1500円という低価格で発売されたSIMPLEシリーズの記念すべき第一弾。
全ての歴史はここから始ったのであります。

シンプルとうたっているだけに
余計な演出やら何やらは全く無いゲームです。
しかし、麻雀ゲームとしてダメというわけではありません。
昔から麻雀ゲームを提供し続けてきた老舗メーカーである
シャノアール製の思考ルーチンを採用しているだけに
むしろゲームとしてはちゃんと作られている作品と言えます。
安価な値段な上、しかも定評のあるシャノアールが味方に付いたとなれば
これが売れないわけがありません。
実際、最終的に100万本以上のヒットを飛ばした作品となったわけです。
また、このゲームを初めとした初期ラインナップ(囲碁とか将棋)の発売は
日頃、ゲームをやらないような層を取り込む事にも成功しており
プレイステーションの売り上げに一役買ったともいえるのではないでしょうか。
そういえば、うちの叔父も
麻雀だか将棋だかとセットでプレステ本体を買っていましたね。


このゲームは、四人打ち麻雀となっております。
初級、中級、上級と、コンピュータのレベルも三段階から選ぶ事ができ
また、自分のやりやすいルールで遊ぶ事ができます。
ルールの設定は10項目からなり、裏ドラを有りにするとか
一発を無しにするとか、色々いじれますぞ。
そしてルールを色々いじったら、あとはガムシャラに遊ぶだけです。
至ってシンプル!
あっ、申し訳程度に、背景とか牌の色を変えたりBGMの変更とかはできますな。
そんな感じのゲーム内容です。
先ほども言いましたが、思考ルーチンはシャノアール製のモノを採用しているので
とても快適となっており、また本格的な麻雀が楽しめます。
麻雀にうるさい人が遊んでも充分納得が出来るゲームと言えます。
なお元々SIMPLEシリーズは、ディースリー・パブリッシャーの前身だった
カルチュア・パブリッシャーズにサクセスが持ち込んだ企画だったようで
D3が独立する前の初期の作品には、サクセスのロゴが付いています。
まあ、ゲームの中身的には変わっていないので
あんま気にしなくてもいいかもしれませんね。
パッケージのイラストが初期とは後期で違うモノもあるので
中古で探すときは、好きな方を買うと良いと思いますよ。
ちなみに、もしSIMPLE1500シリーズの麻雀を買うなら
格段にパワーアップを果たしたVol.39の麻雀2の方が良い事を
コッソリと教えておきましょう。
みんなには内緒ですぞ!
『SIMPLE1500シリーズ Vol.1 THE 麻雀』評価:☆☆☆
発売・カルチュア・パブリッシャーズ
ジャンル・テーブル
発売日・1998年10月22日
定価・1,500



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