヌカす場違いな客ばかりの出現に、
思わずブチ切れそうにはなりましたが!!

しかし、このゲームをプレイしていて思うのは、
焼肉が食べたくなってくるって事ですね!
なんか肉とかのグラフィックも非常に丁寧なので、凄いお腹が空いてくるのですよ。
肉を焼く音もジューッジューッと、食欲を刺激してくるし。

このゲームの需要がどうだったのかは分かりませんが、
これをプレイしたら焼肉が食べたくなってくるので、
牛角の売り上げに一役買う事を狙っていたのかもしれませんね。

まぁそんな思惑があったのかどうかはさておき、
このゲームの発売から数ヶ月後には、
社会現象を巻き起こしたBSE問題が発生するわけなので、売り上げどうこう以前に、
日本の食肉産業や外食産業が大打撃を被る事になるわけですが。。。

ちなみに私は、元々携帯電話のアプリ版をやっていて、
よく学校へ行く間の暇つぶしとして遊んでおりました。
暇つぶしでやるアプリでは気にならなかったけど、
コンシューマーでやるとやっぱりボリューム不足は感じるゲームですね。

なお記事では、メインモードに重点を絞ってレビューしましたが、
対人戦のほか、制限時間無しで何人のお客を満足させるかっていうモードもあります。

特に対人戦は熱いですぞ!!

『焼肉アクションゲーム 焼肉奉行』評価:☆☆☆☆
発売・メディアエンターテイメント
ジャンル・焼肉アクション
発売日・2001年5月24日
定価・2,900


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posted by 二条ジョウ at 21:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする