2015年01月14日

No.228 プレイステーション『あずまんがドンジャラ大王』レビュー


あずまんが大王のキャラクターがドンジャラで対戦するキャラゲー!

それ以上でもそれ以下でもございません。

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実は、あずまんがを初めてまともに見たのは、ここ2〜3年の事なんですけど、
ゲーム自体は前から持っていたので、完全に順番が逆になってしまいました。
でも、ドンジャラゲーとして買っていたので、その辺はモーマンタイ!
つまり、ファンじゃなくても楽しめるゲームであると。

まあ、ドンジャラのルールが破綻していなければ、楽しめないわけがありません。
勿論、原作やアニメを知っていればなお面白いです。

ぶっちゃけ、ストーリーはあってないようなものですが、
あずまんが独特のまったりとした雰囲気や、ほのぼのとした展開は、
原作やアニメを忠実に再現しているといえます。
ドンジャラの対戦では、3Dポリゴンのキャラクターが、
牌を捨てたりしてコミカルに動き回ります
し、
そのリアクションは見ていてとても楽しいものがありますよ。

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まずドンジャラとは、麻雀のルールを単純化し、
キャラクターなどの牌を用いて遊ぶテーブルゲームの事
を指します。

基本は、同じ絵柄の牌を3つ1組、
それを3組揃えてドンジャラする(上がる)ように、手牌9枚で役を作っていきます


このゲームでは牌があずまんがのキャラなので、
役もこの作品に関係した組み合わせからなり、
例えば、ゆかり・ちよ・大阪で、恐怖のドライブ
智・大阪・神楽ボンクラーズという役になります。
ちなみにこのボンクラーズの役は、
3人が取ったテストの点数が103点という事から、
原作に準じて103点の得点が付くというこだわりっぷり。
原作やアニメを見ていると、役も何となく分かるし、
こういう細かい所はちょっと感心してしまいますね。

で、そんな役は全部で16種類
役に絡む事が多い牌とそうでない牌の差もある為、
若干バランスは悪いかもしれません。
また前述したように、
3Dポリゴンのキャラクターがコミカルに動き回るのは良いのですが、
一つ一つの行動にその動作が絡んでくるので、非常にテンポは悪いです。
役の数がもう少し多ければ、バランスと合わせて
多少はテンポも良くなったのではないかと思う次第です。
というか、それを抜きにしても、もう少し欲しかった……。

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とにかく、このように役を揃えて点数を取っていき、
ストーリーモードなら1対戦5ラウンドを5戦、
フリー対戦なら5ラウンドを自由に戦っていく事になります。

ストーリーモードをクリアすると、
使用したキャラによって新しいキャラクターが解放されるのに加え、
CGなども取得できるので、やり込み要素も完備していますね。
運の要素も絡みますが、そこまで難しいゲームじゃないですし、
あずまんが大王好きの人なら、手軽に楽しめるかと。

予約特典で、あずまんが仕様のドンジャラ牌が一つ貰えたそうですが、
私もソレ、欲しかったなぁ……。

『あずまんがドンジャラ大王』評価:☆☆☆
発売・バンダイ
ジャンル・テーブル
発売日・2002年4月18日
定価・4,800


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posted by 二条ジョウ at 23:35 | Comment(2) | TrackBack(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする
2014年06月20日

No.219 プレイステーション『虹色ドッジボール 乙女たちの青春』レビュー


くにおくんシリーズでお馴染みのテクノスジャパンが倒産後、アトラスから
ゲームボーイアドバンス用ソフト『爆熱ドッジボール ファイターズ』が発売されました。
開発にはくにおくんのドッジボールシリーズのスタッフが携わり、
正統なる血を受け継いだゲームとして、世に放たれたわけです。

そしてこの『虹色ドッジボール』はそれから一年後、
従来のシステムに萌え育成要素を加え、
プラットフォームをプレイステーションに移し発売されました。

不良がドッジに興じていた時代は幕を閉じ、
女の子を育ててキャッキャッウフフするスポ根物に変わったのでありました!!

――なめんなよ!(# ゚Д゚) byく○お

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ゲームのモードは、“ビーナスリーグ”と“スポット対戦”からなります。

監督となって、チームを優勝に導く事が目的のビーナスリーグモードでは、
4つのチームの中から1つのチームを選んで育てていきます。
1週間単位で、チームメンバー4人の練習内容を決め、
時に試合やイベントをこなしながら、
リーグ戦が始まるまでの半年間、女の子達を鍛えていきます。

球威を上げたり、球速を上げたり、チームの信頼度を上げたり……、と、
女の子達の伸ばすべき部分を考えながら、スケージュールを組んでいくわけです。
しかし、練習内容は、それなりに多いのですが、
実際ステータスの上がる部分が限られているので
練習内容の差に変化を感じる事は少なかったりします。
というより、ステータスがA〜Eの5段階で表示されている為か
練習した結果、どのようにパラメーターが変動したかというのがなかなか実感できません。

ただ、どの練習がどのステータスに影響を与えるかという事は
あらかじめ分かる様にはなっているので、それを見ながらやっていけば、
変に偏ることもないかと思います。
普通にやっていれば、
リーグ戦を迎える頃にはそれなりに成長しているのではないでしょうか。

なおこのゲームには、一応恋愛SLG的な側面もあるので
女の子達(最初に決めたマネージャーも含め)には好感度という概念も存在します。
半年の間にはイベントも何回か起こるので、
自分の気になった女の子の好感度を上げ、
それぞれの個別エンドを目指すのも一つの目標となるかもしれません。

……んな、イベントは良いから、早くドッジをやらせろ!!
って言う人が多いかもしれませんが!!!!

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最強チームへの道は長く険しい!練習あるのみ!

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気になる子の好感度をあげていこうぜ!

さて、肝心要のドッジによる試合。
育成パートで育てた女の子達を使ってドッジしていくわけですが
内容は殆どくにおドッジと変わりません。
くにおドッジで遊んでいた人なら、すんなりとゲームができてしまう程の内容です。

操作性はもちろん、必殺シュートの存在、出し方から、
コート内にいる敵全員の体力をゼロにするまでボールをぶち当てるとしたルール内容まで
キャラが女の子という以外は、まんまくにおドッジです。

勿論、何から何まで同じって言うわけでもありませんが、
基本はくにおドッジなので、昔懐かしい気持ちでプレイできる事は間違いないです。

新しい部分としては、パスによる連携で必殺技を放つなんていうのもありますね。
味方をジャンプさせタイミングが合う時にパスすれば強力な必殺技が放てますし、
これはフェイント攻撃にも応用が利くので、くにおドッジ以上に戦略の幅が広がりました。

気になった部分では、くにおドッジに比べ、
若干動きがモッサリしている様な感覚を受けました。
ただ、それがゲーム内容に影響を及ぼしているわけでもないので
特に問題はないかと思います。

まあ、パッと見は萌えゲーですが、
中身はくにおドッジを踏襲しているので、
従来のファンの人でも安心して遊べるかと思いますですよ!

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唸れ!圧縮シュート!!

なお、スポット対戦は、対CPU戦・対人戦が楽しめるモードですが、
育てたチームのデータでも戦えるので、友達同士でデータを持ち寄り遊べば
本編以上に熱いかもしれません。

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『虹色ドッジボール 乙女たちの青春』評価:☆☆☆☆
発売・アトラス
ジャンル・育成スポ根アクション
発売日・2002年12月12日
定価・6,800(通常版)/8,800(デラックスパック)


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posted by 二条ジョウ at 21:26 | Comment(6) | TrackBack(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする
2014年05月23日

No.216 プレイステーション『爆烈サッカー』レビュー


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サッカーゲームに定評があるかどうかは知りませんが、
過去には、人気漫画『キャプテン翼』をゲーム化し
独特のシステムで人気を博した実績があるテクモ。

そんなテクモが、2002年のワールドカップの興奮冷めやらぬ中、
他のサッカーゲームとは一線を画したゲームを世に放ちました。
それがこの、激サッカーエンターテイメントという名の超次元サッカー。

パッと見は、ウイイレシリーズやFIFAシリーズなどの
正統派サッカーゲームと見まごうばかり。

しかし、その実態は、
派手な必殺シュートや超常現象的なディフェンス技が入り乱れる、
キャプテン翼や少林サッカーばりのサッカーゲームであり
イナズマイレブンの走りになったと言っても過言ではない(?)ゲームなのであります!!

ボールが火を噴いてキーパーをぶっ潰すのはもはや当たり前。
ボールが地中を進み、選手が姿を消し、そして神風を呼ぶ超現象や、
エッフェル塔、自由の女神、万里の長城といった建造物を召喚して攻撃&防御するなど
約100種類にも及ぶ必殺技が入り乱れる、他では味わえないサッカーゲームなのです!

必殺技は、出場32チーム(+隠し3チーム)各国がそれぞれ2〜3個持っていますが、
どれもサッカーゲームとしてのバランスを崩壊させるぐらいに強力です。
派手で過剰な演出で魅せるそれは、もはやリアリティーとは皆無なのであります。

まあ、そもそも、

――リアルなんてクソくれーだ!

っていうコンセプトで作られたんだろうから、まったく問題はありませんが。

ちなみに、このゲーム、
映画『少林サッカー』タイアップしているので、
隠しチームに少林サッカーチームが普通に登場するわけです。
正しくは、香港チームが少林サッカーチームと化しているんですが、
もはやこの時点で、普通のサッカーゲームではないということが
分かっていただけるかと思います。

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日本のサムライブレードは特定選手しか使えないものの、
一度放てばゴールまで一直線!!敵を蹴散らすぜ!

このゲームにおいて、必殺技の存在は大きいです。
でも、好きな時に好きなだけ放てるわけでもなく、
必殺技を放つには、必殺技ゲージを溜める必要があります。
一度放つと溜めるには時間を要するので、
いつ使うかというタイミングが重要となってきます。
敵も必殺技を使ってくるので、
時にはディフェンス系の必殺技でブロックするなどした事も必要となってきますし
単純に必殺技の強さだけでは計れない読み合いも熱いゲーム性となっています。

それが友達を呼んでの対人戦なら、より白熱しますし、
正統派サッカーゲームでは味わえない駆け引きが楽しめるゲームと言えます。
常軌を逸した演出で魅せる必殺技の応酬だけでも笑えるし、
その必殺技が決まった時の爽快感は、ほんとヤバいですよ。
操作も簡単なので、
誰でも気軽に超次元サッカーを楽しめるのも魅力です。

なお、必殺技以外の部分は、結構シンプルなゲームとなっていますが、
その必殺技の存在が色々ぶっ飛んでいて熱いゲームなので
他の細かい欠点などは些細なことです。
また、100種類もの必殺技はありますが、中には使えねー必殺技だったり、
明らかに国によって持っている必殺技の種類に偏りがあるなど、
チームによって使い勝手の違いもあるのでバランスは少し悪いかもしれません。

まあ、そこはご愛嬌ってことで納得してもらえれば、
あとはこのゲームを普通に楽しめることかと思います。

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フィールドはまさにフリーダム!

『爆烈サッカー』評価:☆☆☆☆
発売・テクモ
ジャンル・サッカーエンターテインメント
発売日・2002年7月25日
定価・5,800


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posted by 二条ジョウ at 22:38 | Comment(4) | TrackBack(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする
2013年12月30日

No.206 プレイステーション『ミスタードリラー』レビュー


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主人公のホリ・ススムくんを操作して地面をひたすら掘っていく、
アケードから移植されたナムコの穴掘りアクションパズルゲーム。
プレイステーション、ドリームキャスト、
ゲームボーイカラーの家庭用3機種で同時発売されました。

3機種同時発売ということですが
私は、それから何ヶ月か経ったあとに発売された
ワンダースワンカラー版のミスタードリラーをやってた口です。

当時、人から借りて遊んでいたのですが
これがなかなかに中毒性が高く、授業中のいい暇つぶしになりました。
ミスタードリラーさまさまです!!

今回紹介するのはプレイステーション版ですが、やる事は基本同じです。

掘って、掘って、堀まくる!!

これに尽きます。
画面下に向かって掘り進んでゴールを目指すだけという、
超単純にして明快な内容なので、誰でも気軽に遊ぶ事が出来る訳です。

地面は様々な色をしたブロックで構成されており、
ススムくんが掘り進めていくと、足場をなくしたブロックも自然に落下していきます。
この落下したブロックに押しつぶされると、ススムくんは倒れてしまいます。
同色のブロックは、4つ以上くっつくと消滅するので
うまく先を読んでブロックをかわしたり、
消滅させたりしながら掘り進んでいく事が求められる訳です。

またこのゲームは、時間と共に酸素が消費されていくので
道中に落ちていている、エアカプセルを拾って酸素の補充をしていかなければなりません。

ただがむしゃらに掘っていくだけだと酸欠で死んじゃいますぞ!

なお、時間と共に酸素が消費されていくわけですが、
特定の固いブロックは、何度も当てないと掘れない(破壊できない)ばかりでなく
酸素を著しく消費してしまうので、四方をそのブロックに囲まれないように
あらかじめ先読みを心がけるようにしたいものです(希望)

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押しつぶされないように、囲まれないように気をつけながら、
下に向かってひたすら掘り進んでいくのだ!

ゲームのモードは、500メートル、
あるいは1000メートルを掘り進めていく『アーケードモード』と、
規定時間にショートコースを掘り進めて行く『タイムアタックモード』
また、ゴールがなく無限に掘り進められる、『とことんドリラーモード』があります。

ブロックを避けつつ、スピーディーに掘っていくというアクション的な部分と
連鎖的にブロックを落下させて消滅させるという
パズル的な要素がうまく融合したとても面白いゲームです。

掘らなければいけない距離が深ければ深いほど難易度は高くなっていきますが
うまく掘り進められた時の爽快感は何ともいえないので
何度も挑みたくなるぐらいには病み付きになってしまいました。

個人的には、高校の頃にやりまくった、
ワンダースワンカラー版の方が思い出深かかったりもしますが
どの機種でも面白さは損なわれていないので
手に取りやすい機種で気軽に始められるのもまた嬉しい所ですね。


てなわけで、今年最後の更新でした。
それではまた来年、お会いいたしましょう!
良いお年を!

『ミスタードリラー』評価:☆☆☆☆
発売・ナムコ
ジャンル・アクションパズル
発売日・2000年6月29日
定価・4,800


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posted by 二条ジョウ at 00:08 | Comment(4) | TrackBack(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする
2013年09月11日

No.202 プレイステーション『SIMPLE1500シリーズ Vol.2 THE 将棋』レビュー


THE麻雀に続き、今回もSIMPLE1500シリーズから。
THE麻雀と同日に発売した低価格が売りの
SIMPLE1500シリーズ初期ラインナップの一つ、THE将棋でございます。

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THE麻雀同様、こちらもシンプルなゲームです。
余計な演出やモードなどは一切無く、
ただ将棋をやるだけに特化したゲームとなっています。

しかし、コンピューター将棋協会会長の小谷善行博士が監修を務めたゲームであり
1500円という低価格でシンプルなゲームながら、中身は本格仕様のゲームとなっています。

コンピュータの強さも三段階から選べる事ができるので
初心者から上級者まで幅広いユーザーが楽しむ事ができます。

……と、殆ど公式の受け売りですが
実際、将棋が好きなら普通に楽しむ事ができるゲームですね。
ゲームをやっていてテンポも良く、
コンピュータの思考の速さは、THE麻雀同様、なかなかのモノだと思います。
その辺の高い将棋ゲームを買うなら、これをやった方がいいぐらいではないでしょうか。

ただ、我が父にこれをやらした所、難易度・上級でも少々物足りなかったとの事。
なので、コンピュータのレベルは最大でも
そこまで手強いというわけでは無いのかも知れません。
また上級で接戦になってくると(上級に限らずかもしれませんが)、
コンピュータの思考時間もそれなりのものになり
お世辞にもテンポが良いとは言えなくなってくる場面もあるようです。

私は将棋が全然強くない人なので、そういった接戦にすらならず
もっぱら初級辺りで、サクサクと遊んでましたけどねw
ちなみに、そんな私でも初級はクリアできるので
やはり難易度的にはそこまで手強いといった感じではないのかもしれません。

あと、“待った”で二手分戻す事もできるので
初心者が、打つのにちょっとしくじっても安心ですぞ!

対局は一局ごとですが
この値段で将棋が楽しめるのなら
コストパフォーマンスには優れていますね(当時としては)。

何気に2P対戦もできるので、
あの当時、これとプレステを買ったおじいちゃんの中には
孫と一緒に遊んだなんていう方もそれなりにいたのではないでしょうか?

将棋は老若男女関係なく遊べますから!

なお、こちらもTHE麻雀同様、
パワーアップを果たしたVol.40のTHE将棋2が出ていたりします。

『SIMPLE1500シリーズ Vol.2 THE 将棋』評価:☆☆☆
発売・カルチュア・パブリッシャーズ
ジャンル・テーブル
発売日・1998年10月22日
定価・1,500


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posted by 二条ジョウ at 22:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする