2010年10月30日

No.142 プレイステーション『SIMPLE1500シリーズ Vol.33 THE 卓球』レビュー


お金が無かった高校時代に
安く手軽に買う事のできるシンプルシリーズという存在は
非常に大きなものでした。

しかし、安いからこそ買えてしまうこの存在は
財布の紐が緩くなる為、言い換えれば、一番危険な存在でもあったのです。

ゲーム一本買うのに、凄い悩んでいたあの頃にとって
1500円と言う値段は出せなくも無い値段です。

面白いと分かってはいるけれど、大作クラスなゲームを買えば
一ヶ月近く他に何も買えないし遊びにだっていけない……。
でも、シンプルシリーズならゲームを買っても
カラオケやゲーセンなどで遊ぶ事だってできたのです。

その為、安いシンプルシリーズに目が行くのも無理は無い話。
学校帰りにゲームショップに寄っては
毎回、悩んだ挙句に買うのが結局シンプルシリーズでした。

でも、この安さは言うなればフェイク。
多い月でシンプルシリーズのゲームを3本ぐらい買った事もありましたが
合計金額にすれば、結局大作一本が買えてしまうぐらいの出費なんですよ!

でもシンプルシリーズは安いから
何かお得感があって、なかなかそこから抜け出せない。。。
例え、クソゲばっか掴まされても
高い大作ゲームを買って失敗したんじゃないから
また次に期待しちゃうと言う悪循環。
すべて、メーカーの思う壺だったのです。

勿論、中には面白いゲームも何本かありました。
そして、そう言うゲームに巡り合ってしまうと
シンプルシリーズだって、捨てたもんじゃないなと思ってしまう訳なのです。

しかし、幾ら安くて手ごろなシンプルシリーズと言えども
バイトしていなかった一高校生にとっては、1500円だって大金です。
クソゲばかり掴まされたら本当にムカツクしイライラします。
大人になって色々なゲームを集めるようになった今だからこそ、

「ちょwwwこれクソゲwwwww」

……で済む事ができるかもしれないですけど
あの当時、クソゲを掴まされた時のメーカーに対する憎しみは相当なものでしたw

前置きが長くなりましたね。
要するに、私にとってシンプルシリーズ(1500円の方)とは
青春の日々を共に過ごした相棒であると共に、負の遺産でもあったのです。

今回紹介するSIMPLE1500シリーズ『THE 卓球』
そんな負の遺産の代表格と呼べる存在。
当時の私の言葉を借りて言うのであれば
ウ○コの中のウ○コキングダムです。

……つまり、やる価値すらないクソの塊りと言う事。


今日のレビューは若かりし頃特有の
純粋まっすぐな気持ちがレビューに現れております。
純粋まっすぐな気持ちゆえに、遠慮なしに何やかんやと言っちゃう場合がありますが
過去のリアルな感情を表現する為に、あくまで現在の私が代弁したに過ぎません。
皆様におかれましては、安心して微笑ましくご覧いただければコレ幸いにございます。


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タイトル画面を評価するってのもアレだけど
この最初の雰囲気は結構好き。
コレだけ見てると、なんだか本当に面白いゲームな気がしてくるから不思議です。
でも、テキトー感まるだしのウ○コBGMのせいで
面白そうと言う感覚はものの数秒で薄れることになるんだけどね!

さて、スタートボタンを押してゲームを始めようとすると
いきなりメモリーカードのチェックが始まります。
起動時にチェックするゲームが多い中にあって、これはなかなかのレア物。
ワクワクドキドキしながらスタートボタンを押した子供達がかわいそうです。
何とも空気が読めない仕様ではありませんか。

まあ、このゲームを手に入れてしまった時点で
既にかわいそうな訳なんですけどね!


さて、今度こそ本当にゲームの始まりです。
STORY、FREE、VS、OPTION、4つのモードがありますが
ここはまず始めにSTORYをプレイしましょう。
FREEやらVSを先にプレイしてもいいんですが
デフォルトで使えるキャラクターがポン太ピン子しかいません。
なので、まずはSTORYモードで遊んでから他のモードを遊ぶのが吉。
それにどの道、STORYであろうとFREEであろうとVSであろうと
やる事は一緒ですから、FREEモードに固執する必要はありませんし
VSモードなんて友達が一緒にプレイしてくれるわけはないので
STORYモードでいいんです。

ちなみに余談ですが、間違ってもここで×ボタンを押さないようにしましょう。
押すとタイトル画面に戻るので
またメモリーカードのチェックで時間を取られますぞ!

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さてSTORYモードではポン太とピン子のどちらかを選んでお話を進めていきます。
基本、キャラによる性能差はないのでお好みでどうぞ。
まあ、男ならポン太、女ならピン子かな?

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ちなみに、ジャケ背面に紹介されているラブちゃんが使えないので
サギにあった感じがしますが、ゲームを進めていけば
いずれFREEモードで使えるようになります。
個性豊かなキャラクターが10人も登場するらしいので。
……つか、STORYモードでも使える様になるのかもしれませんが
如何せん、ゲームがクソつまらないので
そこまで進める前に飽きてしまうのであります。
気になる方は自分で確認してみてくださいね☆

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つーか、そもそも何でクソつまらないのか?
……って事ですが、そりゃあ、卓球してる感が無いからに決まっています。
極端な話、ボールが来たらボタンを押すだけ。
これだけです。
一応、スマッシュゲージが溜まれば、スマッシュを放つ事ができますが
打ち分けはする必要がないに等しく、移動や強弱のコントロールとかも一切できません。
しかも、全体的にスピード感が無いから
卓球ゲームをしているのかさえ怪しくなってきます。
て言うか、キャラの動きがそもそもクルッパーです。

昔、ファミコンで『スマッシュピンポン』と言うゲームがありましたが
これとは比較にならないぐらいに良作なゲームでした。
あれも非常にシンプルなゲームだったけど
ショットの打ち分けも意味があったし、スピード感はあったし
何よりも、卓球(ピンポン)をやっている感がありました。

ゲームの面白さは、ハードの性能に比例しないと言う事が良く分かる一例と言えます。

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ポン太かピン子を選び、ストーリーを進めて行くと
様々なステージ、様々なキャラたちと戦う事になります。
しかし、基本は同じ事の繰り返しです。
背景とキャラ絵が変わっただけ。
お話自体も全く面白くありません。
キャラクターのコミカルさが
逆に哀愁を感じさせ、キャラに同情を覚えてしまうほどなのです。

今年、アーカイブス版で
この『THE 卓球』が配信されたので
物は試しにプレイしてみるのも良いかもしれません。
300円ですので、当時ほどダメージは少ないかと。。。
と言うより、クソゲーと言う前知識があれば
きっと楽しくプレイできると思いますよ。

……たぶん。

『SIMPLE1500シリーズ Vol.33 THE 卓球』評価:☆
発売・ディースリー・パブリッシャー
ジャンル・スポーツ
発売日・2000年8月3日
定価・1,500


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posted by 二条ジョウ at 00:52 | Comment(9) | TrackBack(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする
2010年08月06日

No.136 プレイステーション『グルメアクションゲーム 満福!!鍋家族』レビュー


鍋と言えば冬。

完全に季節感を無視していますがそれもゲームならでは。
このクソ暑い時期に鍋を食べたくなる人は
猛者を除いてそうはいないと思います。

でも、

俺だって夏に鍋食いたいんだよ!

と、胸の奥に秘めている人も実は多いのかもしれません。

あとは一歩踏み出す勇気と
鍋=冬のものと言うレッテルを剥がしてさえしまえば
きっと鍋の魅力に四季関係なく虜になってしまうことでしょう。

でも、

ムリだよ!
俺、ノーマルな人間だし!


と、まだまだ踏み出せない人もいるかと思います。
そこで今日は、夏に鍋を食べる事ができない人たちでも
季節関係なく鍋とたわむれる事ができるゲームを紹介したいと思います。

これで、鍋が無い夏ともオサラバですぜ!

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メディアエンターテイメントが送るグルメアクションシリーズの第二弾。
今作は、冬にプレイすればヨダレだらだら、夏にプレイしても汗がだらだらでる
そんなお鍋を題材とした鍋ゲーです。

鍋家族モード、二人対戦モード、とことん家族モードなどの3つのモードがありますが
ゲームは、どれも対戦形式の鍋バトルとなっています。
どのモードでも、
具が煮えたら食う!
と言う単純明快なこれが基本ルールとなっておりますので
このクソ暑い時期に思考を働かせる必要もなくすぐに遊べる事ができます。
鍋ゲーをやっている時点で胸焼けしそうだってのに
ルールや操作が複雑だったら嫌になっちまいますから、これは嬉しい限りですね。

先に満福ゲージをいっぱいにしたほうが勝ちとなるので
とにかく具を多く食べて得点を稼ぐ事が勝利に繋がっていきます。
具は、高価な物ほど得点が高いのは言うまでもありませんね。
ただ、煮えていない具を食べると、しばらくの間動けなくなるので
生か煮えている具なのかを瞬時に判断しながら、相手より早く食べていく事が大事です。
一応【×】ボタンで煮えてるか煮えてないかを確かめる事もできますが
いちいち確かめながらプレイするよりも
具の変化を目で見て分かるように慣れさせた方が良い事は言うまでもありません。
特に強敵と戦う際は、そうしないとホント手厳しいです。

また、同じ具を3つ連続で食べる「トリプル役」
指定された具の組み合わせを食べる「スペシャル役」で高得点を狙う事も大事なこと。
これらの役は、連続でできればできた分だけ得点が増えていくので
強敵と戦う際は、こちらも合わせて覚えておきたいところです。
また、具の下にはアイテムがある場合もあるので
戦いを有利に進める為にはこれらもうまく活用していきます。

とまぁ、これだけの事を頭の片隅にでも置いておけば
誰でも楽しく鍋ゲーが楽しめるって寸法です。
ゲームではない鍋だと1人はちょっと寂しいですけど、ゲームなら話は別です。
1人で黙々とプレイしても全く問題はありません。
それに、ストーリー形式で進行していく鍋家族モードがあるので
物語を楽しみながら、ゲーム内のキャラ達と鍋を楽しむ事だってできますしね!

で、その鍋家族モードでは
彼女の実家に遊びに来た主人公が
ひょんな事から鍋道を極めていくと言うストーリーになっています。
ひょんな事過ぎてこちらは付いていけないわけですが
まぁ、題材が題材なだけにそれは仕方が無い事だと思います。
この手のゲームにストーリーを求めちゃいけません。
とりあえず無駄にフルボイスなのは凄いですけど。

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ちなみに鍋の種類も豊富だし、イチイチうまそうに見えるので
本当に鍋が無い夏ともオサラバしたい人にはおススメです。
ただ、基本は鍋バトルですから
本当の意味で鍋を楽しむものとは違います。
相手を邪魔して箸で小突いたりなんて、実際にはやりませんからね。

でも、ゲームとして遊ぶなら暇つぶしぐらいにはなります。
特に今なら携帯アプリでも遊べるので
鍋好き問わず興味のある方は触れてみてはどうでしょうか?
登録料無しの105円(税込)でずっと遊べますよ。

『グルメアクションゲーム 満福!!鍋家族』評価:☆☆☆
発売・メディアエンターテイメント
ジャンル・グルメアクション
発売日・2002年1月31日
定価・3,800

posted by 二条ジョウ at 01:09 | Comment(3) | TrackBack(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする
2009年10月20日

No.119 プレイステーション『ファイナルファンタジータクティクス』レビュー

まず初めに謝ります、ゴメンなさい。

私はこのゲームダメでした。。。

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ファイナルファンタジータクティクス。
FFシリーズ初のシミュレーションRPGとして登場したこのゲームは
2007年にPSPにも『ファイナルファンタジー〜獅子戦争〜』と言う名で発売されました。
シミュレーションゲーム初心者な人にもとっつきやすく
育成要素や、重厚なシナリオ等もあい間って
今も根強よい人気を誇る良作ゲームとして位置づけられています。

客観的に見て、ゲーム自体は面白い部類であると思います。
まるでIFの歴史を体験しているかの様な重厚なシナリオが見せる世界観。
そして、物語を盛り上げる登場人物達の数々の名台詞。
好きな人にはたまらないと思います。

そして、何と言ってもこの世界観。
スケールがでかいのです。

ゲームの舞台である『イヴァリース』で起こった歴史の中の
『獅子戦争』と言う戦乱を追体験していきます。
ゲーム開始時には、既に獅子戦争がどのような行く末を辿るのかが
プレイヤー自身に示されているのですが
そこに隠された真実と、歴史に名を残せなかった1人の人物にスポットを当て
プレイヤーは文献を紐解きながら展開していくのです。

つまりプレイヤーは
既に世間一般で常識となっている歴史と
この文献を基にした歴史のどちらが真実であるのか
と言う
まるで歴史の探求者的な位置付けで物語を楽しむ事ができるのです。


ちなみに、客観的に見てと言ったのは
私自身、このゲームのシナリオが全く受け付けなかった為です。
これはシナリオ自体が駄作だったからと言うよりも
どうにも社会派ストーリーを重視しているようなゲームは苦手なんですよね。
ラブコメ要素とかは全く平気なんですけど
民族、国家、戦争、人種、階級、宗教、などを扱ったものは特に。
何だか、個人の価値観を押し付けられているような感じがして……。

プレイヤー自身が考えながら
一登場人物として物語に介入する形であったら言う事無かったんですけど
重厚なシナリオであればある程、人間ドラマとかも多分に含まれてきて……。
いや、それが悪いわけじゃないんですけど
主人公=プレイヤーでいたい私にとってはこれが耐えがたいほどなんです。
ただ、そうなると、ほとんどのRPGやSRPGに言えるのではないか、と言われそうですが
そう言うわけでも無いんです。
う〜ん、うまく言えませんが、これはもう理屈じゃなくて心の問題なんです。
ごめんなさい。
ああ、でも、この世界観は好きですけどね。


私は、PS版とPSP版の両方を持っていましたがPSP版は売ってしまいました。
二度購入した経緯はゲーム自体が別に嫌いな作品ではなかったからです。
そもそも、シミュレーションゲームは大好きなジャンルですし
また、Xが好きだった事もあり、キャラのカスタマイズにしても
それを継承、発展させたシステムは素直に好感触でした。

私は個人的に、シミュレーションにシナリオはあまり求めていません。
元々、シミュレーション系は、大戦略提督の決断のように
基本となる世界設定はあるけれど
後は、個人が自由に戦術・戦略を駆使して進めていくというのが好きなんですよね。
だからタクティクスでも、シナリオを我慢すればゲーム自体は面白いものであると
そう自分に言い聞かせていたし、実際、楽しんでいました。

でも、このゲーム、システム的には申し分が無いのですが
バランスが悪い事この上ありません。
難易度が高いのではないです。
ただ、バランスが悪いのです。

例えば、第3章のリオファネス城での戦い。
これ、3連戦を行う事になるのですが
その前までストーリーイベントで上げたレベル程度で
2連戦目まではこれたのにも拘らず、3連戦目で、まさかの一騎打ち&強敵出現!
しかも、一騎打ち後に待ち受けるボスとの戦い……。

まぁ、これだけなら、難易度が高いと言う事で攻略のしがいがあるわけですが
この3連戦を行う過程で、セーブを行う場面に出くわすわけです。
まぁ、3連戦を行っているわけですから
万が一の戦術ミスで一からやり直す事にならないように
セーブをするのは普通に考える事ですよね。
で、セーブをして、3戦目の戦いに挑むと
レベル上げをしていなかった場合、ここで積むことになります。
もう一度レベル上げをしたくても、セーブをしてしまった以上は
やり直す箇所は3戦目突入前……。

殆どのSRPGに言える事ですが、レベルの概念がある以上
そこにいくら戦術を用いたとしても
レベルの差があり過ぎるともうどうにもなりません。
だから、そう言った場合は救済措置とかがあるわけですが
このゲームの場合は、逆にそれまでの苦労を水の泡にしてくれる仕様となっているわけです。
3戦目突入前に低いレベルで到達してしまい
尚且つセーブをした場合には積んでしまうわけです。
で、最初からやり直すと……。
これは、難易度が高いと言うよりも、あきらかにイジワル仕様です。

例えば、メガドライブのワールドアドバンスド大戦略
クソな難易度ではありますが
それでも、戦術を駆使して勝利にみちびく事は可能なのです。
確かに、何度も何度もやり直しながらの勝利ですが
しかし、効果的な戦術を見つけて攻略していくその過程こそが
シミュレーションの醍醐味なので、難易度は高いのですがやりがいがあります。

でも、レベルの差はレベルを上げるしかありません。
勿論、レベルの概念がある以上、それは仕方のないことなのですが
意図的に積ませるような仕様は難しいんじゃなくて、バランスが悪いだけです。

で、私はこれに超憤慨して、PS版を途中で諦めました。

時は変わって、PSP版に移植されると言う事を聞いて
私、前例があるのにも拘らず買ってしまいました。
改善されているだろうと言う希望的観測に基づいて……。

PSP版では新たにムービー新ジョブとかも追加されていましたが
残念ながら、積んだところは合いも変わらずでした。
しかし、前知識があったので
そこはレベルを上げていたのは言うまでもありませんがね。

まぁ、このレベル上げにしても
イベントキャラじゃないザコキャラ達が、主人公達に並行して強くなっていくので
ストーリーでの戦闘が全然面白くも何ともない仕様になってしまうんですがね。
で、それを危惧した私はレベル上げをやめます。
すると、その先に待ち受けていたのは
またしても同じような仕様で積める箇所の存在。。。

個人的にシナリオがダメだっただけに
ここら辺をもう少し改善してくれれば見方も変わったかもしれませんね。
残念です。

ただ、その後、PS版とPSP版を比較してプレイしましたが
シナリオ云々を抜きにすれば何気にバランス的にはPS版の方が良いです。
PSP版は処理落ちもバグも酷すぎます。

まぁ、今やるなら断然アーカイブス版でしょうね。

『ファイナルファンタジータクティクス』評価:☆☆
発売・スクウェア
ジャンル・シミュレーションRPG
発売日・1997年6月20日
定価・6,800

posted by 二条ジョウ at 19:38 | Comment(7) | TrackBack(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする
2008年06月06日

No.104 プレイステーション『Dance Dance Revolution』レビュー


ダンスダンスレボリューション、通称DDR。
いわゆるダンスゲームですな。
今じゃ全くこの手のジャンルには手をつけませんが、
昔はよくプレイしたものです。
……と言うよりやらざるを得なかったと言った方がいいかもしれません。
で、私の人生においてそのやらざるを得なかった時が2回ほどありました。
1つは高校時代、元彼女(以後Y様)に強制的に。
そしてもう1つは専門学校時代にやっていたダンスの練習で。
まぁ後半のは殆ど自分の意思だったからまだいいとして、問題なのは前半です。
アイツは鬼かとね。
ちなみに当時のコギャルって凄かったじゃないですか。
ガングロとか、ガングロとか、ガングロとか。
ヤマンバでしたっけ?
まぁ、さすがにそこまであからさまではないのですが、
そう言う方なのでそれはもう私に拒否権なんてない訳ですよ。
ちなみに日頃私が萌え萌え言ってるからって、間違っても、

「はにゃ〜ん」

とか、

「うぐぅ」

みたいな事を言う人ではありませんから。
どう考えてもそんなキャラじゃないし!!
……まぁ、現実問題として言ったら言ったで私全力で逃げますがね。

……話を戻します。
と言うより、レビューが後回しになっちゃうけど、私の話に付き合ってください(切実)
ある時そのY様の気まぐれでゲーセンに行ったのですが、唐突に言いやがる訳ですよ。
お前アレやれよとね。
アレって言うのは勿論DDRなのですが、
そこのゲーセンは妙にうまい人たちが揃っていたんですよね。
いわゆるパフォーマーって奴?
で、あろう事か私にその中に入ってヤレよですよ?
できる訳ネーじゃんみたいなね。
いくら私が日頃からゲームやろうぜ?
みたいな事を言っていたとしても、
だからと言って体感ゲームであるDDRを
この私にやらせようとするのは正気の沙汰ではないと。
しかもギャラリーもハンパないしさ。
だから私言ってやった訳ですよ。
ガツンとね!

で、ガツンと言った成果もあって、
また今度の時にしてもらいましたよ。
ええ、当然ですよね。
でも、先延ばしにしただけであんま意味ねーんだけどな!

で、それからはもう大変。
わざわざDDR買ってきて家で練習ですよ。
あの場は何とかやらずに済んだのですが、
Y様の性格上絶対忘れる訳がないのです。
それに、私がちょっとシャシャリですぎたせいで、
なんだかお友達も連れて来るみたいなことを言っていましたし。
これは私的に超絶ピンチですよ?
DDRをそのお友達の前で披露する事もそうなのですが、
Y様のお友達を交えて遊びに出かけるということ事態も……。
例えるならば、味方と逸れた日本兵が、
いつのまにやら米軍の仮設キャンプのド真ん中にたどり着いちゃったよ!
みたいな心境です。
だから、もう死に物狂いでいつ来るか分からない非常時に備えて大特訓した訳です。
雨の日も、風の日も、中間試験の時も……。

で、結局どうなったのかと言うと……、まぁそれ以上は言えません。
それは神のみぞ知ると言う事で。
ここまで引っ張っておいて結局言わネーのかよ!と。
ええ、言いませんよ
まぁ、大体想像できるじゃないですか。
この流れからだと。
それに、これ以上言ってしまうと私超ヘコミモードに移行しちゃって、
ゲームのレビューどころじゃなくなりますからね。

てな訳で、ゲームのレビューです!
私の暗黒青春期の話なんてどうでもいいのです。
(だったら初めからするなよって話ですが)

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このゲームで例え高得点を叩き出しても、
それがダンスの上達に結びつくとは限りません。
トータルで100時間以上やった私が言うのですからまず間違いありません。
確かにDDRはうまくなりました。
でも、だからと言ってこれで路上パフォーマンスみたいな事ができる訳がねーのです。
それを偉い人は理解してくれないのです。
ああ、また過去の記憶が……。

失礼。
話を戻します。
このゲームはビートマニアシリーズの第3弾として登場した体感ゲームであり、
ファミコン時代のファミリートレーナーのようにマットを使って、
画面に出て来る指示と音楽に合わせて足を動かしてダンスしようぜ!
て言うゲームです。
画面の指示どうりにステップを踏むだけでも良いのですが、
これに自分流のアレンジを付け加えて踊る事で、見た目にもカッコいい感じになるし、
何よりもやっていてよりいっそう楽しいと感じる筈です。
例えば、回転技をやってみたり、後ろ向きでやってみたり、
足だけではなくこれに手を付け加えてみたりとか。
自分でステップを考えるのも楽しみの1つだと思います。
色々と工夫の余地はある訳です。
ちなみに何かえらそーに言ってますが、
私は全くこういう事できませんからw

勿論、ダンス目的の為だけに使用する必要はありません。
大体、パフォーマンス目的の為にやる人なんて限られていると思いますし、
多くの場合は、やっぱ面白そうだから!!
と言う理由で手にとってみるのであろうかと思います。
ちょっとした運動不足の解消や、友達同士で遊ぶ為
それにネタとしてプレイするのもいいかも知れません。
初心者から上級者まで楽しめる仕様となっており、
超絶的に健康状態が不安定でなければ誰でもO.Kな訳なのです。

ちなみにコントローラーでもプレイできますが、
それだと面白みが8割ぐらい無くなるので、
マットとあわせての購入を強く推奨いたします。
今更だけどね!

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『Dance Dance Revolution』評価:☆☆☆☆
発売・コナミ
ジャンル・音楽
発売日・1999年4月10日
定価・5,800(ソフトのみ)

posted by 二条ジョウ at 01:07 | Comment(8) | TrackBack(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする
2008年04月22日

No.100 プレイステーション『シスター・プリンセス』レビュー

今回はヤヴァいですよあーた。
……何がヤヴァいって?
それはもうこの世のカオスを垣間見てしまったぐらいにだよ。
今回はね、そうね〜ハッキリ言ってしまうと、所謂萌えというヤツを語ろうかと思うんだ。
なんだかいつもの硬派な二条さんらしくないけどさ、俺もそろそろ転換期だと思うわけよ。
レビューもNo.100を迎えたわけだし。
だから、その記念という訳じゃないけど、
今日はいつもと方向が違うゲームを紹介しようと思った訳。
ちなみに、いつもの俺のイメージがぶっ壊れると思うんで、
ファンの人は見ないほうがいいかもよ。

んじゃ、早速おっぱじめっか!

※注 今回は100回記念の為、私のキャラが変わっていますが、
    全てネタ(?)ですのでご安心してお読みください。


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このゲーム簡単に説明するとアレである。
12人の妹と仲良くなっていき最後はその内の1人とハッピーな展開を迎えるってゲーム。
もうね、常人には理解し難い世界だとは思う。
大体、妹と八ッピーな展開って全然予想がつかないよね。
幼馴染でも、同級生でも、部活の先輩でもなく妹だし。
でも、それが(・∀・)イイ!!
のだよ。
このいつもそばにいる存在、そしていつも慕ってくれる妹との
甘く切ないアバンチュールな恋い模様が!
勿論この12人の妹たちはみんなお兄ちゃんが大好き☆
糞生意気なことを言う奴は誰一人いやしない。
まぁそれはそもそも当たり前です。
何せ元々、「電撃G'sマガジン」読者参加型誌上企画から始まった事もあり、
そう言う皆さんが望むような設定がされている訳ですからね!
そりゃぁもう理想郷ですよあーた。
まぁ、口で言ってもどんなキャラがいるのか想像できないと思うから、
特別に紹介しちゃうよ!

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可憐
お兄ちゃんの事が大好きな妹。
ちょっぴり甘えん坊で、一番スタンダード。

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花穂
お兄ちゃまの事が大好きな妹。
チアリーディングをやっているドジッコ。

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あにぃの事が大好きな妹。
スポーツが好きな元気っこ。

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咲耶
お兄様の事が大好きな妹。
1人の女性として見てもらいたいと思っているオシャレな子。

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雛子
おにいたまの事が大好きな妹。
寂しがりやなちびっ子。

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鞠絵
兄上様が大好きな妹。
病弱で療養生活をしている眼鏡っこ。

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白雪
にい様が大好きな妹。
料理好きで努力家な子。

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鈴凛
アニキが大好きな妹。
発明好きな電脳娘。

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千影
兄くんが大好きな妹。
オカルトや魔術の研究が大好きなミステリアスな子。

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春歌
兄君さまが大好きな妹。
文武両道な大和撫子。

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四葉
兄チャマが大好きな妹。
「チェキ」が口癖な自称・名探偵の兄マニア。

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亞里亞
兄やが大好きな妹。
臆病でなきむしな子。

……つ、つかれた。
12人も連続で書くとさすがに脳がいかれ……、いえ、癒されマスね!
べ、別に思わず素が出ちゃったなんて事はないんだから勘違いしないでよね!

で、癒されたところで申し訳ないんだけど、ちょっと忠告するよ。
この中で誰が一番可愛いかなんて考えてしまった愚かな貴方!
オンリーワンなんて決めるのはナンセンスですよ!!
なんたって貴方はお兄ちゃんなんだからもっと広く心を持とうよ。
ほら、妹たちの声が聞こえるだろう……。

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「おにぃ〜ちゃ〜ん!」

(;´Д`)ハァハァ

テラヤヴァス。
萌え死ぬ。

……まぁそんな訳だ。
こんなにも可愛い妹たちが出てくるゲームなのだよ。
こ〜んな展開やら。

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こ〜んな展開も!

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全てはこのゲームを手にすればいつでも見る事ができるのだ。
うんうん。
誰が一番なんてそんな事できないだろう?

で、肝心のゲーム内容!
このゲームは最初っから全ての妹たちに好かれまくっているので、
パラメーターを上げてどこぞのゲームよろしく女の子達の気を引く必要などはまるでない。
プレイヤーがするべき事はただ一つ。
誰と一緒に登下校するか、放課後や休日の自由に過ごせる時間で誰に会うか……。
つまり、意中の妹と常に行動をともにすればO.Kなだけである。
意中の妹ばかりにかまっていると他の妹らが嫉妬するのではないか……。
と思うかもしれんが、兄と妹達は別々に暮らしているのでそこはモウマンタイ!
どういう訳かは知らないけど、至れり尽くせりな仕様な上主人公が嫌われることは無い!

そして、このゲーム最大の特徴であるメールを使ってのコミュニケーション
夜になると妹達からメールが届くので、
それを閲覧して受け答えすると言うものである。
勿論、攻略する気が無い妹のは無視してもかまわない。
ただ、意中の妹に対しては真摯に受け答えをしよう。
ほとんどの内容がコミュニケーションを無視した超独り言のような内容であるが、
それでも兄としてはきちんと返事をせねばならないのである。
これによってその後のストーリー展開にも影響がでるしな!

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―でも、幾ら頑張っても結局は妹とただ仲良くなるだけのエンディングなんだろう?

おっ、誰かの心の声が聞こえてきましたよ!
貴方も興味を持ち始めたようですね。
フフフ、ご安心くだされ。
このゲームにはちゃ〜んと非血縁エンドがございます。
ようするに、

「実は私、義理の妹だったの!」

っていう展開があるのですよ。
ここまでご都合主義がくるともう何でもアリって感じ!
全国1000万人のお兄ちゃん方もこれで一安心って訳ですな!



さて、そんな訳でこれで貴方も萌えと言う物が少しは分かったことだと思う。
今回は都合により萌えの中でも比較的代表的な妹物を出した訳だが、
勿論、他にも奥が深いものは(深すぎて困るぐらいに)いっぱいある。
最近一部で注目を集めているダルデレも一つの萌えであり、
他にも無口・無表情に萌えるとか、女装少年に萌えるとか様々なのさ。

……まぁ、奥が深いんだよ!

『シスター・プリンセス』評価:☆☆☆
発売・メディアワークス
ジャンル・恋愛アドベンチャー
発売日・2001年3月8日
定価・6,800

posted by 二条ジョウ at 03:22 | Comment(8) | TrackBack(0) | プレイステーション レビュー | 更新情報をチェックする